|
システム ストアド プロシージャは、データ定義言語(DDL)では取り扱われない管理タスクや情報タスクの遂行に利用できます。システム ストアド プロシージャには psp_ プレフィックスが付きます。
メモ
psp_ プレフィックスはシステム ストアド プロシージャの名前に使用されるので、psp_ プレフィックスを付けたストアド プロシージャは作成しないでください。システム ストアド プロシージャと同じ名前を持つユーザー作成のストアド プロシージャは決して実行されません。
次の表は、現在サポートされているシステム ストアド プロシージャの一覧を示します。
特段の記述がない限り、システム ストアド プロシージャのコード例は、Pervasive PSQL で提供される Demodata サンプル データベースまたは Pervasive PSQL システム テーブルを参照しています。Pervasive PSQL ファイルのデフォルトの保存場所については、『Getting Started with Pervasive PSQL』の 「Pervasive PSQL ファイルはどこにインストールされますか?」を参照してください。
システム ストアド プロシージャをデータベース(A とします)のコンテキストで実行し、セキュリティで保護されたデータベース(B とします)から情報を取得しようとすると、エラー メッセージが表示されます。セキュリティで保護されたデータベースの情報をほかのデータベースから取得することはできません。
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定テーブルの列の一覧とそれに関連する情報を返します。
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
TABLE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
TABLE_OWNER
|
VARCHAR(20)
|
テーブル所有者の名前。テーブル所有者は、将来使用するために予約されています。現在は空(ヌル)が返ります。
|
TABLE_NAME
|
VARCHAR(255)
|
テーブルの名前
|
COLUMN_NAME
|
VARCHAR(255)
|
テーブルの列名
|
DATA_TYPE
|
SMALLINT
|
列の ODBC データ型コード。「Pervasive PSQL データ型と対応する ODBC データ型」を参照してください。
|
TYPE_NAME
|
VARCHAR(32)
|
列のデータ型の、DATA_TYPE 値に対応する名前
|
PRECISION
|
INTEGER
|
列の精度(列のデータ型が Decimal、Numeric などである場合)。「Decimal データ型の精度と小数点以下桁数」を参照してください。
|
LENGTH
|
INTEGER
|
列の ODBC 長
|
SCALE
|
SMALLINT
|
列の小数点以下の桁数(列のデータ型が Decimal、Numeric などである場合)。
|
RADIX
|
SMALLINT
|
数値データ型の基数
|
NULLABLE
|
SMALLINT
|
ヌル値の許可を示します。
1 - ヌルを許可する
0 - ヌルを許可しない
|
REMARKS
|
VARCHAR(255)
|
備考フィールド
|
create table tx (c_binary BINARY(10), c_char CHAR(10), c_tinyint TINYINT, c_smallint SMALLINT, c_int INT, c_bigint BIGINT, c_utinyint UTINYINT) call psp_columns(, 'tx',)
"mydatabase" という名前のデータベースに "tx" というテーブルが含まれているとします。
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、列属性の一覧とそれに関連する情報を返します。
create table tx (c_binary binary (10) default 01, c_char char (11) default 'thisisatest', c_tinyint TINYINT, c_SMALLINT SMALLINT, c_int INT, c_bigint BIGINT, c_utinyint uTINYINT) call psp_column_attributes(, , )
Table_qualifier
|
Table_owner
|
Table_name
|
Column_name
|
Attrib_Type
|
Attrib_Size
|
Attrib_Value
|
---|---|---|---|---|---|---|
'demodata'
|
Null
|
tx
|
C_binary
|
Default
|
2
|
01
|
'demodata'
|
Null
|
tx
|
C_char
|
Default
|
11
|
'Thisisatest'
|
create table tlogicalmv (col1 integer, col2 char(20)) alter table tlogicalmv psql_move col1 to 2 call psp_column_attributes(, 'tlogicalmv' , )
Table_qualifier
|
Table_owner
|
Table_name
|
Column_name
|
Attrib_Type
|
Attrib_Size
|
Attrib_Value
|
---|---|---|---|---|---|---|
'demodata'
|
Null
|
tlogicalmv
|
col2
|
L
|
1
|
1
|
'demodata'
|
Null
|
tlogicalmv
|
col1
|
L
|
1
|
2
|
Table_qualifier
|
Table_owner
|
Table_name
|
Column_name
|
Attrib_Type
|
Attrib_Size
|
Attrib_Value
|
---|---|---|---|---|---|---|
'demodata'
|
Null
|
tx
|
C_binary
|
Default
|
2
|
01
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定テーブルの列権限の一覧とそれに関連する情報を返します。
メモ
このシステム ストアド プロシージャは、GRANT 構文によって明示的に指定されている列のアクセス権についてのみ一覧を返します。
DEMODATA サンプル データベースに対して次の権限が存在するとします。
GRANT SELECT(Name, Building_Name) ON Dept TO John GRANT UPDATE(Name) ON Dept TO Mary GRANT INSERT(Building_Name) ON Dept TO John Call psp_column_rights(,'Dept', ,'%')
メモ
Master ユーザーには列のアクセス権が明示的に定義されていないため、psp_column_rights はユーザー "Master" の結果を返しません。
ユーザー "John" がデータベースにログオンしているとします。次のステートメントは、現在のユーザー(John)が "Dept" テーブルに対して持っている列権限を出力します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
User_name
|
Table_name
|
Column_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
Building_name
|
INSERT
|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
Building_name
|
SELECT
|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
