DocuWorks出力用データファイル

DocuWorks出力オプションでDocuWorksファイルを出力するには、以下の3つの入力データが必要です。

No 入力データ 説明
1 ワークフローの申請書 ワークフロー決裁後の申請書
2 ワークフローの添付文書 ワークフロー回覧時に申請者や承認者、決裁者が添付した文書
3 DocuWorks出力用データファイル DocuWorksファイルを出力するのに必要な属性情報が記載されたデータファイル

ここでは、上記 No.3 DocuWorks出力用データファイル について説明します。

DocuWorks出力用データファイル詳細

DocuWorks出力用データファイルのファイル形式はCSVです。

ファイル名 : [決裁データ出力オプションの出力ファイル名「本書識別コード」].csv
文字コード : SJIS
区切り文字 : 半角カンマ
改行コード : CRLF
項目定義   : 下表参照
No 論理名 属性ヘッダ名 用途 必須 可変 禁則文字
1 案件ID STATUS_ID ワークフローの申請案件ごとに発行されるIDです。
個別の申請案件の特定やログ出力時に使用します。
監視ディレクトリ内に作成される案件情報ディレクトリ名および出力用データファイル名(拡張子を除く)と一致している必要があります。
(なし)
2 申請件名 SUBJECT ログ出力時やDocuWorksファイルの名称で使用します。
\(円マーク) / : ; * ? " < > |
3 フォーム名 DOCUMENT_ORIGINAL_FILE_NAME 申請書のバインダー格納名称およびオリジナルファイル添付時名として使用します。
例) 稟議書、見積書など
\(円マーク) / : * ? " < > |
4 申請書出力パス DOCUMENT_OUTPUT_FILE_PATH 申請書取得時に使用します。 / * ? " < > |
5 添付文書名 ATTACHMENT_ORIGINAL_FILE_NAME 添付文書のバインダー格納名称およびオリジナルファイル添付時名として使用します。 \(円マーク) / : * ? " < > |
6 添付文書出力パス ATTACHMENT_OUTPUT_FILE_PATH 添付文書取得時に使用します。 / * ? " < > |
7 サブディレクトリ名 OUTPUT_SUB_DIR

DocuWorksファイルおよびエラー案件情報を出力する際のサブディレクトリ名として使用します。
この項目が設定されている場合、動作設定ファイルで指定した出力ディレクトリ下に本項目の設定値名でサブディレクトリを作成し、出力先として使用します。

本項目の値がない場合には、動作設定ファイルで指定された出力先ディレクトリ直下にファイルおよびディレクトリを出力します。
/ : * ? " < > |
8 DocuWorksファイルの名称タイプ OUTPUT_FILE_NAME_TYPE

出力するDocuWorksファイルの名称を以下のタイプより指定します。
0:案件ID.xdw(.xbd)
1:案件ID-件名.xdw(.xbd)
2:件名-案件ID.xdw(.xbd)

本項目が存在しない場合または本項目が存在しかつ設定値がない場合は「0:案件ID.xdw(.xbd)」が初期値となります。
0 1 2 以外

注釈

  • [必須]項目 記号凡例
    • 〇:項目、設定値の両者共に必須
    • △:項目のみ必須、設定値は任意
    • -:項目が存在しない場合も可
  • 各項目のデータは以下の「CSV標準形式(RFC4180)」に準拠している必要があります。
  • 「改行」、「ダブルクォーテーション(")」、「カンマ(,)」を含む場合は、ダブルクォーテーションで囲んで出力します。
  • ダブルクォーテーションで囲んで出力する場合、データに含まれるダブルクォーテーションは直前にダブルクォーテーションを付加(エスケープ処理)して出力します。

