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データベース ファイルにアクセスする必要があるワークステーションは、Pervasive PSQL Server が稼動しているマシンに対するクライアントと見なされます。Pervasive PSQL データベース サーバーのデータベース ファイルにアクセスするときには、クライアント リクエスター(略称:リクエスター)と呼ばれるソフトウェアが必要です。アプリケーションの Pervasive PSQL 呼び出しはリクエスター経由で Pervasive PSQL Server に送られて処理され、その結果はアプリケーションに返されます。
Pervasive PSQL リクエスターがサポートされるプラットフォームについては、本製品で提供しているリリース ノートを参照してください。リクエスターは、使用しているサーバーのタイプによって、TCP、SPX、NetBIOS のいずれかのプロトコルを使用してサーバーの MicroKernel と通信します。ワークステーションに、適切なネットワーク プロトコル ソフトウェアがインストールされていることを確認してください。
メモ
DOS オペレーティング システムを使用するクライアントは、データ ファイルへのトランザクショナル アクセスだけが可能です。このプラットフォームではリレーショナル アクセスはできません。
Pervasive PSQL には以下のタイプの Windows 用リクエスターがあります。
リクエスターを手動でロードまたはアンロードする必要はありません。Pervasive PSQL への最初のアプリケーション呼び出しの際に、システムがリクエスターをロードし、アプリケーションの終了時にそのリクエスターをアンロードします。
このタイプのリクエスターは、DOS オペレーティング システムで実行するアプリケーションで使用します。
トレース リクエスターは、クライアントにおける低レベルの問題をトラブルシュート(トレース)する際に使用します。通常、このタイプのトレースを行うことはありません。この低レベルのトレースは熟練のサポート スタッフが使用するためのものです。製品のベンダーまたは Pervasive Software のサポートからこの低レベルのトレースの実行を指示されることがあるかもしれません。その際にはトレース リクエスターの使用方法が説明されます。
Pervasive Software が提供するツールを使用すれば、ほとんどの問題を解決することができます。たとえば、Pervasive System Analyzer ではネットワーク接続テストを実行してネットワークの接続を検証します。
リクエスター ソフトウェアを円滑に操作するには適切な設定を行っておく必要があります。Pervasive PSQL リクエスターの設定方法の詳細については、第 11 章のクライアント用のネットワーク通信の設定を参照してください。
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