うおっち 2016年

2015以前へ






何時、BABYMETALに嵌まったのかは、はっきりとは覚えていないが、2014/05/15のツイートに”ベビメタの快進撃みると、日本のコンテンツっていうのも凄いと思うよ”とあるので、これより少し前に気付いて、それから段々に嵌まって行ったのだと思われる。

実はもうファンクラブにも入っていて、その名前で BABYMETALについてツイートしたりしているのだ。

その後、ファンクラブ会員をまた一年更新した上、さくら学院のライブのチケットもゲットしたりして。(2014/12/18)

2015年も、出来るだけのチケット確保を試みたのであるが、話に聞くように、当選率の低いのを見越して、グループを作ってメンバー全員が複数枚のチケットに申し込むことで当選確率を上げる、というような手段をとることは潔としないので、悔しい思いをしたライブも多数あったのである。さらに、さくら学院のチケットも争奪戦になりそうな様子で、なかなか落ち着かない年であった。

2016年を迎えて、ファンクラブ会員を更新し、今年はいよいよ英国遠征のつもりであるのだ。その他にも、YouTubeでもの凄い才能のある、と自分では確信したのだが、ガールズバンドを見つけたので、このグループ、Rick Rackの活動もフォローするつもりで、なかなか忙しい年となりそうだ。(2016/1/18)

BABYMETAL

二月もさくら学院へ

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バレンタインデーということで配られたおみやげの写真

2016年の1月は随分と長かった気がしたが、2月は暦の進みが早い気がする。ライブ・シーズンが始まって、心待ちにしているからか。

で、最初のライブはさくら学院ということで、赤坂BLITZへ、メタルと違って漲ることもないので、心穏やかにライブ参加できるのだ。今回はスタンディングだが、最前に突っ込むつもりもないし、まあまあの整理券番号であったので、柵を背にして、舞台に近くはないが遠くもないというポジションが取れたのだ。

ドルオタと言われたとしても、あまり反論できない程度であるので、「今日は新曲を披露しまーす」という曲の他は、聞き慣れた曲に合わせて、少しオタっぽい振りをしてみたりして。ライブが終わって、馴染みのバーでもスタンディングのワインを飲んで、バリスタにさくら学院への賛同を求めたのだが、残念ながら熱いリアクションはなかったのだ。 (2016/2/13)

大阪にRick Rackを観に行く

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物販で缶バッジを買うしかなかったのだ

Rick Rackのベースが見つかって活動再開というニュースが入ってきて、ライブ会場は大阪であるが、チケットをポチった。これから伸びる、筈の、グループの伸び盛りの有様をみすみす見逃したくないからだ。大阪のライブだと新幹線の終電に間に合わないかもしれない。その時は夜行バスで戻ってくるつもりだ。

ライブ会場OSAKA MUSEは小さな箱で、1時間程前に会場に着いてみたら、誰も居ない。どうもそれが常態らしい。一旦近くにあったロッテリアで時間をツブして、開場15分程前に戻ると10人程がパラパラと階段付近にいて、成る程、Rick Rackはまだ、この程度のファン数であるか、ということで、これは盛り上げねば。チケット番号を呼ばれる頃にも、列は20人もいない程で、自分のチケットをあらためてみると整理番号1番であった。

ライブはワンマンですらなくて、観客は50人もいないんじゃないか、Rick RackのTを着た会社員らしき男に聞いてみると、平日はこんなもんじゃないか、という話しで、こっちが驚いた。というわけで、ライブがスタートして、それでも2番目のガールズバンドもなかなか頑張っていたよ。

ということで、Rick Rackが登場しました。CDのヘビロテで曲はアタマに入っているから、レスポンスも完璧にこなしたのである。ファングループが五六人居て、オタク風のレスポンスをしていたが、モッシュ風の動きも起きたので、後は観客の数だけであるな。ヘッドバンギングしていたのは、自分も含めて最前列の数人だけであったから。Serinaさんはまだ恥ずかしげであるし、客を煽ったりしないし、高校生っぽいバラードを入れてみたりするのであるが、余計な事は言うまい。余計なことを言って、活動を辞めてしまうのが一番怖いからだ。