決裁データ出力オプションの設定例

決裁データ出力オプションでDocuWorks出力用データ(申請書、添付ファイル、出力用データファイル)を出力する際の設定例について説明します。

ヒント

決裁データ出力オプションの操作方法については、「 決裁データ出力オプション 操作マニュアル 」 を参照ください。

属性フォーマット設定

出力データ用ファイルの属性フォーマットを「DocuWorks出力用データファイル詳細」の形式に従って設定します。

以下に指定のないものは、初期設定とします。

属性フォーマット名 : (任意)
拡張子             : csv
ヘッダを出力する   : ON
属性項目           : 下表参照
No 属性項目種別 属性項目名(定義名) 属性ヘッダ名 属性出力形式 説明
1 システム STATUS_ID STATUS_ID DEFAULT 案件IDを指定します。
2 システム SUBJECT SUBJECT DEFAULT ワークフロー上の申請件名を指定します。
3 システム/帳票フォーム/固定値 (任意の属性項目名) ※1 DOCUMENT_ORIGINAL_FILE_NAME DEFAULT 申請書のバインダー格納名称およびオリジナルファイル添付時名を指定します。
4 システム DOCUMENT_OUTPUT_FILE_PATH DOCUMENT_OUTPUT_FILE_PATH DEFAULT 決裁データ出力オプションの申請書出力パスを指定します。
5 システム ATTACHMENT_ORIGINAL_FILE_NAME ATTACHMENT_ORIGINAL_FILE_NAME DEFAULT 添付文書のバインダー格納名称およびオリジナルファイル添付時名を指定します。
6 システム ATTACHMENT_OUTPUT_FILE_PATH ATTACHMENT_OUTPUT_FILE_PATH DEFAULT 決裁データ出力オプションの添付ファイル出力パスを指定します。
7 システム/帳票フォーム/固定値 (任意の属性項目名) ※1 OUTPUT_SUB_DIR DEFAULT DocuWorks出力ファイルおよびエラー案件情報の出力先サブディレクトリ名を指定します。
8 固定値 (任意の属性項目名) ※1 OUTPUT_FILE_NAME_TYPE DEFAULT 出力するDocuWorksファイルの名称タイプを指定します。

注釈

※1:(任意の属性項目名) は、あらかじめ「スキーマ設定」で定義してください。

出力フォーマット設定

DocuWorks出力用データ(申請書、添付ファイル、出力用データファイル)を出力するため 出力フォーマットを設定 します。

以下に指定のないものは、初期設定とします。

出力フォーマット名  : (任意) ※1
出力対象案件        : (任意)
出力対象文書        : (任意)
文書情報            : 下表参照

注釈

※1:決裁データ出力オプションによるファイルの出力は、出力フォーマット名の昇順で行われます。

文書管理システムなど他システムとの連携に使用する属性情報を別途出力する場合は、それぞれの出力フォーマット名に連番を付加するなどで出力順を調整してください。

文書情報

設定項目 設定/選択値
本書ファイルを出力 ON
  出力ディレクトリ パス DocuWorks出力用データの監視ディレクトリ ※1
案件IDでディレクトリを作成する ON
出力ファイル名 「本書識別コード」を選択
本書属性を出力 ON
  属性フォーマット 属性フォーマット設定」で登録したものを選択
出力ディレクトリ パス DocuWorks出力用データの監視ディレクトリ ※1
案件IDでディレクトリを作成する ON
出力ファイル名 「本書識別コード」を選択

注釈

※1:各出力ディレクトリのパスには、動作設定ファイルでDocuWorks出力用データ監視ディレクトリ(input-dir)に指定したパスを設定します。

添付情報

設定項目 設定/選択値
添付ファイルを出力 ON
  出力ディレクトリ パス DocuWorks出力用データの監視ディレクトリ ※1
案件IDでディレクトリを作成する ON
出力ファイル名 「添付識別コード-連番」を選択

注釈

※1:各出力ディレクトリのパスには、動作設定ファイルでDocuWorks出力用データ監視ディレクトリ(input-dir)に指定したパスを設定します。