ActiveImage Protector 3.5 Readme
2015年 6月 29日 改訂
このドキュメントには、 ActiveImage Protector に関する以下の事項が記載されています。本製品をご利用になる前に必ずお読みください。
目次
システム要件
旧バージョンからアップグレードする際の注意事項
エディションごとの制限事項および注意事項
VMware ESXi サーバーのスマートセクターバックアップについて
制限事項および注意事項
メモリ
768MB 必須(1024MB 以上を推奨)
※Windows 2000 では 512MB 必須
※IT Pro Edition で Windows PE 2005(起動環境)を使用する場合は 512MB
必須
ハードディスク
250MB 以上の空き領域が必要
※for Hyper-V Enterprise では150MB 以上の空き容量が必要
DVD-ROM ドライブ
製品インストール(製品起動)/起動環境の起動に必要
OS
Server Edition、Basic Edition
- Windows Server 2012、および 2012 R2(Standard、および Datacenter Edition)
- Windows Server 2008(x86/x64)、および 2008 R2
(Standard、および Enterprise Edition)
- Windows Server 2003(x86/x64)、および 2003 R2(x86/x64)
(Standard、および Enterprise Edition)
- Windows 2000 Server、および Advanced Server
(Windows 2000 SP4 用の更新プログラム ロールアップ 1 必須)
- Windows Storage Server 2012、および 2012 R2
- Windows Storage Server 2008、および 2008 R2
- Windows Storage Server 2003、および 2003 R2
Desktop Edition
- Windows 8 、および 8.1(x86/x64)
(Windows RT を除くすべてのエディション)
(Starter を除くすべてのエディション)
(Starter を除くすべてのエディション)
- Windows XP Home Edition、および Professional(x86/x64)
- Windows 2000 Professional
(Windows 2000 SP4 用の更新プログラム ロールアップ 1 必須)
for Hyper-V Enterprise
- Hyper-V ホストとして構成された Windows Server 2012、および 2012 R2
(Standard、および Datacenter Edition)
- Hyper-V ホストとして構成された Windows Server 2008 R2
(Standard、および Enterprise Edition)
- Hyper-V Server 2012、および 2012 R2
- Hyper-V Server 2008 R2
IT Pro Edition
上記すべての OS
Cluster Edition
- Windows Server 2012、および 2012 R2
(Standard、および Datacenter Edition)
- Windows Server 2008(x86/x64)、および 2008 R2
(Standard、および Enterprise Edition)
- Windows Server 2003(x86/x64)、および 2003 R2(x86/x64)
(Standard、および Enterprise Edition)
サポートされるクラスター製品
- Microsoft Cluster Service (MSCS)
- Microsoft フェールオーバー クラスタリング (MSFC)
-
EMC AutoStart
-
Stratus everRun MX
ファイル システム
ホット イメージング
FAT16、FAT16X、FAT32、FAT32X、NTFS、exFAT、ReFS、CSVFS
※MBR ディスク、および GPT ディスク上の上記ファイル システムに対応
※Windows 8、および Windows Server 2012 以降の OS 上に構成された「記憶域(Storage
Space)」から作成された仮想ディスク上の上記ファイル システムに対応
※ReFS は以下の操作のみをサポート
- バックアップ
- イメージ ファイルの検証
- 復元
- 仮想マシンの復元([仮想マシンを復元する]のみ)
- マウント(「読み出し専用」のみ)
※exFAT はフル セクターでのバックアップとなります。
ActiveImage Protector Boot Environment(Linux)によるコールド イメージング
FAT16、FAT16X、FAT32、FAT32X、NTFS、Linux Ext2、Linux Ext3、Linux Ext4、Linux Swap、Linux LVM、VMware VMKCORE、VMware VMFS
※IT Pro Edition を除く全てのエディションに同梱
ActiveImage Protector Boot Environment(Windows PE)によるコールド イメージング
FAT16、FAT16X、FAT32、FAT32X、NTFS、exFAT、ReFS、Linux Ext2、Linux Ext3、Linux Ext4、Linux Swap、Linux LVM、VMware VMKCORE、VMware VMFS
※IT Pro Edition では Windows PE 3.1
起動環境を同梱(ReFS は非サポート)
※その他のエディションでは ActiveImage 起動環境作成ウィザードから、Windows AIK、または Windows
ADK を使用して個別に作成可能(Windows AIK を使用して作成した場合は ReFS は非サポート)
ストレージ インタフェース
パラレル ATA、シリアル ATA(eSATA を含む)、SCSI、SAS、iSCSI、SAN(ファイバーチャネル)、USB、FireWire(IEEE
1394)、SMB/CIFS ファイル共有プロトコル互換のネットワーク共有フォルダー(Windows OS の共有フォルダー、および
Samba)、記憶域に作成された仮想ハードディスク
※CD-R/DVD-R などの光学メディアやテープ デバイスに直接バックアップを保存することはできません。
※セクター サイズが512バイト以上のハードディスクでは以下の制限があります。
- 仮想変換はできません
- 縮小復元、縮小複製はできません
その他
- Intel Itanium(IA-64)ベースで稼働するシステムはサポートされません。
- 重複排除機能の使用条件は以下になります。
- バックアップ イメージ ファイルの保存先以外に、バックアップ対象の使用領域の2.5%以上の空き領域があるボリュームが必要
- デュアル コア以上の CPU(推奨)
- 2GB 以上のメイン メモリ(推奨)
- VMware ESX のホスト OS のコールド イメージングのサポート対象は、Server Edition または IT Pro Edition となります。
- 試用期限が終了しても、以下の機能は継続して使用することができます。
- イメージの復元
- イメージの検証
- イメージ管理
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- 旧バージョンで作成されたスケジュール タスクは、本製品のセットアップ時に更新されます。更新されたスケジュール タスクを、旧バージョンで使用することはできません。
- バージョン2.5からのプロファイルのアップグレードは、サポートされません。アップグレード後にスケジュールを再作成してください。
- バージョン2.7からアップグレードする場合には、既存のスケジュール タスクを引き続き使用可能です。ただし、スケジュール
タスクで設定したイメージの保有ポリシーに基づくイメージの破棄が行われなくなりますので、2.7で作成したイメージは手動で削除する必要があります。
