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Btrieve オペレーションの中には、Create(14)、Reset (28)、Version(26)などのように、いつでも発行できるものがあります。しかし、ほとんどの Btrieve オペレーションでは、Open オペレーション(0)を使用してファイルを開く必要があります。その場合、ファイル内に位置、つまりカレンシーを確立しないと、レコードを処理できません。
ファイル内の物理位置に基づいた物理カレンシー、またはキー値に基づいた論理カレンシーを確立できます。
カレンシーを確立した後、Insert(2)、Update(3)、Delete(4)などの対応する I/O オペレーションを発行できます。
メモ
Btrieve ファイルで I/O を実行する場合は常に Btrieve オペレーションを使用してください。Btrieve ファイルで標準 I/O を実行しないでください。
カレンシーに基づいて、以下のようにファイル内を移動できます。
1 つのオペレーションで物理カレンシーを確立し、次に論理カレンシーを必要とするオペレーションを続けることはできません。たとえば、Step First オペレーションを発行した後に Get Next オペレーションを発行することはできません。
データオンリー ファイルでは、MicroKernel はインデックス ページの保守や作成を行いません。Step オペレーションと Get Direct/Record オペレーション(23)だけを使用してレコードにアクセスできますが、すべてのオペレーションでは物理位置でレコードを検索します。
キーオンリー ファイルでは、MicroKernel はデータ ページの保守や作成を行いません。Get オペレーションだけを使用してレコードにアクセスできますが、Get オペレーションでは論理カレンシーでレコードを検索します。
ファイルの処理を終了したら、Close オペレーション(1)を使用してファイルを閉じます。アプリケーションがいつでも終了できる状態にあれば、Stop オペレーション(25)を発行します。
メモ
Stop オペレーションを実行できないと、MicroKernel はオペレーティング システムにそのリソースを返せません。この障害により、実際に、アプリケーションが動作しているコンピューターをクラッシュする可能性も含めて予測できないシステム動作が発生します。
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