Getting Started with Pervasive PSQL (v11)

Pervasive PSQL(Linux 版)をインストールする前に

Pervasive PSQL Server または Client のインストールまたはアップグレードを行う前に、以下の情報を確認してください。

この製品をインストールするには、root としてログインする必要があります。CD からインストールする場合は、CD のルート ディレクトリに移動する必要があります。

インストール後に問題が発生した場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。

Server

Pervasive PSQL のトランザクショナル インターフェイスに、ネットワークを介しドライブの割り当てを使って Windows ベースのクライアントからアクセスする場合は、サーバーに Samba パッケージをインストールしてください。Samba の Web サイト http://www.samba.org を参照してインストールおよび構成の手順を参照してください。

Pervasive PSQL Server をインストールしたら、Samba のパス構成に関する情報が記載されている Samba 用にサポートされるパスの形式 をお読みください。

Client

Linux クライアントは、Pervasive PSQL 製品がインストールされていない Linux マシン、あるいは Pervasive PSQL v11 SP3 サーバー エンジンがインストールされている Linux マシンにインストールすることができます。

お使いのデータベース サーバー エンジンが一定のシステム要件を満たさない場合は、「ステータス 3031:Linux リクエスターがサーバーに接続できません。」を受け取ることがあります。このステータス コードはクライアントとサーバーの互換性がないことを示します。 このエラーではなく、「ステータス 94:アプリケーションでアクセス権のエラーが発生しました。」(アクセス許可エラー)を受け取ることもあります。

インストール スクリプトでは以下の作業を実行します。

フル インストール

Pervasive PSQL では、RPM および TAR の両方の Linux パッケージでフル インストールを提供します。フル インストールには、必要なエンジンとクライアント ファイル、ユーティリティと完全なユーザー マニュアルが含まれています。フル インストールではパッケージ名に "full" という語は含まれていません。

次の表は、インストール パッケージの概要です。

表 9 Linux におけるフルおよびクライアントのインストール
Pervasive PSQL 製品
インストール タイプ
含まれるもの
サーバー 64 ビット
フル
エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
サーバー 32 ビット
フル
エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
クライアント 64 ビット
クライアント
クライアント ファイル1
クライアント 32 ビット
クライアント
クライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
1 64 ビット クライアントには最小限のファイルが含まれるため、インストール パッケージは名には "core" という語が含まれます。

64 ビット ディストリビューションに関する注記

特定の 64 ビット版 Linux ディストリビューションは、デフォルトでは 64 ビットのコンポーネントと実行可能ファイルのみをサポートします。そのディストリビューション用の配布メディアには 32 ビット ライブラリも含まれますが、デフォルトでこれらはインストールされません。

Pervasive PSQL は 64 ビット版 Linux ディストリビューションをサポートしますが、特定の 32 ビット ライブラリも必要とします。64 ビット版 Linux ディストリビューションを使用する場合、デフォルトで 32 ビット ライブラリがインストールされるかどうかを確認してください。インストールされない場合、次の表を使用して Pervasive PSQL に必要な 32 ビット ライブラリとその他のコンポーネントを特定してください。

Pervasive PSQL 製品
Linux 64 ビット ディストリビューションから要求される 32 ビット コンポーネント
  • 64 ビット サーバー
  • 32 ビット サーバー
  • 32 ビット クライアント
Pervasive PSQL の RPM および TAR インストール ファイルは、32 ビット GLIBC および LIBSTDC++ ライブラリが存在しているか確認します。これらのライブラリが存在しない場合、Pervasive PSQL のインストールは停止し、メッセージを表示します。Pervasive PSQL をインストールするには、最初に glibc.i686 および libstdc++.i686 をインストールしておく必要があります。
Pervasive PSQL の RPM および TAR インストール ファイルは、32 ビット GTK が存在しているかどうかも確認します。GTK が存在しない場合、Pervasive PSQL は警告メッセージを表示します。このメッセージは、32 ビット GTK がインストールされなければ PCC、DDF Builder および GUI 手動認証ユーティリティが機能しないことを通知します。このメッセージの表示後、Pervasive PSQL のインストールは最後まで続行します。
PCC、DDF Builder および GUI 手動認証ユーティリティが動作するようにするには、以下の Linux パッケージをインストールします。
  • gtk2.i686
  • PackageKit-gtk-module.i686
  • libcanberra-gtk2.i686
  • gtk2-engines.i686
たとえば、次のように指定します。
yum install gtk2.i686 PackageKit-gtk-module.i686 libcanberra-gtk2.i686 gtk2-engines.i686
上記の 3 つのユーティリティを除けば、32 ビット GTK が存在しなくても Pervasive PSQL は機能することに留意してください。つまり、データベース エンジンは機能し、すべてのコマンド ライン ユーティリティも動作します。また、Pervasive PSQL ライブラリは存在するのでアプリケーションからのアクセスも可能です。クライアント アプリケーションは、32 ビット GTK を必要としなければ機能します。
  • 64 ビット サーバー
  • 32 ビット サーバー
Pervasive PSQL のインストールでは Samba の構成を試みます。ただし、特定の 64 ビット Lnux ディストリビューションでは、Samba はデフォルトでその一部のみがインストールされ有効になっていません。
Samba 共有 PSQLDATA の作成に関するインストール エラーを無視することができます(smb.conf ファイルは存在しますが、それをサポートするものは何もありません)。このエラーは無害なので Pervasive PSQL は正常に機能します。


Pervasive PSQL Server および Client(Linux 版)のインストール

RPM を使用した Pervasive PSQL のインストール