ActiveImage Protector 3.5 Readme
2015年 6月 29日 改訂
このドキュメントには、 ActiveImage Protector に関する以下の事項が記載されています。本製品をご利用になる前に必ずお読みください。
目次
システム要件
アップグレードする際の注意事項
for Hyper-V with SHR の制限事項および注意事項
制限事項および注意事項
メモリ
768MB 必須(1024MB 以上を推奨)
ハードディスク
150MB 以上の空き領域が必要
OS
- Hyper-V ホストとして構成された Windows Server 2012、および 2012 R2
(Standard、および Datacenter Edition)
- Hyper-V ホストとして構成された Windows Server 2008 R2
(Standard、および Enterprise Edition)
- Hyper-V があらかじめ構成された Windows 8、および 8.1
※「仮想マシンの復元」機能のみインストールされます。
※Desktop Edition が既に構成されている場合はインストールできません。
- Hyper-V Server 2012、および 2012 R2
- Hyper-V Server 2008 R2
※バックアップなどの操作は、別ホストに構成した ActiveImage コンソール から接続して行ってください。
※[仮想マシンの復元]機能は、インストール フォルダーから AipRezoom.exe を直接実行することで使用可能です。
ファイル システム
ホット イメージング
NTFS
※ホット イメージングのみ対応
※Windows Server 2008 R2 の CSV はサポートしません。
ストレージ インタフェース
パラレル ATA、シリアル ATA(eSATA を含む)、SCSI、SAS、iSCSI、SAN(ファイバーチャネル)、USB、FireWire(IEEE
1394)、SMB/CIFS ファイル共有プロトコル互換のネットワーク共有フォルダー(Windows OS の共有フォルダー、および
Samba)、記憶域に作成された仮想ハードディスク
※CD-R/DVD-R などの光学メディアやテープ デバイスに直接バックアップを保存することはできません。
その他
- Intel Itanium(IA-64)ベースで稼働するシステムはサポートされません。
- 重複排除機能の使用条件は以下になります。
- バックアップ イメージ ファイルの保存先以外に、バックアップ対象の使用領域の2.5%以上の空き領域があるボリュームが必要
- デュアル コア以上の CPU(推奨)
- 2GB 以上のメイン メモリ(推奨)
-
試用期限が終了しても、以下の機能は継続して使用することができます。
-
イメージの検証
-
イメージ管理
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- 既存のスケジュールを引き継いでアップグレードを行った場合は、処理終了後に引き継いだスケジュールの編集が可能かどうかを確認してください。編集ができない場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して
aipcontrol.exe から以下のコマンドを実行し、スケジュールとプロファイルをアップデートしてください。
<scheduleupgrade *>
<profileupgrade *>
- アップグレード後の初回バックアップが増分バックアップの時刻の場合には、フル バックアップ イメージが作成されます。以降、次回のフルバックアップまではこのフル
バックアップ イメージをベースとした増分バックアップ イメージが作成されます。
- アップグレード後は、コンピューターの再起動をする必要があります。
- 旧バージョンからのアップグレードにより、一部の設定でデフォルト値とならないものがあります。アップグレード後は、該当するオプションの設定を適宜変更してください。
バージョン 3.5 からのアップグレード
[一般設定]-[レプリケーション]
・SFTP 設定、Amazon S3 設定
デフォルト値はヘルプを参照してください。
- 本バージョン(3.5.9)で作成したバックアップ イメージは、バージョン
3.5.8 以下の旧バージョンで扱うことはできません。
- 本バージョン(3.5.9)では、他エディションを含むバージョン2.7.5以降で作成されたイメージをサポートします。
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードした場合、成功したタスクの実行ログが
Windows イベント ログへ記録されない場合があります。Windows イベント ログへ記録する場合は、インストール フォルダーの aip.ini
を編集してパラメーターを以下のように変更してください。変更後はサービス(AipService)の再起動が必要です。
-
ApplicationLog=1
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードする場合はインストール
パスにご注意ください。本バージョン(3.5.9)ではインストール パスが変更されています。バッチ
