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Getting Started with Pervasive PSQL (v11) |
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設定
一般的に、Pervasive PSQL Server と Client のデフォルト構成はそのまま使用しても問題はありません。通常、データベース エンジンとクライアントの通信や機能について構成を行う必要はありません。ここでは、変更を行う可能性のある 2 つの構成について説明します。
すべての構成を調査する場合は、『Advanced Operations Guide』の設定リファレンスを参照してください。
構成ファイル
サーバーの構成を行う「構成ファイル」では Samba の構成ファイル(smb.conf)のパスを定義します。パスはエンジンの起動時に解析され、共有名とサーバーのディレクトリ ロケーションの間の割り当てが判別されます。『Advanced Operations Guide』のConfiguration File(Linux エンジンのみ)を参照してください。
認証(Authentication)
このオプションは、サーバー エンジンへのアクセスに使用する認証のタイプを指定します。使用可能なオプションは次のとおりです。
- Emulate Workgroup Engine。Samba を使用してシステムのユーザー アクセスを認証する場合、この値を使用します。
- Proprietary Authentication(using btpasswd)(専用認証(btpasswd の使用))。Samba を使用せず、ユーザーがサーバーにアカウントを持っていない場合、この値を使用します。Linux システムへの接続に個別のパスワード ファイルを使用できます。
- Linux サーバーで BTPASSWD または PAM の認証を使用する場合、pvnetpass 使用してクライアントからこのサーバーに接続するユーザー名とパスワードを設定する必要があります。『Pervasive PSQL User's Guide』の 「pvnetpass」 を参照してください。
- Standard Linux Authentication(標準 Linux 認証)。Samba を使用せず、ユーザーが Linux システムにアカウントを持っている場合、この値を使用します。
Samba 用にサポートされるパスの形式
Windows プラットフォームの Pervasive PSQL Client からのパスの解析順序は次のようになります。
- ¥¥server¥share¥relative_path(相対パス)
- share は、Windows クライアントにアクセスを許可された、有効な Samba 共有を表します。
- server は smb.conf を読み込んで共有ディレクトリの絶対パスを判別し、それを相対パスと結合して Unix のフル パスを完成します。smb.conf のロケーションは、クライアントでこの形式で提供されるファイル パスの解決を有効にするために不可欠です。相対パスが間違っている場合、ステータス 12 が返されます。
- Drive:¥path
- Drive は、クライアントで割り当てられた、Samba のドライブです。サーバーでは、クライアントでのドライブ割り当てがわからないので、クライアントがこれを後の形式に変換し、サーバーに渡す必要があります。
メモ
クライアントのユーザーは、Linux サーバーの共有名で大文字小文字が区別されることに注意する必要があります。Linux サーバーにドライブを割り当てるときは、共有名の大文字小文字に注意してください。大文字小文字を間違えると、すべてのユーティリティが正しく機能しません。
- smb.conf と共有名のいずれも見つからなかった場合、パスはデフォルトで ¥¥server¥absolute_path(絶対パス)形式になります。絶対パスが間違っている場合、ステータス 12 が返されます。
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