Data Provider for .NET Guide (v11)

クライアント ロード バランスの使用

クライアント ロード バランスは接続フェールオーバーと共に動作してユーザーの環境で新しい接続を分散することで、接続要求に対応できないサーバーがないようにします。接続フェールオーバーとクライアント ロード バランスがどちらも有効な場合、プライマリ データベースおよび代替データベースへ接続が試行される順序はランダムです。

たとえば、図 2 で示すようにクライアント ロード バランスが有効になっているとします。

図 2 クライアント ロード バランスの例

まず、データベース サーバー B への接続が試行されます(1)。それからデータベース サーバー C への接続が試行され(2)、続いてデータベース サーバー A(3)への接続が試行されます。その後、これと同じ順序で接続が試行されます。対照的に、このシナリオでクライアント ロード バランスが無効だった場合、各データベースへの接続の試行はシーケンシャルな順序で行われます。つまり、最初にプライマリ サーバーに試行したら、その後は代替サーバー リスト内のエントリ順に基づいて代替サーバーに試行します。

ご使用のデータ プロバイダーにおけるクライアントとロード バランスの設定の詳細については、接続フェールオーバーの設定を参照してください。


接続フェールオーバーの使用

接続の再試行機能の使用