PSQL Programmer's Guide (v11)

名前付け規則 (リレーショナル インターフェイス)

データベースを作成する場合、Pervasive PSQL では各データベース コンポーネントに記述名を付けることができます。ユーザーとアプリケーションは、これらの名前でデータベースのコンポーネントを参照します。ここでは、データベース コンポーネントに名前を付けるときに従うべき規則について概説します。

詳細については、『Advanced Operations Guide』の「識別子の種類別の制限」を参照してください。

一意名

以下のデータベース コンポーネントは、辞書に一意名を持っていなければなりません。

パラメーターと変数の名前は、SQL ステートメント内で一意でなければなりません。Pervasive PSQL キーワードは予約語であるため、データベース コンポーネントに名前を付けるためにそれらのキーワードを使用したり、パラメーター名や変数で使用することはできません。予約キーワードのリストについては、『SQL Engine Reference』の SQL の予約語を参照してください。

異なるテーブルで列名が重複している場合、関連するテーブル名またはエイリアス名を列名の前に置くことによって、各テーブル内に列名の修飾を行うことができます。たとえば、Student テーブルの ID 列を Student.ID として参照できます。これは、完全修飾された列名であり、テーブル名(Student)は列修飾子です。

有効な文字

以下に、SQL レベルでのデータベース コンポーネントの名前に対する有効な文字と、変数およびパラメーター名に対する有効な文字を示します。

名前の最大長

Pervasive PSQL では、辞書内のデータベース コンポーネント名の最大長に制限があります。『Advanced Operations Guide』の「識別子の種類別の制限」と、『SQL Engine Reference』の表 19 「Pervasive PSQL 機能の制限/条件」を参照してください。

大文字と小文字の区別

Pervasive PSQL は、データベース コンポーネント名を定義する場合に大文字と小文字を区別します。TaBLe1 という名前のテーブルを作成する場合、Pervasive PSQL はテーブル名を TaBLe1 として辞書に格納します。ユーザー名、ユーザー グループ名およびパスワードを例外として、Pervasive PSQL はコンポーネント名を定義した後に大文字と小文字を区別しません。テーブル TaBLe1 を定義した後、そのテーブルを table1 として参照できます。

ユーザー名、ユーザー グループ名およびパスワードは、Pervasive PSQL で大文字と小文字を区別します。たとえば、マスター ユーザーとしてログインする場合、ユーザー名を Master として指定する必要があります。

データを取得する場合、作成された状態に基づいて、Pervasive PSQL はテーブル、ビュー、エイリアスおよび列名を表示します。

SELECT * 
   FROM Course# 

Pervasive PSQL は、以下のように列名を返します。

"Name", "Description", "Credit_Hours", "Dept_Name" 

データベース コンポーネントの作成 (リレーショナル インターフェイス)

データ辞書の作成 (リレーショナル インターフェイス)