もう 1 つの方法としては、ワークグループ エンジンをサービスとしてインストールします。『Getting Started with PSQL』を参照してください。また、PSQL ファイルのデフォルトの場所については、『
Getting Started with PSQL』の
「PSQL ファイルはどこにインストールされますか?」を参照してください。
この設定は PCC で切り替えることができます。PCC の PSQL エクスプローラーで[ローカル クライアント]ノードを展開し、[MicroKernel ルーター]を右クリックします。[プロパティ]をクリックし、[
アクセス]を選択します。[
ゲートウェイ一貫性保持]オプションをクリックしてオンに設定し(チェック マークは、その設定が「オン」であることを表します)、[
OK]をクリックします。
この機能により、同一ボリューム上の複数ディレクトリのデータベースのトランザクションの一貫性を保持しながら動的(変動)ゲートウェイ エンジンを使用することができます。この利点は、別のゲートウェイ ロケーター ファイルを指示する新しいゲートウェイ ロケーター ファイルによってもたらされました。新しいタイプはリダイレクト ロケーター ファイルと呼びます。ディレクトリ D のロケーター ファイルを指示するリダイレクト ロケーター ファイルをディレクトリ A、B、C に持つことにより、ディレクトリ D のロケーター ファイルが指定するゲートウェイ エンジンが、ほかのディレクトリにあるデータ ファイルのサービスも確実に提供することができるようになります。
たとえば、C:\data にあるデータ ファイルが、確実にほかのデータ ファイルと同じゲートウェイ エンジンによってアクセスされるようにするには、C:
\data を忘れないようにしておきます。
前の例でいうと、C:\DATA
\DB2 および C:
\DATA
\DB3 にあるリダイレクト ロケーター ファイルは次のテキストを含みます。
これにより、このファイルを読み取ったエンジンはすべて相対パスに従って、指定された C:\DATA
\DB1 で別のロケーター ファイルを検索します。この場合、指定したディレクトリには workgroup1 をゲートウェイ コンピューターとして挙げているロケーター ファイルがあります。
図 4 に示したロケーター ファイルの例を使用すると、左側のリダイレクト ロケーター ファイルはデータベース エンジンに 1 つ上のディレクトリに行き、そのサブディレクトリの
newdir でデフォルト名(~PVSW~.LOC)を持つ別のロケーター ファイルを探すように指示しています。今度は、このロケーター ファイルが
ntserver1 という名前のコンピューター上にあるワークグループ エンジンがゲートウェイ エンジンであることを指定します。その結果、
mydir ディレクトリにあるデータ ファイルにアクセスするために、
ntserver1 にあるデータベース エンジンが使用されます。