Name
|
SELECT
|
メモ
ユーザーにテーブル レベルの権限が付与されている場合は(例:GRANT SELECT ON Dept TO Mary)、psp_column_rights を呼び出してもアクセス権は何も返されません。アクセス権は特定の列ではなくテーブルに付与されています。
次のステートメントは、現在のユーザーである列 "Name" が "Dept" テーブルに対して持っている列権限を出力します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
User_name
|
Table_name
|
Column_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
Name
|
SELECT
|
次のステートメントは、ユーザー "Mary" が "Dept" テーブルに対して持っている列権限を出力します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
User_name
|
Table_name
|
Column_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
Dept
|
Name
|
UPDATE
|
現在のデータベース内の特定テーブルの外部キー情報を返します。
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
PKTABLE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
主キー テーブルのデータベース名
|
PKTABLE_OWNER
|
VARCHAR(20)
|
主キー テーブルの所有者の名前
|
PKTABLE_NAME
|
VARCHAR(255)
|
主キー テーブルの名前
|
PKCOLUMN_NAME
|
VARCHAR(255)
|
主キー列の列名
|
KEY_SEQ
|
USMALLINT
|
キーの順序。この列の値は、X$Index の Xi$Part に対応します。X$Index を参照してください。
|
FKTABLE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
外部キー テーブルのデータベース名
|
FKTABLE_OWNER
|
VARCHAR(20)
|
外部キー テーブルの所有者の名前
|
FKTABLE_NAME
|
VARCHAR(255)
|
外部キー テーブルの名前
|
FKCOLUMN_NAME
|
VARCHAR(255)
|
外部キー列の列名
|
UPDATE_RULE
|
Utinyint
|
更新規則
|
DELETE_RULE
|
Utinyint
|
削除規則
|
PK_NAME
|
VARCHAR(255)
|
主キーの名前
|
FK_NAME
|
VARCHAR(255)
|
外部キーの名前
|
CREATE TABLE Employee ( Id INTEGER NOT NULL, Name VARCHAR(50) NOT NULL, SupId INTEGER NOT NULL ) ALTER TABLE Employee ADD CONSTRAINT EmpPkey PRIMARY KEY(Id) ALTER TABLE Employee ADD CONSTRAINT ForgnKey FOREIGN KEY(SupId) REFERENCES Employee(Id) ON DELETE CASCADE call psp_fkeys(,'Employee',)
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、グループの一覧とそれに関連する情報を返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
group_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
グループ情報の取得に使用するグループの名前。パターン検索がサポートされます。
|
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
DATABASE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
GROUP_ID
|
USMALLINT
|
グループ ID
|
GROUP_NAME
|
VARCHAR(255)
|
グループの名前
|
Demodata サンプル データベースに 2 つのグループ、DevGrp1 と DevGrp2 が定義されているとします。
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
group_name が空文字列である
|
グループ名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定のストアド プロシージャの定義テキストを返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
procedure_name
|
CHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
定義テキストを要求するプロシージャの名前。パターン検索はサポートされません。
|
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
DATABASE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
SP_TEXT
|
LONGVARCHAR
|
ストアド プロシージャの定義テキスト
|
DEMODATA サンプル データベースには、"Myproc" として保存された次のようなストアド プロシージャが含まれているとします。
次のステートメントは、現在のデータベース内にあるストアド プロシージャ "Myproc" の定義テキストを出力します。
"wsrde" という名前のデータベースに、"Myproc1" として保存された次のようなストアド プロシージャが含まれているとします。
次のステートメントは、データベース "wsrde" 内にあるストアド プロシージャ "Myproc1" の定義テキストを出力します。
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列またはヌルである
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
procedure_name がヌルである
|
引数またはデフォルト値が指定されていません。
|
procedure_name が空文字列である
|
プロシージャ名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、トリガーの定義テキストを返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
trigger_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
定義テキストを取得するトリガーの名前パターン検索がサポートされます。
|
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
DATABASE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
TRIGGER_TEXT
|
LONGVARCHAR
|
トリガーの定義テキスト
|
次のステートメントにより、'MyInsert' トリガーの定義が出力されます。
CREATE TABLE A ( col1 INTEGER, col2 CHAR(255) ) CREATE TABLE B ( col1 INTEGER, col2 CHAR(255) ) CREATE TRIGGER MyInsert AFTER INSERT ON A FOR EACH ROW INSERT INTO B VALUES (NEW.col1, NEW.col2) call psp_help_trigger(,'MyIns%')
