User's Guide (v11)

PCC からのエラー メッセージ

PCC でデータベースを作成またはデータベースに接続しようとする場合に、いくつかの異なるメッセージを受け取ることがあります。このセクションでは、最も一般的なエラー メッセージの主な原因を説明します。

テーブル名を取得できません。操作に必要なアクセス権がありません。

このエラーは、サーバー上に新しいデータベースを作成しようとするときに発生します。これはほとんどの場合、サーバー オペレーティング システムの管理者権限を持っていない、またサーバー上で Pervasive_Admin グループのメンバーでもないオペレーティング システム ユーザーとしてログインしていることが原因です。このほか、ユーザー名とパスワードを入力していなかった場合もこのエラーの原因になります。

解決方法:リモート オペレーティング システムに対するユーザー名とパスワードを入力したことを確認します。サーバー上に新しいデータベースを作成するための、サーバーでの管理者権限を持っている(または、Pervasive_Admin グループのメンバーである)必要があります。データベース エンジンの管理者権限の許可では、Pervasive_Admin グループの設定方法を説明しています。

Windows 32 ビット プラットフォーム の場合、ネットワーク ユーザーではなく、システム上のローカル ユーザーとして設定されていることを確認してください。ネットワーク ユーザーは、BOSTON¥GILBERT のようにドメイン名と円記号(¥)に続いたユーザー名を持ちます。Administrators グループまたは Pervasive_Admin グループのメンバーであるユーザーは、ローカル ユーザーであることを確認してください。

必要な権限を持ち、ユーザー ログインが実際に上記の条件の 1 つを満たしている場合は、次に正しいネットワークにログインしているかどうかも確認してください。ターゲット オペレーティング システムを使用していることが確実なサーバーに読み込みまたは書き込みを試行すれば、正しいネットワークにログインしているかどうか調べることができます。

指定のリモートエンジンに接続できません。通信コンポーネントがすべてリモート サーバーにロードされており、使用可能なセッションがあることを確認し、再試行してください。

PCC で新しいリモート サーバーを登録しようとするときに、このエラーを受け取る場合があります。このエラーが表示される場合は、いくつかの原因があります。

  1. サーバー名を間違って入力しています。データベース クライアントは存在しないサーバーに接続しようとしています。
    解決方法:サーバー名を再確認し、入力したサーバー名と同じサーバーがネットワークで表示されるかどうかを確認します。
    サーバーが存在していることはわかっているが、それがネットワークで表示されない場合は、正しいネットワークにログインしているかどうかを確認してください。ネットワーク管理者に確認してください。
  2. サーバーのユーザー カウントの有効期限が切れています。一時的なライセンスを使用している場合、ライセンスの有効期限が過ぎた後に接続を行おうとするとこのメッセージが表示されます。
    解決方法:License Administrator を起動してサーバーにインストールされたライセンスのステータスをチェックします。表示されるウィンドウで、サーバーに適用されている各ライセンスに関する詳細なステータス情報を見ることができます。ライセンスの有効期限が切れていた場合は、販売店または株式会社エージーテックから正式なライセンスをご購入ください。
  3. サーバー上に有効なセッションがありません。サーバー上で負荷の大きいロードを行うユーザーがいる場合、またはサーバーで小さいセッション数が設定されている場合はこのエラーを受け取る場合があります。
    解決方法:Monitor を起動してサーバー上で有効なセッションの使用をチェックします。Monitor で、[オプション接続]を選択し、チェックするサーバーに接続します。次に、[MicroKernel通信]を選択します。表示されるウィンドウ内で、[リモート セッション総数]を探します。その[ピーク値]と[最大値]の値が同じ場合は、セッションが不足していると考えられます。
  4. リモート データベース サーバーが起動していません。
    解決方法: リモート データベース エンジンが起動していることを確認してください。また、起動する場合は、ネットワーク管理者に依頼してください。
  5. リモート データベース サーバーがクライアントのリクエストを受け付けていません。
    解決方法:プロパティを設定して、リモート データベース エンジンがリモート リクエストを受け付けるようにします。これを行うには、サーバーでの管理者権限を持っている(または、Pervasive_Admin グループのメンバーである)必要があります。PCC の Pervasive PSQL エクスプローラー でサーバー名を右クリックし、次に[プロパティー]をクリックします。[アクセス]をクリックし、[リモート リクエストの受付]オプションが選択されていることを確認します。

サーバーへの接続に失敗しました。

このエラーはほとんどの場合、オペレーティング システムのユーザー名またはパスワードを間違えてサーバーに接続しようとしていることが原因です。

ほかに考えられる原因は次のとおりです。

解決方法:ユーザー名とパスワードを再確認します。そのユーザー名とパスワードがリモート サーバーのオペレーティング システムで設定されていることを確認します。

サーバー上でのユーザーのアカウント情報を調べます。オペレーティング システムで、ユーザーのパスワードが次回のログオン時に変更されることがないことを確認します。そのユーザーが、制限された権限を持つグループのメンバーでもないことを確認します。

Windows 32 ビット プラットフォームの場合、ユーザーがネットワーク ユーザーではなく、システム上のローカル ユーザーとして設定されていることを確認してください。ネットワーク ユーザーは、BOSTON¥GILBERT のようにドメイン名と円記号(¥)に続いたユーザー名を持ちます。Administrators グループまたは Pervasive_Admin グループのメンバーであるユーザーは、ローカル ユーザーであることを確認してください。

不明な設定プロパティ

PCC がデータベース エンジンから無効な設定プロパティを取得することは、可能性はありますが、ほとんどありません。そのようなエラーについては、Pervasive のカスタマー サポートにご連絡ください。Pervasive PSQL のリソースおよび問い合せ先を参照してください。


一般的なトラブルシューティング

よく寄せられる質問