Pervasive PSQL Glossary (v11)

た行

対称マルチプロセッシング(SMP)

SMP システムは 1 台のコンピューターに搭載され、共通のアドレス空間を共有する複数の CPU から構成されます。オペレーティング システムでは、それらのプロセッサごとにプロセスとスレッドを割り当てることができます。通常、SMP システムは 2 つから 6 つの CPU で構成されています。

あるアプリケーションで SMP がサポートされていると、そのアプリケーションでは複数のプロセッサを使用できるようになります。このためには、アプリケーションがマルチスレッドに対応している必要があります。そうすれば、アプリケーションの異なるスレッドが別のプロセッサで実行できるようになります。

代替変数

SQL ステートメントで、ODBC または OLE DB などのインターフェイスに API またはインターフェイス固有の方法を使用して、ステートメントの実行時に値を置き換えるように命令する識別子。記号 ? が SQL ステートメント内の代替変数を表します。

ダイナミック リンク ライブラリ(DLL)

関連するモジュールをコンパイル済みコードとして持っているプログラム ライブラリ。アプリケーションは実行時に DLL 内の関数を読み込みます。この処理をダイナミック リンクと呼びます。

ダイナミック リンク ルーチン

Windows で、オペレーティング システムが必要に応じて(動的に)ロードし、自動的に終了するプログラム。

タスク

アプリケーションのインスタンス。アプリケーションも参照してください。

多対多関係

あるテーブルの多数の行が別のテーブルの多数の行に関係するときに発生します。

チェーン コールバック

各コールバックが順に実行されるように複数のコールバック関数をリンクすること。コールバックは 1 つのタスクで必要なだけ登録できますが、Pervasive PSQL と Btrieve は、そのタスクに登録された最後のコールバックだけを追跡します。このため、複数のコールバックをリンクする必要のあるタスクでは、現在のコールバックから前のコールバックへの各呼び出しをリンクする必要があります。コールバック関数も参照してください。

チャンク

オフセットと長さによって指定されるレコードの任意の部分。Btrieve では、アプリケーションが、レコード全体ではなく、チャンクと呼ばれる非常に大きなレコードの部分に対して更新および取得を実行することができます。

次の行

現在のソート パスに基づいて、直前のフェッチ オペレーションを実行したときに返された行セットの次にある行。オプション 0 を使用して複数の行をフェッチする場合、後続のフェッチ オペレーションに対する次の行は、現在の行のすぐ近くの行になります。現在の行先頭行最終行前の行、およびソート パスも参照してください。

定数

SQL ステートメント内に指定する、変化しない値。たとえば、3.14 などの数値定数、$40.00 などの MONEY 定数、George などの文字列定数を指定できます。

定数を使用して定数を別の値と比較したり、数値定数を別の値に追加するように計算列を定義して定数に算術演算子を適用したりすることができます。リテラルも参照してください。

ディスクリプション ファイル

Btrieve Maintenance ユーティリティの一定のオペレーションに必要な情報を含むシーケンシャル ファイル。

ディレクトリ

ファイルを格納するディスク構造。ディレクトリの中にさらにサブディレクトリがある場合もあります。

ディレクトリ スペック

情報の検索または格納場所をアプリケーションに指定するパス。パスとして、サーバー名、ボリューム名、ドライブ名、およびディレクトリのパスを指定します。

データ圧縮

繰り返される情報をよりコンパクトな形式でエンコードし、データが占有する記憶容量を小さくする方法。MicroKernel では、データ圧縮を使用して、適切に設定されたファイルのディスク容量を小さくします。

データオンリー ファイル

キーを含まない(このためインデックス ページがない)データ ファイル。

データ型

Pervasive PSQL では、INTEGER、DATE、または DECIMAL などの、列の内部形式。データ型は列に格納するデータのタイプを指定します。たとえば、データ型が DECIMAL の列には、小数点以下の桁数が固定した数値データが格納されます。

データ管理ステートメント

SQL ステートメントのグループの 1 つ。これを使用して、Pervasive PSQL のセッション変数を指定することができます。これらの変数は、ブランク置換文字、分離レベル、ファイル オープン モード、およびファイルのオーナー ネームを定義します。データ制御ステートメントデータ定義ステートメントデータ処理ステートメントおよびセッション変数も参照してください。

データ辞書

システム テーブルと呼ばれるテーブル セット。データベースの完全な記述が保存されています。この記述には、テーブルおよび列の名前、データ型、列属性、インデックス属性、参照制約、およびセキュリティ権があります。 データ辞書はシステム カタログと呼ばれることもあります。システム テーブルも参照してください。

データ辞書ファイル

システム テーブルに関連付けられている物理ファイル。Pervasive PSQL の場合、データ辞書ファイルには .DDF という拡張子が付き、MicroKernel と互換性のある形式で格納されます。 システム テーブルも参照してください。

