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このレッスンでは、既存のテーブル定義セットを持つ Btrieve ファイルがあります。この Btrieve ファイルは v6.x より前のファイル形式で、本リリースの DDF Builder でサポートされている Pervasive PSQL とはもう互換性がありません。
注意
DDF Builder ではバージョン 6.x のファイルをサポートしますが、バージョン 6.x より前に作成されたファイルはサポートしません。
このレッスンの目的は、DDF Builder でそのファイルを開くことです。ここでは、DDF Builder で v6.x より前のファイル形式と v6.x 以上のファイル形式がどのように処理されるかを説明します。また、v6.x より前の Btrieve ファイルを DDF Builder に対応させるための解決策も提供します。
このレッスンで使用するファイル、および残りのレッスンで使用するファイルは Tutorial2 というフォルダーにあります。デフォルトのインストール先にインストールしている場合、このフォルダーは次の場所にあります。
作業を続ける前に、このデータベース用の DSN を作成する必要があります。
このレッスンで作業対象となるファイルは KO.BTR
と KO.MKD
です。
メモ
DSN の作成について情報が必要な場合は、データ ソース名(DSN)の作成を参照してください。
DDF Builder をまだ実行していない場合は起動します。
フォルダー内にあるいくつかのファイルが v6.x より前の形式であったため、全ファイルを開くことができませんでした。
DDF Builder ではバージョン 5.x 以下の形式のファイルが完全にサポートされなくなったので、そのファイルは開くことができません。v6.x より前の形式のファイルを使用するには、そのファイルをバージョン 6.x 以上のファイル形式にリビルドする必要があります。
ヒント
DDF Builder は Pervasive PSQL v9.x 以上のバージョンでサポートされます。
バージョン 5.x 以下のファイルをリビルドする前にログ ファイルを確認し、リビルドする必要があるファイルを特定してください。
リビルドする必要があるファイルは DDF Builder ログ ファイルに記録されています。
ログ ファイルにアクセスするには
ログ ファイルは、ご使用のシステムでデフォルト設定されているテキスト エディターに表示されます。次の画面は、このレッスン用のログ ファイルのサンプルです。
ログ ファイルには v6.x より前の形式のファイルがリストアップされ、そのファイルの完全なデータ パスも記録されています。このデータ パスを使用して、リビルドが必要なファイルの場所を見つけることができます。
Pervasive PSQL Rebuild ユーティリティを使用して、ファイルをバージョン 6.x 以上にリビルドします。Rebuild ユーティリティは Pervasive PSQL における中心的なユーティリティの 1 つとしてインストールされるもので、Pervasive PSQL Control Center の[ツール]メニューから使用することができます。
Rebuild ユーティリティは Pervasive PSQL Control Center から使用できます。このユーティリティの使用法については、『Advanced Operations Guide』の「データ ファイルの変換」の章を参照してください。
このレッスンでは、DDF Builder で 6.x より前のファイル形式がどのように処理されるかをご紹介し、またそれらを DDF Builder で作業できるようにリビルドするための解決策も提供しました。
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