User's Guide (v11)

テーブル

テーブルは、データベースがデータを保存するオブジェクトです。 Pervasive PSQL には、データとシステムの 2 種類のテーブルが含まれます。データ テーブルはユーザーが作成します。新しく作成されたものは空で、データを入れる必要があります。システム テーブルは、Pervasive PSQL データベース管理システムの要求によって作成され、データが入れられます。

データベース テーブル

データ テーブルの詳細については、「Table Editor」 を参照してください。この章では、作成、削除、列操作、外部キーなどのテーブルに関連する作業についても記述されています。


メモ

データベースにテーブルを作成するには、データベースのセキュリティ保護をオフにするか、あるいはテーブルの作成へのアクセス権を持っている必要があります。


システム テーブル

システム テーブルは Pervasive PSQL エクスプローラーのシステム オブジェクトノードの下に表示されます。これらのプロパティはテーブルのプロパティを表示するにはに説明されているように表示されます。

テーブルのプロパティ

テーブル プロパティは、テーブルに関する情報を提供します。別個のタブにより、全般的なプロパティ、列の情報、およびインデックスの情報が表示できます。[全般]タブで一覧できるプロパティについて、次の表で説明します。

表 11 [全般]タブのテーブル プロパティ
パラメーター
説明
テーブル名
データベース定義のとおりにテーブルの名前を表示します。
テーブルの場所
テーブルに関連するデータ ファイルの物理的な場所を表示します。
辞書パス
データベースの DDF ファイルのロケーションを表示します。
ファイル バージョン
データ ファイルのファイル形式バージョンを表示します。
レコード長
データ ファイルのレコード長を表示します。
ページ サイズ
データ ファイルのページ サイズ(バイト単位)を表示します。ページ サイズにより、テーブル内で定義可能なインデックス セグメントの最大数が決まります。
レコード数
データ ファイルに現在あるレコード数を表示します。
インデックス数
テーブルに定義されたインデックス数を表示します。
予約重複ポインター数
追加できるリンク済み重複インデックス数を表示します。
未使用ページ数
プリアロケートされたページ数を表示します。プリアロケートが有効な場合、データ ファイル作成時に、MicroKernel により特定のページ数がプリアロケートされます。プリアロケートにより、MicroKernel で必要とするデータ ファイルのためのディスク容量が確保されます。
可変長レコード
データ ファイルに可変長レコードがあるかどうかを表示します。
可変長レコードのブランク トランケーション
ブランク トランケーションが可能かどうかを表示します。可能な場合、MicroKernel により可変長レコードの空白が切り捨てられます。ブランク トランケーションは、可変長レコードを[はい]、データ圧縮を[いいえ]に設定してある場合にのみ有効です。
レコード圧縮
レコード圧縮が可能かどうかを表示します。可能な場合、MicroKernel により、データ ファイルに挿入される各レコードが圧縮されます。『Advanced Operations Guide』の「レコードおよびページ圧縮」を参照してください。
キー オンリー ファイル
存在する場合には、テーブルのキーオンリー ファイルの名前を表示します。キーオンリー ファイルにはデータ レコードは含まれていませんが、別の Btrieve ファイルのインデックスとして役に立ちます。
インデックス バランスの実行
インデックス バランスが有効かどうかを表示します。
空きスペース スレッショルド
データ ファイルに空きスペース スレッショルドがある場合、そのパーセンテージ(5%、10%、20%、または 30%)を表示します。データベース エンジンでは、レコードの可変長部分が、固定長部分(データ ページ)とは別に、専用のページ(可変ページ)に保存されます。
データベース エンジンでは、スレッショルドにより既存の可変ページにデータを追加するか、ページを新規作成するかが決定されます。空きスペース スレッショルドを大きくすると、可変長レコードが複数のページにわたって断片化するのを抑えることができますが、より多くのディスク容量が必要になります。
ACS を使用する
テーブルでソートを行う場合に、オルタネート コレーティング シーケンスを使用するかどうかを表示。
システム データ キー
データ ファイルのシステム データ キーが有効かどうかを表示。
ページ圧縮
ページ圧縮が可能かどうかを表示します。『Advanced Operations Guide』の「レコードおよびページ圧縮」を参照してください。

テーブルのプロパティを表示するには

  1. Pervasive PSQL エクスプローラー で特定のデータベースのテーブル ノードを展開します。
    システム テーブルに関心がある場合は、システム オブジェクトの下位にあるテーブルを展開します。
  2. 目的のテーブルを右クリックし、[プロパティー]をクリックします。

    ヒント

    テーブル プロパティを使用して、テーブルのインデックス付けされた列の一覧を表示することができます。


テーブルを開くには

  1. Pervasive PSQL エクスプローラー で特定のデータベースのテーブル ノードを展開します。
    システム テーブルに関心がある場合は、システム オブジェクトの下位にあるテーブルを展開します。
  2. 作業対象のテーブルを右クリックし、[開く]または[新しいウィンドウで開く]をクリックします。
    この操作では、SELECT * from table_name クエリを実行します。table_name は選択したテーブルの名前です。

テーブルを削除するには

  1. Pervasive PSQL エクスプローラー で特定のデータベースのテーブル ノードを展開します。
  2. 目的のテーブルを右クリックし、[削除]をクリックします。

Pervasive PSQL データベースの作業

データ