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レッスン 3:ActiveX Data Object でコードを記述する(Visual Basic チュートリアル)

ADO データ コントロールにより、データに簡単にアクセスすることができますが、数行のコードを記述することによりさらに多くのことが実行できます。たとえば、SQL クエリを実行してその結果をバウンド DataGrid コントロールに表示させることができます。

このレッスンでは、レッスン 2 で作成したバウンド DataGrid コントロールを使用して SQL ステートメントの結果を表示させます。このレッスンの終わりには、テキスト フィールドに人数を入力できるようになり、その人数以上を収容できる部屋が検出されます。このようなフォームは、ミーティングを計画する際に役立ちます。

ADO から SQL ステートメントを実行するには

  1. ツール ボックスの[TextBox]コントロールをクリックします。



  2. Form1 ウィンドウでカーソルをドラッグして TextBox コントロールを作成します。



    この操作により、フォームから入力できるようにするためのテキスト入力ボックスが作成されます。
  3. ツール ボックスの[Label]コントロールをクリックします。



  4. Form1 ウィンドウ内でカーソルをドラッグして Label コントロールを作成します。この操作により、テキスト ボックスのラベルが作成されます。



  5. プロパティ ウィンドウの[Caption]フィールドに、"収容人数を入力してください:" と入力します。これは、ユーザーに指示を与えるためのものです。



    コントロールが配置されたため、表示させるレコードを取得する SQL ステートメントを記述することができます。
  6. メイン メニューから[表示|コード]を選択します。Visual Basic のコード ウィンドウが表示されます。



  7. 一番左のリスト ボックスで、"Text1" オブジェクトを選択します。Text1_Change と呼ばれる空の Sub プロシージャが作成されます。次のコードを入力して SQL ステートメントを作成します。



  8. ツール バーの[開始]ボタンをクリックします。Visual Basic がアプリケーションを起動して結果を表示します。



  9. 作成したアプリケーションをテストするため、テキスト ボックスに値を入力します。DBGrid 内の結果を確認します。



    テキスト ボックスの値を変更した場合は、SQL ステートメントが Microsoft Jet エンジンにより解析され、ODBC リクエストが発行されて Pervasive PSQL エンジンに渡されます。SQL ステートメントは Microsoft Jet エンジンによって解析されるため、アプリケーションの SQL ステートメントは、Jet の SQL 構文に準拠している必要があります。この構文の詳細については、Visual Basic のヘルプを参照してください。
  10. アプリケーションのテスト後、Form1 ウィンドウを閉じ、フォーム デザイン ビューに戻ります。

レッスン 2:ADO データ コントロール(ADODC)を使用する(Visual Basic チュートリアル)

まとめ(Visual Basic チュートリアル)