User's Guide (v11)

よく寄せられる質問

このセクションでは、お客様からよくお問い合わせのある質問にお答えします。質問の一覧を以下に示します。

インストール

PCC

セキュリティ

ユーザー数、セッション数、使用データ

ネットワーク

データ アクセスでの問題

ODBC と DDF

Btrieve 6.15 からのアップグレード

アップグレードおよび移行

DEMODATA サンプル データベース

DEMODATA をデフォルトの状態に復元する方法はありますか?

  1. まだ実行していない場合は PCC を起動します(「Windows での PCC の起動」 を参照してください)。
  2. PCC のメイン メニューから、[ファイル新規作成]をクリックし、[ SQL ドキュメント]をクリックします(「新規 SQL クエリのために SQL Editor を起動するには」 を参照してください)。
    [データベースの選択]ダイアログが表示されます。



  3. 一覧から "DEMODATA" エントリをクリックして[OK]をクリックします。
    PCC 内に SQL Editor タブが表示されます。
  4. ファイル開く]をクリックします。
  5. DEMODATA.sql ファイルの場所に移動してそのファイルを選択し、[開く]をクリックします。
    Pervasive PSQL ファイルのデフォルトの保存場所については、『Getting Started with Pervasive PSQL』の 「Pervasive PSQL ファイルはどこにインストールされますか?」を参照してください。
  6. SQLすべての SQL ステートメントを実行]をクリック、F10 を押す、または をクリックします。
    DEMODATA.sql では既存のテーブルを削除してから、インストール時のデフォルトを使用してそれらのテーブルを再作成します。復元されたテーブルは空(データなし)です。
    DEMODATA の一部として新規作成したテーブルは削除されません。
  7. バルク データ ユーティリティ(BDU)を使用してデータをテーブルに入れてください(「bdu」を参照)。
    1. コマンド プロンプトを開きます。
    2. DEMODATA の "restore" ディレクトリに移動します。DEMODATA のテーブルごとに "SDF" ファイルが存在します。
    3. SDF ファイルごとに、BDU を使用してデータをテーブルに読み込みます。
      たとえば、"Billing" テーブルのデータを読み込むには次のコマンドを使用します。カンマはファイルのフィールド区切り文字です。
      bdu demodata billing billing.sdf -t ,

      メモ

      "-t ," パラメーターは必要です。


      BDU ユーティリティでは、読み込まれたデータの行数を返します。

その他

インストール

インストール後によく寄せられる質問

既存のバージョンの製品をアンインストール、または新しいバージョンをインストールすると、データ ファイルはなくなってしまいますか?

Pervasive PSQL をアンインストール、または新しいバージョンの Pervasive PSQL をインストールした場合、以前のデータ ファイルおよび DDF がなくなることはありません。Pervasive System Analyzer で Pervasive PSQL ファイルを整理して保持した場合でも、あるいは Pervasive PSQL ファイルと同じディレクトリにデータ ファイルがあった場合でも、以前のデータ ファイルには影響がありません。

インストールまたはアップグレードしたばかりの「プラグイン」製品が PCC の Pervasive PSQL エクスプローラー に表示されないのはなぜでしょう?

「PCC キャッシュをクリアする必要がある状況」を参照してください。

どのタイプのクライアント インストールを行うべきでしょうか?

わからない場合は、常に「すべて」を選択してください。このオプションは、標準インストールを行います。このインストールでは問題が発生した場合にトラブルシューティングがより簡単になります。

実行しているクライアントのサービス パックのレベルはどのようにしたら確認できますか?

Pervasive PSQL v11 SP3 を使用している場合、Monitor または Maintenance を起動して、メニューから[ヘルプバージョン情報]を選択し、ビルド レベルを調べます。

Pervasive PSQL はターミナル サーバー上でサポートされますか?

ターミナル サーバー上では、サーバーおよびワークグループ エンジンの両方が Pervasive.SQL 2000i SP4 からサポートされています。Pervasive.SQL 2000i SP3 ではサーバー エンジンのみサポートしています。Pervasive.SQL 2000i SP2 はクライアント ソフトウェアのみをサポートしています。

フェイルオーバーの環境に Pervasive PSQL をインストールできますか?

