うおっち 2015年以前





何時、BABYMETALに嵌まったのかは、はっきりとは覚えていないが、2014/05/15のツイートに”ベビメタの快進撃みると、日本のコンテンツっていうのも凄いと思うよ”とあるので、これより少し前に気付いて、それから段々に嵌まって行ったのだと思われる。

実はもうファンクラブにも入っていて、その名前で BABYMETALについてツイートしたりしているのだ。

その後、ファンクラブ会員をまた一年更新した上、さくら学院のライブのチケットもゲットしたりして。(2014/12/18)

2015年も、出来るだけのチケット確保を試みたのであるが、話に聞くように、当選率の低いのを見越して、グループを作ってメンバー全員が複数枚のチケットに申し込むことで当選確率を上げる、というような手段をとることは潔としないので、悔しい思いをしたライブも多数あったのである。さらに、さくら学院のチケットも争奪戦になりそうな様子で、なかなか落ち着かない年であった。

BABYMETAL

幕張のライブへ

幕張イベントホールのBABYMETAL WORLD TOUR 2014に行ってきたぜ〜〜。

チケット
ヤフオクにまで手を出して購入したAフロアのチケット

実のところBMのライブは初めてで、彼らの急成長と自分の老化とを考え合わせると、決して出会う事がなかったという可能性の方が高かったので、迷うことなく幕張に向かったのであるし、抽選で当選したチケットを捨てる覚悟でヤフオクで前列のチケットを落札したのだ。年金生活者の金遣いをナメるんじゃねーぞと。

ライブ自体は、うめ吉のライブや、Perfumuのライブも行ったことがあるが、BMはとびきりの激しさだという知識をネットで仕入れておいたので、準備も万端である。まず会場に入ってからロッカーに荷物を入れる時間などある筈がないので、着替えと財布とiPhoneを身につけておくために、バイカー用のショルダーバッグを購入しておいた。肩ベルトの他に腹を締め付けるベルトも付いている、体にぴったりと沿うバッグである。Tシャツでは腕が汗で濡れるだろうと、同じく夏のバイク用の腕ぬきも荷物に入れた。

幕張のイベントホールは収容人数8000程度であるが、スタンディングのフロアには4000は入っただろう。ヤフオクでゲットしたチケットは、A234番で、ドセン(真ん中の最前列)は難しいかも知れないが、前に行けるのは間違いないのだ。が、結果としては位置どりに少し失敗して、最前から五列目くらいだったのだが、これは右側か左側のセクションに飛び込んでもっと前にいくべきだった、と後で思い知った。

というのは、ホールの照明が落ちた途端に後ろからもの凄い圧力がかかって、そこからは一歩も前にも後ろにも移動できなくなったからだ。前日にフィットネスクラブで汗をかいておいたから、少しくらいの混雑は気にもならない。満員電車で鍛えられたサラリーマン経験をナメるんじゃねーぞと。

ライブの興奮はあまりにプライベートな話なのでうまく表現できない。ただ、前にデブとやけに背の高い男がいて、BMの三人がそいつらの頭と全員が掲げた腕の間からしか見えないじゃねーか。だがところどころでだが肉眼で見納めることができたから幾分か満足だった。すぐ左手では何人もが頭上を転がっていった。クラウドサーフだ。脚が頭にあたるじゃねーか。ただ自制は効いた。明後日はシャンソンの舞台だからあまり叫ばない。叫び声で耳が痛いんだけど。挙げた左腕で、曲が終わった瞬間の絶叫が、耳を痛めるのを防いだ。

アンコールの時には殆どの人間が息も絶え絶えで、かろうじてオタクが最後の力を振り絞ってコールしている。最後の二曲が終わると何人も柵にもたれて脚を投げ出している程だった。ぐっしょりになったタオルとTと腕ぬきをバッグに入れて、全員が放心状態にある中で着替えた。ジムで鍛えているジジーをナメるんじゃねーぞと。

(2014/9/22)

BABYMETALを背負う

ジャケット
Shottの皮ジャンにロゴを背負わせた

バイクのジャケットにファンである証しのロゴを描いてやろうと思った。豪華に刺繍する方法、パッチを作って貼付ける方法、ショップに持ち込んでプリントする方法等々、あれこれ考えたのであるが、手持ちのジャケットを考えるとなかなかぴったりとした解が見つからない。

そのうち季節が移って、革ジャンならそのままペイントすれば良いのではと気付いて、実行に移した。ポイントはネットから引っ張ってきたロゴを、どのように革ジャンに書き写すかという点で、これもネットを探したら、白色のカーボンペーパーの存在を見つけた。早速Amazonで注文してみた。

到着したカーボンペーパーを置いてロゴを鉛筆でなぞると、白くなぞった跡が付く筈であったが、実際のところ、皮に厚みがあるためか、うまく転写できなかった。光の方向を変えつつかろうじてそれと分る、なぞり跡を追い乍ら、面相筆でアクリル絵具を置いてゆき、それでも一時間程で完成したのだった。

存外によい出来となったので満足した。これを着て原宿のカフェに行こう。

(2014/9/30)

