Data Provider for .NET Guide (v11)

Microsoft Enterprise Library の使用


Microsoft Enterprise Library を使用すると、データ アクセスのような一般的なタスクを移植性の高いコードにラッピングすることによって、ある DBMS から別の DBMS へのアプリケーションの移行を容易にし、アプリケーション開発を簡略化することができます。

Pervasive PSQL データ プロバイダーは、Data Access Application Block(DAAB)および Logging Application Block(LAB)をサポートします。DAAB のクラスは ADO.NET で最も頻繁に使用される機能へのアクセスを提供します。アプリケーションは、アプリケーション レイヤー経由でデータを渡したり、変更されたデータをデータベースに戻したりするような作業に対して DAAB を使用できます。DAAB を使用すると、アプリケーションを新規作成または修正するたびに同じデータ アクセス作業のコードを書き続ける必要がなくなるため、時間をより生産的に使うことができます。

標準の Logging Application Block および設計パターンを使用するアプリケーションは、ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーの一部として生成された SQL をすばやく表示することができます。

お使いのデータ プロバイダーで Enterprise Library の機能を使用するには、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff647292.aspx から Microsoft Enterprise Library 4.1(October 2008)をダウンロードしてください。デフォルトで、Enterprise Library 4.1 のインストールには Enterprise Library ドキュメントが含まれており、アプリケーション ブロックの使い方に関する詳しい情報が記述されています。


データ プロバイダー統合のシナリオ

Data Access Application Block