ActiveX Controls Guide (v11)

VAFormat (ActiveX プロパティ)

適用対象

VACombo、VAList、VAText

説明

このプロパティでは、コントロールによって表示されるフィールド値の書式文字列を指定できます。

備考

有効な書式文字列とその意味のリストについては、『Visual Basic 言語リファレンス』マニュアルで Format 関数を参照してください。

複数列レコード リスト モードの VAList コントロール(VARecordList プロパティが True)の場合は、VAFormat プロパティにはセミコロンで区切った書式のリスト(コントロールの VAFieldName プロパティに指定されているフィールドごとに 1 つの書式)が入ります。

VAFormat プロパティは Visual Basic で使用されるものと類似の書式文字列を使用してデータを整列するためのプロパティです。Visual Basic 共通の書式文字列(表 32 を参照)は事前に定義されており、日付および数値のカスタム書式もサポートしています。これらの動作方法に関する詳細については、『Visual Basic 言語リファレンス』を参照してください。

表 32 Visual Basic 共通の書式文字列
書式文字列
説明
(空の文字列)
デフォルトの書式。数値を General Number 書式、通貨金額を Currency 書式、日付と時刻を General Date 書式、論理フィールドを True/False 書式で表示します。
General Number
千単位の区切り記号を付けずに、そのまま数値を表示します。
Currency
千単位の区切り記号を付けて数値を表示します。小数点以下は 2 桁まで表示します。出力はシステムのロケール設定に基づいて行われることに注意してください。
Percent
数値を 100 倍にして、右側にパーセント記号(%)を付けて表示します。小数点以下は常に 2 桁で表示します。
True/False
数値が 0 の場合は False を、それ以外の場合は True を表示します。
General Date
日付か時刻、または両方を表示します。実数の場合は、日付と時刻(例 4/3/93 05:34 PM)を表示します。小数部分がない場合は日付だけ(例 4/3/93)、整数部分がない場合は時刻だけ(例 05:34 PM)を表示します。日付の表示はシステム設定によって決まります。
Long Date
システムの長い日付書式に従って日付を表示します。
Short Date
システムの短い日付書式に従って日付を表示します。
Long Time
システムの長い時刻書式に従って、時分秒を含む時刻を表示します。
Short Time
24 時間制を使用して時刻を表示します(例 17:45)。

カスタム数値書式は、Visual Basic によって提供される書式と同様に使用できますが、すべてのオプションがサポートされているわけではありません。

曜日を使用する場合、午前 0 時に近い時刻では、丸めのエラーによって間違った曜日が表示される可能性があります。

VAccess1.TableName = "Billing" 
VAText1.FieldName = "Amount_Due" 
VAText1.VAFormat = "Currency" 
VAText2.FieldName = "Log" 
VAText2.VAFormat = "mmm ddd yyyy" 

VAFieldName (ActiveX プロパティ)

VALockBias (ActiveX プロパティ)