申請フォームリンク機能を利用した申請フォームの呼び出し

申請フォームリンク機能を利用した申請フォームの呼び出し方法は以下の通りです。

ヒント

事前に 申請フォームリンク設定 を行う必要があります。

連携するシステムで、登録した申請フォームリンクを呼び出すためのリンク、またはフォームを作成します。
必要なURL、パラメーターは以下の通りです。

エンドポイントURL

http://[ワークフローシステムサーバーのホスト名/IPアドレス]:[ポート番号]/XFV20/jsp/form/show_apply_form.jsp

パラメーター

パラメータ名 説明
linkkey * 必須 申請フォームリンク設定 で登録した申請フォームリンクの[識別子]を指定します。
loginid

申請するユーザーのログインIDを指定します。[ログイン認証 - 認証方式]が「標準」「オープン統合認証 ver.2」「LDAP認証」の場合は必須です。

imgwarn 注意

申請フォームリンクを利用した申請では、申請時に所属を指定できません。
兼務するユーザーの申請については 兼務する申請者の所属について を参照ください。

pwd ログインユーザのパスワードを指定します。[ログイン認証 - 認証方式]が「標準」「オープン統合認証 ver.2」「LDAP認証」の場合は必須です。
ldapsvr [ログイン認証 - 認証方式]が「LDAP認証」の場合に、認証方式で設定したLDAPサーバー名を指定します。認証方式が「LDAP認証」の場合は必須です。
input[オブジェクト名]

入力フォーム上に表示するデータを指定します。外部システムで入力したデータを入力フォーム上に引き継いで表示したい場合に利用します。
以下のルールで指定します。

input + [Formエディターで設定したオブジェクト名]

例えばオブジェクト名が「ITEXT000」であれば、パラメーター名は「inputITEXT000」となります。

imgwarn 注意

  • 画像フレームオブジェクトは指定できません。
  • マルチフォーム設定時は[Formエディターで設定したオブジェクト名]部分の指定方法が異なります。詳細は マルチフォーム設定時の申請フォームリンク を参照ください。
  • URLに含めるパラメータにマルチバイト文字や半角スペースを使用する場合は、URLエンコードを行う必要があります。formタグを使ってサブミットする場合は、ブラウザーによってURLエンコードが行われるため不要です。
    例)
    エンコード前: テキストA
    エンコード後: %E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88A
同じオブジェクトを2回以上パラメーターに指定した場合、先に指定した内容で申請されます。

◇パラメーターを付加した場合のURLサンプル

http://192.000.000.xxx:8080/XFV20/jsp/form/show_apply_form.jsp?linkkey=sample&loginid=A10007&pwd=password&inputITEXT000=%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88A

注意

申請フォームの表示について

  • ワークフローシステムでの申請と同様、入力フォーム(承認フォームを含む)を複数表示した場合の動作には対応していません。 ウィンドウ名を固定にするなどの方法で申請フォームを表示するウィンドウが複数起動しないようにしてください。
    入力フォームを表示するウィンドウは、ブラウザーのツールバーやアドレスバーなどを非表示にすることを推奨します。
  • ワークフローシステムにログインした状態で、同じブラウザーを使用して異なるユーザーで申請フォームリンクの申請フォームを表示した場合、ログイン情報が申請フォームリンクで指定したユーザーに切り替わります。

申請者が兼務している場合、申請時に使用する申請権限を選択する必要があります。 通常の申請では[申請フォーム一覧]画面でユーザー自身が選択します。
申請フォームリンクによる申請では、兼務している申請者が所属を選択した履歴がない場合に限り、所属選択画面が表示されユーザー自身で申請する所属を選択します。(申請フォーム一覧画面などで選択した申請権限は、履歴として保持されます。)

申請フォームリンクを利用した申請で、兼務するユーザーの申請権限を切り替えるには、[申請フォーム一覧]画面で申請権限を選択しておく必要があります。

マルチフォーム設定時の申請フォームリンク

マルチフォームでは、申請内容にあわせて、申請時に手動でページを追加して申請することができます。
申請フォームリンクを使用した場合は、マルチフォームの任意のページにあらかじめ値をセットした状態でフォームを開くことができます。

ヒント

マルチフォームの設定はFormエディターで行います。マルチフォームの設定についての詳細はFormエディターのマニュアルを参照ください。

オブジェクト名の指定方法

Formエディターの[マルチフォーム] - [フォーム設定] - [マルチフォーム設定]がチェックされている状態、かつ、オブジェクトの[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]がチェックされている場合、以下のルールで申請フォームリンクのパラメーターに設定するオブジェクト名を指定します。

[オブジェクト名] + _ + [フォーム識別子] + _ + [ページ番号] - 1

注釈

  • [オブジェクト名] [フォーム識別子]は、Formエディターで設定した値です。
  • [ページ番号]は、フォーム識別子ごとのページ番号です。(全体を通してのページ番号ではありません。)

設定例

マルチフォーム設定時の申請フォームリンクの設定例は以下の通りです。

◇フォーム設定(Formエディターでの設定)

レイアウト 設定
レイアウトA
フォーム識別子 A
配置オブジェクト
  • オブジェクト1
    (オブジェクト名:OBJ1)
レイアウトB
フォーム識別子 B
配置オブジェクト
  • オブジェクト1
    (オブジェクト名:OBJ1)
  • オブジェクト2
    (オブジェクト名:OBJ2)
  • オブジェクト3
    (オブジェクト名:OBJ3)

◇申請フォームリンクのパラメーターに使用するオブジェクト名と入力値

オブジェクト パラメーターに指定するオブジェクト名 オブジェクトの入力値
レイアウトAのオブジェクト1 OBJ1_A_0 5000
レイアウトBの1ページ目のオブジェクト1 OBJ1_B_0 100000
レイアウトBの1ページ目のオブジェクト2 OBJ2_B_0 A-0001
レイアウトBの1ページ目のオブジェクト3 OBJ3_B_0 03-1234-5678
レイアウトBの2ページ目のオブジェクト1 OBJ1_B_1 2000000
レイアウトBの2ページ目のオブジェクト2 OBJ2_B_1 B-0001

上記のように指定する場合の申請フォームリンクのURLと申請フォームの表示イメージは以下の通りです。

◇申請フォームリンクURL

http://192.000.000.xxx:8080/XFV20/jsp/form/show_apply_form.jsp?linkkey=sample&loginid=A10007&pwd=password&inputOBJ1_A_0=5000&inputOBJ1_B_0=100000&inputOBJ2_B_0=A-0001&inputOBJ3_B_0=03-1234-5678&inputOBJ1_B_1=2000000&inputOBJ2_B_1=B-0001

◇表示イメージ

ヒント

  • 指定したページが、マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最小ページ数未満となる場合は、最小ページ数まで空欄のページが追加されます。
  • マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最大ページ数を超えたページ指定は無視されます。
  • 申請データに指定したオブジェクトに未指定のページがある場合、未指定のページについては空欄となります。
    例えば、1ページと3ページのオブジェクトが指定されている場合、オブジェクトが指定されていない2ページの値は空欄になります。

ヒント

[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]にチェックのないオブジェクトについては、マルチフォームを使用しない場合と同様の方法で設定してください。