なお、スケジュール名もしくは説明に日本語を使用したスケジュール
タスクは引き続き使用することはできません。アップグレード後にスケジュールを再作成してください。
- 既存のスケジュールを引き継いでアップグレードを行った場合は、処理終了後に引き継いだスケジュールの編集が可能かどうかを確認してください。編集ができない場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して
aipcontrol.exe から以下のコマンドを実行し、スケジュールとプロファイルをアップグレードしてください。
<scheduleupgrade *>
<profileupgrade *>
- アップグレード後の初回バックアップが増分バックアップの時刻の場合には、フル バックアップ イメージが作成されます。以降、次回のフルバックアップまではこのフル
バックアップ イメージをベースとした増分バックアップ イメージが作成されます。
- バージョン3.1/3.5.3以前からのアップグレードで、[リコンサイル]機能が有効な場合でも同様です。
- アップグレード後は、コンピューターの再起動をする必要があります。
- アップグレード後、旧バージョン(バージョン 3.5.6
以下)を再インストールする際は、再アクティベーションが必要です。
- 旧バージョンからのアップグレードにより、一部の設定でデフォルト値とならないものがあります。アップグレード後は、該当するオプションの設定を適宜変更してください。
バージョン3.0からのアップグレード
[一般設定]]-[レプリケーション]
・FTP 設定、SFTP 設定、Amazon S3 設定、WebDAV
設定、レプリケーションのパフォーマンス
バージョン3.1からのアップグレード
[一般設定]-[レプリケーション]
・SFTP 設定、Amazon S3 設定、WebDAV 設定、レプリケーションのパフォーマンス
バージョン 3.5 からのアップグレード
[一般設定]-[レプリケーション]
・SFTP 設定、Amazon S3 設定
デフォルト値はヘルプを参照してください。
- 本バージョン(3.5.9)で作成したバックアップ イメージは、バージョン
3.5.7 以下の旧バージョンで扱うことはできません。
-
本バージョン(3.5.9)では、バージョン 2.7.5 以降で作成されたイメージをサポートします。
-
アップグレードでは「エクスプローラー シェル拡張」は構成されません。アップグレード後、インストーラーから「機能の変更」で構成してください。
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードした場合、成功したタスクの実行ログが
Windows イベント ログへ記録されない場合があります。Windows イベント ログへ記録する場合は、インストール フォルダーの aip.ini
を編集してパラメーターを以下のように変更してください。変更後はサービス(AipService)の再起動が必要です。
-
ApplicationLog=1
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードする場合はインストール
パスにご注意ください。本バージョン(3.5.8)ではインストール パスが変更されています。バッチ
ファイルなどで本製品の機能を使用している場合、元のインストールパスを指定してアップグレードを行うかバッチ ファイルをアップグレード後に編集してください。
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンからアップグレードすると、元のインストール
パスにフォルダー、およびファイルが残る場合があります。その場合は、手動にて削除してください。
-
バージョン 3.5.7 以下のバージョンで作成したCSVFS
を対象にした差分スケジュールは、アップグレードにより自動的に増分スケジュールとはなりません。既存の差分スケジュールを削除した後、スケジュールを再作成してください。再作成したスケジュールは増分スケジュールとなります。
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Server Edition、Cluster Edition
Desktop Edition
for Hyper-V Enterprise
IT Pro Edition
Basic Edition
- サービスパック未適用、または サービスパック1 が適用された、Windows Server 2003 環境下で、FAT、FAT32
のボリューム単体のバックアップが、下記のエラーにより失敗する現象が確認されています。
com exception caught(0x8000ffff) in VssStart / ERROR InitializeVSS
上記の現象は、サービスパック2 が適用された、Windows Server 2003 環境下では発生しません。
- Hyper-V Server 2008 R2 へインストールした場合、システムの再起動時に「コンピューターに
oledlg.dll が無いため、プログラムを開始できません。」というエラー メッセージが表示されますが、これは既知の挙動です。OK
ボタンをクリックしてダイアログを閉じてください。リモート コンソールを使用した操作に影響はありません。
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- Windows Vista 以降の OS に実装されている、ユーザー
アカウント制御の機能により、プログラムの実行許可が要求される場合があります。プログラムの実行許可を求められたときは、[許可]を選択して実行中のウィザードを進めてください。
- [仮想マシンの復元]は Hyper-V Virtual Machine Management
サービスが有効な場合のみインストールされ、使用可能になります。Hyper-V Virtual Machine Management
サービスが無効な状態でインストールした後、[仮想マシンの復元]機能を使用する場合は、Hyper-V Virtual Machine Management
サービスを有効にした後、インストーラーから「機能の変更」を実行することで使用可能になります。
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- シャットダウン時のバックアップ実行は使用できません。
- 仮想変換ユーティリティで VMDK 形式への変換はできません。
注意事項
- Hyper-V
マネージャーで作成された差分の仮想ハードディスク ファイルを接続している仮想マシンの復元には非対応です。
- コールド バックアップで作成されたイメージ ファイルから仮想マシンの復元を実行することはできません。
- [オプション]-[一般設定]の「所有していない CSVFS
ボリュームを無視する」オプションについては以下の事項にご注意ください。この設定を使用する際は、1タスクで1つの CSVFS
ボリュームをバックアップするケースのみサポートします。
- この設定が有効の場合、一度のバックアップ タスクで選択可能な CSVFS ボリュームは1つに限定されます。複数の
CSVFS ボリュームを対象にバックアップを行う際は、このオプションを無効にする必要があります。
- この設定を無効にして作成した、複数の CSVFS
ボリュームを対象にしたバックアップ スケジュールが既にある場合、この設定を有効にしないでください。バックアップ
イメージ ファイルの作成形態、対象ボリュームの所有状態によって正しくバックアップが実行されない場合があります。
- 別のホストで、同時刻に同じ CSVFS
ボリュームを対象にしたバックアップ スケジュールがある場合、このオプションを無効にしないでください。対象ボリュームの所有状態によって、バックアップ実行時に
VSS の競合が発生する場合があります。
- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルからの仮想マシンの復元処理には、通常圧縮で作成したバックアップ
イメージ ファイルからの処理に比べて時間がかかります。
