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スクロール可能な結果セットにより、結果セット内を前方または後方へ移動することができます。このタイプの移動は、それぞれ相対または絶対に分類されます。first()
、last()
、beforeFirst()
、afterLast()
、および absolute()
メソッドを呼び出して、スクロール可能な結果セットのすべてに位置付けることができます。相対的な位置付けは next()
、previous()
、および relative()
メソッドを使用します。
また、スクロール可能な結果セットは更新可能または読み込み専用にすることができます。これは、その基盤にあるデータベースに変更を加えることができるかどうかに関係します。そのほかの用語として、センシティビティは、これらの変更が現在の結果セットに影響するかどうかに関連します。
センシティブな結果セットは、これに行われた Insert、Update、Delete の結果をすべて反映します。Pervasive PSQL の場合、インセンシティブな結果セットはこれに加えられた変更を一切反映しません(データの静的なスナップショットです)。言い換えると、自身またはほかの人が行った変更を知ることができません。
センシティブおよびインセンシティブな結果セットは、それぞれ ODBC の動的および静的に対応します。センシティブな結果セットは、トランザクション 分離レベルに READ_COMMITTED
が設定されている場合、自身で行った変更およびほかの人が行った変更を反映します。トランザクション分離レベルは、Connection オブジェクトを使用して設定します。結果セットのタイプはステートメント作成で設定されます。
結果セットがインセンシティブの場合、現在の行番号を判断するために getRow()
メソッド呼び出しを行うことができます。また、インセンシティブな結果セットでは、isLast()
、isFirst()
、isBeforeFirst()
、および isAfterLast()
呼び出しを行うことができます。センシティブな結果セットでは、isBeforeFirst()
および isAfterLast()
のみを呼び出すことができます。また、インセンシティブな結果セットでは、ドライバーはユーザーが指示したフェッチ方向を受け入れます。センシティブな結果セットでは、ドライバーは指示されたフェッチ方向を無視します。
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