ActiveX Controls Guide (v11)

ActiveX アクセス方法の概要

Pervasive ActiveX のアクセス方法は、ActiveX をサポートする開発環境で Btrieve データに簡単にアクセスできるようにする 9 個のカスタム コントロールから構成されています。このインターフェイスには、1 個のデータ ソース コントロールと 8 個のバウンド データ コントロールが組み込まれています。

Pervasive PSQL データ ソース コントロールは、アプリケーションと Btrieve データ ファイル間の接続点を提供します。このデータ コントロールはほかのデータ アウェア コントロールのデータ ソースの役割を果たすほか、ファイルのオープン、クローズおよび作成や、レコードの検索、更新および削除など、アプリケーション内のコードからデータにアクセスする際に使用できるプロパティ、メソッド、イベントを公開します。

Pervasive PSQL バウンド コントロールはデータ ソース コントロールに接続する必要があるもので、これらにはデータ アウェア テキスト ボックス、リスト ボックス、コンボ ボックス、チェック ボックス、オプション ボタンの各コントロールが含まれています。リスト ボックス コントロールとコンボ ボックス コントロールは、フィールド バウンド コントロールまたは複数列レコード リスト コントロールとして動作します。コマンド ボタンと水平および垂直スクロール バー コントロールで、インデックス レコードのスクロール操作を行います。

Microsoft Visual Basic では、Pervasive PSQL データ ソース コントロールは、データ アウェア Visual Basic コントロール用およびサードパーティ データ アウェア ActiveX コントロール用のレコード ソースの役割も果たすことができます。

ここでは、以下の項目について説明します。

開発環境

ActiveX のアクセス方法は以下の環境をサポートします。

サードパーティ データ バウンド コントロール

Pervasive の ActiveX アクセス方法は、Sheridan、APEX、GreenTree および Microsoft のコントロールからデータをバインドできます。Pervasive Software では、Pervasive の ActiveX アクセス方法に書式設定機能やプレゼンテーション機能がないときだけこれらのサードパーティ製品を使用するようにお勧めしています。

Pervasive Software ではサードパーティ ソフトウェアの開発を制御することはできません。したがって、これらのコントロールの機能をすべてサポートするわけではありません。同じ理由から、これらの製品のテクニカル サポートを行っておりません。


メモ

サードパーティ データ アウェア コントロールへのデータ バインドは、Microsoft Visual Basic 以外の環境ではサポートされません。


ActiveX コントロール オブジェクト

以下の表に、ActiveX アクセス方法に組み込まれている ActiveX コントロール オブジェクトを示します。

表 1 組み込まれている ActiveX コントロール オブジェクト
アイコン
コントロール
説明
VAccess
データ ソース コントロールはアプリケーションのソース コードを提供して、Pervasive PSQL バウンド コントロールがデータ ファイルにアクセスできるようにします。
VACheckBox
チェック ボックスをブール(True/False)型のフィールドにバインドできます。
VAComboBox
データ バウンド コンボ ボックスをレコード内の 1 つのフィールドにバインドすると、そのフィールドの値を所定の値の中から選択できます。このコンボ ボックスは、レコード リスト コントロールや使用可能なインデックス フィールドのリストとしても機能します。
VACommandButton
データ バウンド コマンド ボタンでは、レコードの取得、更新、または削除の操作を行えます。
 
 


VAHScrollBar


VAVScrollBar
データ バウンド スクロール バーを使用すると、インデックス パスに沿ってレコード内をスキャンできます。
VAListBox
リスト ボックス コントロールを使用すると、所定の値セットの中からフィールドの値を選択できます。このコントロールは、複数列のレコード リスト コントロールとしても機能します。
VAOptionButton
オプション ボタンをブール(True/False)型のフィールドにバインドできます。
VATextBox
データ アウェア テキスト ボックスでは、あらゆるフィールドの変更を受け入れ、自動的に表示できます。また、このボックスを検索モードで使用すると、テキストが入力されるにつれて、ファイルから一致するレコードを捜し出すことができます。


ActiveX の概要

ActiveX アクセス方法の選択