- 仮想マシンの復元を実行するためには、システム上に利用可能なドライブレターがある必要があります。利用可能なドライブレターがない場合、使用していないドライブレターを解放してから実行してください。
- ActiveImage Protector
で可能な最大数(8ボリューム)を既にマウントしている場合、仮想マシンの復元を実行することはできません。使用していないマウント済みボリュームをアンマウントする必要があります。
- 復元先のホストで同名(同一
GUID)の仮想マシンが稼働中の場合は、仮想マシンの復元を実行する前に、それらの仮想マシンを停止してください。復元を実行すると、それらの仮想マシンのパスは復元操作で指定されたパスに置き換えられます。
※[仮想マシンを起動した状態で復元する]では同名(同一
GUID)の仮想マシンが存在する状態では復元することはできません。あらかじめ、Hyper-V マネージャーから削除しておく必要があります。
- 仮想マシンの復元処理を実行する際のイメージ ファイル セットには、仮想マシンの起動に必要な以下のすべてのファイルが含まれている必要があります。
- 仮想マシンの構成ファイル
- 接続されている仮想ハードディスク ファイル
- 作成されたスナップショット
- 復元対象となる仮想マシンの レガシ ネットワーク アダプターの構成は、復元処理の完了後に削除されます。
- 仮想マシンの復元処理の途中でキャンセルをした場合、保存先から処理途中のファイルを手動で削除する必要があります。
異なる Hyper-V ホストへ復元する際の注意事項
- Windows Server 2008(Hyper-V
1.0)のバックアップ イメージ ファイルから仮想マシンを復元することはできません。
- 上位バージョンの Hyper-V
から、下位バージョンのHyper-Vへ仮想マシンを復元することはできません。同位、または上位バージョンの Hyper-V への復元のみ可能です。
- バックアップ元の Hyper-Vホストのプロセッサの製造元と、復元先の
Hyper-Vホストのプロセッサの製造元が異なる場合であっても、仮想マシンの復元はサポートされますが、仮想マシン上で取得されたオンライン スナップショットについてはその互換性が失われます。
- オンライン スナップショットとは以下の状況で作成される、仮想マシンのメモリ スナップショットを指します。
復元された仮想マシンを起動するには、互換性が失われた オンライン スナップショットをあらかじめ削除する必要があります。
オンライン スナップショットを含む仮想ゲストマシン
オンライン スナップショットは、[実行中]として稼働している仮想マシンに対して次の操作が行われる場合に生成・保持されます。
- Hyper-V マネージャー上での操作により生成されるオンライン スナップショット
- [スナップショットの作成]による仮想マシン スナップショットの生成
- [保存]による 仮想マシンの[保存完了]状態への移行
- ActiveImage Protector を介して生成されるオンライン スナップショット
- VSS をサポートしない仮想マシン(Windows 2000 および Linux)を含む、Hyper-V
ホストのバックアップ開始時
- Hyper-V 統合サービスがセットアップされていない仮想マシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
- ボリューム シャドウ コピー サービスがビジーとなっている仮想マシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
- 仮想マシンの [設定]-[管理]-[統合サービス]
上で、バックアップ(ボリューム スナップショット)が無効に設定されている仮想ゲストマシンを含む、Hyper-V ホストのバックアップ開始時
互換性が失われた オンライン スナップショットの削除手順
次の操作により、仮想マシンのオンライン スナップショットを削除し、仮想マシンを [オフ] の状態に移行することができます。
- スナップショットとメモリスナップショットを保持した仮想ゲストマシン
- 復元された仮想マシンがオンライン スナップショットのみを保持している場合には、Hyper-V マネージャーから
[スナップショットのサブツリーを削除] と [保存された状態を削除] を実行
- 仮想ゲストマシンのメモリ スナップショットのみが保持されたゲストマシン
- Hyper-V マネージャーから[保存された状態を削除]を実行
Hyper-V に関連する、Microsoft 社のドキュメントは下記の URL から参照することができます。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
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- 増分バックアップ ファイルを作成することはできません。
- シャットダウン時のバックアップ実行は使用できません。
- [仮想マシンの復元]機能についてはこちらをご確認ください。
- サービスパック未適用、または サービスパック1 が適用された、Windows Server 2003 環境下で、FAT、FAT32
のボリューム単体のバックアップが、下記のエラーにより失敗する現象が確認されています。
com exception caught(0x8000ffff) in VssStart / ERROR InitializeVSS
上記の現象は、サービスパック2 が適用された、Windows Server 2003 環境下では発生しません。
- バックアップ イメージ ファイルのダイレクト
オープン機能は使用できません。
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- オフサイト レプリケーションは使用できません。
- 重複排除圧縮は使用できません。
- イメージ ファイルのパスワード保護、および暗号化は使用できません。
- スクリプト実行を除く、バックアップの「高度な設定」は使用できません。
- 増分バックアップは実行できません。
- 一回のみ、月単位のバックアップ スケジュール作成はできません。
- シャットダウン時のバックアップ実行はできません。
- 仮想変換ユーティリティは使用できません。
- イメージ管理は使用できません。
- 物理ディスクの複製は使用できません。
- Partition Editor は使用できません。
- リモート コンソールは使用できません。
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- VMFS3/VMFS5 に対して実行が可能です。
- バックアップ元とは異なるハードディスクに復元した場合、vSphere
Clientから各データストアを「既存の署名を保持」を指定して再マウントする必要があります。
- 複数のハードディスク上の空き領域を、単一のデータストアとして構成(複数エクステントによる単一のデータストアの構成)した環境に対しては、スマート セクター バックアップの対象外となります。該当するハードディスクはフル セクター バックアップとなります。
- ESX(i) 4.x のハイパーバイザーのシステム ボリュームとデータストアが存在するシステム ディスクの復元後、vShpere Client
上から再マウントを試行すると「既にデータストアが存在する」などのエラーの表示により、再マウントに失敗します。その場合は SSH などを使用し、下記の
"esxcfg-volume" コマンドを CLI から実行して、該当するデータストア パーティションの署名を更新する必要があります。
# esxcfg-volume -r <VMFS UUID、またはラベル>
- VMFS UUID とラベルは "esxcfg-volume -l" から確認することができます。
実行後はシステムの再起動が必要になります。当該のデータストアはハイパーバイザーの起動時に自動的にマウントされます。詳しくは下記のURL参照してください
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1039100
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基本事項
バックアップと復元
