うおっち










何時、BABYMETALに嵌まったのかは、はっきりとは覚えていないが、2014/05/15のツイートに”ベビメタの快進撃みると、日本のコンテンツっていうのも凄いと思うよ”とあるので、これより少し前に気付いて、それから段々に嵌まって行ったのだと思われる。

実はもうファンクラブにも入っていて、その名前で BABYMETALについてツイートしたりしているのだ。

その後、ファンクラブ会員をまた一年更新した上、さくら学院のライブのチケットもゲットしたりして。(2014/12/18)

2020年はコロナの年となった。楽しみにしていたライブがかたっぱしから中止となり、辛うじて無観客配信が細々と続けられていて、メイトとしても父兄としても覚悟の問われる年となったのだった。ひたすら寂しく悲しい。(2020/9/11)

BABYMETAL

崎山蒼志@ビッグサイト

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崎山くんの衣装が白づくめなのも謎だ

Twitterで崎山くん(男子高校生なので崎山さんと呼ぶのもどうかと思い、くん付けにした)が、ビッグサイトで開催中の「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2020)」の音楽ステージに出ると。開催中のイベントにも興味があったので、チケットをポチった。

ハンドメイドインジャパンフェス、そのものは手作りアクセサリー展示会の拡大版とも言えるべきものだったが、中には、紙の3Dポップアップとか、黒い石の表面をひたすらタガネで点描写する職人とか、自分で羊を飼って、名前付きの羊から取った毛糸を売っているとか、どれだけの時間を費やしているのか、その事実だけで泣けるような作品もあったのだ。

さて、崎山くんの出るステージは、フードコート傍の小さなステージで、フードコートの匂いの流れる、かの伝説となったBABYMETALのサマソニの話が思い出されるのだ。そもそも崎山くんを知ったのも、BABYMETALがダークサイドに居た時の画像を集めたものが、ニコ動にアップされていて、そのバックミュージック「夏至」が崎山くのものであったためだ。その音楽と画像の組み合わせが、あまりにもエモーショナルだったので、崎山くんの音楽をフォローするに至ったのだ。だから、崎山くんの音楽の背景にいつもBABYMETALを想うリスナーがいるとは、崎山くんも思い付くまい。

ドセンに行くのは遠慮すべき立場だし、フードコート脇だから、遠くになる筈もないし、それなりの位置で、聞いたのだった。流石に「夏至」は、色々な事が思い出されて、心乱されるのであったが、後は、崎山くんのギタープレイだとか、アレンジとかをじっくりと聴く事が出来て良かった。崎山くんの熱演に、フードコートの匂いも忘れる事が出来たのだった。

だが、何故に崎山くんがフードコート傍の小さなステージに立とうと思ったのかは、謎だ。

(2020/1/12)

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さくら学院公開アクションの授業@はまぎんホール

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おみやげのポーチとチケット

土曜日はアクションの公開授業で日曜日はおもてなしの公開授業がそれぞれ3限ずつあるのに、4限申し込んで1限しか当選しないという不運さで、おまけに卒業式の貴賓席の落選も加わり、年寄りには存在価値もないのかという、妬み、嫉み、恨みが募ったのであるが、1限目は、藤平さん、白鳥さん、田中さんに佐藤さんで、おでこ出しでポニーテールで髪をきりりと結んだ、藤平さんを見て、そんな年寄りじみたモヤモヤも少し解消したのだった。

さくら学院の舞台はたった四人しか舞台上に居なくとも、あと3ヶ月で卒業してしまう藤平さんのことを目に焼き付けなくてはいけないし、白鳥さんの次に最上級となる心構えをその態度から汲み取らなくてはいけないし、田中さんが本当に少しずつ自己肯定感を持っていくのを確かめなくちゃいけないし、佐藤さんがさくら学院に馴染んで行く様子を見なきゃいけないし、授業参観する父兄は忙しい目を持っていなければいけないのだ。

公開授業は、ただ学院生が外部講師の授業を受けるのを、父兄として参観するだけなのだが、感慨深いものがあるのだ。藤平さんは課題をこなしつつ、他の三人に目配りしているし、白鳥さんは、目の前の現実よりその背景を見てしまうという、その独特の感性が垣間見えたし、田中さんは、参観父兄の拍手が本当に自分が評価されていると感じてきているようだし、佐藤さんは、全くやった事もない突きや蹴りのアクションに才能を見せたし。

父兄は大いに満足したのだった。

(2020/1/18)

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藤岡幹雄追悼ライブ@新宿ReNy

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おみやげのポーチとチケット

1月19日は藤岡さんの生誕日で、1998年の1月に亡くなってからもう2年になるのだな。弟子だった大村さんが音頭を取って、追悼ライブが開かれているのだ。

という事で、新宿のReNyに行ってきたのだ。ライブ会場は2階で入り口で渡されたのが、ジャンピング禁止というカードで、スタンディングの観客が体を上下させるだけで、床が相当に揺れて、確かに全員がジャンプしたら、床が崩れても可笑しくないな。

ライブは前座として、Jupiter、Gacharic Spin、続いて、大村さん自身のバンドであるC4、そしてメインは、大村さんに、ドラムスの前田さん、それにガルネリウスのギターが加わって、この追悼のために集まったのだと。やはり、前田さんの重低音ドラムスが加わると、全体が底上げされるし、大村さんが、藤岡さんのギターを使ってソロを演ると、やはり違う。しかし、これに藤岡さんが加わっていたのだな、とかSuさんのボーカルが入れば、確かに最強だったな、というような思いが湧いて来て、逆に藤岡さんが居なくなったことを思い出してしまう、そういう追悼ライブだった。

(2020/1/19)

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BABYMETAL 2days@幕張

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両日とも上手側の柱よりは前だがステージは殆ど見えないというブロックB

プロデューサーの大盤振る舞いの回と言えるのではないか。遂にSUさんを中心にした三人のフォーメーションが必須で、しかもMIKIKO先生の言う同じDNAを持っていなければならない、と言うのを心ならずもプロデューサーが認めざるを得なかったのではないかと、想像した。それでもなお、コリオグラフィーがBABYMETALの音楽を構成する一部であるとは認めたくなかったので、もういいやと言う事で五人全員を舞台に上げて、ついでだと、米国講演のサポートミュージシャンも呼んで、神バンドと一緒にステージに上げると言う暴挙に出たのではないか。

などと想像して面白かったのであるが、現実には、五人のうち四人がさくら学院卒業生で、誰かがツイートしていたように、今回は鞘師さんの転入式だったのではないかと。鞘師さんが転入したのは、成人したMOA-METALが中心となって、漸くにしてさくら学院重音部を後にする事ができた、新たな音楽グループなのだと、思うのだった。二日目のショーの最後に、10周年を迎えて締めくくりとするという、巨大なスクリーンを使った紙芝居はそのことを指しているのではないかと、そう云う想像を後でするような、実際にはエモーショナルな2daysであったのだ。

鞘師さんが物凄く笑顔だったと言う、鞘師オタのツイートがあったし、岡崎さんも、藤平さんも、そしてSUさんも本当に嬉しそうで、今やバンドの中心となったMOA-METALだけが、笑顔を秘めているのだった。

それは、あの広島のたった一人で丸い移動ステージ上で踊った、覚悟のダンスの表情そのもので、見ている方としては感情をかき立てられざるを得ないのだ。

しかし、初日も二日目もセットリストの最後はモッシュのためにあるような選曲で、二日目はイジメダメゼッタイだったし、舞台の上手と下手にMOA-METALと鞘師さんがクラウチングすれば、初日はモッシュを遠慮していたかのように見えたBブロックでも、これはやらずにいられないと、自然発生的に大きなサークルができたのだった。

そして三人が子供だった頃を思い出したメイトは、サークルモッシュを繰り広げたのだった。もう三人は大人なのだった。そしてSU様は、歌いたい歌の百分の一さえ歌っていない事を示すために、CDではよく分からなかった曲、例えばB×M×Cなどがライブで映える曲である事を我々にお示しになったりして、BABYMETALが新たなステージへと向かう事を、我々に納得させたのだった。

そして、藤平さんは初日とは別の曲でもコリオグラフィーを自分のものにしている事を見せて、メイトの中にポツリポツリと居た父兄に、素晴らしい成長の姿を見せたのだった。それは、あと二ヶ月で卒業してしまう事を、無理矢理に父兄に納得させたのだった。

そんな風にして、今や五人となったBABYMETALは、メイトが思っているよりずっと早く、かなたに向かって進んでいて、我らは遅れないようにただひたすら付いて行かなければならない、そう思わせるための2daysだったのだ。そうして、イジメダメゼッタイの歌詞の始まりは、「夢を見ること、それさえも持てなくて 光と闇のはざま ひとり 傷ついたのは 自分自身だけじゃなくて 見つめ続けてくれた あなた」であったのだ。

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さくら学院happy Valentine@赤坂Blitz

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昼ステージは良番だったので夜ステージも余裕

卒業まで今日の公演2回を含めて後4回、プラス授業参観1回という、押し詰まり感がじんわりと湧き出す公演なのであった。学院生のそれぞれが三年生の卒業を意識し出しているという公演でもあったのだ。父兄も迫り来る卒業を頭から追い出すこともできず、三年生が舞台の前面に立つ度に、小等部だった時にこうだったとか、あんな時があったとか、余計な事を思い出してしまう父兄だったのだ。

卒業するメンバーのダンスを観る度に、今このダンスを全て目に焼き付けたいと思っても、叶わぬ、十二人のパフォーマンスだったのだ。この前の舞浜のクリスマスライブでさくら学院が見せた、完璧なシンクロを更に超えた、個々が別々のダンスを踊っても全体として統一されているという、極めて高度なパフォーマンスをまた見せたのだった。

このパフォーマンスを在校生は受け継ぐことはできるのだろうか、などと無意味な事を考える暇もなく、舞台は唯々進んで、あっという間にステージは終わってしまったのだった。

(2020/2/11)

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BABYMETAL 2days@幕張のLV@渋谷

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LVのチケット

コロナで、全てのスケジュールが滅茶苦茶になってしまい、アミューズの倒産さえ噂されるようになる状態の中で、幕張2-daysのBlue-Ray発売に合わせた、LVなのだ。映画館の座席もSocial-distanceを保つために、一座席空けて座るとか、見ている時にもマスク着用とか、が強制されるのであるが、元よりいつも独りの自分には、あまり気にならないな、と言うのに、今更気づいた。

