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OLE DB Provider Guide (v11) |
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OLE DB プロバイダーと Visual Basic
このセクションには、Pervasive OLE DB プロバイダーを Visual Basic 開発環境に組み込むのに役立つ情報が含まれています。
非ビジュアル プログラミング
この手順は、ビジュアル コントロール オブジェクトを使用しない ADO と OLE DB でのプログラミングの方法を示しています。
Visual Basic で OLE DB 用のプログラミングを行うには
- VB 6 で新しいプロジェクトを開きます。
- [プロジェクト|参照設定]のメニュー項目をクリックし、参照設定のダイアログを表示します。
- "Microsoft ActiveX Data Objects 2.1 Library" または "Microsoft ActiveX Data Objects 2.5 Library" が選択されていることを確認して[OK]をクリックします。
- フォームに 3 つのテキストボックスを追加します。
- コード ウィンドウを表示し、以下のコードを使用してグローバル レコードセット オブジェクトを割り当てます(これは General::Declarations コード領域に入れる必要があります)。
Dim myData as New ADODB.Recordset
- Form::Load 上にレコードセットを作成するには、Form_Load イベントに次のコードを記述しください(DemoData は DBNAMES エントリとして設定してあり、Person ファイルを使用します)。
myData.CursorLocation = adUseServer
myData.Open "Person", "Provider=PervasiveOLEDB;Data Source=DemoData",
adOpenDynamic, adLockOptimistic, adCmdTableDirect
- 見つかったレコードを表示するために、以下のサブルーチンを作成します。
Private Sub DisplayFields()
Text1 = myData.Fields(0)
Text2 = myData.Fields(1)
Text3 = myData.Fields(2)
End Sub
- フォームに 4 つのボタンを追加し、以下のコードを追加します。
Private Sub Command1_Click()
myData.MoveFirst
DisplayFields
End Sub
Private Sub Command2_Click()
myData.MovePrevious
DisplayFields
End Sub
Private Sub Command3_Click()
myData.MoveNext
DisplayFields
End Sub
Private Sub Command4_Click()
myData.MoveLast
DisplayFields
End Sub
- フォームがロードされたときに最初のレコードを取得するために、Form_Load の最後に次の行を追加します。
- アプリケーションを実行すると、データ間を移動するためのボタンを使用することができるようになります。分かりやすくするためにボタンのタイトルや名前を変更することもできます。
- 更新機能を追加するためには、フォームに別のボタンを配置し、そのボタンのキャプションを "更新" に、オブジェクト名を "btnUpdate" にします。
- 以下のコードを追加すると、ユーザーは最初のフィールドを更新できなくなります。並行モードは adLockOptimistic なので、更新はカーソルが現在の行から移動したときに自動的に適用されます。また、更新はカーソルの位置に関係なく更新するのに使用することもできます。
Private Sub btnUpdate_Click()
myData.Fields(1) = Text2
myData.Fields(2) = Text3
End Sub
ビジュアル プログラミング
Pervasive プロバイダーには初期化に必須のプロパティが 1 つあります。それは、DataSource プロパティです。OLE DB プロバイダーは DSN を使用しないので、DataSource プロパティにはデータベース名の値を設定する必要があります。たとえば、ADO の Connection::Open コマンドの接続文字列は、「Provider=PervasiveOLEDB;Data Source=<data store>」になります。この <data store> にはデータベース名を指定します。
プロバイダーを使用して Visual Basic でグリッドを埋めるには
- Visual Basic 6 を起動します。
- 標準プロジェクトを開始します。
- [プロジェクト]、[コンポーネント]のメニュー オプションをクリックして[コンポーネント]ダイアログを表示します。
- 次のコンポーネントのチェックボックスをクリックし、[OK]をクリックします。
- Microsoft ADO Data Control 6.0 (OLEDB)
- Microsoft DataGrid Control 6.0 (OLEDB)
- フォーム上にそれぞれのコントロールのコピーをドラッグ アンド ドロップします。
- データ コントロール上をマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューで[ADODC のプロパティ]をクリックします。
- [作成]をクリックし、接続文字列構築を呼び出します。
- 一覧から "Pervasive OLE DB Provider" を選び、[次へ]をクリックします。
- DataSource プロパティのためのデータベース名エントリまたはパス名を入力します。
- [OK]をクリックします。
- [ADODC のプロパティ]ダイアログ ボックスの[レコード ソース]タブをクリックします。
- ドロップダウン リストを使って、コマンド タイプを "adCmdTable" に変更します。
- テーブル名を入力するか、ドロップダウン リストからテーブルを 1 つ選択して[OK]をクリックします。
- グリッドを選択し、F4 キーを使ってプロパティを編集します。
- ドロップダウン リストを使って、DataSource プロパティを "Adodc1" に変更します。
- アプリケーションを実行します。
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