ファイルなどで本製品の機能を使用している場合、元のインストールパスを指定してアップグレードを行うかバッチ ファイルをアップグレード後に編集してください。
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードすると、元のインストール
パスにフォルダー、およびファイルが残る場合があります。その場合は、手動にて削除してください。
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- Hyper-V Server 2008 R2 へインストールした場合、システムの再起動時に「コンピューターに
oledlg.dll が無いため、プログラムを開始できません。」というエラー メッセージが表示されますが、これは既知の挙動です。OK
ボタンをクリックしてダイアログを閉じてください。リモート コンソールを使用した操作に影響はありません。
- System Center Virtual Machine
Manager(SCVMM)で作成された仮想マシンは非対応です。
- Hyper-V
マネージャーで作成された差分の仮想ハードディスク ファイルを接続している仮想マシンの復元には非対応です。
- 他のエディションを使用してコールド
バックアップで作成されたイメージ ファイルから、仮想マシンを復元することはできません
- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルからの仮想マシンの復元処理には、通常圧縮で作成したバックアップ
イメージ ファイルからの処理に比べて時間がかかります。
- 仮想マシンの復元を実行するためには、システム上に利用可能なドライブレターがある必要があります。利用可能なドライブレターがない場合、使用していないドライブレターを解放してから実行してください。
- ActiveImage Protector
で可能な最大数(8ボリューム)を既にマウントしている場合、仮想マシンの復元を実行することはできません。使用していないマウント済みボリュームをアンマウントする必要があります。
- 復元先のホストで同名(同一
GUID)の仮想マシンが稼働中の場合は、仮想マシンの復元を実行する前に、それらの仮想マシンを停止してください。復元を実行すると、それらの仮想マシンのパスは復元操作で指定されたパスに置き換えられます。
※[仮想マシンを起動した状態で復元する]では同名(同一
GUID)の仮想マシンが存在する状態では復元することはできません。あらかじめ、Hyper-V マネージャーから削除しておく必要があります。
- 仮想マシンの復元処理を実行する際のイメージ ファイル セットには、仮想マシンの起動に必要な以下のすべてのファイルが含まれている必要があります。
- 仮想マシンの構成ファイル
- 接続されている仮想ハードディスク ファイル
- 作成されたスナップショット
- 復元対象となる仮想マシンの レガシ ネットワーク アダプターの構成は、復元処理の完了後に削除されます。
- 仮想マシンの復元処理の途中でキャンセルをした場合、保存先から処理途中のファイルを手動で削除する必要があります。
異なる Hyper-V ホストへ復元する際の注意事項
- Windows Server 2008(Hyper-V
1.0)のバックアップ イメージ ファイルから仮想マシンを復元することはできません。
- 上位バージョンの Hyper-V
から、下位バージョンのHyper-Vへ仮想マシンを復元することはできません。同位、または上位バージョンの Hyper-V への復元のみ可能です。
- バックアップ元の Hyper-Vホストのプロセッサの製造元と、復元先の
Hyper-Vホストのプロセッサの製造元が異なる場合であっても、仮想マシンの復元はサポートされますが、仮想マシン上で取得されたオンライン スナップショットについてはその互換性が失われます。
- オンライン スナップショットとは以下の状況で作成される、仮想マシンのメモリ スナップショットを指します。
復元された仮想マシンを起動するには、互換性が失われた オンライン スナップショットをあらかじめ削除する必要があります。
オンライン スナップショットを含む仮想ゲストマシン
オンライン スナップショットは、[実行中]として稼働している仮想マシンに対して次の操作が行われる場合に生成・保持されます。
- Hyper-V マネージャー上での操作により生成されるオンライン スナップショット
- [スナップショットの作成]による仮想マシン スナップショットの生成
- [保存]による 仮想マシンの[保存完了]状態への移行
- ActiveImage Protector を介して生成されるオンライン スナップショット
- VSS をサポートしない仮想マシン(Windows 2000 および Linux)を含む、Hyper-V
ホストのバックアップ開始時
- Hyper-V 統合サービスがセットアップされていない仮想マシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
- ボリューム シャドウ コピー サービスがビジーとなっている仮想マシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