2-daysの時には、舞台から遠くて、殆どスクリーンを見ているしかなかったので、このLVでは、2-days締めくくりのイジメが、どんな具合だったか確認できるなと、楽しみにしていたのだったが、肝心のクラウチングスタートの部分が映像化されていなくて、現場で見れなかったことを見るLVではなくて、現場の思い出を再確認するLVとなったのだ。

もちろん、再確認であっても何回も見たいのだ。SU-samaの映像は、カメラワークが上手じゃないな、少し引いた正面からの映像が良いのに、なんて見ながら考えたのだ。

あの時は、これほど、コロナに社会が影響されるなんて思いもよらなかったな、と言う帰り道だった。もちろん、以前がリアルで、今、人々は共同幻想の中に生きているのである。

人々の共同幻想は、「原始的な宗教国家ではこれは顕著である。その共同体で、触れたら死ぬと言い伝えられている呪術的な物体に触れたら、自分で本当に死ぬと思い込み、心的に自殺すると言う現象も起こりうる」なんて、ステージを超えた、「個人主義の発達した現代でも、自己幻想は愛国心やナショナリズムと言う形で、共同幻想に侵食されている」なんて、格好の良い話では全然なくて、原始社会そのままに、マスクで顔を覆い、Social-distanceという、呪術的な方法で、目に見えぬものに対処しているのである。この共同幻想の下、人々は、触れたら死ぬ、のがリアルと思い込むゆえに、見えない何ものかを恐れて、恐れの狭間で息を殺しているのである。

とある国のように、血縁を基にする部族から、完全に転化した、国家であった筈なのに、恐れを契機にルサンチマンが結晶化して、血縁どころか原始社会よりさらに遡って、禽獣の外見で互いを識別することを根底にしようとして、国家の放棄を望むような人々さえ、現れているのである。

(2020/2/11)

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鞘師は主演する黒世界@サンシャイン

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黒世界「雨下の章」のチケット

鞘師さんが音楽劇に出演するという話は知っていて、最初のクールが大阪だったので、ふーんと思っていたのだが、東京公演のクールになってから、コロナ対応の緩和で、空き席がでるという話が流れてきた。ということならば、ということでポチった。事前の知識はほぼゼロで、黒世界って???、鞘師さん演技できるの???、音楽劇って???、という、頭の中ハテナマークだらけの状態で、池袋サンシャインに向かったのだった。劇場に入って見回すと、完全に一人おきの座席ではなくて、周囲に空間のある場合には、少し間をつめて、入場者を増やすという仕組みらしいことが分かった。13列の前が通路になっているので、13と14列を少し詰めた、ということらしい。

舞台が始まった。バイオリンとチェロが舞台背後にいて、音楽を添え、出演者は、セリフとともに劇中歌を歌うという仕組みである。ただし、黒世界、というタイトル通り、舞台上の照明は絞ってあった。

さて、舞台が始まった。今日は六人の作家による異なる場面がオムニバス形式で繋げられる演出である。さて、鞘師さんは何処だろうか。主演の若い女優が、背格好と言い、仕草と言い、鞘師さんによく似ているのだが、鞘師さんではなく、演劇に打ち込んできたが、今まであまり売れなかった女優にも、見えるのである。鞘師さんはダンサーで、たまに歌っていたのだが、こんなに芸達者だろうか、違うのじゃないだろうか。主演も歌うのであるが、この声、鞘師さんなのだろうかと。考えれば、鞘師さんの歌を聴きこんだことがないのだ。

目を細めて、薄暗い舞台の主演女優を見つめていたのだが、確信が持てない。劇中のダンスもあるのだが、どれも緩やかな振り付けなので、所々、鞘師さんの動きなのであるが、鞘師さんがこの女優にダンスを教えたので、鞘師さんのダンスに似ているのではないだろうか。主演女優の顎のラインなどは鞘師さんにそっくりなのであるが、舞台化粧もあって、確信できないのだ。最後の方の短編に出てくるのではないかと、その5、その6と進んだが、鞘師さんらしい人物は現れない。

ということで、主演女優が演ずる劇の中心人物リリーが、鞘師さんそのものであったのだ。という、最初から最後まで、頭の上にクエッションマークが出っ放しの、観劇であった。鞘師さん、素は、白い画用紙のようなアクもクセもない人なので、激しいダンスが無いと、その個性がよく見えないのだな。後でまたじわじわと、何かがやってくるのかも。

家に戻ってから、出演者ビジュアルを見たら、これじゃ分からなくても仕方がない。でも、鞘師さんBABYMETALの時もそうだったが、なぜ、こんなに素と違う!?

(2020/9/23)

p.s.

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黒世界「日和の章」のチケット

これで終わりかというと、違っていて、前回は遠目の上に鞘師さんの舞台化粧で、どうしても確信が持てないままに見ていたので、どうもすっきりしない。ということで、この音楽劇、実は二編に分かれていて、「前回の雨下の章」とは別の「日和の章」があるのだ。

ということで、今度は、双眼鏡を手に、鞘師さんを観ることとしたのだ。

やはり双眼鏡の威力は絶大で、暗めの舞台上の鞘師さんは、確かに鞘師さんで、どんな表情で歌うのか、とか、どんなセリフで舞台を回すのか、とかの一部始終を観ることが出来たのだった。残念なことに今回の章は、前回よりさらにダンス部分が少なくて、鞘師さんをフィーチャーしたのに、実にもったいないのだ。とは、言っても共演者が全員ダンスが得意な訳ではないだろうから、仕方がないのだ。鞘師さんも、自分で舞台を回すという程には前面に出て居なかったので、これも仕方がないのだ。

まあ、その代わりに、客席の暗闇から、双眼鏡で鞘師さんをじっくりと見るという変態的な観客の欲望は十分に満足されたのだった。近くの席で鞘師さんのファンらしき女性がグシグシと鼻をすすっていたのだが、老人男性にはこの台本と演出で、そういう感興は伝わってこなかったな。

(2020/9/30)

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人間椅子LV@新宿

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人間椅子30周年LVチケット

人間椅子バンド生活三十年、と銘打った映画で、30周年全国ツアーの打ち上げライブを中野サンプラザで開いた模様を映画にしたものだな。このライブは、2019年12月で、当然のように参加していたのだ。

映画は、コロナ騒ぎが少し収まったかという訳で、完全に一人おきの座席ではなくて、通路に面した列には、もう少し客を詰めても良いという、政府のお達しがあったらしく、その隙間に座ることになったという塩梅なのだ。

映画の中身は、中野サンプラザでやった通りで、ドラムスの小学校の時の校長先生とおっかさんが来ているという、話も入っていて、人間椅子はやっぱりホッコリ系なのだ。ファンとして楽しみにしていた、ドイツとイギリスのライブ映像も、映画のエンドロールの後にくっつけられていたりして、計画性はなくても、映像として見られて良かったのだ。

(2020/9/25)

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鞘師は主演する。ソングサイクルミュージカル@赤坂ACT

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35MM: A MUSICAL EXHIBITIONのチケット

ライブに行きたい。鞘師のライブだ。躊躇することなく高いチケットをポチった。

S席の筈なのに一階の最後部に近く、心折れそうになったが、双眼鏡を持っていくとことにして、心を補強したのだ。隣のヴニュにはしょっちゅう行っていたのに、赤坂ACTに入るのは初めてだった。劇の主催者が、鞘師を客寄せに使ったのは、さもありなん、それも仕方がない、出ないよりマシ、という気持ちで、老人の観客は臨んだのだ。最後部に近い席であっても思っていたより舞台に近かったので、少し、老人の心は持ち直した。

ところで、ソングサイクルミュージカルって何?後で調べたら、ソングサイクルミュージカルとは、1つのテーマを設定し、1曲の中でストーリーが完結しオムニバス形式で紡がれていくミュージカル。なのだと言う。2012年にブロードウェイで初演されたとあるが、ダンスとセリフのない分、よほどの歌唱力がないと成り立たない舞台だな。そもそもタイトルにある35mmフィルムが何かなんて、今じゃ誰も知らないんじゃないだろうか。

舞台が始まった。確かに。鞘師を応援に使わないと、成り立たない舞台だな。カメラで撮った情景から想いを拡げていく、という、ブロードウェイの舞台のさらにブロードウェイを専門とする写真家の知識が無ければ、何を演じているのか分からない。最初の赤いランプに照らされた舞台がフィルムを現像する暗室を表している、なんて、誰が知っていると言うのか。セリフで表現するのでもなく、ダンスで表現するでもない。歌だけで勝負しようとするので、元歌の訳詞がこなれていなきゃいけないし、歌唱指導もそれなりじゃないといけないし、色々と無理のある舞台だった。

何となく言いたいことは分かるけれども、何を言いたいのか歌詞からは分からないという、思いっきり独りよがりの舞台演出に、鞘師を無理矢理はめ込んだ舞台だったので、後半の鞘師の出番が少なくて残念だった。もう鞘師だけ出て来て、このミュージカル舞台を回した方が良いのでは、と思うのは、鞘師だけをずっと見詰めていた、ファンだからであるな。それより舞台に段差をいくつも作ってあって、鞘師が段差でコケるのではないかと心配した。双眼鏡で鞘師を追い続けると、本人が段差に気を付けているようなので、少し安心した。

(2020/11/1)

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BABYMETAL 10回公演@武道館

コロナ下で、なんとしてでもライブを開催するという、開催側と参加側の意思の公演なのである。痛風の発作が両足の踝に起こってしまって、脚を引き摺りながらの参戦なのである。

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DOOMSDAY II 2.20のチケット
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DOOMSDAY I 初日2.19のチケット

チケットを申し込んだ時には、アタマに血が上って、はっきりとは認識して居なかったのであるが、1月2回、2月4回、3月2回、4月2回の、全10回公演なのである。何としても行かなければいけない公演なのである。

流石に躊躇するオーディエンスが多いと見えて、1月期はすんなりと2回チケットをゲットしたのだ。

アベンジャーズは岡崎さんだった。座席から舞台がかなり近い上に、双眼鏡も持参したので、岡崎さんがニコニコする度にほっこりしてしまうのだ。しばらくぶりのIDZが掛けられて、年寄りは涙ぐんでしまうのだった。

