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Btrieve API は、Pervasive PSQL 9.5 以降のデータ ファイルでは最大ファイル サイズ 256 GB(9.x から 9.5 までのバージョンでは 128 GB、それ以前のバージョンでは 64 GB)をサポートし、長いファイル名、および 3 つのデータ ファイル タイプをサポートしています。
メモ
Btrieve 6.x およびそれ以前のユーザーのために、Pervasive PSQL はファイルを 8.x および 7.x 形式で作成することができます。これらの新しい形式により、拡張性と新機能がもたらされました。
Btrieve 6.x およびそれ以前のバージョンは、Pervasive PSQL 7.x または 8.x ファイルを開けません。しかし、Pervasive PSQL v11 SP3 はバージョン 7.0 より前のファイルを開くことができます。Pervasive PSQL v11 SP3 はバージョン 7.0 より前のファイルを開く際、ファイルを 7.0 または 8.0 の形式に変換しません。また、バージョン 8.0 より前の形式でファイルを作成するように Pervasive PSQL を設定することもできます。これは、新しく作成された V8 より前のファイルを使用する場合に役立ちます。
標準 7.x 以降のファイルには、FCR の 2 ページに続けて多数の PAT ページ、インデックス ページ、データ ページがあり、ファイルによっては可変ページや ACS ページもあります。固定長レコードまたは可変長レコードで使用する標準ファイルを作成できます。標準ファイルにはすべてのインデックス構造とデータ レコードが含まれているので、トランザクショナル インターフェイスはファイル内のレコードに関するすべてのインデックス情報を動的に保守できます。
データオンリー ファイルを作成する場合には、キー情報を何も指定しないので、Pervasive PSQL はファイルのインデックス ページを割り当てません。このため、初期のファイル サイズは標準ファイルの場合より小さくなります。データオンリー ファイルを作成後、ファイルにキーを追加できます。
キーオンリー ファイルには、FCR ページに続けて多数の PAT ページとインデックス ページだけが含まれています。(また、ファイルに参照整合性制約を定義した場合は、1 ページ以上の可変ページが含まれます。)
キーオンリー ファイルはキーを 1 つだけ含み、レコード全体がそのキーと共に格納されるため、データ ページは不要です。キーオンリー ファイルは、レコードに単一のキーが含まれており、かつそのキーが各レコードの大部分を占有している場合に有効です。キーオンリー ファイルのもう 1 つの一般的な用途は、標準データ ファイルの外部インデックスとして使用する場合です。
キーオンリー ファイルには以下の制限が適用されます。
トランザクショナル インターフェイスは、Pervasive PSQL 9.5 以降では最大 256 GB(9.x から 9.5 までのバージョンでは 128 GB、それ以前のバージョンでは 64 GB)までのファイル サイズをサポートしています。ただし、多くのオペレーティング システムでは、単一のファイルでこれだけの大きなサイズをサポートしていません。オペレーティング システムのファイル サイズの制限より大きいファイルをサポートするために、トランザクショナル インターフェイスは大きなファイルをオペレーティング システムでサポートできるさらに小さなファイルに分割します。大きな論理ファイルは、拡張ファイルと呼びます。拡張ファイルを構成するさらに小さい物理ファイルは、エクステンション ファイルと呼びます。ベース ファイルは、大きすぎて 1 つの物理ファイルとしてサポートできなくなった元のデータ ファイルです。非拡張(非セグメント化)ファイルは、より効率的な I/O を提供するので、パフォーマンスが向上します。
Pervasive PSQL 9.x 以降のファイルが自動的に 2 GB ごとに拡張されないようにすることができます。セグメント操作の設定を変更するには、『Advanced Operations Guide』の 「PCC による設定」に記述されているように、PCC(Pervasive PSQL Control Center)の設定プロパティにアクセスします。ここで[セグメント サイズを 2 GB に制限]オプションを設定することができます。
このオプションが選択されていない場合、Pervasive PSQL 9.x 以降のファイルが自動的に 2 GB にセグメント化されることはありません。バージョン 8.x およびそれ以前のデータ ファイルは、引き続き 2 GB に到達するごとに拡張されます。ファイルが既に拡張されている場合は、セグメント化されたままです。
設定プロパティに関わらず、すべてのファイルは現在のオペレーティング システムのファイル サイズ制限に基づいて引き続き拡張されます。
拡張ファイルなどのファイルのバックアップについては、ファイルのバックアップを参照してください。
トランザクショナル インターフェイスは 255 バイト以下の長いファイル名をサポートします。以下の項目もこの上限に従います。
[スペースを含むファイル/ディレクトリ名]クライアント設定オプションが有効になっていない場合、ファイル名にスペースを含めることはできません。デフォルト設定は、オンです。『Advanced Operations Guide』の「長いファイル名と埋め込みスペースのサポート」を参照してください。
ラージ ファイルを使用する場合やアーカイブ ロギングまたは Continuous オペレーションの実行中など、トランザクショナル インターフェイスが既存のファイル名に基づいて新しいファイルを作成する場合は(『Advanced Operations Guide』の第 8 章 「ログ、バックアップおよび復元」を参照)、以下の例に示すように、新しいファイル名には元のファイル名のできるだけ多くの部分を含み、特有のファイル拡張子を使用します。
元のファイル名
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Coutinuous オペレーションで作成されたファイル名
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LONG-NAME-WITHOUT-ANY-DOTS
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LONG-NAME-WITHOUT-ANY-DOTS.^^^
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VERYLONGNAME.DOT.DOT.MKD
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VERYLONGNAME.DOT.DOT.^^^
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