新宿のユニカビジョンを見る

背中
放映中のBABYMETALを見る私の背中

新宿の巨大スクリーンを使ったライブ映像BlueRayの販売プロモーションが始まった。二週間程続けるらしい。20分の映像が一日5回、今日がそのスタート日だ。何の用事もない自分なので、ファンとしては、スタート日の初回映像を見なけりゃいけない。空は生憎の雨模様だが、傘をさして見るのも迷惑となるであろう。

ちょいと気恥ずかしいが、この前ロゴをペイントした、ショットのラーダースを着ていくことにした。ついでなので、朝シリコンスプレーをかけて防水を強化しておいたのだ(やる気十分じゃないのという気もするが)。

新宿について巨大スクリーンのあるビルの交差点を挟んだ反対側の歩道の柵にもたれて開始を待った。同好の士は数人みかけたものの、集団を形成するまでにはならなかったのは、この天気と時間帯では仕方がない。十時きっかりに放映が始まって、部分的には何度も見た映像ではあったが、これだけの巨大画面であるとまた感覚が違うな。本当はもっと仲間が集まって、熱く声援を送りたかったのであるが、一曲終わる度に控え目な拍手をすることで、ファンであることをアピールしたのだ。

だが、ライダースを着ていったので、「渋い」というコメントとともに、写真を取ってアップしてくれた人がいたのが嬉しかったね。

(2014/10/23)

ライブ参加Tシャツを特注する

T
特注したTシャツの前(左側)と後ろ(右側)

BABYMETALの物販やネット販売のTシャツの数々は、それらしいのだが、じゃ、それを着て街なかを歩けるかと言うと、少し人の眼を気にして一歩下がってしまう、というデザインである。さらに、生地が普通の綿素材であるので、汗をかくといかにも濡れてしまいました、という風になってしまって、老人には似合わないと思った、勝手に。

そこで、革ジャンの背中に代紋ならぬロゴをつけるときに、あれこれ考えたパターンの一つを付けたTシャツを作ることにした。作るといっても、Tシャツ自体がないので、これもググってみると、ドライ生地のTシャツに、カッティングシートを熱で接着するところまでやってくれるショップを見つけた。パターンをPhotoshopに落としてから、トレースをやり直し、Illustratorのファイルに変換して、これをショップに送るということにした。

作業自体は一週間程で上がってきた。シートは、ショップの言う、マジフロック( 新世代のドイツ製フロッキーシートです。高密度のフロックファイバーで、ソフトでスムースなベルベット調の風合いは、スポーツウェアにも良くマッチします)という能書きのシートで、仕上がりは思ったより良かったので、¥5000程の出費であったが、満足した。

これで12月のライブの準備は整ったのだ。

(2014/11/4)

ジャケットもう一挺

jacket2
RS-Taochのジャケットに手書き

早朝の観音さま参りに、革ジャンだけでは寒さがきつく感じられるようになってきたので、RS-Taichiの冬ジャケットを引っぱり出して来た。さすがにインナーにシンサレートも入っているし、暖かさが違う。違うのだが、何かが足りない。そう、BABYMETAL愛が足りないのだ。

ということで、このジャケットにもロゴを入れることにした。ロゴはTシャツに使ったものを再利用することにした。イラストレーターでサイズを少し拡大したので、手元のプリンタが出力できるサイズを超えた。で、複数枚にタイリングして 出力するのであるが、プリントメニューに見つからない。マニュアルには存在するようになっているのに。で、ググってやり方を見つけたのだが、イラストレーターは日々使っていないと、どうも馴染まないな。

さて、型紙が出来たので、白のカーボンを使ってこれを写し、白のアクリルで描き込んでいけば出来上がった。ほぼ一日仕事であったね。

(2014/11/24)

ライブ参加準備は万端

digital chicket
デジタルチケット

今日の天気予報は雨だ。SU-METAL聖誕祭のライブ会場は豊洲の吹きさらしである。どうしようかと、いや、ちゃーんと準備してあるのだ。

まず、アンダーは特注のT、腕が寒く、ライブ中は汗だらけとなるので、無印のアームカバーと呼ばれている腕抜き。これにPOWERAGEのマイクロダウンインナー、これにmontbellのレインウェアである極薄バーサライトジャケット(重さ168g)、が上半身である。

下はパンツはまあ履くことにして、これにHYODOのBOOST WARM UNDER PANTS、それにDIYで買ったdickiesカーゴパンツだ。

で、これでびしょ濡れになって凍え死ぬのは避けられると思われるので、ライブ会場に入るまでは雨と風に耐え、ライブ会場に入って、ダウンをバッグ(ALPHA INDUSTRIES INC.ボディバッグ)に突っ込み、レインウェアはカーゴパンツのポケットに入れるという寸法である。

さて、バッグに着替えのシャツをレジ袋に入れ、タオルも忘れずに入れ、いざ、出発だ。今回はiPhoneに入っているデジタルチケットが必須だ。バッテリーは充分であるよな。