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怪しい強盗団風の人

SU様が、良く来たな、ではなくて、来てくれてありがとうなどと可愛らしい声を出すものだから、年寄りは萌えてしまうのだった。もったいないことであるよ。驚いたのは、Starlightので出し、何度も聞いていたが、遠くでよく見えなかったせいもあるのだが、録音をかぶせているのかと思ったら、Suさまの声だった。あの高い音をあの強さでいきなり出すなんて、圧倒的だ。大好きなシンコペーションが聴けて良かった。泣くしかないのだ。

(2021/1/22)

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引き続いて、2月期も参戦するのだ。

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DOOMSDAY III 2.16
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DOOMSDAY IV 2.17
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DOOMSDAY V 2.19

DOOMSDAY  IIIとIVは、 I、IIと同じセットリストだったのだが、DOOMSDAY Vはガラリと変えて、スタートのInTheNameOfを省いて、おねだり大作戦と、紅月をブッ込んで来たのだ。あの懐かしい日々を思い出すせいか、紅月が圧倒的で、もうセットリストに入らないかと思っていたのに、また聴けて良かった、しかないのだ、体を震わせて嗚咽するしかないのだ。この歳で、また聴けて良かった、という感想しかなかった。

しかも前から3列目だったのだ。例の痛風は収まっているのだ。

(2021/2/20)

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引き続いて、3月期も参戦するのだ。

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DOOMSDAY VII 3.15
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DOOMSDAY VIII 3.15

初めての2階席だったが、最前がA列の、D列とC列で、1階席の時より良く見えたかも知れない。そういえば、IDZなんかを座って見たのは、少なかったのだな。殆どのライブでモッシュしていたからな。今の歳でモッシュしたら、次の日にダメージが来そう。

DOOMSDAY VIIとVIIIは、少しだけセットリストを変えてあった。新しめに戻して、BxMxCを入れて来たり。Brand New DayのSU様の声が良かったな。今までの色んなことが思い出されて、泣ける。

アンコールの終わりに、SU様が舞台回りのエリアまで出て来て、今まで有難う、皆さんのおかげでここまでやって来られました、なんて言ってから深々とお辞儀したりするので、いえいえ、こちらのセリフですと言いたくなるのだった。

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引き続いて、最終4月期も参戦するのだ。残念ながらというか、途中で気が変わって、千秋楽もと思ったのだけれど、さすがにチケットは取れなかったので、千秋楽の一つ前に参戦したのだ。

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DOOMSDAY IX 4.14

アベンジャーは、MOMOKOだった。その代りという訳ではないのだが、MOAMETALが独りでGoodJobを唄った時に、小粒のダンサーが四人出て来て、マスクをしていたので、顔は分からなかったのだけれど、大きな眼に見覚えがあって、これが界隈で少し騒がれている、さくら学院生だったのか、と。大胆に仮定すれば、双眼鏡でガン見し続けていたのは、サッキーアじゃなかったのかと。

SU様がNoRain,NoRainbowを唄って、かなり来たのだが、ピアノにSU様が向かった途端に音声が途切れてしまって、感興が削がれて、やきもきしたのだった。間も無く繋がったのだが、全くの途中から、SU様が歌を続けたのは、さすがであったよ。

SU様の歌は、聞いても聞いても、乾いた喉に流し込まれる水のようであって、満足できないのだ。しかし、こちらの方の寿命が先に尽きそうなので、それはそれで、仕方がないのだ。

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春はのけもの@渋谷

久しぶりに黒澤美澪奈の舞台なのだ。今度は主役であるし。

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mirena

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メンションもらって嬉し

この時勢、劇場の演劇も制限される可能性があると思ったのか、主催者側が選んだのは、酒を出すことも出来なくなった、渋谷の雑居ビルの中のBARなのである。BARの端に椅子を20席程度並べ、カウンターの前に学校を模した机とその両脇の椅子が二つという舞台なのである。

座った椅子の目の前に、黒澤美澪奈が出て来て、手を伸ばせば、触れることのできる距離なのだ。初日で、色々な都合があったらしく、黒澤美澪奈は、フライヤーにあったセーラー服ではなく、普段の私服で現れて、おやと思ったが、脇の二人はセーラー服だったので、これはこれで良かったのかも知れない。後は先生役と、狂言回しが一人という構成だったのだ。

さて、目の前で演技する黒澤美澪奈をまじまじと見れば、もう高校も卒業して大学二年生なんだな。少し子供っぽさも抜けた、薄化粧の女子大生なのだ。距離が近づくと、こっちの方が恥ずかしくなって、顔を見つめ続けることが出来なくて、下を向き、その手を見ていたのだ。小さな手。

おそらく演出側に黒澤美澪奈に対する思い込みがあって、本人もこれに応えようとしたのだろう。元気な女子高生、という演出であったのだが、黒澤美澪奈は本当のところは、もっと暗いところがあるに違いないと思っているので、舞台監督と台本に少し物足りないところがあったな。でも本人が頑張っていたので、良い舞台であったと。

あと、観客は自分も含め皆、キモい父兄だったな。

(2021/5/12)

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黒澤美澪奈@すみだパークシアター

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スカイツリーが巨大で距離感が掴めない
ものの確かにツリー足元の劇場

前回は大接近だったが、今回はどうだろうか。今回の舞台は2チーム制で、一方に堀内まりな、もう一方に黒澤美澪奈を配するという、さくら学院卒業生に集客を頼もうという少しあざとい企画なのだ。

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最前列だったがその恩恵は少なし

話は、かなりガチな自衛隊モノで、ルワンダ派遣をトラウマに持つ、防大出なのに幹部にならなかったレンジャーでもある隊士と、かつで防大で同期だったが離婚した有能な女司令官との話で、この女が嘗ての舅と演習で対決するという、シリアスな話をできるだけ軽く演ずるという面倒な主題なのである。

で、我らが黒澤美澪奈は、離婚経験のある女を演ずるには若すぎるので、通信隊の隊士という役割で、少し軽すぎたかという印象の立場なのだ。別チームの堀内まりなが主役の有能な司令官を演じたようなのであるが、逆に考えると堀内さん、まだ若いのに離婚した女の役が少し可哀想とも言えるのだ。

黒澤さん、それでも短い出番の中で、舞台からはける時に、膝下をダンスのように刎ねあげる可愛い仕草をしてみせてくれたりしたので、その可愛さが良かった。

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配役表

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さくら学院@ ZeppYokoham

『さくら学院 Summer LIVE 2020 〜放課後アンソロジー 君と見た夏色桜花〜』という長いタイトルの公演がZepp横浜で開催されたのだ。

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チケット。もぎりの係員の見ているところで、指でマルを書くというギミックあり

学院生を生で見るのは実に一年半、いや一年八ヶ月ぶりなのだ。最前席なのだが最上手側という、何とも言えない席なのだ。体をよじって見なければならないといえ、終始誰かの顔を見ることができるという、幸福な座席でもあったのだ。

森センに「大きくなるのか?」と言わしめた、木村さんが、すっかり大きくなっていて、野崎さんはお姉さんなのだ。ネットで見ているとは言え、一年八ヶ月というのは、成長期メンバーにとっては途轍もなく長い期間だったに違いない。

エモーショナルな舞台は続いて、あ、これはっ、大好きなSpin in the Windではないか。2014年度卒業式公演で、田口さんと送る磯野さんのタッグ曲じゃないの。この二人の同好会活動を、戸高さんと八木さんが踊って、あの、一寸乱暴な口調で二人がやり合うのは、ないのかと思っていたら、白煙とともに、田口さんが、そして長い事何をしているのか知らされなかった、磯野さんが現れたじゃないか、声を出すなと言われていたが、マスクの中で声が漏れた。そして磯野さん、元気そうじゃないか。それだけで良かった。磯野さん、髪を少し染めているらしいな。

磯野さんは推している訳ではないのだが、莉音さんバンド、をフォローしているし、学院祭の磯野さんの「ばかやろー、好きだったんだぞー」のセリフは忘れられないし、ライブの舞台でいきなり楽曲が落ちてしまった時に見せた統率力が凄かったし、森センの食べる筈だったわさび10倍入りをあえて食べてしまった訳が、それ以前に公開授業で、磯野さんが泣いて拒否した青汁を森センが飲む羽目になった出来事だった、という面倒くさい性格だとか、Let's Danceのダンスがピカイチだったとか、意外に推しているな自分。

終幕の一つ前の、アイデンティティ、も良かった。舞台に掛かる数の少ない曲だったけれど、良かった。同時に日高さんが毎週の配布番組で、ギター弾き語りで、この曲を歌ったことも思い出されて、いちいちがエモーショナルなのだ。

なぜこんなにもエモーショナルなのかと言えば、それぞれの成長を見ているからなのかも知れないと後で思った。あんな幼かったのに、大きくなったというのも在るが、あんな幼くておどおどとしていたのに、試練を潜って大きくなった、というのが一番、エモーショナルなのかも知れない。小学生があっという間に高校生になってしまうのだから、見ている方は、あっという間だったのだけれど、彼女らにとってどれだけ濃密な時間だったのだろうと。それぞれの濃密な時間が綾をなして、それが舞台から客席に振り撒かれている瞬間に立ち会って、エモーショナルで無い筈がないのだった。

(2021/8/1)

p.s.
2022/1/23にアップされた大賀さんのYouTubeに、Zoom経由で白井さんと磯野さんが登場して、実はと、磯野さんがこの時のライブの話をしていて、森センを驚かそうと、アミューズに就職したことをずっと黙っていたのに、このライブで森センと会ったら、最初、森センから随分とニコニコしてくる女の子がいるな、との反応を得たらしい。磯野さんとしては、森センに、何でお前がここに居るんだ、経緯を聞いて、ひゃー、という反応を期待していたようなのが、期待外れだったという話が面白かった。磯野さんてば、自分がさらに背が伸び、雰囲気も中学生からは、ずっと変わっている、という自覚がないんだな。その晩の、森センがシミジミと独り酒を飲む様子が思い浮かんで、父兄もジンと来るのだ。

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鞘師里保2021-1st live@豊洲ピット

5月28日に予定されていたのに、コロナのためにこの日まで延期されていたのだ。延期中に鞘師の新しいアルバムが出来たので、お披露目のライブということにもなったのだ。

豊洲ピットと言えば、BABYMETALのライブのあった場所で、その時は、PAも良く聴こえなくて、舞台も低いものだから、このハコは碌なもんじゃないという、記憶しか残っていないのだった。ただ、今回は全員、着席だったので、舞台の鞘師の顔は見える座席の位置だった。惜しむらくは、距離が遠めで、歌とMCは問題なかったのだが、肉眼ではちょっと辛いな、という座席番号でもあったのだ。