というわけで、自分の中では、人間椅子やさくら学院に劣らないパフォーマンスであったと、ボーカルや、ギターや、ドラムスに再確認したのだった。物販にはタオルもTもなくて缶バッジを買わざるを得なかったのである。ライブに出演した四っつのグループの三番目であったので、東京行き新幹線の最終の一つ前に間に合ったのだった。

(2016/2/17)

Road to Wembley

セカンドアルバムが発表されてその一部が公開されたり、Metal Hammerの表紙を飾るという情報が流れてきたり、Wembleyのlive viewingが発表されたり、急に情報が溢れ出て来て、心が騒ぐのである。

出発まであと一ヶ月となって、旅行社からツアーの人数が揃ったので、実行します、とのメールが来たり、現地でのsimを手続きしたり、パスポートを何度も確かめたり、旅行保険の付帯条件を検討したり、とあれこれ始まった。というわけで、あれこれ書き綴って、出発までの気持ちを盛り上げようと。

変換プラグ(2/28)

アマでポチった電源プラグ二個セットが到着した。BFというタイプ名である。iPhoneとBOSEの充電用である。

旅行保険(3/1)

旅行中の保険はカードに付帯するものを利用する予定であるが、会費無料のカードに付帯する保険は、旅行費用をカードで支払うことでアクティベートしなければならない。ところが、今回の旅行社は中小なものだから現金決済しか受け付けないのだ。そこで、公共交通機関などの費用をカードで支払わなければならない。はじめは、イギリスに到着してから、オイスターカードを購入してこれに宛てるつもりだったが、羽田までの交通費でカード支払いができるかどうか調べたら、調べた価値があって、実はJRの指定席券売機で通常乗車券をカードで購入できることがわかった。バックアップとして別のカードでオイスターカードを購入すれば、これにも保険が付くので、万全であるな。

iPhone準備(3/9)

英国でもiPhoneが使えるように、ヒースローでsimを交換しなくても済むように、帰国してからsimを差し替える必要のないように、KnowRoamingというセットをポチって、予定より早く到着したので、これをiPhoneにセットアップした。これで、英国に着いたとたんにiPhoneの電話とShortMailとネットが使えるようになる、筈だ。

チケット未到着(3/25)

チケットが出発前一週間を切ってもやってこない。どいうわけだ。your ticket is under processingというホームページの表示がdispatched にならないのだ。終にチケット代理店にメールをしたら、一日も経ってから"We know the event’s coming up soon, so we’re really sorry that you haven’t had your tickets through the post yet. Unfortunately, we haven’t been able to print them and send them on their way."なんて返事が来て、"Your tickets will be ready for you to collect at the venue from when the doors open on the day. You’ll just need to take your booking reference number, along with the card used to make the booking"と。

これで本当に会場でチケットを手に入れることができるんだろうか。しかし行くしかないのだ。

Road to Wembleyー雑誌Metall Hammerを輸入

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Newsstand社からのエアメールが到着!

Metal Hammer issue No.281はBABYMETAL大特集で、表紙がBABYMETAL、3D写真付き、などと英国の中高生直撃の内容で、日本の高齢者のハートもぶち抜いたので、newsstandから購入することでポチったら、本日到着した。

3D写真というのは、雑誌が入るエンベロープが紙製で、その表面にプラスチックホログラムが貼付けてあるのだ。しかも雑誌そのものの表紙もBABYMETALで、記事としてはこの間の横浜アリーナの記事が数ページ分あって、Metal Hammerの力の入れ具合はもう、半端じゃないなー買って良かったー。

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エンベロープに貼られた3D写真!

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表紙もBABYMETAL DEATH!