データ修正ステートメント

SQL ステートメントのグループの 1 つ。これを使用して、データを追加、変更、または削除することができます。

データ処理ステートメント

SQL ステートメントのグループの 1 つ。これを使用して、テーブル内のデータの取得、挿入、更新、および削除、トランザクションの定義、ビューの作成と削除、さらにストアド SQL ステートメントの作成、削除、および実行を行うことができます。データ管理ステートメントデータ制御ステートメントおよびデータ定義ステートメントも参照してください。

データ制御ステートメント

SQL ステートメントのグループの 1 つ。これを使用して、データベース セキュリティの有効と無効の切り替え、ユーザーおよびユーザー グループの作成、セキュリティ権の付与および取り消しなどを行うことができます。データ管理ステートメントデータ定義ステートメントデータ処理ステートメントセキュリティユーザーおよびユーザー グループも参照してください。

データ抽象

DBMS では、アプリケーションに対して、物理的なデータ構造とはまったく異なる形式でデータを提示することができます。このデータ提示形式はデータ抽象と呼ばれ、DBMS のデータ モデルを決定します。

データ定義ステートメント

SQL ステートメントのグループの 1 つ。これを使用して、辞書およびインデックスの作成と削除、テーブルの作成、変更、および削除、さらに列属性の定義を行うことができます。 データ管理ステートメントデータ制御ステートメントおよびデータ処理ステートメントも参照してください。

データ バッファー

実行するオペレーションに応じて、さまざまな情報を転送するために使用する Btrieve 関数のパラメーター。データ バッファーには、レコード全体、レコードの一部、ファイル仕様などが含まれます。

データ バッファー長

Pervasive PSQL または Btrieve 関数のパラメーター。これを使用して、データ バッファー パラメーターに格納するデータのサイズ、または関数が正常に終了した後にデータ バッファーに返されるデータのサイズを指定することができます。

データ ファイル

ディスク上に格納されている関連するレコードの集合。データ ファイルは、物理ファイル、MicroKernel データ ファイル、または単にファイルとも呼ばれます。Pervasive PSQL では、データ ファイルはテーブルとして表示されます。

MicroKernel は、データがそれぞれタイプの異なるページに格納されているデータ ファイルを作成して使用します。ページのタイプには、ヘッダー、データ、キー、ページ アロケーション テーブル(PAT)、および可変長部割り当てテーブル(VAT)があります。

データ ファイルのロケーション

Pervasive PSQL と Btrieve がデータ ファイルを見つけるために使用するディレクトリ パス。Pervasive.SQL と Btrieve は、データ ファイル パス内にディレクトリ パスのリストを保持しています。ファイル名または相対パスを指定すると、Pervasive PSQL と Btrieve は、データ ファイル パス内にある適切なディレクトリ パスの末尾にそのファイル名または相対パスを追加して、目的のデータ ファイルを検索します。データ ファイル パスも参照してください。

データ ファイル パス

データ ファイルのロケーション(ディレクトリ パス)のリストを含んでいるパス。データ ファイルを検索するときは、Pervasive PSQL と Btrieve は、データ ファイル パス内にあるディレクトリ パスのいずれかにデータ ファイルの名前または相対パスを追加します。データ ファイルを作成するときは、Pervasive PSQL と Btrieve は、データ ファイル パス内の先頭のディレクトリ パスにデータ ファイルの名前または相対パスを追加します。セットアップ ユーティリティでデータベースに名前を付ける際にはデータ ファイル パスを指定します。データ ファイルのロケーションも参照してください。

データ ページ

ページを参照してください。

データベース

関連する問題についての情報を含む、1 つ以上のレコードまたはファイルのセット。

関連情報の集合とは、たとえば、従業員データなどです。リレーショナル データベースも参照してください。

データベース管理システム(DBMS)

データベースのテーブルと関連ファイルを作成して操作するプログラムまたはプログラムのセット。

データベース管理者(DBA)

データベースの管理とユーザーへのアクセス権付与を担当する個人または部署。

データベース サーバー

サーバー上で実行されるデータベース管理システム。データベース サーバーはバック エンドの 1 種です。バック エンドおよびデータベース管理システム(DBMS)も参照してください。

データベース名

データベースの論理名。この名前を使用することで、データベースが実際に保存されている物理的位置を知らなくてもデータベースを参照できるようになります。Pervasive PSQL のセットアップ ユーティリティを使用すると、データベース名を管理することができます。

デッドロック

他のタスクが既にロックしているファイル、ページ、またはレコードに対して、複数のタスクのいずれもがオペレーションを再開しようとしたときに発生する状況。並行制御も参照してください。

デフォルト

他の値が指定されていない場合に、プログラムによって自動的に選択される設定済みの値またはオプション。たとえば、デフォルトのディレクトリとは現在作業中のディレクトリのことです。

