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PCC では、すべてのデータベース エンジンの同時セッション数とデータ使用量を監視する Capacity Usage ビューアーを提供します。このビューアーは特に、PSQL Server から PSQL Vx Server への移行を検討する際に役立ちます。なぜなら、これら 2 つのエディションにはライセンス方法に違いがあるからです。PSQL Server ライセンスはユーザー数に基にしていますが、PSQL Vx Server ライセンスは、同時セッション数と使用するデータ量を基にしています。
Capacity Usage ビューアーには 2 つのグラフが含まれています。1 つは同時セッション数を表し、もう 1 つはデータの使用量を表します。各グラフには使用量のレベル バーというグラフを横断する横線を表示させることができます。これは業務上の正常とする使用量と異常とする使用量を判断するのに役立ちます。Capacity Usage ビューアーは使用量のピークに関する統計情報も表示します。
このグラフは毎日記録されるピーク値を使用します。エンジンが使用されない日については、ゼロの値が使用されます。グラフの生成には最低 2 日間のデータが必要です。そのデータがなければ、Capacity Usage ビューアーはエラー メッセージを表示します。
Capacity Usage ビューアーにアクセスするには
次の図は GUI を示しています。下の表は図の GUI オブジェクトの説明です。画像上のそれぞれの領域をクリックするとその詳細が表示されます。
GUI オブジェクト
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説明
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タイトル バー
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選択したエンジンを示します。
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統計情報インジケーター
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有用な統計情報を表示したり、グラフに表示させるものを選択したりすることができます。統計情報インジケーターを参照してください。
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期間指定
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グラフに表示するデータの対象となる期間の開始日と終了日を表示します。
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セッション使用量のグラフ
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選択した期間中に同時発生したセッション数をグラフで表示します。
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データ使用量のグラフ
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選択した期間中に使用されたデータ量をグラフで表示します。
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使用量のレベル バー
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使用量が、選択したレベルを超える頻度を調べることができます。レベル バーの表示オプションが選択されると、各グラフのデフォルト レベル(使用量のピークの 90%)の位置にレベル バーが表示されます。使用量のレベル バーの左側に表示される数値は、そのレベル(セッション数またはデータ量)を示します。この使用量のレベル バーは必要に応じて移動させることができます。レベル バーを移動させるには、スピン ボックスを使用するか、またはカーソルでドラッグします。2 つの使用量レベル バーは互いに独立しています。
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拡大縮小手順
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グラフの拡大と縮小についての一般的な手順を説明します。手順の詳細については、拡大を参照してください。
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[エクスポート]ボタン
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分析をさらに行うためにデータを保存しておくことが有用と思われた場合、そのデータを .CSV ファイルへエクスポートできます。[エクスポート]ボタンをクリックすると[フォルダーの参照]ダイアログを開きます。ここでデータを保存する場所を選択することができます。
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[期間]プルダウン メニューで提供されている期間の選択肢以外の期間について確認する必要がある場合は、グラフのセグメントを選択して拡大することができます。2 つのグラフの一方を拡大すると、もう一方のグラフも同時に拡大されます。2 つのグラフは常に同じ期間が設定されます。
グラフを拡大するには
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