Distributed Tuning Interface Guide (v11)

Distributed Tuning Interface の概要

Distributed Tuning Interface(DTI)の目的は、Pervasive コンポーネントの設定、監視、および診断のためのアプリケーション プログラミング インターフェイスを提供することにあります。


メモ

簡潔にするため、本マニュアルのこれ以降、全体を通して Distributed Tuning Interface は DTI と記載します。


文字列引数のエンコード

ユーザー アプリケーションは、API レベルではクライアントの OS エンコードを使用します。DTI は、サーバーおよびクライアント上の OS エンコード間の相違について内部的に対処します。

古いバージョンのクライアントがサーバーと通信している場合、データベース エンジンでは、そのクライアントで使用しているエンコードとサーバーで使用可能なエンコードに互換性があるものと想定しています。

API カテゴリ

利用可能な API のカテゴリは、表 2「DTI 関数グループ」に要約されています。

実行権限

通常、DTI アプリケーションでしたいことと言えば、DTI 関数のいずれかを呼び出すことと、すべての設定を表示したり変更したりすることでしょう。このフル アクセスを確保するには、サーバー マシン上で管理者レベルの権限を持つユーザーの名前とパスワードを提供することにより、サーバーに接続します。これは、DTI アプリケーションがターミナル サービス セッションを介してローカルで実行されている場合、あるいはリモートで実行されている場合に適用されます。ローカルで実行されているアプリケーションでは、ユーザー名とパスワードを省略できます。省略しても、任意の DTI 関数の呼び出しや、すべての設定の表示および変更は行えます。DTI を使ってサーバーへの接続を行うを参照してください。

管理者レベルの権限がない場合、ターミナル サーバー セッションを介してローカルで実行されているアプリケーションやリモートで実行されているアプリケーションは、ほとんどの DTI 関数に対してアクセス エラーを返します。関数のサブセットのみが動作します。たとえば、フル アクセスが許可されている場合に設定を変更できる関数の多くは、読み取り専用のアクセスに制限されます。


Distributed Tuning Interface ガイド

DTI の基本的な使用法