- 仮想マシンの [設定]-[管理]-[統合サービス]
上で、バックアップ(ボリューム スナップショット)が無効に設定されている仮想ゲストマシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
互換性が失われた オンライン スナップショットの削除手順
次の操作により、仮想マシンのオンライン スナップショットを削除し、仮想マシンを [オフ] の状態に移行することができます。
- スナップショットとメモリスナップショットを保持した仮想ゲストマシン
- 復元された仮想マシンがオンライン スナップショットのみを保持している場合には、Hyper-V マネージャーから
[スナップショットのサブツリーを削除] と [保存された状態を削除] を実行
- 仮想ゲストマシンのメモリ スナップショットのみが保持されたゲストマシン
- Hyper-V マネージャーから[保存された状態を削除]を実行
Hyper-V に関連する、Microsoft 社のドキュメントは下記の URL から参照することができます。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
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基本事項
バックアップ
オフサイト レプリケーション
重複排除圧縮
イメージ管理(結合、統合)
仮想マシンのバックアップ
仮想マシンの復元
リモート接続
その他のユーティリティ
その他
- 本製品がサポートする最大ディスク数は1システムあたり合計31台です。ボリュームの上限は、ディスク一台につき24ボリュームです。
- 初回のイメージ ファイルが作成された後に、スケジュールの編集により、イメージ ファイルの圧縮率を変更すると、次回のバックアップ タスクではベース イメージ
ファイルが作成されます。本製品は、2つ以上の圧縮率が混在したイメージ ファイル セットをサポートしません。
- バックアップ作成ウィザードのディスクマップは、GPT 形式で初期化されたディスクおよびダイナミック ディスクの管理領域を、ボリュームとして表示します。
例として、論理ボリュームを1つだけ作成したディスクのディスクマップを表示すると、管理領域と論理ボリュームの合計として、2つのボリュームがディスクマップ上に表示されます。
- イメージ
ファイルを操作する際は他のホストで使用していないことを確認してから行ってください。他のホストで同一シリーズのイメージ ファイル
セットを操作していると、タスクがエラー終了、または正常に実行されない場合があります。
例:他のホストで書き込みマウント中のイメージ
ファイル
セットの結合
→
結合タスクは履歴上成功するが、ファイルは結合されない
- カスタム インストールで[Amazon
AWSCLI]を除外してインストールすることはできません。チェックを外してインストール対象から除外しても、このコンポーネントはインストールされます。
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- LDM RAID5 で構成されたボリュームのサイズは、ファイル システムの実サイズとしてではなく、RAID5
を構成しているディスク サイズの総計で表示されます。
- 以下のシステム上に構成された Hyper-V
ホストでは、仮想マシンをシャットダウンした状態でバックアップを行ってください。
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012 R2
- 指定された実行時刻の 5分以内に作成されたスケジュールの初回のタスクは実行されません。
- バックアップ イメージ作成元ボリュームに対して次の操作が実行された場合は、次回の増分スケジュールを実行する前に、フル(ベース)バックアップを実行して、ボリューム上のセクター トラッキング情報を更新する必要があります。
- ボリュームサイズの変更
- ボリュームのフォーマット
- ボリューム上の $AIPMAP の削除
- AipControl.exe を使用した stoptracking コマンドの実行
- VSS を使用する他の製品と本ソフトウェアを同時に使用することはできません。当該製品がインストールされている場合は、使用するタイミングを変更してください。
- バックアップ中にマシンが再起動した場合、実行中のバックアップは自動的に再開されません。この場合は、再度バックアップを実行する必要があります。
- スケジュールの編集により、バックアップ スケジュール タスクによるイメージ ファイルの保存先が変更された場合は、新規の保存先に作成されるベースおよび増分バックアップ
イメージ ファイルのファイル名が、以前の保存先に作成されたファイル名と重複することがあります。イメージ ファイルの整合性と連続性は単一の保存先上のイメージ
ファイルセットにおいて保証されます。
- バックアップ元以外の別ホストで、増分バックアップの対象となるイメージ
ファイル セットを使用して結合を実行中は、増分バックアップは実行されません。増分バックアップは次回実行まで実行されませんのでご注意ください。
- オフサイト レプリケーションのパフォーマンス設定は、ローカル ストレージとネットワーク共有フォルダーへの複製時のみ有効です。FTP、WebDAV