三人の余りの神々しさに、ちらっと見ただけで本棚にしまい込んだのだ。

(2016/3/9)

さくら学院「歌の考古学」に父兄は参観するのだ

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品川THE GRAND HALLにて公開授業を参観

12名のさくら学院であるので、6名ずつの公開授業の二回公演である。父兄で大賀さん推しであるから、最初の回を参観したのである。吉田さん、麻生さん、岡田さん、黒澤さん、白井さん、大賀さんの順に、各自が「生まれる前の」歌を選んでプレゼンした後に、アカペラで歌うのである。

さっそくTwitterに曲名がアップされていて、順に、タッチ/岩崎宏美、あなたに会えてよかった/小泉今日子、言えずのI LOVE YOU/KAN、少女A/中森明菜、Let it be/Beatles、誕生/中島みゆき、なんだこの選曲はー。爺いを泣かせる。

会場内では手拍子も遠慮しろと運営から言われて、拍手するだけでしか応援できなかったのであるが、会場を出て駅に向かうところで、背後で女子が「大賀ちゃん、ヤバい、ヤバい」と叫んでいて、その通りなんだよ、と心の中で自分も叫んだのだった。

(2016/3/13)

人間椅子も観て来た

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高円寺は人間椅子の地元だ

可愛いものを見過ぎても現実から離れてしまうので、アタマを現実に戻すために人間椅子のライブに行って来たのだ。人間椅子はOZZFESTで見て気に入っていたので、国内ツアーの最終公演である赤坂のライブを待って居たというのもある。

ファンクラブには入っていなかったが、ハコの真ん中あたり、上手の柵に背をもたれるという、適切な位置取りもできたのだった、というよりドセンに行くモチベーションが上がらないのは致し方ない。MCで紹介していたが、メンバーの鈴木さんがツアー中に50歳の誕生日を迎えて、ドラムスのノブさんが間もなく誕生日で、和嶋さんは50歳になったばかりということで、全員50歳のバンドであるのだ。

前回も感じたのが、この笑える感じを何と表現すれば良いのかと考えたのだが、ほっこり感だな。怪談そして死とエロス、という公演タイトルだが、中身はほっこりしているのだ。だが、アンコールに二回も応えてくれて、最後のナマハゲは観客のレスポンスもあって、圧巻であったよ。

(2016/3/19)

お台場でもさくら学院with a standing

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Zepp DiverCity はフードコートの奥だった

卒業する三人の出演は後、二回なので平日でもヒマな高齢者は率先して行くべきであろうと、チケットを手に入れてあったのだ。

ただし番号はA1056番と、殆ど後ろの方であったのだが、前方の柵を背にする場所、下手側をすんなり確保できたのだった。スタンディングなので舞台の全体を見る事はできないが、卒業する三人の表情はしっかり見れるという場所なのである。

さくら学院はいつもエモーショナルで、卒業間近になるとそれが高まってくるという、人間椅子のほっこりと気楽に見る感じとは大分に異なっていて、アンコールの時分にはスタンディングの父兄があちこちで目頭を拭っているのであった。

(2016/3/22)

2015年度さくら学院卒業式

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天から舞い降りてきた卒業リボン

実はこの記事は、2016/11/20に書いたのだが、なぜ卒業式が終わって直ぐに書かなかったのか、よく覚えていない。あまりにエモーショナルなライブだったので、二三日は茫然としていたのであろう。

会場は神奈川県民ホール。到着すると、スーツ姿の父兄が並んでいる。今さらネクタイをするのは嫌なので、見苦しくないように黒のジャケットで参加したのだった。入場すると、貴賓席ではなかったが、一階の上手側、十分に学院生の表情が見えるところに良席を得る事ができた。

舞台に見入ってしまうし、これが三年生最後の舞台であると思うと、平静では居られ無くて、あえて記憶に留める必要はなかろうと。しかし、アンコールの形式で卒業式が始まると、それさえも覚えていないのである。ただ、倉島さんの送辞で一気に込み上げたのは覚えている。そして、全てが終わって、空から輝くリボンが降ってきて、その一つが私の手に舞い降りたのであった。

(2016/3/27)

Road to Wembley〜London

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遂に手にしたチケット

というわけで、ロンドンにやって来たのだ。ロンドンに到着してから、"The venue box office will be open from 14:00 tomorrow."なんてメールが来て、開演前にチケットを回収できる目処がたって、ホントにぎりぎりであるな。次の日に、昼過ぎに会場まで出かけて、無事チケットを手に入れることができて、いや、嬉しかったよ。で、時間があるので一旦ホテルに戻った。