(2014/12/20)

p.s. ファンクラブのライブでは、観客の叫び声は耳の痛くなるレベルであるし、また今回のライブの位置取りが左側スピーカーの前だったこともあって、ライブが終わった後の、耳のツーンとした感じが次の日まで残ってしまった。これはちょっとまずい、ということで耳栓をポチった。Dirigent Thunderplugs という製品である。125Hzで-21.2dB、1000Hzで-23.8dB、2000Hzで-31.2dB、1000Hzで-23.8dB、4000Hzで-30.4dB、8000Hzで-36.8dB、という性能があるらしい。

(2014/12/22)

さいたまスーパーアリーナ(SSA)へ

SSA ticket
SSAチケット

実のところ前回の豊洲ピットは音響が不出来であると思った。ネットで見ると。そう思っているのは自分だけではなかったようなので、不出来であったと言いたい。

というところで、気を取り直して、さいたまスーパーアリーナ(SSA)へと向かったのだった。SSAは一度Perfumeのライブに行ったことがあって、確かレベル5というとんでもない天井近くの、ステージの三人が豆粒のようにしか見えない状態だったので、あまり良い印象は持っていなかった。だが、今回はファンクラブ会員の席で当選したのであるから、豆粒ということはないであろうし、また、念のため双眼鏡も用意したのであった。Vixen-Atrek-II-8x32, Field of view 7.5°という最新型である。

またさらに念を入れて、長い下準備をした上、家人を同伴したのだった。これで、家人の私に対する様々な懸念と疑念が、かなりの割合で諦念へと解消されるであろうという目論みがあったのは否めないが、もちろん、楽しんでもらえるだろうという読みもあったのだ。

今回のライブはエンドステージでそこから三方に飛びステージがあるという構成で、当選した席はそれほど舞台に近くはないが、豆粒という程でもないという席であった。音響は豊洲とは比べ物にならない程よかったし、双眼鏡を使えば三人の表情まで分かったので、大いに満足したライブであったのだ。飛びステージでSUさんがロンドを歌ったとき、双眼鏡を通して目が合ったような気がしたのは、私の妄想力が大いに進歩した証拠である。

ただし、正月以来の痛風を疑われる足首の痛みと、歯のゆるみに起因する顎の痛みゆえに、IDZで若者と一緒にジャンプすることは適わなかったので、軽く膝の屈伸をしたのみが私の精一杯の熱の表現であった。それゆえに、スタンドから眺めるモッシュピットの狂乱に、自分も参加していたらという羨望が生まれていたのは否定できない。

ということで、家人も久しぶりのライブに喜んだようであるので、帰り道で、来月は、さくら学院のライブに行く予定であることを告げたのであった。

(2015/1/10)

遂にさくら学院ライブにまで

SSA ticket
さくら学院フラッグを振ってきた

SSAライブが終わって、次のライブはいつであろうかと期待していたところで、BABYMETALの来期の世界ツアーの第一弾が発表された。しかもメキシコシティ、トロント、シカゴ、オハイオのコロンバス、ウィーンに、ドイツが二カ所という、もの凄さで、日本はその一部となってしまった。嬉しいが悲しい。ということで、予定していたのではあるが、その悲しみを少しでも埋めるために、さくら学院のライブに心が向いたのだ。何度もいうことだが、ロリコンではないのだ。

ということで、恵比寿のライブハウスで開かれた、さくら学院のライブに向かったのだった。全員スタンディングでソールドアウトしたようだから、1000人は入ったと思われる。ただしライブの雰囲気はかなり違った。壁際の少し高い床に場所取りをしたので、フロアのアイドルファンをよく観察できた。

つまりアイドルファンが高い割合を占めているだ。だから、ライブの音圧も高くなくて、耳栓などもいらない。つまり音と圧縮とモッシュとクラウドサーフと絶叫とジャンプが入り交じった狂乱のライブではないのだ。アイドルを見るのだから、アイドルファンは、フリやかけ声の約束事とそれに従うことで、アイドルファン同士の意思の共有を求めているようだ。ということで、アイドルファンとその他はある一線があるようで、取り敢えずは、この一線を越えてアイドルファンの中に身を投ずることはないだろう。が、先例もあることなので、確信はないのだ。

ファン全体の年齢層もベビーメタルよりは大分に若い方に振られていた。自分は間違いなく観客の中で最高齢を争ったであろうが、自分としての違和感はなかったと、周りの目を無視して、あれこれと存在を主張したのだった。小旗も振ったのだった。

ところで、アイドルファンの中に身を投じるつもりはないのだが、さくら学院の最も重要とされる卒業ライブのチケットは既に確保しているのだ。

(2015/2/15)

2014年度さくら学院卒業ライブへ

手回しよく先行チケットを申し込んでおいたので、抽選にも当選して、ついにさくら学院卒業ライブにまで足を運んだのだった。卒業式ライブなので、Tシャツではなく、一応ジャケットを着用していったのだ。今年は例年より一週間程も早く、NHKホールのある代々木は桜が満開であったのだった。いや、実に卒業式ライブにふさわしい状況なのであって、家人の、「卒業式だなんて、自分の娘の時にも行かなかったくせに」という苦言も上の空であったのだ。もちろん、かねてより用意のさくら学院フラッグと、二階席では舞台が遠かろうと、双眼鏡も忘れなかったのだ。

moa
moaさん
moa
yuiさん

NHKホールは満席で、ファンは、スーツ姿やら和服の女性が目立つなど、一種の熱気を帯びていたのだった。熱気は帯びていたのだが着席のライブであったので、一階の最前列を除いて熱狂するまでではなかったし、卒業ライブであるのだから熱狂する必要もなくて、むしろ彼女たちのこれまでの「学院生活を通した成長」に涙する場なのである。