また、列のデータ型と矛盾しない値を指定する列属性もデフォルトです。Pervasive PSQL では、特に他の値を指定しないと、デフォルトの値が列に挿入されます。列属性も参照してください。

テーブル

行として書式設定されたデータの集合。テーブルの各行は列の値から構成されます。テーブル内の列の値を縦方向に集めて列が形成されます。さらに、それぞれの列には、給与や歳入など、同じタイプの情報が含まれます。それぞれの行には、テーブル内の他の行とまったく同数の項目と情報のタイプが含まれます。テーブルには、ベース テーブルとビュー テーブルの 2 種類があります。ベース テーブル列の値、およびビューも参照してください。

テーブル定義

データ辞書に格納されているテーブルの記述。データ辞書も参照してください。

デルタ ファイル

MicroKernel は、Continuous オペレーションが開始されると、フォーマット済みの各データ ファイルに対して、デルタ ファイルと呼ばれるテンポラリ データ ファイルを作成します。MicroKernel では、バックアップ実行中にデータ ファイルに加えられた変更はすべてこのデルタ ファイルに記録されます。 Continuous オペレーションも参照してください。

テンプレート

仮想マシン テンプレートは、繰り返し使用できるハードウェアおよびソフトウェア設定の標準グループを提供して、それらの設定で構成される仮想マシンを新たに作成します。通常、テンプレートから作成された新しい仮想マシンには、異なる MAC アドレスとシステム ID(SID)が生成されます。 それ以外の構成やソフトウェアのプロパティは、テンプレートの開始時および新しい仮想マシンの作成時にそれらを変更しない限り、テンプレートのソースである仮想マシンと同じです。

ハイパーバイザー製品によっては、一度だけ実行されるスクリプトを指定して、仮想マシンごとのカスタマイズ処理を起動させることもできます。 たとえば、Pervasive PSQL Vx Server の clilcadm ユーティリティを起動する 1 回実行スクリプトを使用してキーを認証できます。

テンポラリ ソート ファイル

インデックスとして定義されていない列によってビューをソートする場合に Pervasive PSQL が構築する一時的なファイル。

テンポラリ ビュー

名前を付けず、データ辞書にも格納しないビュー。テンポラリ ビューを作成するには SELECT ステートメントを使用します。一方、ストアド ビューを定義するには、CREATE VIEW ステートメントの中で SELECT 句を使用します。 ビューも参照してください。

テンポラリ ファイル

時間のかかるタスクのパフォーマンスを向上させるために使用する一時的なデータ ファイル。

等結合

結合を参照してください。

トランザクション

データの論理的な整合性を維持するため、まとめて特定の順序で実行される必要のある関連するオペレーションのグループ。

トランザクション アトミシティ

MicroKernel がユーザー トランザクションのすべてのオペレーションを完了するという保証。MicroKernel がすべてのオペレーションを完了できない場合、MicroKernel はすべてのオペレーションをロール バックします。その結果、データ ファイルはそのトランザクションが開始される直前の状態に戻ります。

トランザクション一貫性保守

クライアントがトランザクションを終了し、MicroKernel がクライアントに正常終了のステータス コードを返す前に、MicroKernel によるトランザクション ログへの書き込みの完了を保証すること。ユーザー トランザクションは必ずしもシステム トランザクションの最後の要素ではないため、システム障害が発生すると、MicroKernel が End Transaction オペレーションに対してステータス コード 0 をクライアントに返している場合でも、ユーザー トランザクションがロール バックされる場合があります。なお、MicroKernel では、アクセラレイティド モードでオープンされたファイルに対するトランザクション一貫性保守は保証されていません。

トランザクション制御

並行制御の 1 つで、アプリケーションが Btrieve トランザクション中にオープンまたはアクセスするファイル(またはファイルの変更ページ)をロックするように MicroKernel に命令します。このファイルはトランザクションが終了するか中止されるまでロックされたままになります。ロックされた状態でも、他のアプリケーションがこのファイルをオープンして読み込むことはできます。しかし、このファイルを対象に書き込みオペレーションやトランザクションを実行することはできません。

トランザクション ログ

MicroKernel がトランザクション一貫性保守を確実に実行するために使用する、ログ セグメントとも呼ばれる 1 つまたは複数の物理ファイル。

トランスレーション

ある文字セットの文字を別の文字セットの文字にマップすること。データベース エンジンでエンジンのネイティブ文字セット以外の文字列をサポートするにはトランスレーションが必要です。

トリガー

特定のデータ ファイルに変更が加えられるたびに DBMS を対象に実行する特定の動作を定義した辞書オブジェクト。たとえば、トリガーを定義して、商品の在庫量が一定数以下になったときにストアド プロシージャを呼び出すことができます。


さ行

な行