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小雨の中、物販に並ぶ人達

夕方、ロンドンは雨になったが、ウキウキとして、Webley arena へ。場所はSection S5, Row W, Seats 59で、この会場の広さから言えば舞台に近いと言えるが、天井席の最後尾であるのだ。この一ヶ月間の何とも言えぬ不安な気持ちが、漸く解消されるという期待は大きい。12,000人収容とも云われる会場はもはやBMにとって大きいとは言えず、最後方の両側の天井に近い席が100席ほど空いているのが見えるが、後は満席である。双眼鏡を持参したから良く見えるのだ。

反対側の二階席に、介護人が二人程付き添った、ストレッチャーに横たわった中年男性が見えた。BabyMetalのTを着ていて、体を起こすことは適わぬようだが、満面の笑みを浮かべている。BabyMetalはもう本物の癒しを与える女神クラスとなったのであるよ。

客電が落ちて、ショーはスタートした。最後尾であるから遠慮なく立ち上がって、歓声を上げながら、手を振りながら、ヘドバンしながら、さくら学院の旗を振りながら、双眼鏡で降臨した三人を畏れ多くも確認したのであった。私の横の若い男がドイツの国旗を広げた。彼の思いは届くだろうか。

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Arenaの天井席から見た客入れの様子

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全てが終了して私の心は静穏を得たのである

席の場所からいっても音の良さは期待できなかったのだが、それでも十分であった。客席にはヨーロッパ各地からやって来た観客の広げる自国の国旗があちこちに浮かび、大きなモッシュが繰り広げられて、三人はバックバンドを鼓舞し、我々を悦びの高みへと導いてくれたのであったから。

私の振るさくら学院の旗は、三人の目に留まったであろうか。

(2016/4/2)

2016年度さくら学院転入式

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さくら学院@中野サンプラザチケット

去年の新入生オリエンテーションの様子と、今回の転入式の内容を混乱して記憶していたのだ。というわけで転入式には、パフォーマンスがないものとばかり思い込んでいて、LoGirlが設備更新期間、配信停止となってしまったための、さくら学院ロスからの、チケット購入だったのだが、買っておいて良かった、いや本当によかったという、ライブであったのだと思う程に、アイドル・オタになってしまったのであるよ。

シートは二階席であったが、パフォーマンスはなくても、見守るだけでよいのだ、などとオタ風を吹かせていたので、双眼鏡も大事なさくら学院フラッグも持っていかなかったのが悔やまれる。会場は中野サンプラザであるから、この広さでパフォーマンスをやらない訳がない、ということに気付かないようでは、オタとは言えないな。

舞台のパフォーマンスも、このところますますレベルが上がっているようで、去年転入してきた6人も、すっかり馴染んで、逆に二階席からは推しが見つけられなくて、一体どうしたんだろう、人数を数えてもいない筈はないのに、と探していたら髪型を変えていたのね、とオタらしい感想も浮かんできたり、お好みのオトメゴコロが披露されたりで、大いに満足したのであった。

昨年度の転入生の顔をやっと覚えたのに、また新たに三人が転入してきて、オタも忙しいな。

(2016/5/7)

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夏フェスの準備は完了

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4大フェスのチケット

いよいよ夏がやってきた。チケットの取れない分のリベンジとして、夏の4大フェスに参加するのだ。苗場のフジロック、ひたちなかのROCK IN JAPAN、石狩のRISING SUN ROCK、SUMMER SONIC OOSAKAの4カ所であるな。大阪を除いては、バイクツーリングを兼ねているので、死ぬかも知れぬ。

もちろん、準備が完了といっても、基本的なバイクの整備だとか、トランクの取り付けだとか、バーナーの準備だとかが完了しただけなので、例えば、北海道行きは仙台発フェリーがキャンセル待ちになってしまったので、取れない場合は青森まで走って、青函連絡船に乗らなければならないとか、細かいことは決定していないのだ。