また、クラスタリング環境に Pervasive PSQL をインストールできますか?

はい。Pervasive PSQL は Microsoft Failover Cluster、Microsoft Cluster Service、および Linux Heartbeat とクラスターの互換性があります。『Advanced Operations Guide』の「高可用性のサポート」の章を参照してください。

ロード バランス環境に Pervasive PSQL をインストールできますか?

これは、現時点ではサポートされません。

Btrieve v6.x またはそれ以前のバージョンを実行しているサーバー上に Pervasive PSQL をインストールできますか?

Pervasive PSQL と Btrieve 6.x を同じコンピューター上で同時に実行することはできません。

再起動したときに、ワークグループエンジンが自動的に起動しないようにするにはどうしたらよいですか?

Windows のスタートアップ グループからワークグループ エンジンを削除する必要があります。スタートアップの詳細については、オペレーティング システムのドキュメントを参照してください。

PCC

PCC に関してよく寄せられる質問

Linux での PCC の起動方法は?

Linux 上で PCC を起動するには、一定の要件を満たす必要があります。「Linux での PCC の起動」を参照してください。

セキュリティ

セキュリティに関してよく寄せられる質問

オペレーティング システムのユーザーとパスワードを使用してログインする場合と、データベースのユーザーとパスワードを使用してログインする場合の違いは何ですか?

最初は混乱しやすいのですが、実際には 1 つの規則があるだけです。既にサーバーへの接続が成功しており、データベースに直接アクセスしようとする場合にのみ、データベース ログインを使用します。この時点に達するまでは、オペレーティング システムのログインを使用する必要があります。

たとえば、Monitor を実行してまたは設定プロパティからリモート サーバー エンジンで作業する場合は、パスワードの入力が必要です。いずれの場合でも、リモート システム上での管理者権限を持つオペレーティング システム アカウントまたは Pervasive_Admin のメンバーのアカウントのユーザー名とパスワードを提供する必要があります。これは、新規データベースを作成する場合にも適用されます。

データ自体で作業を始めた後で入力が必要な場合は、データベースのユーザーとパスワードを使用します。データベースのセキュリティを無効にした場合は、データベースのユーザー名とパスワードはまったく必要ありません。この場合、前の段落で述べたような管理者用のタスクを行うためのオペレーティング システムのユーザーとパスワードが必要なだけです。

Pervasive_Admin グループが定義済みまたは管理者権限を持っているのに "ログイン失敗"のメッセージを受け取るのはなぜですか?

Pervasive PSQL サービスの設定は、データベース エンジン実行中のマシンへのログイン許可を持つかどうかに影響します。設定は、Pervasive_Admin グループを使用するかどうかにも適用されます。Pervasive PSQL サービスの[アカウント]への[ログオン]設定を変更した場合、そのアカウントのユーザー権利ポリシーを[オペレーティング システムの一部として機能]に変更する必要があります。そうでない場合、リモート ログインは失敗します。

たとえば、Monitor ユーティリティは、データベース エンジン実行中のマシン上のオペレーティング システムにログインしていることを必要とします。[アカウント]に指定したアカウントがオペレーティング システムの一部として機能しない場合、ログイン失敗のメッセージを受け取ります。

Administrator アカウントであっても、ユーザー権利ポリシーを[オペレーティング システムの一部として機能]に設定する必要があるので注意してください。

ユーザーの権利ポリシーを変更する手順の詳細はサービスの設定とログイン権限を参照してください。

ユーザー数

ユーザー数に関してよく寄せられる質問

ユーザー数のアップグレードはどのように認証すればよいですか?

「ライセンス管理」で説明したタスクを参照してください。

ワークグループ エンジンでは、データにアクセスするユーザー数をどのように監視するのですか?2 つのエンジンで同時にデータにアクセスした場合はどうなりますか?