次の予定は5月の屋外フェスで、チケットは確保したのだ。

(2015/3/29)

METROC-2015フェスへ

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METROCK-2015リストバンド

ファンクラブ会員なのにライブチケットの抽選には落選しまくりで、有料のアミュモバとローチケのバックアップを使いまくりで、チケットを入手しているのである。会員数が増加しているのと、ファンクラブ以外にも主催者はチケットを流すのであろうから、仕方がないのだが、オークションで購入されたチケットによる入場は拒否するというアナウンスによって、プレミアが付かないだけ、マシであろうと自分を慰めるしかないのである。

METROCKフェスのチケットは一日券であるので割高なのであるが、ライブを見るためにはそんなことは言っていられないので、申し込み、無事に当選したのだった。

前日までは雨が降るという予想であったので、例の極薄レインジャケットを用意して出かけたのである。雨が降ろうと槍が降ろうと行くのである。御同輩も同様であろうから、雨が降ったから人数が少なくなるとも思えないし、現地で言葉を交わした御同輩もやはりそう思っていたのだった。

さて、予報も雨から曇りに変化した。シャトルバスから降りると、空は見事に晴れ上がり、フェスの開演は12時であったが、11時には会場入りして、三つに分かれたステージのうち、BABYMETALの出演するフィールドの、ステージにほど近い柵の際、植え込みの覆い被さる柵際に、隠れ潜むように陣取ったのである。来る途中にコンビニで、飲料水2本、チョコレート・バー2本、ウィーダー・ゼリー2個を購入してあったので、陣取ってひたすら待ったのである。フェスの広場のあちこちにあるテントの売店にも近づかず、ひたすら16時半の開演を待ったのである。

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METROCK-2015-WindMillFieldのステージ

それでも時間は少しずつ進み、KANA-BOONとTHE BAWDIESをやり過ごし、MONGOL800の始まりと同時にドセンに突撃したのだった。運良く二番目の柵を背中にした好位置をキープして、MONGOL800のファンが暴れるのを眼前にしながら、地蔵状態では失礼かと、それなりに盛り上げたのであった。もちろん、このそれなりの盛り上がりを圧倒する狂乱の出現を予期できたので、その予感に盛り上がったと言ってもよいと思われる。

MONGOL800は漸く終わって、モッシュピットはいつの間にかBABYMETALの開演を待つオッサンばかりとなった。やがて、サウンドチューニングに神バンドメンバーが現れる度にオッサンどもは叫び声を上げて、次第に自らの体とアタマに熱を加えたのであった。間もなく始まる。あと10分、そしてあと1分…。

始まった途端に前列への圧縮が始まって、圧縮のために空いたピットの後ろ側、つまり柵を背にした我々と圧縮の間の隙間に、新たな観客がなだれ込んで来たのだった。眼前でモッシュが始まって、そのうちモッシュに耐えられない観客が柵に戻って、逆に今度はこちらが前方に押し込まれた。狭いピットなのにモッシュに加えてウォールオブデスまで始まって、成り行きならばと、自らそこに身を投じるとともに、それに乗じて前へと突撃した。最前列から4列目あたりまで突進したが、頭上をクラウドサーファーが通り過ぎる狂乱の中でも、最前列は柵にしがみついているので、それ以上は無理であった。ダメジャンプも出来ない程の圧縮であったから。

40分間はあっという間に終わったが、明るい陽射しに舞台の三人の表情まで見えて、心から満足した。

次はユニコーンであったが、パスした。別会場の、キュウソネコカミも覗いてみたが、直ぐにパスして、帰りのシャトルバスに乗るために、また蜿々と歩いたのだった。

BABYMETALのステージが作られていたのは、若洲公園の風車を背にした地面がマウンド状になっている場所で、何回もバイクに乗ってやって来ている馴染みの場所だ。今度また行けば、誰もいない静かな公園に戻っているのだろうが、芝生の地面に坐れば、モッシュピットの狂乱が幾度も思い出されるであろうよ。

次は幕張だ。三回の落選の末、終に当選したチケットを持っているのだ。

(2015/5/25)

さくら学院2015転入生オリエンテーション

さくら学院からはMOAYUIは卒業してしまったのだが、卒業式の舞台上からMOAMETALの、「これからもさくら学院を応援して下さいね」との呼びかけに応諾してしまったので、男の約束、引き続き応援することになったのだ。

新規の転入生が入って来て、まだ名前と顔は一致しないので、顔見せライブである「転入生オリエンテーション」に行ってきたのだ。転入生が入ってすぐにさくら学院のダンスと歌をこなせるのだろうかと思っていたのだが、やはりそれはなくて、本当に顔見せ主体のライブであった。フラッグを持参して、所々でそれを振ったので、特段の不服はないのだ。