オフサイト レプリケーション
重複排除圧縮
仮想変換ユーティリティ
VMDK 変換(全般)
VMDK 変換(ベーシック変換)
VMDK 変換(アドバンスド変換)
VHD/VHDX 変換
VMware 仮想ゲスト マシンのマイグレーション
物理ディスクの複製
イメージ管理(結合、統合)
仮想マシンのバックアップ
仮想マシンの復元
リモート接続
ActiveImage Protector
Boot Environment(Linux)
ActiveImage 起動環境作成ウィザード
ActiveImage
Protector Boot Environment(Windows PE)
IT Pro Edition に同梱される起動環境
Windows PE 3.1
Windows PE 2005
バックアップ イメージ ファイルのダイレクト オープン機能
VMware ESX 4.0 ハイパーバイザー起動用ディスクの復元
その他のユーティリティ
その他
Windows 2000 環境下における制限事項
- 本製品がサポートする最大ディスク数は1システムあたり合計31台です。ボリュームの上限は、ディスク一台につき24ボリュームです。
- 初回のイメージ ファイルが作成された後に、スケジュールの編集により、イメージ ファイルの圧縮率を変更すると、次回のバックアップ タスクではベース イメージ
ファイルが作成されます。本製品は、2つ以上の圧縮率が混在したイメージ ファイル セットをサポートしません。
- バックアップ作成ウィザードのディスクマップは、GPT 形式で初期化されたディスクおよびダイナミック ディスクの管理領域を、ボリュームとして表示します。
例として、論理ボリュームを1つだけ作成したディスクのディスクマップを表示すると、管理領域と論理ボリュームの合計として、2つのボリュームがディスクマップ上に表示されます。
- イメージ
ファイルを操作する際は他のホストで使用していないことを確認してから行ってください。他のホストで同一シリーズのイメージ ファイル
セットを操作していると、タスクがエラー終了、または正常に実行されない場合があります。
例1:他のホストで結合中のイメージ ファイル セット内の増分イメージを使用した復元 →
復元タスクでエラー終了
例2:他のホストで書き込みマウント中のイメージ ファイル セットの結合 → 結合タスクは履歴上成功となるが、ファイルは結合されない
- カスタム インストールで[Amazon
AWSCLI]を除外してインストールすることはできません。チェックを外してインストール対象から除外しても、このコンポーネントはインストールされます。
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- ダイナミック ディスクをディスク単位でバックアップすることはできません。
- LDM RAID5 で構成されたボリュームのサイズは、ファイル システムの実サイズとしてではなく、RAID5
を構成しているディスク サイズの総計で表示されます。バックアップ イメージは、バックアップ元以外には復元できませんのでご注意ください。
- Oracle Database 11g for Microsoft Windows が構成された環境上で、Oracle VSS writer
を使用したデータベースのスナップショットの作成を含むホットバックアップを実施する場合は、バックアップ対象のデータベースが
ARCHIVELOG モードとして動作している必要があります。
VSS を使用したデータベースのバックアップおよびリカバリーに関する情報は Oracle Database プラットフォーム・ガイド中の下記の URL
に記載されています。
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/windows/E05885-02/vss.htm
- スケジュールにより作成されたシステムボリュームのイメージ ファイルを復元した初回起動時に、下記のエラーが記録される場合があります。下記のエラーは、復元元のイメージ
ファイル、復元後のシステムの整合性には影響を及ぼしません。
「<スケジュール名> を使用したイメージの作成は、完了しませんでした。」
- イメージ ファイルをディスク単位で作成するオプションを有効にしたバックアップ スケジュールの設定中に、バックアップ元のディスク番号が変更、交換されると、上記に該当するディスクのバックアップ
イメージ ファイルは、次回の増分スケジュール バックアップの実行時に、ベース(フル)として取得されます。
- ActiveImage Protector Boot Environment では、ReFS
ボリュームと記憶域から作成した仮想ディスクを認識することはできません。システムなどのバックアップ イメージ ファイルはこれらを保存先としないでください。
- Windows Server 2008 R2 の CSV のバックアップ時は以下の点にご注意ください。
- 所有権を持たないディスク、およびボリュームをバックアップすることはできません。バックアップは所有権を持つ対象に対してのみ可能です。
- バックアップは、CSV 上の仮想ゲストマシンが全てシャットダウンされている状態で行う必要があります。
- フルバックアップにのみ対応します。増分バックアップには対応しません。
- CSVFS ボリュームを含むディスクを、ディスク単位でバックアップすることはできません。
- 下記の組み合わせでのバックアップはできません。
- CSVFS ボリュームとその他のファイル システムのボリューム
- NTFS 以外のファイル システムでフォーマットされたボリュームを含むバックアップ イメージ ファイルを、拡大して復元することはできません。
- 指定された実行時刻の 5分以内に作成されたスケジュールの初回のタスクは実行されません。
- ダイナミック ディスクを復元先としたディスク全体の復元はできません。ダイナミック ディスク上の既存ボリュームに対する復元の実行はサポートされません。
- バックアップ イメージ作成元ボリュームに対して次の操作が実行された場合は、次回の増分スケジュールを実行する前に、フル(ベース)バックアップを実行して、ボリューム上のセクター トラッキング情報を更新する必要があります。
- ボリュームサイズの変更
- ボリュームのフォーマット
- ボリューム上の $AIPMAP の削除
- AipControl.exe を使用した stoptracking コマンドの実行
- Microsoft BitLocker
ドライブ暗号化により暗号化されたディスクを製品メディア上のシステムからコールド バックアップする場合は、バックアップを実行する前に、Windows 上で
Microsoft BitLocker ドライブ暗号化を解除する必要があります。暗号化された状態のディスクをバックアップすることはできません。
- VSS を使用する他の製品と本ソフトウェアを同時に使用することはできません。当該製品がインストールされている場合は、使用するタイミングを変更してください。
- バックアップ中にマシンが再起動した場合、実行中のバックアップは自動的に再開されません。この場合は、再度バックアップを実行する必要があります。
- スケジュールの編集により、バックアップ スケジュール タスクによるイメージ ファイルの保存先が変更された場合は、新規の保存先に作成されるベースおよび増分バックアップ
イメージ ファイルのファイル名が、以前の保存先に作成されたファイル名と重複することがあります。イメージ ファイルの整合性と連続性は単一の保存先上のイメージ
ファイルセットにおいて保証されます。
- バックアップ元以外の別ホストで、増分バックアップの対象となるイメージ
ファイル セットを使用して結合を実行中は、増分バックアップは実行されません。増分バックアップは次回実行まで実行されませんのでご注意ください。
- バックアップ イメージは、バックアップ元と異なるセクター サイズのハードディスクに復元することはできません。
- uEFI 形式で構成したシステムのバックアップ イメージから、Microsoft 予約パーティション(MSR)をボリューム単位で復元することはできません。
- ファイル断片化の度合いにより、NTFS ボリュームの縮小復元が失敗する場合があります。