ワークグループ エンジンは、サーバー エンジンが行うのとまったく同様にユーティリティを追跡します。各ライセンスにはユーザー カウントが明記されています。 ユーザー カウントにより、指定された数のコンピューターが、Pervasive データベース エンジンに同時に接続できます。 Pervasive PSQL はシリアル番号によってマシンを識別するので、同じシリアル番号による接続はすべて同一マシンからのものと認識されます。たとえば、複数の NIC を持つ 1 台のマシンは同じマシンとして認識されます。

Pervasive PSQL にクライアント セッションとしてアクセスする各ワークステーションは、1 ユーザーとカウントされます。1 台のクライアント コンピューター上にある複数のアプリケーションは、1 ユーザーと見なされ、別個のユーザーとしてカウントされません。それぞれのターミナル サーバー セッションも 1 ユーザーとしてカウントされます。

Pervasive PSQL は、同じクライアント コンピューター セッションから受信する一意のプロトコルごとに 1 つのユーザー カウントを使用します。あるアプリケーションが TCP/IP を使用し、別のアプリケーションが SPX を使用する場合、これらのアプリケーションが同一マシン上で実行されると、2 ライセンスとカウントされます。同じプロトコルで異なるアドレス形式を使用している場合は、1 ユーザーのみカウントされます。たとえば、あるアプリケーションが IPv4 を使用し、別のアプリケーションが IPv6 を使用する場合、これらのアプリケーションが同一マシン上で実行されると、1 ユーザーのみがカウントされます。IPv4 および IPv6 はそれぞれ TCP/IP の異なるアドレス形式です。

Pervasive PSQL ワークグループ エンジンには試用ライセンスが含まれています。このワークグループ エンジンのライセンスは認証解除できません。

データ ファイルには、一度に 1 つのエンジンのみがアクセスを許可されています。エンジンは、データ ファイルが破損しないように排他モード(ファイル共有しない)でデータ ファイルを開くので、2 つ目のエンジンはファイルを開こうとしてもロック アウトします。

ワークグループ エンジンは、コンカレント ライセンスを使用しますか?または 1 台ごとのライセンスを使用しますか?

コンカレントを使用します。「ユーザー カウント ライセンス モデル」を参照してください。

PSQL Server から PSQL Vx Server サーバーへの移行を考えています。これは、ユーザー数に基づくライセンスからデータの使用量に基づくライセンスへ移行するということです。自分の Vx Server ライセンスに適したサイズはどのように調べることができますか?

Capacity Usage ビューアーはこのような目的のために設計されています。使用するセッション数とデータ使用量のピーク値を毎日記録するので、それぞれの数量を経時的に見ることができます。この情報を使用して、Vx Server に必要なライセンス サイズを合理的に判断することができます。Capacity Usage ビューアーのアクセス方法および使用方法については、「Capacity Usage ビューアー」を参照してください。

ネットワーク

ネットワークに関してよく寄せられる質問

通信に使用しているプロトコルを知るにはどうしたらよいですか?ネットワークでほかのシステムが表示されますが、自分のデータを見ることができません。

Pervasive System Analyzer を起動し、初期画面で[次へ]をクリックします。次の画面で、[アクティブ インストールをテストする]を選択して[ネットワーク通信をテストする]チェック ボックスをオンにし、その他のチェック ボックスをすべてオフにします。 [次へ]をクリックします。次の画面で[詳細設定]をクリックし、テストしないプロトコルの選択をオフにして[OK]をクリックします。参照ボタン[...]をクリックして、サーバー上のインストール ディレクトリにマップしたドライブを選択します。ドライブは、マップしたドライブでなければなりません。UNC 名はサポートされません。[次へ]をクリックしてネットワーク テストを実行します。ネットワークで重大な問題があれば、結果ウィンドウで通知されます。

データ アクセスでの問題

データ アクセスに関してよく寄せられる質問

v6.x 以前の Btrieve から Pervasive PSQL v11 SP3 にアップグレードしました。ほかの誰もがアクセス可能な場合でも、ファイルにアクセスできないとのエラー メッセージが表示されるようになりました。何が間違っているのでしょうか?