ところで、さくら学院のメンバーは、あれよあれよと言う間に背が伸びてしまうし、メンバー間でも互いの背の伸び方は気にしているので、身長はネタの一つであるのだが、今回の舞台には、身長測定器を持ち込んで身長を計る、というコーナーがあった。一つ、面白いと思ったのが、測定器に乗る時に、靴を脱ぐのであるが、手を添えて靴を脱ぐ、それだけではなくて揃えておく、というメンバーと、靴を擦って脱ぐメンバーとが居て、あ、そういう躾を受けているのとないのとでは、上品さという点で、大分に感じが違ってくるなと。思い返せば、自分の子供には、手を添えて靴を脱ぐ作法など教えなかったし、自分自身もそういう作法は、身につけていなかったのであったよ。

ということで、小中学生に教えられる、という所のあったライブだったので、これからは、手を添えて靴を脱ぐという作法を、身につけようと思ったのである。ゴキゲン・ジジイと共に上品ジジイも目指すこととしたのだ。

(2015/6/7)

幕張で全員モッシュシュ

このライブは25,000人も入れたのに、ファンクラブの先行VIPチケットも、先行一般チケットも、アミューズ・モバイルのチケットも、次々に落選して、焦りまくった末に、ローソン有料会員のチケットにやっと当選した、という貴重なライブなのだ。だが貴重ではあるが、A、B、Cブロックの4774番であるから、最後の販売チケットであることは疑いない。ということは、会場でも最後尾であるということだ。

チケット
Cブロック4774番のチケット

さて、入場前は例の如く延々と待って、しかも朝から雨模様の天気の中、ついに降り出した。雨の中の入場待ちは二回目であるな。当然のように超軽量レインウェアを準備してあったので、びしょ濡れになることはなかったのだが、25000人の最後尾で、雨に濡れながら入場を待つというのは、少しは惨めな気持ちになってしまうのだな。

ところで、今回は前回のMETROCKフェスのモッシュで靴が脱げてしまった、という経験をふまえて、踝の上までの深さのトレッキングシューズを購入したので、対応はほぼ万全なのである。カーゴパンツとタオル、今回も役立ったレインウェア、耳栓、小さめのペットボトル、それに携帯と財布が持ち物の全てで、着替えのシャツは今回は持たず、そのかわりにバッグもなしの完全な空身である。

さて、最後尾ながら入場してみるとステージはかなり遠いね。モッシュを利用しての突撃かとも思っていたら、人並みを掻き分けて前に進む者がいて、これの後についてかなり進むことができた。全体のブロックの配置が分からないので、どの辺りまで来たかも分からない。まあ、こんなものかと思っていたが、客電が消えた途端、人が流れた。前方に中央から横方向に伸びた柵があったらしく、その柵の向こう側に隙間があってそこに一気に流れこんだようだった。当然の如くこれに身を投じれば、Cブロックの最前線までもう少しという位置であることが分かった。

例の通りもの凄い圧縮であるが、じわじわと進んで、漸く柵に手が届いた。ダイブの人間が二三人も頭上を通ったが、柵を右手で抱えることができた。場所はVIPブロックの通路を挟んだ後ろ、Aブロックのやはり通路を挟んだ下手側で、三人の表情までは分からないが、フロントの二人の区別ができる程の距離だった。そして遂に、体をねじ曲げて新曲を聞き、三人の新しいコレオグラフを見る事ができたのだった。

今回のライブは全くの休みなしで、爺にはきつかったけれど、回りのオジさん程度には、ええ、頑張りましたとも。客電が点いてやっと圧縮が解かれたら、誰かの財布が中身もろともバラバラになって床に落ちていて、戦いの痕を見たようだった、いや、こちらも耳栓の片方をなくしてしまったのを、その時に気付いたのだけれど。首に巻いていたタオルはぐっしょりと濡れていて、会場を出たあたりでこれを絞ってみたら、誇張なしに、汗が流れ落ちたね。

最前列だったから、圧縮で手摺に押し付けられていた、あばらの辺りが、次の日も痛くて、シャツの上からそこを触ると、その痛みにあのライブが、甘美な思い出として蘇るな。

(2015/6/22)

SummerSonicも幕張

さてWorld tour in Japanはチケット抽選に落選に次ぐ落選で、落胆するにも慣れてしまったという哀しい状況にあるのだが、フェスならば、かろうじてチケットを購入できる。今回もSummer Sonic Tokyo 2015に行ってきたのである。

チケット
METAL HMMER誌は送付袋まで気合いが入っている

というところで、フェスの前日に、英国に発注していたMetal Hammer 273 summer 2015が、やっと届いた。やっと届いたというのは、住所が間違っていたからだ。なぜ間違ったかと言えば、発注時に英語でName & Addressを入力するページに、以前の職場のアドレスを入力してしまったようなのだ。