、SFTP、Amazon S3 への複製時には適用されません。
- オフサイト レプリケーションでは、[オプション]-[一般設定]-[レプリケーション]タブで設定した"デフォルト ポート"以外のポートを使用することはできません。
- オフサイト レプリケーションで WebDAV、SFTP、Amazon S3 をターゲットとする場合、イメージ
ファイルの保存先、またはレプリケーション先に半角英数字以外の文字が使用されたパスは使用できません。
- 「新しいイメージ
ファイルのみレプリケーションする」が無効の場合、保存先とレプリケーション先を比較して以下の差異があったファイルは全て複製されます。
- 保存先での結合により作成された同じ増分番号を持つイメージ ファイル
- 保存先に存在するが、レプリケーション先に存在しないイメージ
ファイル(レプリケーション先での結合により削除された増分ファイルのうち、保存先に存在するもの)
- 新規作成されたイメージ ファイル
これらに該当するレプリケーション先のイメージ ファイルは、保存先のイメージ ファイルによって上書きされます。
- 「常にレプリケーション元と同じ状態にする」が無効の状態でイメージ
ファイル セットの中間ファイルがリコンサイルされた場合、以降の増分作成でレプリケーション先に存在する増分番号と同じ番号を持つ増分イメージ
ファイルが作成されても複製はされません。
その場合、レプリケーション先からリコンサイルされた増分イメージ ファイル以降の増分番号を持つイメージ
ファイルを削除することで、新たに作成される増分イメージ ファイルを継続して複製することができます。
- SFTP をターゲットにする場合、SSH1 プロトコルを使用して認証を行う SSH
サーバーには対応しません。
- SFTP
ターゲットへのレプリケーションは、サードパーティのクライアント ツールを使用してアップロードを行う際よりも時間がかかります。
- Amazon S3
に準拠するクラウド ストレージをターゲットにする場合、製品を[標準]または[カスタム]で[Amazon
AWS CLI]を有効にしてインストールする必要があります。
インストーラーにより構成される AWSCLI32 のバージョンは 1.3.23 です。古いバージョンの AWSCLI32
が構成されている場合は、インストーラーにより更新されます。
- Amazon S3
に準拠するクラウド ストレージをターゲットにする場合、[オプション]-[一般設定]-[レプリケーション]タブ-[Amazon S3 設定]で、ターゲットとなるバケットのリージョンをデフォルト
リージョンとして指定してください。異なるリージョンのバケットに対するレプリケーションでは、デフォルト リージョン設定時よりも時間がかかる場合があります。
- 以下の FTP 設定を ActiveImage
コンソールから変更することはできません。変更を行う場合はインストール フォルダーの AIP.ini を直接変更する必要があります。
- 接続モード:ftp_connection_mode_passive
- 接続試行の限度:ftp_connection_attempts_times
- 重複排除圧縮実行時の一時作業フォルダーに、半角英数字以外の文字が使用されたパスは使用できません。
- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルをマウントしたボリュームからのファイルコピーに時間がかかる場合があります。
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- 結合を行う場合、少なくとも処理後のイメージ ファイル サイズ以上の空き領域が、処理を実行するイメージが存在するストレージ内に必要です。
- 以下の条件に当てはまる環境、および処理内容の場合、指定した最新の増分イメージ ファイルの時点までに削除されたデータがある場合でも、削除されたデータ サイズ分の縮小がされず、処理後のイメージ サイズが肥大化します。
- マウント ドライバーが未構成の環境
-
バックアップ元ホストで増分バックアップを実行中は、別ホストからこのイメージ ファイル
セットに対して結合を実行することはできません。バックアップ元ホストで増分バックアップが終了した後に実行してください。
-
バックアップ元ホスト以外のホストで結合を行う場合、バージョン 3.5.8
での結合処理はサポートしません。
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- 仮想ホスト マシンのバックアップをスケジュールで実行する場合、実行間隔を60分以上に設定することを推奨します。
- 仮想マシンの復元後、再度ホスト
マシンのバックアップを行う場合は、一定時間(30分から60分程度)の間隔を空けてから実行されることを推奨します。
- ホスト マシンのバックアップ終了時に、Hyper-V マネージャー上で稼働中の仮想ゲスト
マシンの[状況]カラムに「バックアップ中 - 失敗」と表示されますが、これは予期されたメッセージです。
- 仮想ゲストマシン上で、ActiveImage Protector を含む VSS
を使用するアプリケーションを稼働させている場合は、双方のアプリケーション実行による VSS の競合にご注意ください。VSS