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チケット

鞘師は、美人、というタイプでは無いのだが、人を惹きつけるところがあって、ファンだけではなく、スタッフまでそうなっているのが分かる。入場の時に観客に渡されたのは、アンコールの時に鞘師が出てきたら掲げてくれと言われた紙で、こういうのは、スタッフの手間がかかるので、普通はやりたがらないだろうな、という案件なのだ。

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もちろん言われるままに掲げた

(2021/8/1)

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さくら学院卒業式と閉校式@中野サンプラザ

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ライブ終了後スクリーンに表示されて撮影許可が出た

一年程も前から、閉校するというアナウンスがあって、モヤモヤが仕方ないという諦めに繋がる頃、ついにその日がやって来たのだ。そう言えば、建て直すというアナウンスの出ている中野サンプラザも、中々工事が始まらないな。コロナの影響で親会社であるアミューズの苦しいことは分かる、しかし納得は出来ないというモヤモヤで、自分としては大量の株を買って、同志を募ったのだが、そんな酔狂な人物は居なくて、大株主権限で決定をひっくり返そうなんて、夢物語は、夢に終わってしまったのだ。当然ながら、株価は絶賛続落中なのだ。

照明にレーザーを取り入れたり、スタッフが頑張っているのも分かる。学院生がセットリストに工夫を加えたり、自分達の苦しさを抱えているだろうに、それを見せない頑張りを続けて来たのも分かる。森センセも言いたいことは一杯あるだろうに、ぐっと飲み込んでいるのも分かる。卒業生達が一切、文句を言わないのも分かる。しかし、おしまいになったのだ。父兄達も堪えているのだ、誰もがアミューズを責めたりしていない。

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ライブ終了後は撮影許可が出た

思い返せば、菊地さんの代の卒業式の一つ前のライブで、菊地プロに「泣くのは早いよ」と発破をかけられた父兄となってから、磯野会長のあれこれとあった一年、倉島会長と黒澤さん二人だけだった一年、山出会長の怒涛の一年、新谷会長の波乱の一年、突然のコロナを迎えた藤平会長の一年半、そして野中会長の一年と、合わせて六年半と少しの、父兄だったな。もう一年早く出会いたかった、いや中元会長時代も見たかったから、もう二年だな、早く出会いたかった。中元会長の「マシュマロ」を聞きたかったな。

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二階には届かなかったがスタッフが配布してくれたテープ

だから、八人で繰り広げた「ハートの地球」は泣けた。BABYMETALで菊地さんと水野さんが居ない時の様子が描かれた歌詞だし、毎年、手に持ったボンボンでキャラクターを作り出すのが、上手になっていて、しかも今年は八人しか居ないために小振りになってしまったハートの形が綺麗だったりと、エモーショナルさが、最高だったりするのだ。


ライブの終わり、全てのさくら学院のライブの終わりに、在校生が舞台に一列に並んで一人ずづ挨拶をしてくれた。小学生を含む中学生の挨拶とは到底思えない、周到で、忌憚なく、思いの丈を話した。全員について、さくら学院に入校した時のことを、目の当たりにしている父兄としては、あんなに小さかったのにとか、あんなに幼かったのにとかが、次々に思い出されて、涙が滲み出すのを禁じ得ないのだ。

さくら学院卒業生の挨拶〜消したくないので〜

木村咲愛

2年半、本当に本当にありがとうございました。さくら学院は大変だったけど、たくさんいろんなことを学びました。私は歌やダンス、トークはもちろん、感情や表情、いろいろなことを学びました。本当に本当にありがとうございます。またこれまで支えてくださった父兄の皆さん、そして職員室の先生方、スタッフさん、家族、そしていつも一緒にいてくれたメンバー、本当にありがとう。本当は中3までいたかったけど、10年間なので……。さくら学院で学んだことを胸に刻んで生かしていきたいです。私は1つの目標を全力で突き進んでどんな壁でも乗り越えられる、そんな素敵なスーパーレディになりたいです。本当にありがとうございました。

野崎結愛

今まで本当にありがとうございました。私は小学5年生のときに転入してさくら学院のメンバーの一員になりました。小学5年生のときは歌やダンス、覚えなきゃいけないことばっかりで大変だったし、先輩たちに迷惑をかけないように毎日が必死でした。6年生になって自分より小さい咲愛ちゃんが転入してくれて責任感も強くなったし、楽しい日々を過ごしていました。でも新型コロナウイルスの影響でそんな生活も一変してしまいました。今まで当たり前だったことができなくなってしまいましたが、当たり前のことは当たり前じゃなくかけがえのないものだということを学ぶことができました。父兄の皆さん今までたくさんの愛情とたくさんの応援本当にありがとうございました。私はこれからどんなことがあってもあきらめずに自分の夢に向かってがんばっていきます。今までさくら学院を支えてくださったすべての皆様本当にありがとうございました。

戸高美湖

約2年半ありがとうございました。私はさくら学院に入ってメンバーとの絆や話し合ってみんなで意見を言い合うこと、まとめる難しさ、ときには我慢をする力など、たくさん学びました。本当に楽しかったし、ときには厳しく日々成長を感じ取れたし、人としても成長できたのはさくら学院の生徒であったからだと感謝しています。今もこうして私が成長できたのもいつも温かく支えてくださるスタッフさん、職員室の先生方、見守ってくださる父兄の皆さん、家族、そして今ここにいる大好きなメンバー7人が支えてくれたからです。2020年度みんなと活動できて本当にうれしかったし、一生忘れません。本当にありがとう。私はこれから先アーティストを目指してどんな困難も乗り越えて自分らしく夢に向かって突っ走っていきたいと思います。みんなに会えなくなるのは本当に寂しいけど、またいつか会える日を信じて待っています。本当に今までありがとうございました。

佐藤愛桜

約2年半、本当にありがとうございました。私はずっと憧れていたさくら学院に入ることができて毎日が夢のように楽しかったです。何もできなかった私をメンバーに選んでくれた職員室の先生方、ダンスでできるようになるまで支えてくださったダンスの先生、メンバーのみんな本当にありがとうございました。そして父兄の皆さん、いつもライブや公開授業を楽しみにしてくださりありがとうございました。皆さんが笑顔になってほしい、皆さんの期待に応えたいと思いいつでも一生懸命がんばることができました。私たちのために皆さんの大切な時間を使ってくださりありがとうございました。そして私には叶えたい夢があります。それは今ここにいるメンバー8人でまたいつかお仕事をすることです。お互いに高め合ってがんばろうね。8月31日をもってさくら学院は閉校してしまいますが、父兄の皆さん、そして私たちの心の中ではずっとさくら学院は続いていきます。最高のパフォーマンスができたこと、メンバーみんなに出会えたことは私の人生の宝物です。本当に幸せな時間をありがとうございました。

八木美樹

ありがとうございました。本当に何もできなかった始めの頃から4年半が経って、最後のパフォーマンスが終わろうとしています。少しは成長できてましたか? 小等部5年で転入してきたときは本当に何もできなくて、1つの振りを3日もかけて当時のメンバーや先生に教えていただいたりもしていました。そんなできなかった私を責めることなくずっと優しく見守ってくれていた当時のメンバーには本当に感謝しています。そして今日こうやってキラキラしたステージを作り上げてきたメンバーや職員室の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。こうやってこのステージに立っていると今までいろんな人に支えてもらったんだなと思います。特に父兄さんからいただいたメッセージだったり手紙は私の一生の宝物です。私が一番さくら学院で学んだことはとにかく挑戦してみることです。自分に何が向いているかとかわからなかったらすぐに頭で考えるのではなくて行動してみることが大切なんだと思いました。とにかくさくら学院に入れてすごくうれしかったし、いい思い出になりました。これからも私らしく楽しい毎日を過ごしたいです。そして私の言葉で皆さんを笑顔にできたらなって思います。4年半、本当に応援ありがとうございました。そしてこれからも応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。

田中美空

今までありがとうございました。私は2017年度に小等部5年の最年少として転入してきました。当時校長先生に「一番右も左もわからない転入生」と紹介されたくらい本当に何もできなかった美空と美樹をここまで成長させてくれたたくさんの先輩方、そしてスタッフさん、職員室の先生、父兄の皆さん、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私は転入当時、歌もダンスも人と話すことも苦手で正直辞めたいなと思っていたこともあったんですけど、私がここまでこれたのは父兄さんの笑顔のおかげです。悔しかったり泣きたくなったけどライブのときに見せてくれるその笑顔が私の宝物になって「また見たい!」それを叶えるためにずっとやってきました。私はさくら学院を卒業してからの夢はまだ正直定かではありません。なので卒業してもキラキラ輝けるスーパーレディになるために夢を早く見つけてがんばっていきたいです。私を4年半、そしてさくら学院を10年間応援してくださってありがとうございました。さくら学院が一番大好き! ありがとうございました。

白鳥紗南

約3年間本当にありがとうございました。私はさくら学院で本当にたくさん大切なことを学びました。私がさくら学院で一番学べたことは壁を乗り越える楽しさです。私はいつもにこにことしているけれど、いっぱい苦しいことがあったしたくさん壁がありました。でもその壁を乗り越えた先には、見たことがない景色が待っているということをさくら学院で知ることができて本当に私はよかったなって思います。でも決してその壁は1人で乗り越えられたわけではなくて父兄さんや職員室の先生方、家族、メンバー……たくさんの方に支えられて応援してもらって乗り越えることができたと思います。本当にありがとうございます。私は将来マルチタレントになりたいと思っています。決して簡単な道ではないけど、さくら学院の校則を胸に刻んで努力を惜しまず必ずこの道を成功させたいと思っています。メンバーのみんなとのお別れは寂しいけど、8人それぞれ決めた道があるからそれぞれがんばって、またいつかもっともっとキラキラした状態で会って楽しくおしゃべりしようね。本当に私はさくら学院にいれて幸せでした。ありがとうございました。

