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Microsoft Access では、SQL ステートメントを使用してクエリを作成することができます。通常、クエリを作成する際は、SQL ステートメントが自動的に処理されます。パススルー クエリを作成した場合、SQL ステートメントは変更されないまま ODBC ドライバーに渡されます。次に、クエリは ODBC ドライバーにより Pervasive の ODBC インターフェイスに渡され、ODBC リクエストが Pervasive エンジン リクエストに変換されます。
このレッスンでは、Pervasive サンプル データベースの Course テーブルのデータを表示する簡単なクエリを作成します。
SQL パススルー クエリを作成するには
DSN=Demodata
」を追加し、ダイアログ ボックスを閉じます。
SQL パススルー クエリを使用することにより、Access のテーブルのデザイン ビューでは実行不可能なタスクを実行できます。たとえば、SQL パススルー クエリを使用してテーブルに列を追加することができます。
以下のセクションでは、SQL ステートメントの例をいくつか説明します。詳細については、『SQL Engine Reference』を参照してください。SQL ステートメントの例を[SQL パススルー]ウィンドウにコピーした場合は、構文エラーを防ぐために一部の特殊文字(引用符など)を再入力する必要があります。
Access における SQL ステートメント作成を許可する場合(デザイン ビューでクエリを作成する場合など)、そのステートメントは Pervasive PSQL v11 構文ではなく、Jet SQL 構文に適合している必要があります。したがって、Access で作成された SQL ステートメントは、Pervasive PSQL v11 の構文エラーになる可能性があります。Acceess のデフォルトでは、SQL ステートメントは Jet エンジンで処理されることが前提であるため、このエラーが発生しますが、SQL パススルー クエリを使用する場合、ステートメントは Jet エンジンを回避し、処理されることなく Pervasive PSQL v11 に渡されます。
最後に、以下のステートメントはレコードを返さないことに注意してください。デフォルトのクエリ プロパティをお使いの場合は、次の警告メッセージが表示されます。
この警告が結果に影響を及ぼすことはありませんが、このメッセージを表示させないようにすることはできます。デザイン ビューでクエリを開き、ツールバーの[プロパティ]ボタンをクリックします。次のように、[クエリ プロパティ]の[レコード表示]フィールドを[いいえ]に設定します。
以下のステートメントは、Department テーブルに緊急連絡先の電話番号を保存する列を追加します。
更新された Department テーブルを確認するには、Access に再リンクします。
次のステートメントは、Course テーブルに行を 1 行挿入します。
INSERT INTO Course(Name, Description, Credit_Hours, Dept_Name) VALUES('CHE 308', 'Organic Chemistry II', 4, 'Chemistry')
次のステートメントは、Course テーブルにある ECO 305 の単位時間を 3 から 4 に変更します。
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