の競合が発生すると、ActiveImage Protector によるホスト マシンのバックアップで、Hyper-V VSS を使用した仮想ゲスト
マシンのバックアップに失敗します。
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- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルからの仮想マシンの復元には、通常圧縮で作成したバックアップ
イメージ ファイルからの処理に比べて時間がかかります。
- バックアップ実行時に以下の状態であった仮想マシンは、復元可能な仮想マシンとして検出されません。
- シームレス起動中の仮想マシン
- 復元中の仮想マシン
-
クラスター共有ボリューム(CSV)へ既存の仮想マシンを復元する場合は、対象となる仮想マシンの以下の情報を必ず削除してから実行してください。
- フェール オーバー クラスター マネージャーのエントリー
- Hyper-V マネージャーのエントリー
- クラスター ボリューム上の実体ファイル
※構成ファイルと仮想ハードディスク ファイル、スナップショット ファイルを指します。通常、以下のフォルダーに全て格納されています。
C:\ClusterStorage\Volume*\仮想マシン名
これらの情報を削除せずに復元を実行すると、復元後の仮想マシンを正常に利用できなくなります。
- バックアップ イメージ ファイル内の ReFS ボリュームに存在する仮想マシンは、[仮想マシンを復元する]でのみ復元することができます。
※[仮想マシンを起動した状態で復元する]では復元不可として検出されます。
-
Hyper-V Server
で[仮想マシンを起動した状態で復元する]を実行する場合は、シームレス仮想マシンの準備完了後の状態確認を別ホストのHyper-V
マネージャーから接続して行ってください。Hyper-V Server が構成されているローカル ホストでは Hyper-V
マネージャーを起動することはできません。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]でシームレス仮想マシンの起動に失敗する場合は、操作をキャンセルし、保存先フォルダーから復元されたフォルダーを全て削除した後、操作を再度実行してください。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、シームレス仮想マシンから復元した仮想マシンへ切り替えを行う際、シームレス仮想マシンがシャットダウン、または保存状態となっていても、切り替え後は自動的に復元した仮想マシンが起動、再開されます。
- [仮想マシンを起動した状態で復元する]では、バックアップ時の保存状態は復元されません。
[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、スナップショット ツリーに現在点よりも新しいスナップショットがある状態でバックアップした
VHDX形式の仮想マシンをイメージ ファイルから復元すると、現在点以降のスナップショットを適用できなくなります。
- [仮想マシンを起動した状態で復元する]で、バックアップ時に仮想 DVDや仮想フロッピーディスク(ISO、または
VFD
ファイル)を接続していた仮想マシンを復元する場合、切り替え後のそれらの参照パスはシームレス仮想マシンから参照可能なイメージ ファイルのマウント パスとなっています。切り替え終了後は、保存先に復元されたそれらのファイルを参照するようにHyper-V
マネージャーを使用してパス設定を変更する必要があります。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]での仮想マシンの復元後は、できるだけ早くシームレス仮想マシンから切り替えを行ってください。シームレス起動のまま運用を続けると、システムへの負担が増大しホスト マシンの動作が不安定になる場合があります。また、シームレス仮想マシンに対しての以下の操作はサポートされません。
- スナップショットの作成、削除
- 仮想ハードディスクの作成、削除
※これらの操作を行うと、切り替え後に Hyper-V
マネージャーから復元した仮想マシンが認識できなくなったり、復元した仮想マシンを起動できなくなります。
※接続している仮想 DVD や仮想フロッピーディスクの設定は変更できますが変更後にマウントされた ISO ファイルや VFD
ファイルは保存先にコピーされません。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、シームレス仮想マシンから復元した仮想マシンへ切り替え後、スナップショット「ReZoom
Snapshot」の適用を試行すると「スナップショットの適用中にエラーが発生しました」と表示される場合があります。
その場合、Hyper-V マネージャー コンソールを再起動することで適用が可能になります。
- System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)
を使用して仮想マシンを管理している場合、[仮想マシンを起動した状態で復元する]で作成されたシームレス仮想マシンが自動的に追加される場合があります。その場合は、仮想マシンの復元処理終了後に管理リストから削除してください