で、職場の事務部門をぐるぐると回った末、同じ部署にいたメンバーからメールがやってきて、こういう雑誌が来てるんですが、はい、BABYMETALの三人がでかでかと表紙になっている、メタルハンマーの最新号、は間違いなく自分が発注して、間違って職場宛に送ってしまったもので、まことにご迷惑をおかけして申し訳ない、お手数ですが、こちらの住所に送って下さい、と。ちょいと恥ずかしいな。

ということで、なかなか雑誌が到着しないな、どうしたんだろうか、という心配は思わぬかたちで消散したのであって、その勢いで、幕張に出かけたのだった。例のごとく前列を確保するために、BABYMETALの二つ前、MARMOZETSのお姐さんがステージに登場中に、下手ブロックの通路の手すりに手をかけることができたのだった。今回もゼリー飲料が昼食代わりで、水分をコントロールしながら、その次のALL TIME LOWをもやり過ごしたのである。

そうこうしている内に、完全に下手通路柵の最前列で両腕をかけることができて、思い返すとここまで視界が開けたのは初めてかも知れないな。背後で女子高生らしき数人のグループがキャーキャー叫んでいたように、ALL TIME LOWはターゲットが若い女性中心のグループであったのだが、地蔵では申し訳ないので適切に腕を上げたり頭を振ったりしたのである。あ〜、次だね、何度も観ているのに、どきどきするな。

ということで客電が落ちてBABY METAL DEATHから始まったのだった。で、叫んだ。ジャンプした。両手を振り回した。

ひと月も心待ちしていたステージは、あっと言う間に終わってしまった。茫然自失の私から戻って、さてせっかくのフェス、トリのMARILYN MANSONまで待とうかとも思ったが、この満足感を少しの間、抱えたままにしておきたいということで、さっさと帰ることにしたのだった。

(2015/8/15)

またもさくら学院ライブへ

セーラー服おじさん
セーラー服おじさんとツーショット

さてWorld tour in Japanはチケット抽選に落選に次ぐ落選で、最後の望み、一般チケットもネット販売開始と同時に、アクセスが集中しておりますしばらくお待ち下さい、のメッセージ画面が出るばかりでチケットのチにもたどり着かない内にSOLD OUTとなった……。

気を取り直して、さくら学院のライブに出かけたのだ。え、BABYMETALじゃないのという疑問を持たれるのも当然かもしれない、いやいや、それいは深い理由があるのだ。MOAYUIのさくら学院卒業式で、「私たちは卒業しますが、これからも、さくら学院を応援して下さいね!」に「はい」とレスポンスしたからなのだ。

今年度のさくら学院には6人もの新入生が入って、以前の水準を保てるのだろうかと心配したが、十二人のさくら学院生は見事な舞台を作り上げていたのだ。もちろん、さくら学院フラッグも振って、しっかり応援してきたのだ。

ところで、ライブも終わって会場から捌ける途中で、セーラー服おじさんを見つけた。セーラー服おじさんはBABYMETALのライブで何度か見ていたが、おそらく自分と同じ流れなのであろう、つまりチケットが取れずさくら学院に流れて来たのだなと。で、袖すり合うのも多少の縁であろうと、お願いしたら快くお許しを頂いたのでツーショットを自撮りしたのだ。 (2015/9/27)

虎姫一座
浅草に虎姫一座の舞台を観る

実は、卒業生の華ちゃんが研究生をしている、虎姫一座の舞台に、華ちゃん、連休で学校が休みであるという理由で、出演するという情報を見つけて、この舞台も一週間ほど前に、見てきたのだった。次に華ちゃんが出演するのは冬休みであるらしい。

さくら学院祭☆2015を二度観る

チケット
さすがS-チケットであって、おみやは
メンバー全員の直筆サインの入った透明フォルダ

さくら学院のチケットもBABYMETALのチケット同様に取り難くなる気配があったので、三回公演のうち二回分のチケットを申し込んでみたら、見事、二公演分、Sチケットと一般チケットの当選しちゃったよ。Twitterのタイムラインを見ていると落選した、という呟きも見たから、ラッキー。両公演ともスタンディングはないから、シートは全て指定されてる。

イエイ、第一日目、会場に到着して、送付されてきたICカードチケットと予め登録していた顔写真と、免許証とを照合するという、いやに厳重なエントランスを通り抜けて、指定されたシートへと向かったら、なんとっ、これはっ、最前列の、ドセンじゃけど、左側が通路の下手側、あるイミ最上、最高の席では。嗚呼、今年の終わりまで、もしかすると来年の上半期までの運を全て、使い果たしたんじゃないか、という。

舞台の上から客席が良く見えます、今まで最前にいたMOA-YUI押しの父兄さんが、少し下がった位置にいるんですよ、なんて学院生の話があったから、なるほど、最前席だと、舞台の上の彼女たち全体を見渡すことは難しくて、一人一人を順に見ることになる。そうすると、舞台の上のさくら学院の生徒の気持ちが、流れてくるような気がするし。舞台の上から客席を見る仕方にも、個性があるようで、広く視線を滑らしたり、一瞬、しかも鋭く視線を投げてきたり、しーちゃ〜ん、覗き込むような視線を向けてきたり、めぐ〜、(したような気が)して動揺したのであったよ。