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
trigger_name がヌルである
|
引数またはデフォルト値が指定されていません。
|
trigger_name が空文字列である
|
トリガー名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定のユーザー定義関数(UDF)のテキストを返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
udf_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
関数テキストを要求するユーザー定義関数の名前。パターン検索がサポートされます。
|
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
DATABASE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
UDF_TEXT
|
LONGVARCHAR
|
ユーザー定義関数のテキスト
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
udf_name がヌルである
|
引数またはデフォルト値が指定されていません。
|
udf_name が空文字列である
|
ユーザー定義関数名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、ビューの定義テキストを返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
view_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
定義テキストを要求するビューの名前。パターン検索がサポートされます。
|
列名
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
DATABASE_QUALIFIER
|
VARCHAR(20)
|
データベースの名前
|
VIEW_TEXT
|
LONGVARCHAR
|
ビューの定義テキスト
|
DEMODATA サンプル データベースに次のビューが存在するとします。
次のステートメントは、DEMODATA データベース内のビュー "vw_Person" の定義テキストを返します。
または
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
view_name がヌルである
|
引数またはデフォルト値が指定されていません。
|
view_name が空文字列である
|
ビュー名は空文字列にできません。
|
指定したテーブルに定義されているインデックスの一覧を返します。また、各インデックスについて、X$Index テーブルに保存されているとおりにインデックス プロパティを列挙します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
table_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
table_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
インデックスを取得するテーブルの名前パターン検索がサポートされます。
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
table_name が空文字列である
|
ビュー名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定テーブルの主キー情報を返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
pkey_table_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
table_name
|
VARCHAR(255)
|
(デフォルト値なし)
|
主キー情報を要求するテーブルの名前。パターン検索がサポートされます。
|
次のステートメントは、'pkeytest1' テーブルに定義されている主キーに関する情報を返します。
CREATE TABLE pkeytest1 ( col1 int NOT NULL, col2 int NOT NULL, col3 VARCHAR(20) NOT NULL, PRIMARY KEY(col1, col2), UNIQUE(col3) ) call psp_pkeys(,'pkeytest1')
Table_qualifier
|
Table_owner
|
Table_name
|
Column_name
|
Column_Seq
|
PK_name
|
---|---|---|---|---|---|
'demodata'
|
Null
|
Pkeytest1
|
Col1
|
0
|
PK_col1
|
'demodata'
|
Null
|
Pkeytest1
|
Col2
|
1
|
PK_col1
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
pkey_table_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
table_name がヌルである
|
引数またはデフォルト値が指定されていません。
|
table_name が空文字列である
|
テーブル名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定ストアド プロシージャのプロシージャ権限の一覧とそれに関連する情報を返します。ストアド プロシージャは、信頼されるものでも信頼されないものでもかまいません。「信頼されるオブジェクトと信頼されないオブジェクト」を参照してください。
DEMODATA サンプル データベースに対して次の権限が存在するとします。
GRANT EXECUTE ON PROCEDURE Dept1_Proc TO John GRANT ALTER ON PROCEDURE Dept1_Proc TO Mary GRANT ALTER ON PROCEDURE Dept1_Proc TO John GRANT EXECUTE ON PROCEDURE Proc2 TO Mary GRANT ALTER ON PROCEDURE Proc2 TO Mary GRANT ALTER ON PROCEDURE MyProc TO Mary
次のステートメントは、ユーザー "John" が "Dept1_Proc" ストアド プロシージャに対して持っている権限を出力します。
Procedure_Qualifier
|
Procedure_owner
|
User_name
|
Procedure_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept1_Proc
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept1_Proc
|
EXECUTE
|
次のステートメントは、ユーザー "Mary" が "Proc2" ストアド プロシージャに対して持っている権限を出力します。
Procedure_Qualifier
|
Procedure_owner
|
User_name
|
Procedure_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
MyProc
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
Proc2
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
Proc2
|
EXECUTE
|
お使いのマシンが現在接続されているデータベース内の列、インデックス、関数、プロシージャ、テーブル、トリガー、またはビューの名前を変更します。