Pervasive System Analyzer を使用して Btrieve または Pervasive PSQL の以前のバージョンのコンポーネントがすべて保持されているかどうかを確認します。次に、環境設定が正しいかどうかを確認してください。pvsw.log ファイルを探し、ステータス コード 8505 または 8517 を示すエラー メッセージをチェックします。これらのステータス コードは、データ ファイルを読み込むためにローカルのワークグループ エンジンの使用を試行したことを示します(pvsw.log に書き込まれるメッセージ文字列に 16 進数値が含まれる場合、その 16 進数値の前には "0x" が付くので 10 進数値と区別できます)。

PCC を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の 「Windows での PCC の起動」を参照してください)。[ローカル クライアント]を右クリックして[プロパティー]を選択します。[アクセス]をクリックします。[ローカル MicroKernel エンジンの使用]オプションのチェックがオフで、[リモート MicroKernel エンジンの使用]オプションのチェックがオンになっていることを確認してください。

サーバー上にファイルが存在し、共有になっていますが、Pervasive PSQL でそれを読み込むことができません。何が間違っているのでしょうか?

ファイルはどのように共有していますか?Pervasive では Microsoft でのリダイレクトされたマップ、または Windows 32 ビット プラットフォーム での 非表示の Admin 共有(C$)を使用したドライブ名のマップをサポートしません。

ユーザーが、ファイル サーバーへアクセスするためのオペレーティング システムの適切なログイン認証を持っているかどうかを確認してください。

Pervasive System Analyzer を実行し、[ネットワーク通信をテストする]を選択して接続が正しく行えるかどうかを確認します。

SQL クエリを使用して旧テーブルの定義を作成しています。結果レコードのサイズが異なってしまいました。なぜでしょう?

Pervasive.SQL 2000 で実行した場合、ヌル値を許可するフィールドでは、そのフィールドの開始位置に定義された追加バイトがあります。このバイトはヌル インジケーターです。次のいずれかの方法でこれを変更することができます。

SQL ステートメントを使用して新しいテーブル定義を作成する場合は SET TRUENULLCREATE=OFF というステートメントを入力します。現在のセッションではこれ以降、作成するテーブルは旧レコードの構造を使用し、ヌル値を許可する各列に余分なバイトを追加しません。

SQL ステートメントを使用しない場合は、すべての列をヌル値が許可されないようにして作成し、フィールドのサイズを取得して適切に配置することができます。

バージョン 9 のデータ ファイルをバージョン 8、7 または 6 のファイル形式に変換したいのですが、どのようにすればよいですか?

変換するファイルがリモート サーバーまたはワークグループ エンジンによって提供される場合は、以下のタスクを行うためにリモート システム上での管理者権限を持っている必要があります。また、リモート データ ファイルにマップしたネットワーク ドライブが必要です。

PCC でデータ ファイルが存在するサーバー名を右クリックし、次に[プロパティー]をクリックします。[ファイル互換性]をクリックし、[作成ファイルのバージョン]に変換するファイル バージョンを設定します。[OK]をクリックします。[はい]をクリックして、エンジンを再起動します。これらの変更によって、選択したバージョンで新しいファイルが作成されます。

Maintenance ユーティリティを実行して、[オプション]メニューから[情報エディタの表示]を選択します。[情報のロード]をクリックして、変換するデータ ファイルを選択します。[ファイルの作成]をクリックして、旧バージョン形式で作成する新しい空のデータ ファイルの名前を指定します。[OK]をクリックしてファイルを作成します。[ファイル情報エディター]ウィンドウは閉じますが、Btrieve Maintenance ユーティリティは終了しないでください。

メニューから、[データコピー]を選択します。ソース データ ファイル名とターゲット データファイル名(旧バージョンのファイル形式で新規に作成するファイル)を入力します。[実行]をクリックしてレコードを旧バージョンのファイルへコピーします。コピーが完了した後、新しいデータ ファイルをコピー元のファイル名と同じ名前にする必要がある場合は、元のデータ ファイルを別名で保存し、元のファイル名で新しいファイルを保存します。

ODBC と DDF

ODBC および辞書ファイルに関してよく寄せられる質問

ODBC を使用してデータ ファイルにアクセスできるかどうかを知るにはどうしたらよいですか?