おみやげ
10/31の夜のチケットと11/1昼のチケットだ

というわけで大満足のライブであったので、二日目は軽く流すことができるから、気楽に観ることができるね、なんて思っていたのだ。で、会場に入ってみると、一階の30列目、今度は上手側で舞台全体がよく見える、好位置。これはっ!で、始まってみると、セットリストが大幅ではないにしても結構違っていて、聞きたかった曲やらサブグループの新規メンバーによる披露やら、気楽に見るどころか大いに感激したライブであったのね。

実にエモーショナルなライブだったから、これからは同一のライブを、最低二回見なきゃいけないことになってしまったのであるよ。 (2015/11/1)

ライダースにさくら学院の標を

さくら学院
革ジャンの左腕にはさくら学院の標

前回のさくら学院祭には感銘を受けたが、そう思ったファンは山ほど居て、12月のさくら学院創立5周年記念ライブのチケットが、争奪の対象になってしまった。手だてを尽くしたが残念な結果となったのだった。BABYMETALに引き続いてさくら学院までチケットが取れない事態となって、いや、それでも自分はファンとして忠誠を尽くさねばと思い立った。その忠誠の証として、革ジャンにさくら学院の標を入れることとした。

とは言っても、ピンク色で書き込むことは躊躇われたので、どうしようかと考えていたのだったが、メタルバンドのCDジャケットにヒントを得て、黒い革ジャンに黒のアクリルでさくら学院のマークを描いてみた。目立たないのだが、光の加減で、確かに見えるという、日陰者の忠誠の証であるのだ。忠誠を示したので、次回のライブのチケットは当選しますように。

(2015/11/21)

OZZFEST JAPAN 2015参戦

OZZ FEST
OZZFESTのリストバンド

BABYMETALのワンマンライブを観るためのファンクラブチケットは全敗であるので、ぴあでOZZFESTのチケットを購入したのだった。今や、BABYMETALはフェスでしか観れないと言って良い程だ。アミューズ側が若い世代のファン獲得を優先しているためで、一介の年寄りファンとしては如何ともし難いのである。アミューズの大株主になれば、金の力でなんとかなる筈であるが、小金しかないゆえに、どう頑張っても小株主にしかなれないので、これもまた如何ともし難いのである。

とまれ、フェスであろうともう、元気な姿を見るだけでもよいという心境であるので、高いチケットに躊躇はないのだ。そして今回は、人間椅子とBABYMETAL、OZZYが同じステージで、順にタイムテーブルに並ぶという好機でもあったので、かなりの長時間、立ったままで過ごすということになることにも、躊躇はないのだ。

人間椅子はメンバーがもう50代なのだが、ぴょんぴょんと飛んだりして、笑ってしまうのだ。笑ってしまうのだが、次から次へと複雑なリズムを繰り出したり、ホラー小説をオマージュした曲だったり、凝った音楽が気に入った。

BABYMETALの始まる前どころか人間椅子の始まる前に、客席の十字形の柵のクロス部分の近くにまでたどり着いて、最前ではなかったが十分な視界が得られた筈だった。が、客電が落ちると例の通りの圧縮で、片目ずつしか見えない状態となってしまって、だが、三人が元気な様子であることは確認できた。フェスのBABYMETALとは、三人の無事を確認するためのものなのだ。

トリのOzzyはもう、67歳であるのだな。だが、タイトルにもOzzy and friendsとある通り、サポートメンバーが素晴らしかった。途中に、フェスの他のバンドのギタープレイヤーが参加してきたりと、仲間内から愛されているOzzyを演出していた。マイクスタンドに縋って歌うOzzyが、本当に足下おぼつかないのか演技なのか、分からないところが愛される由縁であろう。

(2015/11/23)

人の行く裏に道あり花の山

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見事当選してゲットしたさくら学院生の自筆サイン入り写真なのだ

年寄りがアイドル好きを公言するのは、常識ある人から変態の誹りを受けるのであるから、これを隠すのは当然なのであるが、同時に老い先短い身が、何の世間を気にして、人生をつまらなくする必要などあるものか、むすめに「引くわー」と言われてもかまわない、という覚悟も湧くのである。まあそうは言っても、常識というのは人付き合いをする上の、必須のアイテムであるからして、これを無視することは人倫を全うするためには、適切ではないのも確かなのだ。

と、常日頃考えている自分なのであるが、さくら学院の5周年ライブのチケットを取り損ねてしまった後で、大いに迷った。つまり、ライブ会場に行けないドルオタどもに、各地の映画館でライブビューが与えられるのであるが、このチケットを取るべきかどうかという分かれ道に立って迷ったのである。カメラとマイクが電子的に伝えるライブでは、あの熱気は到底感じることができないであろうから、映画館の暗闇に身を潜めるのは既に負け犬ではないのかという、迷いなのである。で、大いに10秒程も迷って、チケットをポチったのだ。

で、どうであったかと言うと、ライブビューで見てさえ、素晴らしいライブであったので、ドルオタは実に満足したのだった。ついこの前までと比べても背が伸びていたり、仕込みなしの突然の音響システムの故障に、鮮やかに対処してみせたり、こんなに高いレベルに到達したんだという、感嘆のダンスが見られたりと、父兄としてチケットを取るという、当然の決断をして実に良かった。