野中ここな

今まで本当にありがとうございました。転入してきたときはこんなにもさくら学院が大切で家族のような存在になるとは思ってなくて、今びっくりしています。2018年度に転入してきたんですけど、そのときはダンスも歌もできなくてレッスンのときのダメ出しのノートが「ここな」で埋まるくらいダメ出しを受けました。でも2020年の生徒総会のときに10代目生徒会長って言われてけっこうプレッシャーがかかって。正直本当はなりたくなかったし、私でいいのかなと思うこともあったんですけど、それでも最後の最後まで父兄の皆さんが応援してくださって、見守ってくださって今日このステージに立てています。ゆずみん(新谷ゆづみ)、(麻生)真彩ちゃん、(日髙)麻鈴ちゃんは、当時何もわからなかった私に丁寧にさくら学院の校則を教えてくれて、(藤平)華乃ちゃん、そよちゃん(吉田爽葉香)、つぐちゃん(有友緒心)、(森)萌々穂ちゃんは「2年目って大変なんだよ」って言いながらずっとそばにいてくれて、沙南と美空と咲愛ちゃんと愛桜ちゃんと結愛と美湖と美樹はこれからずっと離れたくない一番大切なメンバーとなりました。父兄の皆さん、この世界には70億人以上いるけど、そんな中で私、野中ここなのことを見つけてくれてありがとうございます。さくら学院に入れたことが私の一生の誇りです。そして父兄の皆さん、今ここに立っているメンバーは私の宝物になりました。いつかまた父兄の皆さんとお会いして素敵な思い出を作りたいなと思うので、これから私がどんなスーパーレディになるのかワクワクしながら待っていてください。さくら学院に入れて本当に幸せでした。今までありがとうございました。

(音楽ナタリー 2021年8月30日)

(2021/8/29)

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人間椅子ワンマンツアー@ZeppDiverCity

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チケット

久しぶりに人間椅子ライブかと思ったら、最初の方のMCで、東京でやるライブは二年ぶり、中野サンプラザ以来だ、なんて言うのを聞いて、二年ぶり、そうなのかと少し驚いだ。二年ぶりのライブのためか、三人ともやる気が満ちていて、良いライブだったのだ。

他にもドラムスのナカジマさんが、この前55歳になって、これからはローリングストーンズを目指す、なんて言っていたので、やっぱりその歳になったか。でもまあ、こっちが先だから、死ぬまで聴けるな、なんて思ったり、演奏にも技術的な進歩があって、ニューアルバムの中の「宇宙海賊」のエフェクタの使い方だとか、自分でも言ってたテルミンの音程が自由に出せるようになったとか、色々と進歩しているのだ。

人間椅子の場合は入場順だとか、ステージまでの距離とかはあまり気にならないのだが、今回は一階の最後尾の段ではあるものの、着席だし、立ったとしても割とよくステージが見えるので問題はなかったのだ。

覚えているセトリと、アルバム「苦楽」の楽曲を比べていくと、新曲が殆どで、コロナがあって引きこもっては居ても音楽活動を続けていたのが分かって嬉しいな。アルバムでは「疾れGT」なんてなっているのに、MCでは「Go GT Go」だなんて紹介していたのを思い出して、そのイイカゲンなところが良いな。

(2021/8/29)

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黒澤美澪奈@下北沢シアター711

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すっかり電子チケットになった

黒澤さん、小劇場の女優っぽく、下北沢で劇団に客演という形で参加するのだ。100人も入るだろうかという、下北沢らしい劇場で、劇の内容もコロナ化で閉店を迫られながらも精一杯頑張ろうという、小規模飲食店のオーナー兼シェフ達の物語なのだ。黒澤さんは、飲食店に寄り添う、食べログを目指す評価メディアの新入メンバーなのだ。誰もが中小企業という、下北沢劇「ナイスバディ( nice buddyでnice bodyではない)」なのである。

さて、今回も黒澤さん、いつも通り生真面目なので、この劇団とも2回目、よく息が合っていて、出しゃばらず、埋もれることなく、主役を立てつつ、劇を回すという、立ち位置をうまくこなしていた。ただ、まだ「元気な…」という周りの期待に応えて、いるのだが、黒澤さんは、「元気な…」だけの演劇人ではないので、別な暗い役もやって欲しいな。

ところで、この劇はもちろんコロナという災難に立ち向かう術のない、市井の人々を描くのであるが、コロナ事象がサイエンスの力で立ち向かえる相手である、という概念は全然行きわたっていなくて、自分の全くの力不足を感じたな。

(2021/12/17)

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華ちゃん久しぶり@渋谷カルチャーカルチャー

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すっかり電子チケットになった

田口さんを最後に観たのが浅草の虎姫一座だったから、もう随分と時間が経った。その間も、ポチポチとライブはあったのだが、田口さんの性格のためもあってか、小さなハコでしか開いていなかったので、気合を入れないとチケットを確保できない状態が、続いていたのだ。

虎姫一座が終了となったので、田口さんもやっと自分の力でやる気を出したようなライブだった。100人程のキャパのライブ会場だったが、田口さん、こんな広い会場で、なんてパタパタと掌で顔を扇いでいたのだ。

田口さん、虎姫の時の昭和歌謡をそつなくこなすのであるが、バラードはまだ伸びる余地が大分あるな。でも高音の伸びなんかは田口さん自身のものを持っているので、これからも頑張って欲しい、というライブだった。なんたって、あとひと月ほどで、21歳になるか、ってぐらいだから。

物販にチェキ¥2000円などとあったのだが、華ちゃんと一緒の写真だなんて恥ずかし過ぎるので、ライブが終わった後は直ちに引き揚げたのだった。

(2021/1/23)

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新谷さんひとりゴト公開収録@TOKYO-FMホール

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近くはないが遠くでもない座席のチケット

新谷さんが独りでトークする番組を、公開収録にして、ファンを喜ばせようというライブなのだ。

途中から日髙さんがゲスト出演ということで、参加して、あれこれとトークするのだ。で、「真希の居る世界」の話になって、父兄としては、二人ともチンピラに身を任せて自傷してしまうという気になった演技表現について、日髙さん、最初は台本を見て戸惑ったが、途中からやるしかないという気になった、という話を聞いて、やっぱり二人は女優なんだなと、父兄は丸め込まれてしまうのだ。チョロいのだ。

でも、シナリオのアナザーストーリーということで、二人が朗読だけで紹介してくれた、ストーリーの方が、父兄は苦しまなくて良かったのに、とも思ったのだった。

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最後のシャッタータイムの二人と塩田監督

ライブに来て良かったのは、日髙さんがギターを弾きながら劇中歌を歌い、新谷さんが映画ではカットされてしまったベースを弾いたのを聴けたことだった。日髙さん良かったよ。新谷さんも頑張ったよ。

簡単に丸め込まれたチョロい父兄は、こうして単純にまた推すこととなったのだ。なので、チケットは¥5980だが、新谷さんの卓上カレンダーが引き換えで渡されたので、満足したのだ。

(2022/1/29)

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堀内まり菜@渋谷

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近くはないが遠くでもない座席のチケット

堀内さんの初めてのワンマンライブだと言うので、参加した。振り返って見ると、堀内さん、ライブで観るのが実は最初なんだな。

堀内さん、のっけからフリフリの格好で出てきて、そう言えば、アニメや声優としての出が堀内さんのホームグラウンドなので、確かにその通りだった。心に突き刺さるような歌ではないのだが、目を瞑って聞いていると、眠りそうになる具合だし、MCでも厳しいことは言わないので、確かに堀内さん、独特な個性だな。

開演前にスタッフからサイリウムが配られて、堀内さんの歌う、菜の花のイメージを作り出す、と言うことらしい。予めスタッフから知らされていた、堀内さんが袖に引っ込んだタイミングで、サイリウムを光らせるのだが、サイリウムを発光させるための、口の捻り方が分からなくて、手間取っていたら、横のオタクが代わりに発光させてくれた。えー、自分で光らせたかったのにー、なんてことは言わなかったが、その代わりにマスクの中で、どーも、と感謝したのだ。

(2022/2/20)

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人間椅子ツアーファイナル@Roppongi

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二階の一番後ろだが舞台全部が良く見える

コロナ下、各地を回っきた人間椅子が、ツアーファイナルとしてやって来たのが、六本木のEX THEATERで。このハコは自分も始めただな。チケットの番号を見て、こりゃステージに近いのかも、そういや久しぶりのライブなので耳栓忘れたな、なんて思いながら会場に着いたのだが、結局のところ、二階席、全体が地下にあるホールで、ステージが地下二階で、その上に地下一階席があるので、二階席というのも変な話なのだが、まあ、天井に近い席で、ステージが見渡せるので、人間椅子のライブとしては悪くないのだ。

客電が落ちて、例の如く人間椅子の過去曲が掛かっている中、本人達がステージに現れて、その曲に合わせて演奏を開始するというスタイルなのだ。なのだが、聞いているうちに、何だか、もの凄く懐かしい、という気持ちが湧き上がって来て、涙ぐんでしまったのだ。あゝ、人間椅子は懐かしいというエモーションを刺激するのだな。MCでも、明日、ドラムスの中島さんが56才の誕生日なのです、これで全員56歳、なんて話が披露されて、あゝ、懐かしい感じがするな。おまけに、鈴木さんが和嶋さんとの出会いの話を披露して、あれは、二人が学校は違えど、同郷の弘前の中学校で、その頃、和嶋さんはもうギターの上手い奴で有名で、ジェフ・ベックをコピーした演奏を校内放送で流した、なんて話をして、これを受けて和嶋さんが、その後に別の中学校に通っていた鈴木さんを訪ねて、Kissのレコードを借りに行ったのが、二人の仲の始まりだった、なんて話が応酬されて、懐かしさというエモーションが掻き立てられたのだった。

エモーショナルな話をされると、直ぐにサマソニで、SU様の近くにまでモッシュしながら突っ込んで、酸欠気味になった思い出とか、さくら学院のライブでその頃推していた岡田さんを、丁度このあたりの二回席から舞台を探したのに、見つからない、人数を数えたら居る筈なのに見つからない、どうしてだと焦っていたら、髪を短く切っていたのに気付いた、なんてこともあったなと思い出したり、エモーションが次々に連なって出てくるのだな。

というわけで、この人間椅子も結成以来33年なんてMCを和嶋さんが繋げて、今日のライブは昔の曲を多めに入れたセットリストにしました、なんて話をしたが、やはり最近の無常のスキャット、が良いな、なんて色々なエモーションの入り混じったライブだったのだ。よかった。

(2022/9/20)

p.s.