パラメーター
|
データ型
|
説明
|
---|---|---|
object_name
|
VARCHAR(776)
|
列、インデックス、ユーザー定義関数、ストアド プロシージャ、テーブル、トリガー、またはビューの現在の名前
object_name は、オブジェクトの種類に応じて特有の形式で指定する必要があります。
列:テーブル名.列名
インデックス:テーブル名.インデックス名 関数:関数名 プロシージャ:プロシージャ名 テーブル: テーブル名 トリガー:テーブル名.トリガー名 ビュー:ビュー名 |
new_name
|
VARCHAR(776)
|
オブジェクトのユーザー定義名。名前は、オブジェクトの種類に合った名前付け規則に従っている必要があります。開発者リファレンス『Pervasive PSQL Programmer's Guide』の名前付け規則を参照してください。
|
object_type
|
VARCHAR(13)
|
名前を変更するオブジェクトの種類。object_type は次のいずれかでなければなりません。列、インデックス、関数、プロシージャ、テーブル、トリガー、またはビュー。
|
次のステートメントは、現在のデータベース内のストアド プロシージャ "checkstatus" の名前を "eligibility" に変更します。
psp_rename から返されるすべてのエラーはステータス コード -5099 を使用します。『Status Codes and Messages』の 「-5099:psp_rename に関連するエラー状況」を参照してください。
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、ストアド プロシージャの一覧とそれに関連する情報を返します。
メモ
システム ストアド プロシージャは、Pervasive PSQL Control Center に表示されない内部データベース PERVASIVESYSDB に定義されています。
現在のデータベース "mydbase" には 2 つのストアド プロシージャ、"myproc1" と "myproc2" が含まれているとします。次のステートメントは、それらに関する情報を一覧表示します。
次のステートメントは、PERVASIVESYSDB 内部データベースに含まれるストアド プロシージャに関する情報を一覧表示します。
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、テーブルの一覧とそれに関連する情報を返します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
Table_name
|
Table_Type
|
Remarks
|
File_location
|
---|---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Class
|
User table
|
Null
|
class.mkd
|
Demodata
|
Null
|
Billing
|
User table
|
Null
|
Billing.mkd
|
.....
|
|
|
|
|
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定テーブルのテーブル権限の一覧とそれに関連する情報を返します。
DEMODATA サンプル データベースに対して次の権限が存在するとします。
GRANT SELECT ON Dept TO John GRANT ALTER ON Dept TO John GRANT DELETE ON Dept TO John GRANT SELECT ON Class TO Mary GRANT ALTER ON Class TO Mary
次のステートメントは、ユーザー "John" が現在のデータベース(DEMODATA)の "Dept" テーブルに対して持っているテーブル権限を出力します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
User_name
|
Table_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
DELETE
|
Demodata
|
Null
|
John
|
Dept
|
SELECT
|
ユーザー "Mary" がデータベースにログオンしているとします。次のステートメントは、現在のユーザー(Mary)が DEMODATA データベースの "Class" テーブルに対して持っているテーブル権限を出力します。
Table_qualifier
|
Table_owner
|
User_name
|
Table_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
Class
|
SELECT
|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
Class
|
ALTER
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
table_name が空文字列である
|
テーブル名は空文字列にできません。
|
user_name が空文字列である
|
ユーザー名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、トリガーの一覧とそれに関連する情報を返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
table_name
|
VARCHAR(255)
|
すべてのテーブル
|
トリガーが定義されているテーブルの名前。パターン検索がサポートされます。
|
現在のデータベースは "mydbase" であるとします。次のステートメントは、このデータベースに定義されているトリガーの一覧を返します。
CREATE TABLE A ( col1 INTEGER, col2 CHAR(255) ) ; CREATE TABLE B ( col1 INTEGER, col2 CHAR(255) ) ; CREATE TRIGGER Insert AFTER INSERT ON A FOR EACH ROW INSERT INTO B VALUES (NEW.col1, NEW.col2); call psp_triggers(,)
Trigger_qualifier
|
Trigger_owner
|
Table_name
|
Trigger_name
|
isupdate
|
isdelete
|
isinsert
|
isafter
|
isbefore
|
Remarks
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
mydbase
|
Null
|
A
|
Insert
|
0
|
0
|
1
|
0
|
0
|
Null
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
table_name が空文字列である
|
テーブル名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、ユーザー定義関数(UDF)の一覧とそれに関連する情報を返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
|
---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
|
詳細を取得するデータベースの名前
|
udf_name
|
VARCHAR(255)
|
すべてのユーザー定義関数
|
詳細を要求する UDF の名前。パターン検索がサポートされます。
|
現在のデータベース "mydbase" には 2 つのユーザー定義関数、"calcinterest" と "factorial" が含まれているとします。
UDF_qualifier
|
UDF_owner
|
UDF_name
|
Udf_type
|
Num_input_params