ところで、チケットの当たらない話は、どうも、ファンクラブの登録氏名とチケットセンターの登録氏名が一致していないからだ、という説が出て来て、ファンクラブに問い合わせたら、否定されなかったので、東京ドーム以降は当たり始めるかも知れないと期待している。

(2016/7/23)

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第一弾はFUJI ROCK FES

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リストバンドは入場用とテントサイト用

苗場ははるか昔に行ったことのあるような気がするが、少なくとも夏ではない筈なので、覚えていないのと同じである。雨の心配をしていたが、基本は晴れであったので、日に焼けてしまった。

BMの一つ前の演奏(Robert Glasper Experiment)の音合わせの時にステージ前まで突入して、水分と栄養ゼリーを補いつつ、二時間以上炎天下で立ち続けた甲斐があって、最前から三列目に到達することができたし、三人をよく目に焼き付けることができた。MOAさんと目があった気がしたりして、満足であったことよ。

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バックドロップが掲げられると拍手が沸いたので記録した

今回は、なかなか首尾のよい案件であったな。まずはテントの準備が整っていたし、バイクのボックスも思い通りに付けられたし、荷物を増やすことができたので、普段の帽子やサングラスを用意したり、フェス用にバイクシューズと別に持っていったり、薄い雨具が防寒具になったり、折りたたみ椅子が絶大に役立ったり、炎天下でひたすら待つ間に、僅かであれ冷たい飲み物を持ち運べるサーモを準備しあったり、昼飯を食べなくとも体は保つようにとの、ゼリーパックを用意してあったり、バイクの駐輪場からテント場までのかなりの距離の荷物運びに、昔の背負子が役立ったり、夏用のシュラフが丁度よい具合だったり。こういう細々としたことが嵌って行くのは、気持ちがよいな。

ところで、Robert Glasper Experimentというのは、後で調べたら、キーボードを演奏していた人を中心としたバンドで、真ん中でサックスを吹いていた人物が中心ではないらしい。ジャズとヒップホップを組み合わせたところが新しいということらしいが、野外のフェスで演奏するより都会のクラブの方がぴったり来るのではないか。

今回はフェスであるから、BM終わってから、気を落ち着けて、メインステージのレッチリ(レッドホットチリペッパーズ)を見た。最前に行く必要は全くないので、椅子を持ち込んで(演奏が始まるとスタンディングになったのだけれど)、寛いで聞くことができた。テレビ画面が8面もある派手なステージセットで、聞きながら、これは、聞くと泣きながら酒を飲むようになる音楽とは違って、牛丼を食べながら聞くのがぴったりくる音楽ではないかと、感じた。

(2016/7/26)

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第二弾はRock in JAPAN

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一日券のリストバンドである

嫌いなロキノンだが、BabyMetalが出演するなら行かない訳にはいかない、というよりは、ロキノン主催なのかとわざわざ、ひたちなかまで出かけて行ってから、認識したわけだが。BabyMetalが11時50分から出演するステージのPAテントの前に場所を決めて、そこにずっと居るつもりであったら、10時頃にオープニングの挨拶に知らない爺様が出て来て、その上から目線の話に、なんだこのジジイ、ムカつく奴だな、一体誰だと。隣の男性に「あの人誰ですか」と尋ねたら「渋谷陽一ですね」との答えがあったので、ああ、文章を見るだけで昔からムカついていたが、此奴は、トークや態度だけでもムカつく奴であるなと再認識した訳だ。

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このステージにBabyMetalが。
バックドロップが掲げられなかったのは寂しい

ひたちなか海浜公園のフェスであるので、バイクで来たのだ。朝五時半に出発して八時半頃に到着した。このフェスの案内にはバイクに関する記述がないので、一般車の駐車券も購入したのであったが、案内の交通整理に一旦止められて、バイクの駐車場もあった筈などと言われたが、結局そのような準備はなかった模様だ。駐車場から延々と歩いて入場ゲートを通り抜け、また駐車場のすぐ近くのステージまで延々と歩いたので、フェスとは脚を鍛えるためのものかと納得した。

