What's New in Pervasive PSQL (v11)

インストール

Pervasive PSQL v11 SP1 ではインストールに関して以下の点が変更されています。

ファイアウォール

Pervasive PSQL Server および Pervasive PSQL Workgroup で、ファイアウォールに関するインストール動作が変更されています。この変更が適用されるのは Windows オペレーティング システムのみです。詳細については、『Getting Started with Pervasive PSQL』の Windows ファイアウォールを参照してください。

Windows Vista 以上

Windows Vista 以上のオペレーティング システムには、ファイアウォール プロファイル(セキュリティ設定のグループ)を提供する「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」があります。次の表では、アクティブなプロファイルに関するインストール動作についてまとめています。

表 6 Vista 以上のオペレーティング システム用のインストール動作
アクティブなファイアウォール プロファイル1
Pervasive PSQL サービス用に追加された規則
インストール後の規則の状態2
以下のプロファイル(複数の場合あり)。
  • ドメイン
  • プライベート
  • パブリック
 
  • ドメイン-はい
  • プライベート-はい
  • パブリック-はい
 
  • ドメイン - 有効
  • プライベート - 有効
  • パブリック - 無効
パブリックのみ
はい
有効
1 "アクティブ" とはプロファイルがネットワーク接続を監視していることを意味します。
2"有効" とは、そのファイアウォール プロファイルによって管理されるネットワーク接続用の全ポートにおいて、受信 TCP および 受信 UDP トラフィックと Pervasive PSQL サービスが通信できることを意味します。

上の表でわかるように、パブリック プロファイルがその他の 1 つ以上のアクティブ プロファイルと共にアクティブな場合、Pervasive PSQL 規則はパブリック プロファイル用に追加されますが無効になっています。Pervasive PSQL Server または Workgroup のインストールが対話式またはサイレントであってもこの動作を変更することはできません。パブリック プロファイルの規則を有効にしたい場合は、手動で行う必要があります。『Getting Started with Pervasive PSQL』の Pervasive PSQL 規則をパブリック プロファイルに対して有効にするにはを参照してください。


メモ

コーポレート ポリシーによっては、ローカル管理者が特定のマシンに対するファイアウォール プロファイルを変更できない(つまり、プロファイルがロックされている)こともあります。そのような場合、ロックされたプロファイルによって監視されるネットワーク接続経由でデータベース エンジンが通信するために必要なファイアウォール規則を、Pervasive PSQL のインストールによって追加したり有効にしたりすることはできません。そのような状況の場合は、権限を持つシステム管理者へファイアウォール ポリシーの変更を要請してください。この変更で Pervasive PSQL でインストールされるすべてのサービスと通信する全ポートに対し受信 TCP および UDP トラフィックを許可します。

また、ターゲット システムがドメインに参加している場合は、グループ ポリシーのみが、自身で制御するファイアウォール ポリシーに対する規則を Pervasive PSQL インストールによって追加および有効化させないようにします。Pervasive PSQL をインストールしているユーザーが、ドメイン ユーザーとしてではなくローカル ユーザーとしてターゲット システムにログインしていた場合、そのインストールによってファイアウォール プロファイルに対する規則の追加および有効化が行われます。ただし、ターゲット システムが後でグループ ポリシーを制御するドメインへ参加する場合はその規則が無効になります。


Windows Vista より前の Windows オペレーティング システム

Windows Server 2003 および Windows XP にはファイアウォール プロファイルが含まれていません。これらのオペレーティング システムでは、インストールによって Pervasive PSQL の各サービスが Windows ファイアウォールの例外リストに追加されます。この結果、Windows ファイアウォールを介した全ポートで Pervasive PSQL サービスと通信する受信 TCP および受信 UDP トラフィックを許可する 1 つ以上のファイアウォール規則が追加されます。Pervasive PSQL で使用されるデフォルトのポートを変更する必要がある場合に備えてすべてのポートが使用されます。

Pervasive Notification Viewer

新しいユーティリティである Pervasive Notification Viewer は、Pervasive PSQL Server(Windows および Linux バージョンの 32 ビットおよび 64 ビット版)および Pervasive PSQL Workgroup のインストール時にデフォルトで一緒にインストールされます。

Windows プラットフォームの場合、Pervasive PSQL をインストールするとこのユーティリティはスタートアップに登録される(また[スタート]メニューにも追加される)ので、Windows の再起動時にこのユーティリティも再開します。Linux ディストリビューションの場合、このユーティリティはシェル スクリプトです(「メッセージ ログ」セクションの Pervasive Notification Viewer も参照してください)。

Ptksetup.ini には Pervasive Notification Viewer をインストールするかどうかを制御する新しいプロパティが含まれています。『Installation Toolkit Guide』の PTKSetup.ini を参照してください。


メッセージ ログ

各種ユーティリティ