- システム上に、復元元ディスクと同じ署名を持つハードディスクが存在する場合、復元時に[ディスク
メタデータ]または、[ディスク署名を復元する]を有効にして復元することはできません。
- ベア メタル状態のハードディスクを2台以上接続しての復元はできません。
- オフサイト レプリケーションのパフォーマンス設定は、ローカル ストレージとネットワーク共有フォルダーへの複製時のみ有効です。FTP、WebDAV
、SFTP、Amazon S3 への複製時には適用されません。
- オフサイト レプリケーションでは、[オプション]-[一般設定]-[レプリケーション]タブで設定した"デフォルト ポート"以外のポートを使用することはできません。
- オフサイト レプリケーションで WebDAV、SFTP、Amazon
S3 をターゲットとする場合、イメージ ファイルの保存先、またはレプリケーション先に半角英数字以外の文字が使用されたパスは使用できません。
- 「新しいイメージ
ファイルのみレプリケーションする」が無効の場合、保存先とレプリケーション先を比較して以下の差異があったファイルは全て複製されます。
- 保存先での結合により作成された同じ増分番号を持つイメージ ファイル
- 保存先に存在するが、レプリケーション先に存在しないイメージ
ファイル(レプリケーション先での結合により削除された増分ファイルのうち、保存先に存在するもの)
- 新規作成されたイメージ ファイル
これらに該当するレプリケーション先のイメージ ファイルは、保存先のイメージ ファイルによって上書きされます。
- 「常にレプリケーション元と同じ状態にする」が無効の状態でイメージ
ファイル セットの中間ファイルがリコンサイルされた場合、以降の増分作成でレプリケーション先に存在する増分番号と同じ番号を持つ増分イメージ
ファイルが作成されても複製はされません。
その場合、レプリケーション先からリコンサイルされた増分イメージ ファイル以降の増分番号を持つイメージ
ファイルを削除することで、新たに作成される増分イメージ ファイルを継続して複製することができます。
- SFTP をターゲットにする場合、SSH1 プロトコルを使用して認証を行う SSH
サーバーには対応しません。
- SFTP
ターゲットへのレプリケーションは、サードパーティのクライアント ツールを使用してアップロードを行う際よりも時間がかかります。
- Amazon S3
に準拠するクラウド ストレージをターゲットにする場合、製品を[標準]または[カスタム]で[Amazon AWS CLI]を有効にしてインストールする必要があります。
インストーラーにより構成される AWSCLI32 のバージョンは 1.3.23 です。古いバージョンの AWSCLI32
が構成されている場合は、インストーラーにより更新されます。
- Amazon S3
に準拠するクラウド ストレージをターゲットにする場合、[オプション]-[一般設定]-[レプリケーション]タブ-[Amazon S3 設定]で、ターゲットとなるバケットのリージョンをデフォルト
リージョンとして指定してください。異なるリージョンのバケットに対するレプリケーションでは、デフォルト リージョン設定時よりも時間がかかる場合があります。
- 以下の FTP 設定を ActiveImage
コンソールから変更することはできません。変更を行う場合はインストール フォルダーの AIP.ini を直接変更する必要があります。
- 接続モード:ftp_connection_mode_passive
- 接続試行の限度:ftp_connection_attempts_times
- 重複排除圧縮実行時の一時作業フォルダーに、半角英数字以外の文字が使用されたパスは使用できません。
- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルをマウントしたボリュームからのファイルコピーに時間がかかる場合があります。
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- ダイナミック ディスク、ボリュームを変換元にすることはできません。
- VMDK 形式への変換を選択した場合、ダブルバイト文字を含むパス、ファイル名での保存はできません。
- イメージ ファイルから変換を行う場合、タスク開始後の進捗が0%の状態が続く場合があります。
- シック プロビジョニングを指定して変換する場合(VMware
製品で仮想ディスクを作成する場合と同等の時間)
- ESXi ホストへ直接変換する場合
- 無償ライセンスを適用した ESXi 4.x ホストへの直接変換はサポートしません。
- ESXi ホストへの直接変換で、保存先フォルダーを指定しない場合、ファイルは選択したデータストアのルートに作成されます。
- ESXi ホストへの直接変換で、NFS
を使用したデータストアへ直接変換を行う場合、仮想ハードディスクは「シック プロビジョニング(Eagerly zero)」で作成されます。その場合、変換元のディスク
サイズと同等以上の空き領域が保存先に対して必要になります。
- VMDK 形式でディスク プロビジョニング
タイプ「シック」、またはディスク オプション「シック プロビジョニング」を選択しての変換する場合、変換元のディスク サイズと同等以上の空き領域が、生成される仮想ディスク ファイルの保存先に対して必要になります。
- 変換を行う際は、vSphere Client
で対象のホストの状態を確認しながら処理を実行していただくことをお勧めします。ESXi ホスト上での処理が完了していない場合、ActiveImage
コンソール上ではタスクの待機状態となります。
※シック プロビジョニング(Eagerly zero)を指定した場合、ESXi ホスト上での処理に時間がかかりますのでご注意ください。
- 変換は、以下の機能が有効になっているバージョン 4.0 以上のホストに対してのみ可能です。
- ESXi 5.x:Storage APIs
- ESXi 4.x:vStorage API
- NFS
を使用したデータストアへ直接変換を行う場合、仮想ハードディスクは「シック プロビジョニング(Eagerly zero)」で作成されます。
- ESXi 4.x ホストに対して、物理ディスクの直接変換はできません。イメージからの変換のみ可能です。
- ESXi 5.x ホストへの直接変換時に、「VM バージョン」で4、または7を選択して変換を行う場合は、「OS
バージョン」で以下のパラメーターを選択しないでください。
- Microsoft Windows Server 2012(64)
- Microsoft Windows 8(64)
- Microsoft Windows 8(32)
変換タスクは成功しますが、vSphere Client
で仮想マシンの編集を行う際に以下のメッセージが表示されます。
例:「Microsoft Windows 8(64)」を指定した場合
「ゲスト OS
ID「windows8_64Guest」が無効です。したがって、これらの仮想マシンの設定を編集することは推奨されません。仮想マシンの仮想ハードウェアをアップグレードして、古い仮想マシン用に作成され、新しい仮想マシンに追加された仮想ディスクによって発生した問題を解決してください。」
- VHDX への変換は、Windows 8 以降の OS でのみ可能です。
- イメージ ファイルから固定の VHDX へ変換する場合、変換対象のディスク
サイズに応じてタスク開始後進捗が0%の状態が続く場合があります。
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- VMware 仮想ゲスト マシン上のシステムを、異なる仮想マシン ハイパーバイザー、もしくは物理コンピューターへ移行する際には、VMware
仮想ゲストマシンに構成されている VMware Tools を、バックアップ イメージ ファイルの取得前にアンインストールする必要があります。
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-
フェール オーバー クラスター内のディスク、ボリュームを複製先にする場合は、処理の実行前に対象となるディスクをクラスターから削除する必要があります。
- ファイル断片化の度合いにより、NTFS ボリュームの縮小複製が失敗する場合があります。
