Data Provider for .NET Guide (v11)

基本的な接続文字列の定義

データ プロバイダーでは、特定のデータベース サーバーへの接続に必要な情報の指定に接続文字列を使用します。この接続情報は接続文字列オプションで定義されます。

ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーは、Entity Framework ウィザードで既存の接続を指定するか、または新しい接続を定義することができます。ADO.NET Entity Framework は接続文字列に含まれている情報を使用して、基となる Entity Framework をサポートする ADO.NET データ プロバイダーに接続します。接続文字列には、必要なモデルおよびマッピング ファイルに関する情報も含まれています。データ プロバイダーは、モデルにアクセスしたり、メタデータをマップしたり、データ ソースに接続したりする場合に接続文字列を使用します。

接続文字列オプションは次のような形式です。

"オプション名=値"

接続文字列オプション値の各ペアはセミコロンで区切ります。たとえば、次のようになります。

"Server DSN=DEMODATA;UID=test;PWD=test;Host=localhost"

サポートされるすべての接続文字列オプションの詳細については、表 31 を参照してください。

メモ:

2 は、Pervasive PSQL サーバーへの接続に必要な最低限のオプションの名前とその説明です。

表 2 最低限必要な接続文字列オプション
オプション
説明
Server DSN
接続するサーバーのデータ ソース名を、DEMODATA のように指定します。
Host
接続する Pervasive PSQL サーバーの名前または IP アドレスを指定します。たとえば、Accountingserver などのサーバー名や、199.226.22.34(IPv4)または 1234:5678:0000:0000:0000:0000:9abc:def0(IPv6)などの IP アドレスを指定できます。
デフォルトの初期値は localhost です。


サポートされる .NET Framework のバージョン

データベースへの接続