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10秒間迷って買ったチケット

おまけに、ライブの終わった後に、ライブに行けなかった可哀想なオタクのために用意されていた、おみやげを、見事、抽選に当選してこれをゲットしたのだった。抽選に当選できたのは、ライブビューに来ていたオタクの数が、少なかったためでもあるのだが。

というわけで、あっと言う間に、アイドルオタクとなっていた訳だ。

p.s. ドルオタに身を投じたので、5周年ライブの二日目にも、ライブビューに出かけたのであった。セットリストも少し変更されていてが、改めて学院生の進歩を確認したのだった。それだけでドルオタは満足なのである。

(2015/12/6)

横アリのスタンド席に滑り込み

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スタンド席からの展望

横浜アリーナはBABYMETAL-JAPAN-TOURの最終公演なのだ。横浜アリーナのキャパで2-DAYSなのに、ファンクラブ先行枠では落選したのであった。あそこの先行でも落選した。ここの先行でも落選した。最後の先行でやっとのことで滑り込んだのであった。めでたし、めでたし。

これで済まないのがファンであるので、二日目も狙うのである。滑り込むことができたのは運が向いて来たのではないか。それじゃ、二日目のドジョウもいるのではないかと、今度は、一般販売の日に10秒前からマウスをクリックし続けたのである。だが、例の通り、席の選択ページにも到達できずに、売り切れてしまったのだ。まさに瞬殺であるな。とは言え、Twitterの呟きを眺めていると、全敗の古参メンバーも珍しい話ではなかったので、不平を言える立場ではないのだ。

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スタンド席のチケットである

開催日が近づいてきたので、席の場所を確認すると、アリーナの天井近くの場所で、肉眼ではステージ上のBABYMETALの表情までは確認できない。その代わり、ステージ全体が俯瞰できるという、お情けの与えられた席なのである。モッシュすることもないので、あれこれ荷物を持って行っても大丈夫な、有り難い席なのである。というわけで、かねて購入していた双眼鏡の出番の日でもあるのだ。

さて当日、Tシャツやらパーカーやらへの物欲は既に失われた歳であるので、物販列に並ぶ必要もなく、余裕をもって出かけた。チケットは忘れずにね。横浜アリーナは最寄りの各駅からは離れているので、若干の距離を歩く必要があるが、雨が降っていなくて良かった。

アリーナの照明が落ちて、ライブが始まったのである。レスポンスしたり手を上げたり、フリコピしたり、双眼鏡を覗いたり、スタンド席なりに忙しいのである。モッシュ席の圧縮はないので、狂乱の観客とはならなかったが、眼下のスタンディング・エリアでモッシュが発生しているのを眺めて、若干の寂しさは感じた。だが、ステージから流れ出る圧倒的なエモーションを、十分に感じたのだった。汗は流れなかったが、涙が静かに流れた。

新曲も発表されて、このライブに来れなかったら、さぞ哀しい思いをしたであろうという、スタンド席でも当選して良かった。そういう、しみじみさを感ずるライブの帰り道であった。

(2015/12/12)

年末はCount Down Japan

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2015 CDJ 1日券のリストバンド

横浜アリーナのライブで大いに満足したし、幕張で開催される三日間のCount Down Japanに出演するという情報だけが流れてきていて、どの日に出演するかも分からないのに、それなりの値段の三日間通し券を買うことに躊躇してしまった、忠誠度の低いファンであったのだ。だが、28日出演、チケットに余裕あり、という最新情報を目にしたのが押し詰まった26日で、家の窓拭きも終えていたのであったから、すぐさまページを開いて、確かにチケットがまだ売られていたのを確認して、直ちにポチったのであった。

WOWOWで放送することは分かっていたのであったが、行って良かった。行かなかった時の後悔をしたくなかったし、と既に押しも押されぬ、少し金が厳しいオタであることを、自ら確信したポチりであった。

先日のTV番組、ミュージックステーションにも出演していた、MIWAの舞台のときに到着して、暗がりで身支度を整え、センターに近づいていったら、すんなりと柵に手が届いて、最前列の柵とまではいかなかったが、視界を確保できる位置に辿り着いたのだった。MIWAの次はキャリー・パミュパミュで、それなりにノって準備は万端となってBABYMETALを迎えたのだった。さすがに、意識が無くなる程にはならないように回を重ねてきたので、三人の体の調子はどうか、顔をみて一安心、というオタクぶりを発揮したのであった。ステージで輝く三人を見て、心底満足したオタクであったのだ。

この後、ステージはアジカンであったのだが、申し訳ない、パスして帰ってきたのだった。アジカン、正しくはアジアン・カンフーなのだが、以前によく行くカフェで彼らのレコード、流行のアナログ盤を聞いて、その名を覚えたのであったが、確かに何かこだわりを持ったバンドであることは分かっていたのであったが、オタクの足をとどめるまでにはいかないのであった。

(2015/12/28)

いくぞライブ