調べる方法はいくつかあります。まず、データ ファイルが置かれている場所で DDF ファイルを探します。これらが見つかれば、ほとんどの場合は ODBC を使用してデータベースにアクセスできます。DDF ファイルはデータ ファイルと異なるディレクトリに置くことができるので、PCC を使用して、アクセスするデータ ファイルのデータベースが作成されているかどうかを調べる必要もあります。また、アプリケーションでデータ ファイルのアクセスに ODBC を使用しているかどうかをアプリケーション ベンダーに尋ねることができます。

DDF のコード記述されたファイルパスはどのようにしたら変更できますか?

PCC で、テーブルが属するデータベースを右クリックしてから[プロパティー]をクリックします。[ディレクトリ]をクリックします。[辞書のロケーション]の値を変更します。

パスは変更されていないように見えます。変更を確認するには、X$File システム テーブルを開き、指定したユーザー テーブルの Xf$Loc フィールドを見ます。PCC にシステム テーブルが表示されていない場合は、[システム オブジェクト]を展開します。

また、SQL で ALTER TABLE USING ステートメントを使用して、特定のテーブルによって使用されるデータ ファイルを変更します。詳細については、『SQL Engine Reference』を参照してください。

データ辞書(DDF)の安全性を確保する一番よい方法はなんですか?

常に DDF のバックアップ コピーを行ってください。ランタイム DDF を変更するときには、必ず変更前にその DDF のバックアップ コピーを行ってください。最初にデータベースのセキュリティを有効にする場合は、セキュリティなしの辞書のバックアップ コピーと、セキュリティ付きの辞書のバックアップ コピーを行います。

非標準 DDF を使用しているかどうかを知るにはどうしたらよいですか?

Btrieve ユーティリティで編集できる場合、その DDF は標準の辞書ファイルではありません。標準の辞書ファイルは、Btrieve で直接アクセスすることができません。このロック アウトは、SRDE のみが辞書へ書き込みできることを保証する安全な機能です。DDF は互いに、そしてデータ ファイルと常に同期化されている必要があるたいへん重要なファイルです。

標準の辞書のテーブル名およびフィールド名は大文字小文字を区別しません。file.ddf の列 Xf$Name と field.ddf の 列 Xe$Name の列定義で大文字小文字を区別するかどうかを設定するフラグがあり、これらの値が大文字小文字を区別しないこと示しています。

DDF は Btrieve ファイルなので、Function Executor を使用して開き、表示することができます(更新はできません)。これは、file.ddf または field.ddf の内容を確認する 1 つの方法です。

非標準の辞書 DDF のなかには、file.ddf、field.ddf および index.ddf のすべて、またはいずれかが存在しない場合があります。このような辞書は、本製品で動作しません。たとえば、file.ddf ではなく x$file.ddf というファイルがある場合は、その DDF は非標準であることがわかります。

非標準の DDF は、おそらく Pervasive PSQL Control Center またはリレーショナル エンジンで正しく動作しません。

異なるデータベース間で DDF を混合して統合させることができますか?

DDF ファイルの完全なセットは 1 つの単位として考える必要があります。DDF を 1 つも持たないデータベースと別のデータベースの DDF とを混合することができます。

DDF Sniffer はどうなったのでしょう?

DDF Sniffer は、1998 年に Smithware からの権利の取得により Pervasive 製品に追加されました。現在は別個の製品としては使用できません。この機能の大半は Pervasive PSQL Control Center および DDF Builder に置き換えられました。

類似する 2 つの Btrieve ファイルがあり、一方のファイルに DDF を作成しました。2 つのファイルは類似しているので、もう一方の Btrieve ファイルでも同じ DDF を使うことができますか?

2 つのファイルがどのように似ているかによって答えは異なります。2 つのファイルのレコード数が違うだけなら、同じ DDF ファイルを使用することができます。フィールドまたはインデックスの数、順序、名前または型が異なれば、同じ DDF は使えません。つまり、2 つのファイルのレコード構造が完全に一致している場合にのみ同じ DDF が使用できます。

Btrieve ファイルのオーナー ネームのセットを持っています。DSN を作成した後で、ODBC を使用してファイルを開くことができません。何が間違っているのでしょうか?

