PSQL Programmer's Guide (v11)

DOS(Btrieve) (言語インターフェイス モジュール)

ここでは、DOS アプリケーションが Btrieve API をどのように使用できるかについて説明します。

インターフェイス モジュール

Btrieve API を使用する DOS アプリケーション向けの言語インターフェースは、以下のモジュールによって構成されます。

BTRAPI.C

BTRAPI.C ファイルは、C アプリケーション インターフェイスの実装です。また、このファイルには次のような DOS インターフェイスも含まれます。

#if defined( BTI_DOS ) 
  BTI_API BTRVID( 
  BTI_WORD operation, 
  BTI_VOID_PTR posBlock, 
  BTI_VOID_PTR dataBuffer, 
  BTI_WORD_PTR dataLength, 
  BTI_VOID_PTR keyBuffer, 
  BTI_SINT keyNumber, 
  BTI_BUFFER_PTR clientID ) 

BTRAPI.C は、BTRV および BTRVID を呼び出すすべてのアプリケーションをサポートします。これらの関数のいずれかで Btrieve 呼び出しを行う場合、BtrApi.c をコンパイルし、そのオブジェクトをアプリケーションの他のモジュールとリンクします。

BTRAPI.C ファイルには、BTRAPI.H、BTRCONST.H、BLOBHDR.H および BTITYPES.H を取り込むようにコンパイラに指示する #include ディレクティブが含まれています。これらのファイルを取り込むことによって、BTRAPI.C はインターフェイスに関連するプラットフォームの独立性を与えるデータ型を利用します。

BTRAPI.H

BTRAPI.H ファイルには、Btrieve 関数のプロトタイプが含まれています。プロトタイプ定義では、BTITYPES.H ファイルで定義されているプラットフォーム依存データ型を使用します。BTRAPI.H は、BTRV 関数と BTRVID 関数を呼び出すすべてのアプリケーションをサポートします。

BTRCONST.H

BTRCONST.H ファイルには、Btrieve 固有の有効な定数が含まれています。これらの定数を使用すると、Btrieve オペレーション コード、ステータス コード、ファイル仕様フラグ、キー仕様フラグなどの多数の項目への参照を容易に標準化できます。

BTRCONST.H を利用せずに C アプリケーション インターフェイスを使用できますが、このファイルを取り込んでプログラミング作業を単純化することができます。

BTITYPES.H

BTITYPES.H ファイルは、プラットフォーム依存データ型を定義します。Btrieve 関数呼び出しで BTITYPES.H 内のデータ型を使用して、アプリケーションは各オペレーティング システム間で移植されます。

BTITYPES.H では、アプリケーションが動作する DOS オペレーティング システムを指示する際に使用しなければならないスイッチについても説明しています。次の表は、これらのスイッチの一覧を示します。

表 30 DOS アプリケーション用の Btrieve API オペレーティング システム スイッチ
オペレーティング システム
アプリケーション タイプ
スイッチ
DOS
16 ビット
Tenberry Extender および BStub.exe を使用した 32 ビット1
Phar Lap 6 を使用した 32 ビット
Embarcadero PowerPack を使用した 32 ビット
BTI_DOS
BTI_DOS_32R
BTI_DOS_32P
BTI_DOS_32B


Delphi (言語インターフェイス モジュール)

Pascal (言語インターフェイス モジュール)