そうこうしているうちに、和嶋さんの半世紀を、自ら綴った著作「屈折くん」が、文庫本になったと言うニュースが流れて来たので、ポチった。実はこの本、サイン本として、以前に神保町の本屋に出たのが最初で、手に取ってみたが買わなかった、と言う本なのだ。数日後に、バイクツーリングで北海道まで行くので、携帯してフェリーの中ででもゆっくり読もうか、なんて考えていたのに、つい読み始めて、面白いものだから、全部読んでしまったのだ。ツーリングに何を持って行くか、また考えねば。と言うことで、この本、和嶋さんの思い入れがたっぷり詰まった内容で、良かった。

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黒澤美澪奈朗読劇に出演

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客の入りは7割程で、舞台のよく見える席

黒澤さんから演劇に出演すると言うツイッターが流れて来た。で、ツイッターがあった日の次週末、金曜日で、普通のサラリーマンであれば都合が付かないかも知れないが、老人、暇はたっぷりなので、迷うことなくチケットをポチった。

朗読劇とは一体、何か。見終わった後から様子がわかった。今回の公園のイニシアチブを取ったのは、姉妹でユニットを組んでいる、チャラン・ポ・ランタンで、ユニットの基本は音楽活動。今回は、妹の方が主役を張り、サポートとして、声優やらを募った演劇をやると言うことだったようだ。

劇の下敷きとなっているのは、安珍と清姫であり、若い客には馴染みが薄かったかも知れない。これに安倍晴明やら、その弟子やら安倍晴明が使う式神やらが加わって、所々日本舞踊が入ったり、清元を入れたり、少し演出が練り足りなかったような気がした。で、主役の清姫はこのユニットの妹で、姉の方はアコーディオンでバックグラウンドを支えると言う構成だった。我らが黒澤さんは、この式神役であった。

黒澤さん、流石に声が良く通っていたが、その他登場人物は、時々聞き辛かった場面があったな。まあ、台本を手にしてセリフを語る朗読劇であったので、言い淀むことは無かった。まあ、終劇の後、トークイベントがあって、短い準備期間であった事が説明されたので、低コストな演劇とするためには妥当な選択だったのだろう。こちらとしては黒澤さんに主役を張って欲しいところだったが、元より客演であったので、仕方がない。

(2022/10/29)

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黒澤美澪奈@中野テアトルBONBON

ライティングのためもあるかも知れないが、黒澤さん眼がキラキラしていて、そっちの方に気が取られたが、黒澤さんの元気な様子が見れて良かった、という舞台だったのだ。

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100人は入らない小劇場

2021/07にすみだパークシアターで、一緒にやった劇団の客演である。便利屋稼業であるが、人の機微に触れるという、色んなものを詰め込み過ぎて消化不良の趣もあったのであるが、オムニバス形式の舞台、最後のシーンで黒澤さん大学一年生という実際と同じ役で、もう21歳なのだな。一瞬ではあったが、黒澤さんの気持ちの溢れる場面もあったので、もっと静かな掘り下げた舞台も見てみたいな、という舞台だった。

(2022/12/23)

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BABYMETAL2days@幕張メッセ

day 1

ネットを見たら、早くもセットリストをアップしている人がいたので再掲する。

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柵まではたどり着けない番号


01. METAL KINGDOM (初)
02. Divine Attack (初)
03. Distortion
04. PA PA YA
05. ギミチョコ
06. メギツネ
07. ドキモ
08. Light and Darkness (初)
09. Monochrome (初)
10. ヘドバンギャー
11. IDZ
12. ROR
13. THE LEGEND (初)

最初の曲を歌うSU様、その声に涙ぐんでしまう。で、IDZのイントロが始まって、え、これやるのか。となって、軽くモッシュしてしまった。さすがに何回も回ることは遠慮して、一周に留めたのは、年の功であるな。

(2023/1/28)

day 2

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昨日よりもっと後ろの番号

前の日は思わせ振りなクロージングだったのだが、BABYMETAL運営の良くある話なので、そんなに運営面では期待していないのだ。セットリストの最初の曲は昨日よりは良く聞こえた。会場のPAに慣れが出てきたのか、運営側からチェックが入ったのか、どちらかであろう。

昨日、年甲斐もなくモッシュしたので、今日は自重しようと思っていたのに、RORで堪らずモッシュしてしまった。ちょっと反省した。観客も久しぶりのWODからのモッシュに、おとなし目だったし、入場が1000番台ということで、柵に近づくことは諦めていたのだったが、昨日の進行具合から、割と人の薄めな場所に位置を占めたら、最終的には柵から4列目あたりまで行けたので、結果としては良かった。以前のような圧縮も起きないので、少し昔が懐かしい。

という訳で、アンコールでは、最後にSU様とMOAさんが、透明なコフィンに向かうというところで終わりだったのが昨日で、今日は三つめのコフィンが出現し、それに後ろ姿しか見せない誰かが向かうという演出で終了した。これについては、これから様々な意見が出されるのだろうが、プロデューサーが遂に三人でのパフォーマンス以外に無いことを認めたのだと、考えたい。

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石川綾子WellComeBackコンサート@王子ホール

去年の間に、今日のチケットの販売を開始して、随分と気の早いコンサートだなと思っていたら、本人、去年はガンで闘病中で、主治医からお許しが出たらしい、という話が少しずつもれ出て来て、そりゃ本人、不安でしようがなかっただろう、見事に回復して良かった、実に良かった、という感想しかない、藤岡さんの例もあるので、才能ある人が亡くなってしまったりすると本当に気落ちするしかないからな。

なので、ウェルカムバック・コンサートだったのかと。バイオリンは以前のような尖ったところは少なくなったようだが、前半のセトリに、サン=サーンスの死の舞踏を入れてあって、不気味さというよりは、石川綾子の不安さを表現していて、病となって、あのパガニーニの不安にも負けない気丈さがあっても、闘病中は辛かったのだろうという事が分かって、弾き終わった時には、ブラボーを飛ばすしかなかったのだった。

途中に、生きる力、と自ら名付けた自分の曲を初披露した。最初の曲の紹介にこれを、生きる命、と間違ってしまったと、すぐに自ら訂正して会場の笑いを誘ったのだが、曲の後半は、かの藤岡幹大のように、聞いてもよく分からない様な、難解なものにした方が良かったのではないだろうか、なんて勝手なことを思った。

会場の出口に、寄せ書きをシールに書いて貼り付けるコーナーがあったので、無事に帰ってきて良かった、本当に良かった、と書いて貼り付けて来たのだ。

(2023/3/25)

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ずっと後ろだが写っている

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BABYMETAL2days@ぴあアリーナMM

横浜のぴあアリーナMMってのは初めての場所だな。みなとみらい駅と桜木町の中間辺りで、少し歩かなきゃいけない。初日はみなとみらい駅まで、金町から一時間半程、遠くはないが近いとも言えない。今回も、2days両方参戦で、年金はたいて超モッシュピットと名付けられた、舞台に近いけれどずっと立っているという場所なのだ。

day 1

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高いチケットだがかなり端

blalck nightと銘打って、新生BABYMETALをお披露目するライブなのだ。プロデューサーも自分の思っている行き先と大分に違ったにしても、水野さんの影響をフェードアウトするには、時間が掛かることを実感しているのだな、と思われる成り行きなのだ。
01. THE LEGEND 
02. メギツネ
03. ギミチョコ!!
04. MAYA (初披露)
05. Mirror Mirror (初披露)
06. Time Wave (初披露)
07. KARATE
08. Believing (初披露)
09. METALIZM (初披露)
10. Distortion
11. PA PA YA!!
12. Road of Resistance
13. BABYMETAL DEATH
14. IDZ

流れてくる話を聞くと、KARATEの舞台で何かあった様なのだが、この位置からは見えなかったのだ。バンドの連中も見た事のないギターを持っているので、誰かと思っていたのだが、海外ツアーで初めて一緒になったメンバーが引き続いて参加しているらしい事が分かった。メイトは西の神と呼んでいるらしい。

新しい曲はSUさんがまだ馴染んでいないのか、聞くほうが馴染んでいないのか、まだ熱量が上がるという感じではなかったが、おそらくこっちの耳が慣れていないのだろう。

終演後、桜木町に向かっていたら、はまぎんホールの脇を通って、さくら学院の課外授業の事が思い出されてならないのだ。何てエモーショナルな時間だったのだろうと。

(2023/4/1)


day 2

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昨日よりはずっとセンター寄りだったので舞台も見える

前日は、BABYMETALは三人体制で、新しいメンバーは岡崎さんに決定したことを宣言したのであるが、今日はそれに合わせて変更したバックドロップも公開したのだ。小さかった水野さんのドクロもこれで消えたし、菊地さんのハートも無くなったのだ。その代り、ダンスに岡崎さんっぽい振りが入っていたりして、交代が明白になったのだ。今までは菊地さんだけだったマイクも岡崎さん、付けていたし。

そう言えば、岡崎さんが主演をしたミュージカルのライブビューイングも見たし、2017/2/12のバレンタインライブで、岡崎さんが振り付けた選抜メンバーのダンスも直に見て驚いた事があるし、自分、結構岡崎さんのこと見てるな。

セットリストも明らかに、岡崎さんの正式加入に合わせてあったのだ。今日はSUさんの調子が良いせいか、以前の曲では、ピットも盛り上がって、こっちも年甲斐に合わせてモッシュ一回転を決めたのだ。昨日のライブでは良く分からなかった、戸高さんと木村さんとちゃおの加藤さんが、昔のBABYMETAL風の赤いチュチュを付けて舞台の上手でパフォーマンスをしていて、昨日もこれがあったのかと、その三人ばかりを見ていたのだ。木村さん、大きくなったな。

セットリストがネットに上がっていた。
01. METAL KINGDOM 
02. Road of Resistance
03. いいね!
04. PA PA YA!!
05. Mirror Mirror
06. Light and Darkness
07. KARATE
08. Monochrome
09. METALIZM
10. Distortion
11. Divine Attack - 神撃 -
12. THE ONE
13. BABYMETAL DEATH
14. IDZ

(2023/4/2)

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BABYMETAL@Zepp羽田

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舞台のSU様の尊顔を心眼で見る距離

BABYMETAL APOCRYPHA - ANOTHER ONE -と銘打って、近年稀な小さめのハコ公演だったのだ。小さめとは言っても、アリーナクラスに比べれば小さ目、というだけで、Zeppとしては大きい方なのではないか。とは言え、メイトの数は多いので、2daysの公演なのだけれど、2公演とも当選という人は少ないようだった。