今回はドセンに突撃ではなくて、PAテントの前でおとなしく立っていようと、最初は思ったのである。しかし、目の前でモッシュが起きたので、これにたちまち飛び込んで、ぐるぐる回るついでに最前から四列目あたりまで進んで、柵には手が届かなかったので、暫くそこで声援を送り、その後また下がってモッシュッシュに参加するなど、前期高齢者の機動性を発揮したのである。

終わってから、別のステージに移り、木陰の芝生に寝転んで、朝の早かった分を取り戻そうと、うつらうつらしながら聞いたのがSKY-HIで、昼下がりの木陰の昼寝に丁度よかった。ということで、もうよかろうと、バイクに戻って、家に到着したのが六時頃で、汗に濡れたシャツその他を洗濯したのだった。

(2016/7/26)

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第三弾はRising Sun Rock

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通しのリストバンド

仙台ー苫小牧のフェリーが予約できなかったものだから、青森まで走り、青函フェリーで渡って、函館で宿を取るまでが第一日で、二日目は函館から走って、石狩の会場まで行ってみたら、思い違いでキャンプサイトにはまだ一日早くて、手稲のビジネスホテルに宿泊した。

やっと当日になって、まずホコリだらけの砂地の駐輪場にバイクを置き、バイクからテント用具を降ろして背負子に括り付け、敷地内を歩いてキャンプサイトに近いところまで行ったが、サイトは会場の向こうで、通り抜けのためのゲートが開くのは10時だというので、一旦戻って、敷地の外側の道路を二十分程も徒歩で大回りしてキャンプサイトに向かったら、キャンプサイトはゲートの外ではなくて会場の中ということでやっぱり入れず、十時まで行列に並んでから、やっとキャンプサイトに入れたと思ったら、サイトの指定が必要というので、また入り口に戻って、サイトの場所の指定をもらい、漸くテントを張るという、実に忍耐を必要とするフェスなのである。

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キャンプサイトである

キャンプサイトからメインのステージまでは遠い。延々と歩いて、オープンのONE OK ROCKの開演をひたすら待つのである。開演は午後3時であるから、ゼリーとスポーツドリンクでひたすら待つのである。ワンオクロックが始まって、女性を中心とするファンが声援と共にタテノリするのである。しかし、BMしかなくなった自分に、ワンオクロックからは何も刺さらなかった。

5時まで待った。夕暮れが近くなって、北海道とはいえ真夏の暑さはそれなりだったが、漸く和らいで、前列前は馴染みのオッサンと、かなりの初見の客がそれなりに集まってきた。この程度であれば、会場でひたすら待たなくても良かったのである。

このフェスもバックドロップがなかったが、その代わりリハで三神が短い演奏をして呉れた。BMが始まって、モッシュに慣れていない客の多いせいか、モッシュが回転するまでにはいかなかったね。モッシュに参加したり、最前から五列目あたりまで行ったりしたが、狂乱のライブはいつも記憶が曖昧なのである。そして、もはやファンではなく信者であるので、「SUさま〜〜」と叫ぶのに何の躊躇もなかったのである。まわりには、自分と同類の、BMにしか関心のなくなったオッサン共がいて、大阪のホワイトミサに参加したというオッサンが最新のTを見せつつ、ライブ初演のシンコペーションを聞いた自慢を聞いたりしたのである。TwitterのTLにいつも見るオッサンにも遭遇したのである。

全てが終わって、一旦、テントに戻って一休みしてから、ステージの一回り外側のエリアで、椅子にゆったりと座って「キュウソネコカミ」を聞くことにした。既に陽は落ちて、さすがに北海道であって、寒さにもう一枚はおる必要があった。だが、「キュウソネコカミ」にはすぐに飽きて、途中で会場敷地の外に出て、コンビニで弁当を買い求めたのであった。夜中までフェスは続いたのであるが、その音を聞きながらも爆睡し、翌日の午後から始まるフェスはパスしたのだ。

(2016/8/16)