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- 結合を行う場合、少なくとも処理後のイメージ ファイル サイズ以上の空き領域が、処理を実行するイメージが存在するストレージ内に必要です。
- 以下の条件に当てはまる環境、および処理内容の場合、指定した最新の増分イメージ ファイルの時点までに削除されたデータがある場合でも、削除されたデータ サイズ分の縮小がされず、処理後のイメージ サイズが肥大化します。
- Windows 2000 環境
- マウント ドライバーが未構成の環境
- 処理対象が NTFS 以外のファイル システム(ReFS を含む)
-
バックアップ元ホストで増分バックアップを実行中は、別ホストからこのイメージ ファイル
セットに対して結合を実行することはできません。バックアップ元ホストで増分バックアップが終了した後に実行してください。
- バックアップ元ホスト以外のホストで結合を行う場合、バージョン 3.5.8
での結合処理はサポートしません。
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- Hyper-V 仮想ホスト マシンのバックアップをスケジュールで実行する場合、実行間隔を60分以上に設定することを推奨します。
- 仮想マシンの復元後、再度ホスト
マシンのバックアップを行う場合は、一定時間(30分から60分程度)の間隔を空けてから実行されることを推奨します。
- ホスト マシンのバックアップ終了時に、Hyper-V マネージャー上で稼働中の仮想ゲスト
マシンの[状況]カラムに「バックアップ中 - 失敗」と表示されますが、これは予期されたメッセージです。
- 仮想ゲストマシン上で、ActiveImage Protector を含む VSS
を使用するアプリケーションを稼働させている場合は、双方のアプリケーション実行による VSS の競合にご注意ください。VSS
の競合が発生すると、ActiveImage Protector によるホスト マシンのバックアップで、Hyper-V VSS を使用した仮想ゲスト
マシンのバックアップに失敗します。
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- 重複排除圧縮を行ったバックアップ イメージ ファイルからの仮想マシンの復元には、通常圧縮で作成したバックアップ
イメージ ファイルからの処理に比べて時間がかかります。
- バックアップ実行時に以下の状態であった仮想マシンは、復元可能な仮想マシンとして検出されません。
- シームレス起動中の仮想マシン
- 復元中の仮想マシン
-
クラスター共有ボリューム(CSV)へ既存の仮想マシンを復元する場合は、対象となる仮想マシンの以下の情報を必ず削除してから実行してください。
- フェール オーバー クラスター マネージャーのエントリー
- Hyper-V マネージャーのエントリー
- クラスター ボリューム上の実体ファイル
※構成ファイルと仮想ハードディスク ファイル、スナップショット ファイルを指します。通常、以下のフォルダーに全て格納されています。
C:\ClusterStorage\Volume*\仮想マシン名
これらの情報を削除せずに復元を実行すると、復元後の仮想マシンを正常に利用できなくなります。
- バックアップ イメージ ファイル内の ReFS ボリュームに存在する仮想マシンは、[仮想マシンを復元する]でのみ復元することができます。
※[仮想マシンを起動した状態で復元する]では復元不可として検出されます。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]でシームレス仮想マシンの起動に失敗する場合は、操作をキャンセルし、保存先フォルダーから復元されたフォルダーを全て削除した後、操作を再度実行してください。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、シームレス仮想マシンから復元した仮想マシンへ切り替えを行う際、シームレス仮想マシンがシャットダウン、または保存状態となっていても、切り替え後は自動的に復元した仮想マシンが起動、再開されます。
- [仮想マシンを起動した状態で復元する]では、バックアップ時の保存状態は復元されません。
[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、スナップショット ツリーに現在点よりも新しいスナップショットがある状態でバックアップした
VHDX形式の仮想マシンをイメージ ファイルから復元すると、現在点以降のスナップショットを適用できなくなります。
- [仮想マシンを起動した状態で復元する]で、バックアップ時に仮想 DVD や仮想フロッピーディスク(ISO、または
VFD
ファイル)を接続していた仮想マシンを復元する場合、切り替え後のそれらの参照パスはシームレス仮想マシンから参照可能なイメージ ファイルのマウント パスとなっています。切り替え終了後は、保存先に復元されたそれらのファイルを参照するようにHyper-V
マネージャーを使用してパス設定を変更する必要があります。
-
[仮想マシンを起動した状態で復元する]での仮想マシンの復元後は、できるだけ早くシームレス仮想マシンから切り替えを行ってください。シームレス起動のまま運用を続けると、システムへの負担が増大しホスト マシンの動作が不安定になる場合があります。また、シームレス仮想マシンに対しての以下の操作はサポートされません。
- スナップショットの作成、削除
- 仮想ハードディスクの作成、削除
※これらの操作を行うと、切り替え後に Hyper-V
マネージャーから復元した仮想マシンが認識できなくなったり、復元した仮想マシンを起動できなくなります。
※接続している仮想 DVD や仮想フロッピーディスクの設定は変更できますが変更後にマウントされた ISO ファイルや VFD
ファイルは保存先にコピーされません。
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[仮想マシンを起動した状態で復元する]で、シームレス仮想マシンから復元した仮想マシンへ切り替え後、スナップショット「ReZoom
Snapshot」の適用を試行すると「スナップショットの適用中にエラーが発生しました」と表示される場合があります。
その場合、Hyper-V マネージャー コンソールを再起動することで適用が可能になります。
- System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)
を使用して仮想マシンを管理している場合、[仮想マシンを起動した状態で復元する]で作成されたシームレス仮想マシンが自動的に追加される場合があります。その場合は、仮想マシンの復元処理終了後に管理リストから削除してください
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[仮想マシンを復元する]で、起動中にバックアップされた仮想マシンを[仮想マシンの復元終了後に起動する]を無効にして復元を行うと、復元後は保存状態となります。
-
Windows Server 2012 R2 の Hyper-V で作成された仮想マシンを復元すると、仮想マシンを起動するたびに Hyper-V
ホストの「アプリケーションとサービス ログ」に下記のエラー ログが記録されます。
-
イベント ID:4096(Microsoft-Windows-Hyper-V-Config-Admin)
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イベント ID:16320(Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS-Admin)
本件に関する詳細な情報は以下の FAQ の記事をご参照ください。
http://www.netjapan.co.jp/e/faq/index.php?action=artikel&cat=103&id=2721&artlang=ja
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- コンソールのみをセットアップするオプションで、セットアップを完了した際にも、システムの再起動を要求するメッセージ