-
[仮想マシンを復元する]で、起動中にバックアップされた仮想マシンを[仮想マシンの復元終了後に起動する]を無効にして復元を行うと、復元後は保存状態となります。
-
Windows Server 2012 R2 の Hyper-V で作成された仮想マシンを復元すると、仮想マシンを起動するたびに Hyper-V
ホストの「アプリケーションとサービス ログ」に下記のエラー ログが記録されます。
-
イベント ID:4096(Microsoft-Windows-Hyper-V-Config-Admin)
-
イベント ID:16320(Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS-Admin)
本件に関する詳細な情報はは以下の FAQ の記事をご参照ください。
http://www.netjapan.co.jp/e/faq/index.php?action=artikel&cat=103&id=2721&artlang=ja
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- コンソールのみをセットアップするオプションで、セットアップを完了した際にも、システムの再起動を要求するメッセージ
ダイアログが表示されます。上記のセットアップオプションに該当する場合は、システムの再起動は不要です。
- インストール時に [標準]、および [カスタム] の [ファイアウォール設定]を選択してインストールを行った場合、ActiveImage
エージェントの通信に必要な以下の規則が Windows ファイアウォールの受信設定に適用されます。
- AIP Console(TCP/UDP)
- AIP Push Installer(TCP/UDP)
- AIP Service(TCP/UDP)
上記以外の設定でインストール後、本製品がセットアップされたネットワーク上のコンピューターを、[ActiveImage Protector が実行中のリモート
コンピューター] 上に表示し、管理するためには、管理側と被管理側の双方の OS上で、下記の TCP/UDP ポートを Windows
ファイアウォールの例外に設定する必要があります。
- TCP ポート 48236
- UDP ポート 48238
- UDP ポート 48239
- Windows のファイルとプリンターの共有
- 上記のポート番号を変更した場合は、サービス(ActiveImage Protector Service)の再起動が必要です。
- 接続リスト上のコンピューターに接続するためには、ローカル コンピューター上で稼働するバージョン、もしくは下位のバージョンが接続先に構成されている必要があります。ローカル
コンピューターより上位のバージョンが構成されたコンピューターには接続できません。
- リモート コンソールを使用し、接続リスト上のコンピューターに対してプッシュアップデートを実行する場合は、ローカル
コンピューターへのアップデートを先に実行されることを推奨します。先に接続リスト上のコンピューターに対してプッシュアップデートを実行すると、前項の状態となり、接続リスト上でアップデート後のコンピューターのステータスが認証エラーとなります。ローカル
コンピューターへのアップデートを実行すると、このコンピューターに対して再認証がされます。
- コンソールのみをセットアップした環境では、ブロードキャストのポート番号を既定値から変更することはできません。
- コンソールのみをセットアップした環境では、リモート コンソールを使用してのプッシュ インストール(アップグレード、アップデート)はできません。
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- ActiveImage コンソールをインストールする必要があります。
- イメージ内のファイルを直接実行することはできません。
- ダイレクト オープンされたイメージ
ファイルからコピーしたファイルの属性は維持されません。ファイル属性を維持する必要がある場合はマウント機能を使用してください。
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- 製品のインストール時に[エクスプローラー シェル拡張]が構成された環境で、ネットワーク共有フォルダー上のイメージ ファイルをコンテキスト メニューからマウントする際は、事前に製品上で当該の共有フォルダーに対して接続確認がされている必要があります。製品上で接続確認がされていない場合、コンテキスト メニューに[クイック
マウント]、および [マウント操作...]は表示されません。
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- ディスク デフラグ ユーティリティと本製品を併用する際は、デフラグ(最適化)処理の完了直後のバックアップを、フル(ベース)として作成することを推奨します。デフラグの処理により発生したデータの移動は増分イメージ ファイルのサイズを肥大化させる要因となる場合があります。
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