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Distributed Tuning Objects のリファレンスは、機能別に 4 つの章に分かれています。このセクションでは、各章のオブジェクトの一覧を表示します。
DtoSession オブジェクトは DTO の中核的なオブジェクトです。アプリケーションから Pervasive PSQL サーバーへ接続する場合は、DtoSession オブジェクトを介して行います。特定のデータベース サーバーでセッションが要求された場合、DTO アプリケーションでは DtoSession オブジェクトを作成し、Connect メソッドを使用します。
DtoCategory オブジェクトと DtoCategories コレクションはデータベース エンジンの設定をグループ化しており、ユーザーはより詳細な設定を対象にして DtoSetting オブジェクトにアクセスすることができます。
DtoSetting オブジェクトと DtoSettings コレクションは、データベース エンジン、通信マネージャーおよびローカル リクエスター コンポーネントの特定の設定を公開しており、ユーザーはこれらの設定を変更することができます。通常、各カテゴリは設定のコレクションを公開します。
DtoSelectionItem オブジェクトと DtoSelectionItems コレクションには選択が可能な設定に対する全項目が含まれます。DtoSetting.AllPossibleSelections では、指定した設定に対する可能なすべての値のコレクションを返します。
DtoServices オブジェクトを使用すれば、ユーザーは Pervasive PSQL データベース サービスを開始、停止したりサービスの現在の状態を照会したりすることができます。
DtoLicenseMgr(DTO2)オブジェクトを使用すれば、ライセンスを追加、削除できるほかに、製品情報を見ることができます。
DtoMonitor オブジェクトを使用すれば、ユーザーはデータベース エンジンやその他関連するサービスに関するステータス情報をリアルタイムで取得することができます。
また、DtoMonitor オブジェクトでは、ファイル ハンドル、開いているファイルおよびライセンスの現在値、ピーク値、最大値などのリソース使用状況に関する情報も公開しています。ピーク値とは、そのエンジンを最後に再起動してから現在に至るまでの最大値です。
DtoOpenFile オブジェクトと DtoOpenFiles コレクションにはアクティブ ファイルに関する情報が含まれます。これを使用すれば、ユーザーは、開いているファイル数、それらのファイルを開いているユーザーおよびその他の関連情報を調べてファイル アクセスを監視することができます。
DtoFileHandle オブジェクト DtoFileHandles コレクションは、ユーザー名またはエージェント ID、接続番号、タスク番号、サイト、ネットワーク アドレス、オープン モード、レコード ロック タイプ、待ち状態、トランザクション状態を公開します。
DtoMkdeClient オブジェクトと DtoMkdeClients コレクションは、アクティブ クライアントに関する情報を公開します。特定のクライアントの場合、そのクライアントのアクティブ セッションがあるかどうかを調べ、アクティブ セッションがあった場合はそのセッションに関するデータを取得することができます。また、オプションでそのクライアントを終了することもできます。
DtoMkdeClientHandle オブジェクトと DtoMkdeClientHandles コレクションは、各ファイルの名前や関連情報が含まれるハンドル情報を公開します。
DtoMkdeVersion(DTO2)では、Pervasive PSQL エンジンのメジャー バージョンとマイナー バージョン、ビルド番号およびターゲット オペレーティング システムを公開します。
DtoEngineInformation(DTO2)では、メジャー バージョンとマイナー バージョン、DTI API バージョンおよびサーバーとクライアントのその他の情報を公開します。
DtoSqlClient オブジェクトと DtoSqlClients コレクションは、アクティブ SQL ユーザーの数や一覧および各クライアントに関する詳細情報など、SQL アクティブ ユーザーに関する情報を公開します。
DtoCommStat オブジェクトは、通信統計情報を公開します。適切な場合、現在値、ピーク値および最大値を照会することができます。
DtoProtocolStat オブジェクトと DtoProtocolStats コレクションは、サーバーで実行している各ネットワーク プロトコルに関する情報を公開します。
DtoDatabase オブジェクトと DtoDatabases コレクションは、データベース名、データベース フラグ、セキュリティ、テーブル定義などのデータベース カタログ情報の管理を担当します。
DtoDSN オブジェクトと DtoDSNs コレクションは、サーバーにある Pervasive PSQL DSN を表します。これらを使用して、新しい DSN を作成したり、既存の Pervasive PSQL ODBC DSN を管理したりすることができます。
DtoDictionary オブジェクトは、辞書ファイルに関連するすべての操作のルート オブジェクトです。このオブジェクトを使用して、辞書のオープン、辞書の作成、テーブル情報の取得、テーブルの追加または削除を行うことができます。
Tables コレクションにアクセスするには、DtoDatabase オブジェクトを使用する方法をお勧めします。
DtoTable オブジェクトと DtoTables コレクションは、テーブル名、列およびインデックスなどのテーブル情報の管理を担当します。
DtoColumn オブジェクトと DtoColumns コレクションは、列に関する情報の管理を担当します。
DtoIndex オブジェクトと DtoIndexes コレクションは、テーブルのインデックス定義を公開します。
DtoSegment オブジェクトと DtoSegments コレクションには、テーブル内で指定したインデックスのセグメントに関する情報があります。
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