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第四弾はSummer Sonic Osaka

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VIPチケットのリストバンド

さて、夏の最後の仕上げは大阪サマソニである。BMのステージは小さめのアリーナであるから、満杯になるのは予想された。ということで、少しはマシであろうとVIPチケットを購入しておいた。

今回はこのアリーナの地蔵になるつもりで、VIP席に座ってひたすら待つのである、ABCことAcid Black Cherry、続いてAndy Black、At the Drive in、BFMVことBullet for my Vallentineと続く、もはやピットにモッシュが起きるのを見て、これよりもっと大きいモッシュが起きるのだろうと、自分にとっては、予測して気持ちを高めるだけのステージなのだ。

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狭いアリーナなのにPAとライティング設備のためにステージが見えない

ということで、BFMVが終了したので、目星をつけておいたスタンド席の階段通路の最前に行き着いたのであった。BMの表情までは見えないし、下手のギターは見えないが、悪くはないポジションであった。PAテストが始まって、LEDAが出てきて隣の観客の女子も気付いた。LEDAはシャイであった。ステージが始まって、ソロなのに、後ろを向いて弾いたのだから。

誰かが言い出した、最新のBMが最高のBMだと、その通りで、会場の音響が悪かろうと、ステージの準備が酷かろうと、ディスプレイがなかろうと、セットリストが同じであろうと、最新のBMは確かに最高のBMであったのだ。フェスであるからBMのTを着ていない観客が半分以上もいるピットで、最大のWODとモッシュが出現したのである。隣の娘に連れられて来たらしいオッサンが、スゴイ、スゴイと叫んでいたのである。

そして私の夏も終わってしまったのである。席を立って階段を昇り始めた、わたしの口から「もう終わってしまった」という言葉が洩れた。

(2016/8/21)

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東京ドームRed Night & Black Night

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グラウンドの真ん中にドーム天井に届くセットが

2016年、イギリスのロンドンはウェンブリー・アリーナで始まった、ワールドツアーは東京ドーム2daysで完結するというシナリオなので、なんとしても行かねばならない。行かねばならないのに、どうしてもチケットが当選しない。遂には、どうもファンクラブの登録名とチケットアカウントの登録名が違っている所為ではないかという噂も廻ってきたのは、初日のファンクラブチケットに落選して、さらには別のチケットサービスにも落選してからであったのだ。辛いのだ。

しかし、先もあることだと気を取り直して、ファンクラブに連絡して、取り敢えず二つの登録名は、再登録して一致させたのであった。ファンクラブ側は、今回だけだからね、なんて恩着せがましいことを言ってきたので、登録名が違っていると、チケットのシステムの仕様で、自動的に落選するような仕組みであるというのは、どうやら本当らしく思える。

初日はチケットに全敗したのであったが、二日目はかろうじて、ファンクラブではないチケットサービスの、チケットが当選したのだった。中途半端な結果で何ヶ月も悶々としていたのであった。だがここに、捨てる神あれば拾う神あり、ということで、毎日通う銭湯で知り合った同じBABYMETALのファンに、初日のチケットを一枚譲っても良いという話をもらって、欣喜雀躍したのだった、心の中で。表面はにっこり、有り難うと。

ということで、やっと初日を東京ドームの中で迎えることができたのだった。

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やっと手にした二日続きのチケット
一日目が三塁側、二日目は一塁側であった

入り口で、ビニール製のコルセットをもらって、首につけるようにと。中央部に何かが取り付けられていて、音が鳴るのか光るのか、不明であるが、ショーが始まって、光るらしいことがわかった。

そしていきなり、天井まで届くセットのさらに天辺に、我らがSU様が現れて、2days、Red-nightとBlack-nightが始まったのだった。いつものような心臓が無理矢理に振動させられるような低音はPAの都合だろうか、抑えられていたが、低音が干渉しない分、SU様の声がドームに響き渡ったのである。嗚呼、SU様。

赤い夜のSU様の出で立ちは、黒く光る靴に足下をかため、黒の草摺に金粉を蒔き散らし、金の鱗の胸当てに、同じく金の襟廻、髪飾りにも金を施して、青と白のレーザー光の中で、ある時は緩やかにそして激しく歌い踊られたのである。初めてライブで聴く事になった新曲、シンコペーションは両脇の副将の踊りが、艶やかになっていたのに、動揺もしたのである。

