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User's Guide (v11) |
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その他のアプリケーションから ODBC を介してデータにアクセスする
このセクションでは、Microsoft Access および Microsoft Excel を使用してデータにアクセスする方法を説明します。
このセクションでは、以下の例について説明します。
事前の確認
データベースには使用可能な DSN がありますか?
- クライアント ワークステーションまたはワークグループ ワークステーションからサーバーに接続する場合、指定したリモート データベースに対し、ワークステーション上で定義したクライアント DSN を持っている必要があります。クライアント DSN の作成方法については、Windows クライアントからのクライアント アクセスの設定で説明されています。
- コンピューターにワークグループ エンジンをインストールしている場合は、ローカルまたはリモート データベースに対し、そのコンピューター上で DSN を定義することができます。DSN の作成方法については、Windows でのデータベース アクセスの設定で説明しています。
メモ
このセクションでの手順は、Pervasive PSQL v11 SP3 にのみ適用されます。以前のバージョンには適用されません。
Microsoft Excel を使用したデータのアクセス
Excel を使用して Pervasive データにアクセスするには
ヒント
Excel を使用するコンピューターには、Pervasive PSQL クライアントまたは Pervasive PSQL エンジンのいずれかのバージョンがインストールされている必要があります。
- Excel を起動します。
- [データ]メニューから[外部データの取り込み|新しいデータベース クエリ]を選択します(下図参照)。
図 11 Microsoft Excel を使用した Pervasive データのアクセス
- [データ ソースの選択]ボックスでは、コンピューターにインストールされている ODBC ドライバー用に定義されたデータ ソースを一覧表示します。このリストの中から、アクセスする Pervasive データベースのクライアント DSN またはサーバー DSN をクリックします。
図 12 Excel での ODBC ソース リストの表示
- ODBC ソース リストに目的のデータベースが表示されない場合は、事前の確認を参照してください。
- [OK]をクリックします。Pervasive PSQL データベースへのログインが必要な場合があります。データベースがセキュリティで保護されていない場合、[ユーザー]および[パスワード]フィールドは空のままでかまいません。セキュリティで保護されている場合は、割り当てられたユーザー名とパスワードを入力します。
- [クエリ ウィザード]が開きます。ウィザードに従って、クエリするテーブル、データのフィルター方法とソート方法、および Pervasive データをどのようにして Excel に返すかなどのオプションを選択します。
Microsoft Access を使用したデータのアクセス
Microsoft Access からデータにアクセスするには
- Microsoft Access を起動します。
- 下図のような[Microsoft Access]ダイアログ ボックスから[空のデータベース]を選択します。[OK]をクリックします。(既存の Access データベースに Pervasive PSQL テーブルを追加することもできます。)
図 13 Microsoft Access を使用した新規データベースの作成
- 次に、[データベースの新規作成]ダイアログ ボックスが開き、新規データベースの名前の入力が求められます。データベースに名前を付けて[作成]をクリックします。
- Access のメニューから
[ファイル|外部データの取り込み|テーブルのリンク]を選択します。
メモ
新規データベースに対して、[インポート]または[テーブルのリンク]という 2 つのオプションがあります。[インポート]を選択した場合、インポート処理の直後に ODBC データ ソースへのリンクが解除されます。基本的に、[インポート]はデータの静的なコピーを作成します。[テーブルのリンク]を選択した場合、Microsoft Access では接続を保持し、データにアクセスするたびに ODBC データ ソースへの従属関係を維持します。このようにして、元のデータに加えられた変更をすべて反映したデータが表示されます。
メモ
ローカル エリア ネットワーク上のファイルにリンクする場合は、Windows エクスプローラーでマップされたネットワーク ドライブのドライブ名を使用するのではなく、UNC(Universal Naming Convention)パスを使用してください。ドライブ名はコンピューターによって異なったり、定義されていない場合があります。これに対し、UNC パスでは Microsoft Access でリンクされたテーブルが含まれるデータ ソースの場所の指定が確実に矛盾なく行えます。
図 14 Access を使用した外部データのインポート
- [リンク]ダイアログ ボックスの[ファイルの種類]ボックスで[ODBC Databases]を選択します。
- [データ ソースの選択]ボックスでは、コンピューターにインストールされている ODBC ドライバー用に定義されたデータ ソースを一覧表示します。次の図に示す[コンピューター データ ソース]タブをクリックします。
図 15 Access での ODBC ソース リストの表示
- リンクする ODBC データ ソースを選択します。選択した ODBC データ ソースでログインが必要な場合は、ユーザー名とパスワード(追加情報が必要な場合もあります)を入力して[OK]をクリックします。
メモ
インストールされた ODBC ドライバーに新しいデータ ソースを定義する場合は、[新規作成]をクリックして、表示される[データ ソースの新規作成]ダイアログ ボックスでの手順に従います。
ヒント
テーブルにリンクする場合、[ログイン ID とパスワードの保存]チェック ボックスをオンにして現在のデータベースのテーブルに情報を保存します。これにより、ユーザーはその情報を毎回入力する必要がなくなります。このチェック ボックスをオフのままにすると、すべてのユーザーが Microsoft Access の新しいセッションでテーブルを開くたびにログイン ID とパスワードを入力する必要があります。ネットワーク管理者もこのチェック ボックスを無効にすることができ、すべてのユーザーがデータベースに接続するたびにユーザー名とパスワードの入力が必要になります。
- ODBC ソース リストに目的のデータベースが表示されない場合は、事前の確認を参照してください。
- Access の[テーブルのリンク]ダイアログ ボックスが開きます。インポートまたはリンクする各テーブルをクリックし、[OK]をクリックします。
メモ
Microsoft Access では、1 つのテーブル内では 256 列までしか表示できません。256 列より多くを表示する必要がある場合は、別のツールを使用してください。
- Pervasive データへのリンクが完了しました。下図のように、新規データベースのデザイン用のオプションを表示します。テーブル名をダブルクリックすると、リンクされたテーブルが表示されます。
図 16 Microsoft Access での Pervasive データの使用
メモ
テーブルにリンクし、各レコードをユニークに識別するインデックスがない場合、Microsoft Access ではリンクされたテーブル内のフィールドのリストを表示します。各レコードをユニークに識別する 1 つのフィールドまたはフィールドの組み合わせをクリックし、[OK]をクリックします。
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