Btrieve ファイルがオーナー ネームを持つ場合、ODBC アクセスにはデータベース セキュリティを使用する必要があります。PCC でデータベース セキュリティを有効にしてください。『Advanced Operations Guide』の 「Pervasive PSQL エクスプローラーを使ってセキュリティをオンにするには」および「オーナー ネームおよびセキュリティ」を参照してください。


注意

Master ユーザーのパスワードは忘れないでください。パスワードがないと、データベース内でセキュリティを無効にしたり管理者タスクを実行することはできません。パスワードを忘れてしまった場合に備えて、セキュリティを有効にする前に DDF をバックアップしておくこともできます。


次に、オーナー ネームを定義したデータ ファイルへの Master ユーザー アクセスを許可します。オーナー ネームを持つ各テーブルに対し、次の SQL ステートメントを発行することによってアクセスを許可することができます。

GRANT ALL ON my_table 'ownername' TO Master 

上記のステートメントを入力する場合は、変数個所をテーブルの実際の名前とそのテーブルの適切なオーナー ネームに置き換えてください。各データ ファイルは ODBC テーブルに対応していることを覚えておいてください。どのテーブルがどのデータ ファイルに対応しているかがわからない場合は、PCC を使用して見つけてください。PCC でテーブルを右クリックし、次に[プロパティー]をクリックします。ツリーで[情報]をクリックします。[テーブルの場所]フィールドは、そのテーブル定義によって参照されるファイルを示します。

セキュリティが重要な場合は、ユーザーを作成し、データベースにアクセスすると思われるすべてのユーザーに権限を割り当てます。これは、SQL で CREATE GROUP および GRANT ステートメントを使用して行います。その後、PCC でユーザーやグループを追加することができます。『Advanced Operations Guide』の「ユーザーとグループ」を参照してください。

セキュリティが重要でない場合、PUBLIC にアクセスを許可すれば、多くのユーザーの作成や権限の割り当てを行う必要がありません。PUBLIC ではネットワーク上のだれもがデータにアクセスできます。次のステートメントを使用することができます。

GRANT ALL ON my_table 'ownername' TO PUBLIC 

SRDE 用のクライアント側のリクエスターがありますか?

SQL アプリケーションをサポートする DOS リクエスターはありませんが、Windows 用の Pervasive PSQL クラインアント ソフトウェアには ODBC クライアント コンポーネントが含まれており、リモート SRDE サーバー エンジンへ接続することができます。

Pervasive PSQL のアクセス方法は ODBC のみですか?

いいえ、ほかにも方法があります。ODBC や長年その有効性が認められている Btrieve API に加え、OLE DB プロバイダー、JDBC ドライバー、純粋な Java インターフェイス、あるいは ActiveX コントロールを使用してアプリケーションを開発できます。

ほかのいくつかの製品のように、すべてのデータ、データ定義、ストアド プロシージャ、セキュリティ、テーブルの関係などが含まれる単一のデータベースがありますか?

ありません。Pervasive PSQL は、データを別々のファイルに保存します。リレーショナル テーブル定義ごとに 1 つのファイルとなります。データ定義、ユーザー/グループ定義などのメタ データは DDF ファイルのセットに保存されます。各 DDF ファイルの拡張子は ".ddf" です。

SQL エンジン(SRDE)には、データにアクセスまたはデータに影響するようデザインされたストアド プロシージャ、またはほかのタイプのスクリプトを実行できるスケジューラがありますか?

SRDE にはスケジューラがありません。

Btrieve 6.15 からのアップグレード

Btrieve 6.15 に関してよく寄せられる質問

Xtrieve に置き換わるツールがありますか?

完全な代替ツールはありませんが、Btrieve データによるレポート作成およびクエリに関しては、Xtrieve からの有効なアップグレードとして Crystal Reports for Btrieve を使用することを検討してください。

アップグレードおよび移行

アップグレードと移行に関してよく寄せられる質問

既存の Btrieve ファイルを使用してテーブルを作成する場合、ウィザードで表示される列数が実際の Btrieve ファイルの列数より少ないです。何が間違っているのでしょうか?