Zepp羽田、ググったら2020/07のオープンで、周りの建物と一緒に羽田イノベーションシティというコンセプトの複合商業施設として出来たらしい。

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女王に帰依する不死隊のようだ

でも今日のSU様は上げていたようで、冷静なSU様も良いが、ちょいと上げたSU様も良いな。マスク無しの大声OKの公演だったからかも知れないし、まだ数人程度ではあったが、クラウド・サーフもあって、SU様としては嬉しかったのかも知れないな。サーフが起きたということは、ピットはぎゅうぎゅうらしくて、モッシュもウォール・オブ・デスも起こせなかったようだ。シート席で良かったのかも知れない。ピットに入っていたら、どうなったか分からないという老人らしい感想を得たのだ。

新曲は披露されなかったものの、Deathから始まって、ホールはあっという間に暖まって、昔を思い出されたな。アンコールにはIDZもあって、何故だか涙ぐんでしまった。

(2023/8/15)

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黒澤美澪奈と倉島颯良@三件茶屋

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今迄で一番小さいハコかも知れない

二人がさくらの卒業式に歌った「ゆびきり」は、忘れられない曲で、在校生の誰だったか、二人が将来にまたこの歌を歌うのが見えた、なんて言っていたのが実現して、この歌が劇のアンコールで歌われるという、そのためだけにあっても良い、という演劇であったのだ。バックにボーカルとギターにベース、ドラムスの代わりにマリンバという構成で、二人の歌を中心として音楽劇である。

劇中の設定では、二人はバンドをやっていたが、行き詰まりを感じて解散。倉島さんが26で二人の子持ちという設定なのだが、少し無理があるな。倉島さん、全く子持ちという感じがしなくて、結婚している感すらしなくて、バンドを解散しても二人は互いの毎年の誕生日に手紙をやり取りするというのが、劇の肝でもあるのだが、これはシナリオに無理があるな。

こちら父兄くずれとしては、倉島さんが元気そうにしているのを目の前に見て、黒澤さんの今日の舞台化粧が濃いななんて感想を得て、満足なのだが、この二人を生かすシナリオの劇は構成するのは、中々に難しいな、という舞台であったのだ。久しぶりに見た倉島さん、昔と変わりが無いな。今まで黙っていたが、大学に通っているのだという。大学の軽音部に女友達が居て、楽器も良いなと思っていますなんて、倉島さん文学の人、という感じが相変わらずなのだ。

(2023/8/19)

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武藤彩未@billboard横浜

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確かに今までのライブ会場とは一銭を画すな

昨日の黒澤さんと倉島さんのライブは、演劇というには軽すぎるし、音楽ライブとも言い切れないので、少しモヤモヤしたまま家に帰ってきて、武藤さんのライブがあることを思い出して、ググってみたら、いつものe+では売り切れていたものの、ライブ会場そのもののbillboardでは、まだ空席があって、チケット代そのものは適切と言っていい価格だったので、一応家人に断りを入れてからポチったのだった。

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舞台の下手の席

billboardも横浜の方のbillboardで、内容はいわゆるオトナ向けのディナーショーに近いので、多分行くことはあるまいと思っていたが、武藤さんが昭和歌謡という切り口で、悩んでいたであろうアイドル路線から切り替えることができたので、そういう目で見るとbillboardは良いチョイスかも知れない、自分としても何時迄もモッシュではあるまい、という気持ちがあったのだ。

横浜までは電車を乗り継いで1.5時間程、馬車道駅からすぐというので、意外と近いかも知れないハコなのである。到着するとわざわざ席を案内してもらって、今までのライブ会場とは、かなり趣を異にするのだ。基本的には中央の四人席で食事と飲み物を楽しみながら、というコンセプトなのである。ステージバックの緞帳もそれっぽいしね。キーボードとベースとバイオリンというバンドが目の前を過ぎて舞台に上り、ついで武藤さんがやって来た。少しアイドル色が薄まったな。

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ドリンクを頼まないケチな客にもグラスの水が提供された

バックバンドの演奏が始まって、ドラムスがズシンズシン、という感じでは無いので、クラブというのはこういう雰囲気なのかと。PAも悪くなくて天井も高いせいか中々大人っぽいライブ会場なのである。ウェイターが回ってきて飲み物を勧めるのであるが、飲み食いしながら武藤さんを聴くというのは、どうかと思って、何も頼まなかったのだが、武藤さんアレンジのチキンプレートとドリンクがあったので、頼んでも良かったのかも。

昭和歌謡といっても、武藤さんチョイスはかなりマイナーな曲ばかりで、こっちとしても初耳の歌ばかりだったが、武藤さんらしいな。MCで武藤さん、自分より年下のバンドメンバーが居ると強調していたが、確かにそれだけ年月が過ぎたのだな、仕方がない、と言うしか無いのだ。

(2023/8/19)

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MetalVerse@O-east渋谷

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まあ肩をすくめるような番号だが結構前に辿りつけたからヨシ

MetalVerseと銘打って、Metalをもっと若い方にも広めようとして大量に年寄りを集めてしまったライブだった。いや、O-east懐かしいな。久しぶりだな。チケット番号は860番台という、待ち客の半分も入ったあたりの番号だったが、珍しく上手に位置を占めて、会場整理にもっと前に詰めてという声に促された流れに乗って、舞台正面の柵から六列目くらいには辿りついたのだった。

サマソニのBabyMetalのサポートに出たらしいメンバーと同じ5人が現れた。ボーカルは戸高さんで、ダンスユニットが、八木さん、野崎さんに木村さん、木村さん大きくなったな。森センに、お前大きくなるのかと揶揄されたほどのちびっ子だったのに、もう中学生で他のさくら学院出身者と同じ程度の背丈になっていて、孫の成長を目の当たりにした爺さまの気持ちになった。もう一人が、チャオから来た加藤さんで、このコロナが無かったら、さくらに入っていただろうな。

バンドの編成はBabyMetalと同じで、演奏が始まった途端、圧縮が来て、懐かしいなライブで圧縮だなんて、頭の上を二、三人もクラウド・サーフが超えて行って、懐かしいな。後ろのおっさんの吐く息が頭の後ろにかかるのが気持ち悪いが、これは仕方がない。

やはり、女子中学生あたりだと上がるな。戸高さんのボーカルもSU様の程の破壊力はないもののASH出身者らしくキチンとしていて、メイトは大いに盛り上がったのだった。このユニットだけの新曲も数曲あって、中々良い曲だったので、運営側も力を入れているのが分かる。

(2023/8/25)

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石川綾子@billboard横浜

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オトナのライブハウスなのでアルコールを注文したのだ

billboardは舞台を見ながら酒は飲めるは、飯も食えるは、というオトナ向けのライブハウスなのであるが、それ程コストはかからないという、リーズナブルな場所なのである。前回の武藤さんのライブで味を占めて、今度は石川綾子の演奏会なのだ。

今日は台風が通過するだのしないだのの天気なのだが、石川さん、台風の来る前に大阪のbillboardでひと舞台演奏済みなので、台風で客の足元良くないのを心配していたのだが、本人は至って元気なようで安心した。バックバンドにピアノとコントラバスとパーカッションを選んで、ジャズ方面に振ったライブなので、前回の態度を反省して、アルコール入りドリンクを頼んだ年寄り客にも、気楽に楽しめる舞台だったのである。

セットリストに石川さん自分の作曲した曲を三曲も入れてきたのを見ると、石川さん入院して色んな態度を固めて来たのだと思える。他にも書いたことがあるけれど、石川綾子作曲をフィーチャーしたアルバムを出して欲しいな。

(2023/9/8)

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人間椅子@zepp羽田

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周りが立ち上がったので仕方なく自分も立ちっぱなし

人間椅子の羽田zepp、良かった。これまでにないエモーショナルさだった。開始直後から、今日の鈴木さんえらい調子が良いなと思っていたら、途中で座って、和嶋さんに腰が痛いんだと解説されてしまった。でもツアーの始まりの頃は横になっても痛いくらいだったのが、皆さんのおかげで随分と良くなったなんて話をしたら客席から、ケンちゃーんなんて黄色い声が上がって、シンちゃーんなんて声も混じって、女性のファンが近頃ますます増えたようだな。

MCは続いて、夏にねぷたで帰った折に、和嶋さんのおじさんの葬式が終わってから、有縁の人と車座になって百万遍念仏を唱えた、まるでテツandトモのノリで楽しかったなんて話も出て、実にエモい。

アンコールに入ってから、和嶋さんの旧友が孤独死した話、中学生の頃にその彼から教わった最初のコードが Dm6で、これで彼を偲んで作曲しましたなんて曲を演奏してこれもエモ買った。最後は無情のスキャット、で締めくくられて実にエモい。これが人間椅子の目指してきた本質なのかも知れぬと思ったり。

和嶋さん、SGの左利き用を買ってわざわざ右利き用に変えて、ジミヘンみたいでカッコいいでしょなんて話も良かった。

(2023/11/8)

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MetalVerse@豊洲pit

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豊洲ピットは久しぶりだな

MetalVereと銘打って、アミューズの運営あるいはKobaMetal運営の手によるものなのかも知れない、まだ続けるかどうか迷いはあるものの、コストはかけました、という舞台だったのだ。始まりと終わりの例のプロジェクションにも、もしかしたら続けるかも知れません。MetalVerseはBabyMetalのコピーじゃありませんから、という雰囲気がたっぷり感じられるので、確かにこう云うものは、運営側としてもギャンブルであるので、お客さんもその辺りヨロシクね、ということなのだろう。

舞台の最中には、振り付けが今までのMIKIKO先生とは少し違うな、と思っていたのだが、後から考えたらもしかしたら、これ、岡崎さんの振り付けだったかも知れないな、と思うようになった。となれば、運営側、さくら学院の系譜を本格的に採用しようと考え始めたのかも知れないと、オタは妄想逞しくするのだ。

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どうにもならない番号だったが、二番目の柵の手前まで辿り着けた

戸高さんがボーカルなのは変わらないのであるが、所々の高い音を会場に通そうという気持ちが現れているのは、SUさんのようだし、声質も似てきているのだな。木村さんがもう高校生だとの話を聞いて、ああ、大きくなったなとか、八木さんもう大人だなとか、野崎さん何考えているんだろうとか、さくら学院の時代を思い浮かべながら、踊る姿を見るしかない、舞台だったのだ。

なのでもう一人の加藤さんについては、年齢的にはまだ中学生なのだな。さくら学院が存続していたら、今年から最上級生になっていたわけだ。‥たら、‥ればの世界に浸っても仕方がない。他の4人は舞台の上でも、すぐに誰なのか分かるのに、というオタの感想をまたも浮かべてしまう、そういう舞台だったな。