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入り口ゲートで手渡された、White-lightコルセットと、二日目のRed-lightコルセット
運営の操作で白く光り、二日目は赤く光って、ドームを光の点で埋めたのである

二日目もまた外は大雨であった。この黒い夜に、さらにSU様の熱気は増して、我ら五万五千のつわものらに、もっと高く鬨の声を上げよ、聞こえぬぞと、煽るのであって、我らは、この御声に応えんと、さらに声を揃えたのである。そしてSU様は我らに歌声を御与え下さって、その天下りきて、沁み渡る御声に、われらは歓喜の涙を流したのである。

SU様の、我らはBABYMETAL、の御声に五万五千の我らも唱和し、両手を高く掲げて、我らはBABYMETAL、と何度も、声を限りに御応えし、全員が忠誠を誓うその声は、東京ドームの天幕を揺るがしたのであった。そして黒い夜の最後に、満足気に微笑まれるSU様の尊顔が、我らの、忠誠の赤い心に刻み込まれたのだった。

(2016/9/19-20)

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さくら学院祭2Days

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集合写真であるので、自分も写っているのだ

はい、やって参りました。さくら学院2016学院祭。今回は2Daysで、もちろん父兄と呼ばれるべきファンとしては、二日通して行くのはmustであるのだ。場所は舞浜のディズニーランド敷地にある劇場であるので、少し遠いが問題となる筈もない。今回は籤運もよく、初日は以前には貴賓席とも呼ばれたS席、二日目は一般席であったのだ。新しい劇場のためかあるいはディズニー規格なのか、なかなか舞台が見やすい劇場なのである。

初日はさすがのS席で第6列目のほぼ正面、若干上手側の良席であったのだ。前回の秋桜学院合唱部は4回もアプライして全部抽選に外れたので、単純に嬉しい。今回も素晴らしい公演であったのだが、実は二日目はさらに進化していて、たったの一回の公演経験だけで、全部が変わって来るというのは、いくら若いとは言え、もの凄いものであると、十年一日の如き自分を顧みて感心したのである。

さて、二日目は一般席であるので、かろうじて舞台の学院生の表情が見えたという、位置である。例年の通りであるが、二日目は、セットリストは一部に重複するところがあるというだけで、かなり舞台内容は違う。さらには、前に言ったように、たった一日で学院生は進歩していて、大いに心打たれたのである。もちろん、大いにオタ化したので、贔屓目で見ているだけだとも言える。

(2016/11/12-13)

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渋谷O-EASTで人間椅子

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Aであったのに出遅れたので会場では殆ど入りが終わっていた

人間椅子は東北生まれのおっさんなので、おどろおどろしい曲を弾き歌う程に、ほっこりと笑顔になるバンドなので、好きなのである。ギターの和嶋さんもなかなかのテクニシャンなので、気に入っているのだ。

今回の渋谷のライブは全国ツアーの最後ということで、ハコは満杯であったのだが、逆に小さいハコに客が疎ら(すごく失礼だな)なライブの方がグッと来るかも知れないなどと思ったりして。

(2016/11/19)

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Live Viewing of Wembley

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新宿ピカデリーのライブビュー・チケット

Wembrey, Londonは心に留めておきたいライブであったが、ライブはいつも我を忘れてしまって碌に記憶できているわけでもないのである。であっても、ライブの熱気を肌で感じて一緒の時間を過ごしたのだ、という記憶をいつまでも温めておくというのも、老人にとっては捨て難いのである。

ライブ映像を観ることで、その微かな記憶が薄れてしまうのではないかという、アンビバレントなこだわりもあったのだが、観たいという気持ちもまた強いのである。数秒間迷った末、改めてWembreyの映像を観ることにしてチケットをポチったのだった。

映画館の椅子に座っていたとしても、もちろんカメラはアップになるし、音はラインから取られたものだから、ライブよりは断然良かったのである。

(2016/11/22)

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いくぞライブ