SOAP API 仕様

ヒント

本ページでは、SOAP APIの仕様概要について説明しています。
詳細な仕様は、 SOAP API仕様書 を参照ください。

サービス名について

SOAP APIとして公開されているサービス名を以下に示します。

サービス名 概要 エンドポイントURL
wsAuthenticationManager SOAP APIのアカウント認証用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsAuthenticationManager.wsAuthenticationManagerHttpSoap12Endpoint/
wsApplyAgent 申請用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsApplyAgent.wsApplyAgentHttpSoap12Endpoint/
wsApproveAgent 承認用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsApproveAgent.wsApproveAgentHttpSoap12Endpoint/
wsReturnAgent 差戻し(否認・再申請請求・再承認請求)用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsReturnAgent.wsReturnAgentHttpSoap12Endpoint/
wsBdfManager 申請フォーム情報取得用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsBdfManager.wsBdfManagerHttpSoap12Endpoint/
wsUserInfomationManager ユーザー情報の取得・更新用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsUserInfomationManager.wsUserInfomationManagerHttpSoap12Endpoint/
wsReceiveManager ワークフローの処理待ち案件一覧情報取得用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsReceiveManager.wsReceiveManagerHttpSoap12Endpoint/
wsWorkflowStatusManager ワークフローの案件情報を検索用サービス (ワークフローシステムURL)/services/wsWorkflowStatusManager.wsWorkflowStatusManagerHttpSoap12Endpoint/

パッケージ構成

SOAP APIは、[jp.co.itarchitects.xFlow.soap.server]以下のサブパッケージに、機能ごとに分類されています。
以下で各サブパッケージの概要について説明します。

パッケージ名 概要
action 申請/承認/差戻しを実行するためのインターフェースを提供します。
list ワークフローシステムの一覧に関するインターフェースを提供します。
特定のユーザーの処理待ちとなっている案件の一覧を取得できます。
define.bdf ワークフロー コンテンツ管理で登録した申請フォームに関するインターフェースを提供します。
主に、APIを使用して申請する際に利用されます。
define.user 組織/ユーザー情報に関するインターフェースを提供します。
status ワークフローシステムでこれまでに申請された案件情報に関するインターフェースを提供します。

定数値について

SOAP APIでは、処理の種別や状態を表す定数が定義されています。
以下では、SOAP APIで使用される定数を機能ごとに説明します。

actionパッケージ

  • WsApplyAgent クラス

申請の処理種別は以下のコードで定義されています。
用途に応じて execute、execute_option の引数に指定してください。

処理種別 定数値
申請 1
保存 2
  • WsApplyOptionクラス

申請時の「メール送信オプション」、「コメントと添付ファイルの公開情報」は以下のコードで定義されています。
用途に応じて setMailOption、setCommentAndAttachedFilePublish の引数に指定してください。

[メール送信オプションを表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
次の承認者 1
全承認者 2
送信しない 3

[コメント・添付ファイルの公開情報を表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
ルートの全員に公開 0
公開しない 1
公開先を指定 2
  • WsApproveAgent クラス

承認の処理種別は以下のコードで定義されています。
承認のコードを execute、execute_option の引数に指定します。

処理種別 定数値
承認 1
  • WsOptionクラス

承認・差戻し時の「メール送信オプション」、「コメントと添付ファイルの公開情報」は以下のコードで定義されています。
用途に応じて setMailOption、setCommentAndAttachedFilePublish の引数に指定してください。

[メール送信オプションを表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
次の承認者 1
以降の承認者全員 2
送信しない 3

[コメント・添付ファイルの公開情報を表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
ルートの全員に公開 0
公開しない 1
公開先を指定する 2
  • WsReturnAgent クラス

差戻しの処理種別は以下のコードで定義されています。
用途に応じて execute、execute_option の引数に指定してください。

処理種別 定数値
否認 1
再申請請求 2
再承認請求 3

statusパッケージ

  • WsWorkflowStatusManager クラス

検索条件を指定して案件情報を取得する場合に、以下の項目を検索条件として指定できます。
doSelectWorkflowStatusWithSearch などでは、検索する項目の定数値と検索する値をセットで指定します。

検索する項目 定数値(文字列)
申請件名 APPLY_SUBJECT
申請フォーム名 DOCUMENT_NAME
申請時採番 APPLY_NUMBER
決裁時採番 DECIDE_NUMBER
完了時採番 COMPLETE_NUMBER
申請者のID APPLYER_MEMBER_ID
申請者氏名(姓) APPLYER_LAST_NAME
申請者氏名(名) APPLYER_FIRST_NAME
役職コード APPLYER_AUTH_CODE
役職名 APPLYER_AUTH_NAME
グループコード APPLYER_GROUP_CODE
グループ名 APPLYER_GROUP_NAME
案件状態 WORKFLOW_STATUS
申請日期間(開始日) START_APPLY_DATE
申請日期間(終了日) END_APPLY_DATE
決裁日期間(開始日) START_DECIDE_DATE
決裁日期間(終了日) END_DECIDE_DATE
案件ID WORKFLOW_ID
  • WsWorkflowStatusBean クラス

フォーム形式は、以下のコードで定義されています。
該当のワークフロー案件が使用するフォームのフォーム区分は、getDocumentType を利用して取得します。

フォーム形式 定数値(文字列)
入力JSPフォーム/Ver5形式のフォーム 22
入力PDFフォーム 12
ファイル(Word) 00
ファイル(Excel) 01
ファイル(その他) 99
  • WsWorkflowMemberStatusBean クラス

[ルート上のユーザーの役割を表す定数]

ルート上のユーザーの役割は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーの役割は、getMemberType を利用して取得します。

ユーザーの役割 定数値
申請者 0
承認者 1
決裁者 2
閲覧者 3

[案件の処理状態を表す定数]

ユーザーの案件の処理状態は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーの案件の処理状態は、getMemberStatus を利用して取得します。

案件の状態 定数値
未受信(予定一覧に含まれる案件) 0
処理待ち(承認待ち・閲覧待ち) 1
処理済み(申請済み・承認済みなど) 2

[承認グループの種類を表す定数]

ルート上の承認グループの種類は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーが含まれる承認グループの種類は、getMemberGroupOption を利用して取得します。

承認グループ種類 定数値
申請者/単独の承認者 0
AND承認グループ 1
OR承認グループ 2

[承認処理の対象/対象外の状態を表す定数]

ルート上のユーザーが承認処理の対象となるかは、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーが承認処理の対象となるかは、getMemberApprovedCode を利用して取得します。

スキップ種類 定数値
承認するユーザー 0
該当ユーザー不在でスキップされるユーザー 1
承認不要でスキップされるユーザー 2

注釈

該当ユーザー不在や承認不要の場合は、承認がスキップされます。