(2024/2/10)

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BABYMETAL 2024 LEGEND-MM

LEGEND-MMとか銘打っているライブなのだが、意味不明だったので、また運営側の思い込みだろうと、思っていたら、今、気付いた。岡崎さんのMOMOだったのかと。ググったら3月3日生まれで横アリのライブの二日目に二十歳になるのか。それでヘドバンギャーであのマイクスタンドの上部分を持って歌ったのか。それで二十歳の夜だったのか。それでデスヴォイスだったのか。それでいつもと違って笑わなかったのか。それで、モア様がいつもと違って笑ったのか。それでヘドバンギャー終わってから岡崎さんいつも通りに戻ったのか。

と、まあ色々と思い当たるフシがあって、岡崎さん黒執事でソロでボーカルやったのに、やっぱりBabyMetalメンバーとして歌うと違うんだな、とか。ライブが終わってからも色々とジワる横アリであったのだ。

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モッシュピットの一番後ろ辺りの席

横アリと言えば、自分のページを繰ると、2015/12/12の記録があるな。このあたり、まだモア・ユイの頃で、初めてThe Oneを聞いて、いきなり涙が流れたというエモーショナルな経験を得たライブであったな。で、今回もシンコペーション、モノクローム、The Oneと畳み掛けられて、SU様の圧倒的な歌声にひれ伏したライブであったのだ。2015の頃はモッシュピット席に当たらず悔しい思いをしたのであるが、2024の横アリでは、もうモッシュピットは無理だな、シート席だが立って見るというだけで、体力的には限界なのである。

セトリは、
01. BABYMETAL DEATH
02. メギツネ
03. DA DA DANCE
04. Shanti Shanti Shanti
05. Kagerou
06. MAYA
07. BxMxC
08. シンコペーション
09. Monochrome
10. メタり!!
11. ギミチョコ!!
12. ド・キ・ド・キ☆モーニング
13. THE ONE
14. ヘドバンギャー!!
15. Road of Resistance

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神器と銘打ったバングルなので場内で一斉に光るのだ

なので、確かに岡崎さんのことを考えたセトリになっているな。ギミチョコから終演まで、岡崎さんがYui-Metalのこと考えざるを得ないというセトリなので、確かにこれではモア・ユイとさくら学院でオーバーラップしていない岡崎さん、緊張のあまり顔が引きつってしまうのも仕方がない。何で今日は岡崎さん笑わないのかと思っていたら、そういう訳であったのかと。もう一年程も、今の体制でやってきたのに、と思ったものの、岡崎さんの性格を考えるとさも有りなんと、またもジワるライブだったのだ。

(2024/3/3)

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FOXFEST 2024

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嗚呼、十年前にはあのピットに混じっていたのだと懐かし

今回はフェス形式であると気付いたのが、数日前だったのだ。で、埼玉新都心のSSAに着いてから、これは今日は時間が掛かるかも知れぬと思い至ったのであるな。まあ、フェスで頑張ったのは、十年も前の話になり、今回は鼻からスタンドの着席を選んであるので、気持ち的には余裕なのである。

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FESとなっているので他のバンドに興味がなければちょっと飽きる

さて、一応フェスなので、聞いたこともないグループが四つも並ぶのであるが、例のプロデューサーが自分の好みで選んだ筈なので、客の好みに合っているとは到底思えず、まあ、興味はプロデューサーは、何でこのグループを選んだのかと推定するのも良かろうと、そういうフェスなのである。

開場時間に合わせてやってきたので、タイミングよく、さいたまスーパーアリーナに入場することとなった。座席は超モッシュシートと銘打たれているのであるが、舞台の上手の一番端っこの三階席であったので、確かに目の前は二階に転げ落ちそうな所をかろうじて手摺が防いでいる風の席で、視線を妨げるものはないのだが、舞台の奥の方は見えない、その代わりに一階の区切られたブロックで座り込んで開演を待つ客がよく眺められるという席であるのだ。

最初に現れたのがMETALVERSEで、どこかのフェスに出ることは知っていたが、このフェスに出るとは思っていなかったので、拾い物であった。ただし、戸高さんと木村さんともう一人 加藤さんが出ただげで、野崎さんと八木さんが出ないのは如何なものかと、プロデューサーに文句の一つも言いたいのである。ただ、生バンドを従えての舞台だったので、こうならざるを得なかったのかも。

その後、出てきたバンドは若手バンドでイマイチ、インスツルメントだけでイマイチ、オッサンのバンドなのでまあ楽しめた、というバンドが続いて、SU様が出てくるまで、それまでピットのモッシュを眺めては、お、サーフしとる。若いの頑張っておるなと言う感想を漏らすものの、どちらかと言うと苦痛だったとしか言えないのだ。

なのでSU様が出てくるだけで満足な客は、それだけで満足なので、BABYMETALのフェスではあったが、フェス自体はどうであろうと良かったのである。

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FESなので入り口でリスト・バンドを巻かれるのだ。外に出られるわけではない

(2024/5/26)

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シンディー・ローパー@武道館

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舞台全体はよく見えるもののかなり上だから遠い席

久しぶりの武道館ライブなのだな。今日はシンディー・ローパーなのだ。 シンディーが良いやつであるというのは、大分、以前からそう思っていて、自分とは同年代でもあり、日本で聞くことができるのも最後かも知れない、ということで、チケットを取ったのだった。

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久しぶりの武道館

シンディー・ローパーを改めて意識したのは、さくら学院の日髙さんがTrue Colorsを英語で歌ったことがあって、それが心に残ったからだな。さて武道館に来た観客、やはり年齢高めだ。高齢女性が多いのもわかる気がする、彼等の若い頃、シンディー・ローパーの生き方に気持ちを寄せていたのだろう、分かる。

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キーボードとパーカッションにスクリーム担当が入っている

MCでは1986年に初来日してから、色んなことがあって〜、なんて話をしていて、友達づきあいしている感ありありの通訳が伝えてくれたのだが。True Colorsを歌った時、一緒に合唱してくれたのが忘れられない、なんて事も言っていたな。

若い頃は、女の子はクレジットカードも自分では作れなかったなんて、話も交えて、色々と苦労してきたんだなと、同世代感が滲み出てくるのだ。オノ・ヨーコとの絡みの話が出たり、赤い水玉のバックで赤い水玉の衣装で歌ったり、草間彌生とのつながりもあるのだな。自分の表現が他と合わない時にも、何とかすり合わせをしつつ、何年も辛抱強く待って、ついには実現する、という強さが、シンディー・ローパーのいい奴感を裏打ちしていて、本当に良いやつなのだ。

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そりゃ若い頃とは違うが元気

アリーナ席の真ん中に、黒い布で覆った舞台があって、ここを使うなと思っていたが、予想通り、True Colorsを歌うための舞台だった。

良かったよ。今まで、同い年かと思い込んでいたが、シンディ、思ってたの違って、71歳だった。今現在を元気にやるって事、改めてシンディを観て教えられた、武道館だった。

(2025/5/26)

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BABYMETAL@O2-ライブビューイング@日比谷

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確かにライブビューイングの方が三人の御姿を間近に拝むことができる

ライブに出かけてモッシュするのは、もう無理だろうと、Su様の英国ライブの、せめてライブビューイングを、リアルタイムは無理なので、ディレイを、ということで、年寄りらしく、日比谷の東宝シネマズに出かけたのだった。チケットはもちろん、財布に入っているのだ。

30分程前に、チケットのもぎりが始まって、映画館なので指定席なのである。いつも通りの撮影禁止スライドが映されるなどしている内に、始まりましたね。ロンドンのO2会場は幾つかあるのは知っているが、このvenue、2016年4月に行ったウェンブリーアリーナよりさらにキャパの大きいvenueだった。あの時は天井間近の席で遠かったのは覚えている。実に9年前なのか。

近頃はデスから始まるのが通例のようで、Su様の声は少し調子が悪いように聞こえたが、尻上がりに良くなっていったので安心した。あのO2がほぼ満席であったのは喜ばしい。モモコが二ヘラと笑っていたが、元気そうで良かった。

ライブビューイングなので、それなりかとも思っていたが、やはり良かった。見にきて良かったのだ。今年の夏は米国を回るとのアナウンスが終演にスライドで流れて、三人の健康を祈るばかりだな。まあ、自分の方が先にこの世から失せるのは確実、その時も三人は元気であるだろう、というのはほぼ確実なので、それだけは安心材料であるな。アンコールの最後はIDZで、自分があの場にいたら、たまらずモッシュに参加しただろうな、お、英国のメイトも数は少ないが頑張ってるじゃないかと、一緒に走り回っている思いを英国に馳せたのである。

(2025/5/31)

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音羽@Zepp-Tokyo

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Zepp Diver City Tokyo

SerinaさんがRick Rackの次にFern Planetも解散して、この先どうなるのだろうかと思っていたが、半年前ほどに、Xの投稿にSerinaさんは今どこ?という呟きに、音羽という名でやってるよとのサジェッションがあって、続けていて良かった、次のライブもある、との情報を得た。Xも役立つ。ライブは半年前にはアナウンスがあったので、お布施がわりにファンクラブに入り、チケットも早速予約した。

ということで、Zepp-Diver-Cityへとやって来ました。次いでというわけでもないが、りんかい線ですぐ近くの品川シーサイドのホテルを予約したので、便利さを味わうことにもしてあるのだ。

さて、Zeppにやって参りましたと。入場列には、音羽のTを着た若い女性が沢山いて、どうも以前とは雰囲気が違う。ライブの進行もアイドル寄りになっていて、え、いつから。大分前から。という話になりそうなので、年寄りは余計なことは言わないようにと。ただ、ギターメンバーが二人とドラムスにベース、それに本人、という構成なのだが、本人のボーカルだけが聞こえて、肝心のギターが良く聞こえないな。ベースもはっきりしないので、こっちの耳が衰えたせいかも知れぬ。

ということで、Rick Rackの頃とは大分にスタイルが変わっていて、もう自分には馴染めないな、という少し残念なライブだった。Rick-Rackの頃は本人も言及していないし、無いことになっているのかも知れないので、仕方がない。ただ、今回のMCの中で、中学生の頃におばあちゃんの三味線で色々した云々の話が出たので、その辺りは本人も思い出深いのだろう。

(2025/8/12)

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いくぞライブ