ダイアログが表示されます。上記のセットアップオプションに該当する場合は、システムの再起動は不要です。
- インストール時に [標準]、および [カスタム] の [ファイアウォール設定]を選択してインストールを行った場合、ActiveImage
エージェントの通信に必要な以下の規則が Windows ファイアウォールの受信設定に適用されます。
- AIP Console(TCP/UDP)
- AIP Push Installer(TCP/UDP)
- AIP Service(TCP/UDP)
上記以外の設定でインストール後、本製品がセットアップされたネットワーク上のコンピューターを、[ActiveImage Protector が実行中のリモート
コンピューター] 上に表示し、管理するためには、管理側と被管理側の双方の OS上で、下記の TCP/UDP ポートを Windows
ファイアウォールの例外に設定する必要があります。
- TCP ポート 48236
- UDP ポート 48238
- UDP ポート 48239
- Windows のファイルとプリンターの共有
- 上記のポート番号を変更した場合は、サービス(ActiveImage Protector Service)の再起動が必要です。
- 接続リスト上のコンピューターに接続するためには、ローカル コンピューター上で稼働するバージョン、もしくは下位のバージョンが接続先に構成されている必要があります。ローカル
コンピューターより上位のバージョンが構成されたコンピューターには接続できません。
- リモート コンソールを使用し、接続リスト上のコンピューターに対してプッシュアップデートを実行する場合は、ローカル
コンピューターへのアップデートを先に実行されることを推奨します。先に接続リスト上のコンピューターに対してプッシュアップデートを実行すると、前項の状態となり、接続リスト上でアップデート後のコンピューターのステータスが認証エラーとなります。ローカル
コンピューターへのアップデートを実行すると、このコンピューターに対して再認証がされます。
- コンソールのみをセットアップした環境では、ブロードキャストのポート番号を既定値から変更することはできません。
- コンソールのみをセットアップした環境では、リモート コンソールを使用してのプッシュ インストール(アップグレード、アップデート)はできません。
- ActiveImage Protector Boot Environment
サービスはコンピューター検索では検出されません。
- ActiveImage Protector Boot
Environment(Linux)サービスへは接続できません。
- ActiveImage Protector Boot Environment(Windows
PE)サービスへ接続する場合は、IP アドレスを直接指定してください。
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- セキュアブートが有効な状態での uEFI ブートはサポートしていません。CSM(Compatibility Software Module)が有効な状態で、レガシー
モード(MBR)または互換モードとなっている場合での起動のみ可能です。CSM が無効、または CSM が uEFI
モードのみの起動となっている場合での起動はできません。
- デバイス ドライバーの追加機能はありません。
- ボリューム バックアップの保存先に半角スペースを含むパスを指定するとエラーが報告されます。
-
本環境で作成した Windows 7 以降のシステム
ディスクを、Windows モジュール(Windows PE 起動環境を含む)で復元する場合は、ディスク メタデータ
オプションを有効にして復元してください。オプションを無効にして復元すると、復元したシステムからの起動に失敗します。
-
本環境の読み書きマウント機能により作成された差分ファイル(*.aix)は本環境でのみ使用できます。
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- ActiveImage Protector Boot Environment(Windows PE)の作成(ISO、および PreBoot
環境)は Windows AIK、または、Windows ADK がシステムに構成されている必要があります。Windows ADK
では、以下のコンポーネントが必要です。
- Deployment Tools
- Windows Preinstallation Environment(Windows PE)
- 作成を実行する環境により、以下のWindows AIK、および Windows ADK を使用してください。
- ISO の作成
Windows 7 以降の OS
Windows ADK 5.1(Windows 8.1 Update 用の Windows アセスメント デプロイメント キット)
Windows 7 より前の OS
Windows AIK 2.0(Windows 7 用の Windows 自動インストール キット)
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2(uEFI ブート システム)
Windows ADK 5.1(Windows 8.1 Update 用の Windows アセスメント デプロイメント
キット)
Windows 8/Windows Server 2012(uEFI ブート システム)
Windows ADK 4.0(Windows 8 用の Windows アセスメント & デプロイメント キット)
Windows 7/Windows Server 2008 R2(uEFI ブート システム)
Windows AIK 3.0(Windows 7 SP1 用の Windows 自動インストール キット)
Windows 7 以降の OS(BIOS ブート システム)
Windows ADK 5.1(Windows 8.1 Update 用の Windows アセスメント デプロイメント キット)
Windows 7 より前の OS
Windows AIK 2.0(Windows 7 用の Windows 自動インストール キット)
- 64ビットの ActiveImage Protector Boot Environment(Windows PE)を作成するためには、64ビット OS
上で実行する必要があります。
- 作業フォルダーは以下のボリューム上に作成することはできません。
- ReFS ボリューム上
- セクター サイズが 512 バイト以上のディスク上のボリューム
- USB 外付けハードディスク上のボリューム
- 作業フォルダー パスにダブルバイト文字は使用できません。
-
イメージ選択で、作成済みイメージ名と同名の新規イメージ名を指定した場合は、同名の既存イメージが選択された状態で作成を行います。内容の編集を行った場合、設定は上書きされます。
- 組み込み可能なデバイス ドライバーは、作成する Windows PE のベース OS バージョンに対応しているものとなります。作成する
Windows PE のベース OS バージョンは[ActiveImage 起動環境作成ウィザード]の[選択したベース WinPE の説明]の"ベース
Windows OS"に表示されます。
- 製品メディアから実行すると、ISO 作成後やキャンセル ボタンをクリックしてウィザードを終了する際に APPCRASH
が発生する場合があります。作成された ISO は問題なく使用していただくことができます。
- 仮想マシンに PreBoot 環境を作成する場合は、ハイパーバイザーがサポートするバージョンの Windows
をベースにした PreBoot 環境からの起動のみサポートします。
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- ネットワーク共有フォルダーをバックアップ
イメージの保存先として指定する場合は、以下のいずれかの方法で行ってください。
- バックアップ ウィザードの [イメージ保存先の選択] 画面で、"イメージの保存先:"に、保存先となるネットワーク共有フォルダーのフルパスを入力して指定する