Btrieve ファイルに含まれるファイルの構造に関する情報量は限られています。テーブル作成ウィザードでは、インデックスを使用していくつかのフィールド定義を解釈できますが、インデックスを使い果たすと、2 つ以上の実際のフィールドを含むデータ セグメントが残る場合があります。ウィザードでは内容を解析する方法がありません。レコード構造をよく理解してこれらのフィールドを分割し、レコード内のすべてのフィールドと一致するテーブル定義をビルドする必要があります。

このタスクの手順は、『Advanced Operations Guide』で説明しています。

以前のバージョンの製品から Pervasive PSQL v11 SP3 への移行に関する情報はどこにありますか?移行および互換性に関する情報はどこにありますか?

Getting Started with Pervasive PSQL』にはアップグレード方法の詳細な手順を説明する章があります。

その他

その他のトピックに関してよく寄せられる質問

Btrieve レコードをファイルにダンプしたのですが、そのファイルを読み込むことができませんでした。どうしてでしょう?

Btrieve の Maintenance ユーティリティを使用してレコードを保存/ダンプした場合、結果ファイルには各レコードのバイナリ イメージが含まれます。レコードが文字データで完全に構成されなければ、実際の内容を読み取ることができません。

Pervasive PSQL が ASCII の読み取り可能な形式でレコードをダンプできる唯一の方法は、DDF を読み込んで、レコードの全内容の記述を取得することです。Btrieve ではレコード長、インデックスのデータ型およびインデックスの長さのみを持ちます。Btrieve には、レコード全体の内容を解釈する方法についての情報がありません。

トレース モードで Pervasive PSQL を実行するにはどうしたらよいですか?

サーバー

デバッグ モードで実行するエンジンが置かれているコンピューターでの管理者権限を持っていなければなりません。

  1. PCC を使用し、目的のサーバー エンジンを右クリックし、次に[プロパティー]をクリックします。
  2. デバッグ]をクリックし、[トレース オペレーションの実行]オプションをオンにします。
  3. OK]をクリックします。
    エンジンを再起動する必要はありません。

Advanced Operations Guide』の「トレース オペレーションの実行」も参照してください。


メモ

オペレーションをトレースした後は[トレース オペレーションの実行]オプションをオフにし、[適用]をクリックします。トレース モードで Pervasive PSQL を実行した場合、パフォーマンスが低下します。


Windows クライアント

PSA ネットワーク接続テストを実行し、ネットワーク接続を確認します。アクティブ インストールのテストを参照してください。

さらに、ある種の低レベルな問題のトラブルシュートにはクライアントのトレースが使用できます。一般的に、低レベルのトレースは不要で、このようなトレースは熟練したサポート スタッフが使用するためのものです。低レベルのクライアントのトレースを実行する方法は、製品のベンダーまたは Pervasive Software のサポートが説明します。

データ ファイルやインデックス内で不要部分削除を行いますか?たとえば、削除したレコードの領域は回復または再利用されますか?

行います。削除したレコードの領域は、以降の挿入で再利用されます。ファイル内の空き領域は、ディスクにデアロケートされることはありません。インデックス バランスがオンになっている場合は、インデックス ページ内の未使用領域も再利用されます。『Advanced Operations Guide』の 「Rebuild ユーティリティの概念」を参照してください。

データベースがオンラインでバックアップできる機能は何ですか?多くのトランザクションを開いている状態でバックアップを行っているときにサーバーがダウンした場合はどうなりますか?

Continuous オペレーションを使えば、使用中のデータ ファイルのセットを安全にバックアップできる特別な "セーフ モード" に置くことができます。データ ファイルが Continuous オペレーション モードの間、それらのデータ ファイルは変更されず、特別なデルタ ファイルにすべてのデータベース操作の結果を保存します。バックアップが完了した後、データ ファイルは Continuous オペレーション モードから削除する必要があり、その時点のデルタ ファイルに保存された変更が使用中のファイルにロール インされます。

データ ファイルが Continuous オペレーション モード中にサーバーがダウンした場合、次回そのデータ ファイルにアクセスしたときには、データベース エンジンが既存のデルタ ファイルを検出してその時点の変更をロール インします。

データ ファイルを Continuous オペレーション モードにするには、『Advanced Operations Guide』で説明されている BUTIL -STARTBU コマンドまたは Maintenance ユーティリティを使用します。


PCC からのエラー メッセージ

Pervasive PSQL のリソースおよび問い合せ先