|
Num_output_params
|
Num_result_sets
|
Remarks
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
mydbase
|
Null
|
CalcInterest
|
1
|
Null
|
1
|
0
|
Null
|
mydbase
|
Null
|
Factorial
|
1
|
Null
|
1
|
0
|
Null
|
条件
|
エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
udf_name が空文字列である
|
ユーザー定義関数名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、ユーザーの一覧とそれに関連する情報を返します。
現在のデータベース "mydbase" は、ユーザー "John"、"Mary"、および "Michael" と、グループ "DevGrp" および "DevGrp1" を所有しています。
database_qualifier
|
Group_Id
|
Group_Name
|
User_Id
|
User_Name
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
1
|
DevGrp
|
3
|
John
|
Demodata
|
2
|
DevGrp1
|
1
|
Mary
|
Demodata
|
1
|
DevGrp
|
4
|
Michael
|
database_qualifier
|
Group_Id
|
Group_Name
|
User_Id
|
User_Name
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
1
|
DevGrp
|
3
|
John
|
Demodata
|
2
|
DevGrp
|
4
|
Michael
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条件
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エラー メッセージ
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---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
user_name がヌルである
|
ユーザー名はヌルにできません。
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group_name が空文字列である
|
グループ名は空文字列にできません。
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、特定ビューのビュー権限の一覧とそれに関連する情報を返します。ビューは、信頼されるものでも信頼されないものでもかまいません。「信頼されるオブジェクトと信頼されないオブジェクト」を参照してください。
psp_view_rights は、メタデータ バージョン 2 を使用するデータベースにのみ適用されます。
DEMODATA サンプル データベースに対して次の権限が存在するとします。
GRANT SELECT ON VIEW vw_Dept TO John GRANT ALTER ON VIEW vw_Dept TO John GRANT DELETE ON VIEW vw_Dept TO John GRANT SELECT ON VIEW vw_Class TO Mary GRANT ALTER ON VIEW vw_Class TO Mary GRANT SELECT ON VIEW vw_Class TO Prakesh
次のステートメントは、ユーザー "John" が "vw_Dept" ビューに対して持っているビュー権限を出力します。
View_Qualifier
|
View_owner
|
User_name
|
View_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
John
|
vw_Dept
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
John
|
vw_Dept
|
DELETE
|
Demodata
|
Null
|
John
|
vw_Dept
|
SELECT
|
ユーザー "Mary" がデータベースにログオンしているとします。次のステートメントは、現在のユーザー(Mary)がサンプル データベース DEMODATA 内のすべてのビューに対して持っているビュー権限を出力します。
View_Qualifier
|
View_owner
|
User_name
|
View_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
vw_Class
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
vw_Class
|
SELECT
|
次のステートメントは、ユーザー "Mary" が "vw_Class" ビューに対して持っているビュー権限を出力します。
View_Qualifier
|
View_owner
|
User_name
|
View_name
|
Rights
|
---|---|---|---|---|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
vw_Class
|
ALTER
|
Demodata
|
Null
|
Mary
|
vw_Class
|
SELECT
|
現在のデータベースまたは指定されたデータベースから、ビューの一覧とそれに関連する情報を返します。
パラメーター
|
データ型
|
デフォルト値
|
説明
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---|---|---|---|
database_qualifier
|
VARCHAR(20)
|
現在のデータベース
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詳細を取得するデータベースの名前
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view_name
|
VARCHAR(255)
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(デフォルト値なし)
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情報を要求するビューの名前。パターン検索がサポートされます。
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メタデータ バージョン 2 の DEMODATA2 というデータベースに次のようなビューが存在するとします。
CREATE VIEW vw_Person (lastn,firstn,phone) WITH EXECUTE AS 'Master' AS SELECT Last_Name, First_Name,Phone FROM Person;
次のステートメントは、現在のデータベースである DEMODATA2 内のビューの一覧を出力します。
次のステートメントは、DEMODATA データベース内にあるビュー "vw_Person" のビュー情報を出力します。
条件
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エラー メッセージ
|
---|---|
database_qualifier が空文字列である
|
有効なデータベース名を入力してください。データベース名は空文字列にできません。
|
view_name が空文字列である
|
テーブル名は空文字列にできません。
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