- [ネットワーク設定] から、保存先となるネットワーク共有フォルダーをあらかじめネットワーク ドライブとして設定しておき、イメージの保存先として指定する
- 64ビットの Windows AIK、または Windows ADK から作成した場合は、ヘルプと Ramdisk ユーティリティは使用できません。
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- ネットワーク共有フォルダーをバックアップ
イメージの保存先として指定する場合は、以下のいずれかの方法で行ってください。
- バックアップ ウィザードの [イメージ保存先の選択] 画面で、"イメージの保存先:"に、保存先となるネットワーク共有フォルダーのフルパスを入力して指定する
- [ネットワーク設定] から、保存先となるネットワーク共有フォルダーをあらかじめネットワーク ドライブとして設定しておき、イメージの保存先として指定する
- 仮想変換ユーティリティで VHDX に変換することはできません。
- 64ビット版では、仮想変換ユーティリティとヘルプ、 Ramdisk ユーティリティは使用できません。
- VMware
製品上の仮想マシンでは、製品メディアからの起動後、64ビット版の起動を実行すると砂時計が表示されますので、その間にキーボードの任意のキーを押してください。任意のキーを押さずに砂時計の表示が消えると、OS
が起動します。
- 64ビット版では、セキュアブートが有効な状態での uEFI ブートはサポートしていません。CSM(Compatibility Software Module)が有効な状態で、レガシー
モード(MBR)または互換モードとなっている場合での起動のみ可能です。CSM が無効、または CSM が uEFI
モードのみの起動となっている場合での起動はできません。
- ディスク全体を対象とした復元オプションを使用することはできません。
- 復元ウィザードの[A.I.R.]オプションを使用することはできません。
- 重複排除圧縮機能は使用できません。
- Ramdisk ユーティリティは使用できません。
- レガシー ネットワーク
アダプターが構成された、Microsoft Hyper-V 上の仮想マシン ゲストにおいて、Windows PE 2005 ベースの起動環境から起動した[ネットワーク設定](NetWork.exe)を使用して IP アドレスの更新を行うと、以下のエラー ダイアログが表示される現象が確認されています。
ネットワークアダプターが存在していません。
IP アドレスの更新は正常に完了しており、NetWork.exe を再度起動することで IP アドレスの再設定を行うことが可能です。本現象は、Windows PE 2005 ベースの起動環境と上記構成においてのみ発生が確認されています。
- 仮想変換ユーティリティを使用することはできません。
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- Windows 2000 では使用できません。
- ActiveImage コンソールをインストールする必要があります。
- イメージ内のファイルを直接実行することはできません。
- Linux FS 内の内容を参照することはできません。
- ReFS、exFAT
でフォーマットされたボリュームには対応していません。
- ダイレクト オープンされたイメージ
ファイルからコピーしたファイルの属性は維持されません。ファイル属性を維持する必要がある場合はマウント機能を使用してください。
- Windows 7 以降のデスクトップ
OSではイメージ内の項目がグレイアウトされた状態で表示されますが、フォルダー内の参照やアイテムのコピーなどは可能です。
- CSVFS のバックアップ イメージ
ファイルでは、依存する増分イメージ ファイルが欠落している場合でもファイルをオープンして内容を参照することが可能です。ただし、欠落しているイメージ
ファイルに依存するファイルを正しく参照、コピーすることはできません。
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- VMware ESX 4.0 上のハイパーバイザー起動用ディスク (VMware VMKCORE ボリューム) およびデータストア ディスク (VMware
VMFS)
のバックアップ イメージ ファイルを、バックアップ元と異なるディスク アレイ(同一ハードウェア上でのアレイの再構成を含む)に復元した際には、復元処理の完了後に、下記のURL(VMWare
KB1012142)に記載の操作を実施する必要があります。
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1012142
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- Windows Vista 以降の OS では起動環境(Windows PE ベース)上の PartitionEditor
のみを使用できます。
- GPT ディスクが接続されている環境では PartitionEditor を使用することはできません。
- ご使用の環境によっては、Ramdisk ユーティリティで RAM
ディスクを作成できない場合があります。その際は、ローカル ストレージ、またはネットワーク共有フォルダーを重複排除圧縮の一時作業フォルダーとして指定してください。
- 製品のインストール時に[エクスプローラー シェル拡張]が構成された環境で、ネットワーク共有フォルダー上のイメージ ファイルをコンテキスト メニューからマウントする際は、事前に製品上で当該の共有フォルダーに対して接続確認がされている必要があります。製品上で接続確認がされていない場合、コンテキスト メニューに[クイック
マウント]、および [マウント操作...]は表示されません。
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- 本製品を使用する前に、Windows のシステムの復元(システムの保護)を無効にする必要があります。
- ディスク デフラグ ユーティリティと本製品を併用する際は、デフラグ(最適化)処理の完了直後のバックアップを、フル(ベース)として作成することを推奨します。デフラグの処理により発生したデータの移動は増分イメージ ファイルのサイズを肥大化させる要因となる場合があります。
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- 容量が 1220GB 以上のシステム ボリューム、またはシステム ディスク全体のバックアップの取得を Windows
上で試行すると、下記のエラーにより、バックアップ タスクが開始できない現象が確認されています。現象が発生する環境では、起動環境(Windows PE
環境)からシステムのバックアップを実施する必要があります。
GetVolumeBitmap::DeviceIoControl:
システム リソースが不足しているため、要求されたサービスを完了できません。(Code=1450)
- Windows 2000 環境では、「ActiveImage トラッキング
ドライバー」をセットアップする必要があります。セットアップタイプ[標準]、[カスタム]の既定値では本ドライバーをセットアップするオプションは有効に設定されています。
- 仮想変換ユーティリティは、Windows 2000 環境下での動作をサポートしません。
- [イメージのマウント]の[読み出し専用としてマウント]オプションを使用することはできません。
- 復元ウィザード内のボリューム サイズの拡張は、Windows 2000 環境ではサポートされません。
- Windows Installer 3.1
Redistributable (v2) が構成されていない環境では、AWSCLI
のインストール時にアラートが表示されます。その場合はこのコンポーネントを構成してから再度インストールを試行してください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=25
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