Status Codes and Messages (v11)

3000 ~ 3099

MicroKernel ルーターのステータス コード

このセクションでは、MicroKernel ルーターから返される可能性のあるステータス コードについて説明します。MicroKernel ルーターは、Btrieve リクエスターからリクエストを受け取り、適切なバージョンの MicroKernel に転送します。

3000:MicroKernel ルーターでメモリ割り当てエラーが発生しました。

MicroKernel ルーターは内部でメモリを割り当てられませんでした。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3001:MicroKernel ルーターへのローカル アクセスはできません。

MicroKernel への呼び出しが失敗しました。通常は、環境設定に問題があることが原因です。たとえば、環境設定に問題があるため MicroKernel が使用不可能で、開くファイルがローカルにある場合、MicroKernel ルーターからこのステータス コードが返されます。

3002:MicroKernel ルーターのリソース DLL が使用できません。

MicroKernel リソース DLL が見つからないか、現在のバージョンのルーターと互換性がありません。この問題が発生すると、MicroKernel は設定をデフォルトに戻し、実行を継続します。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3003:MicroKernel ルーターが互換性のないネットワーク コンポーネントを検出しました。

ネットワーク サービス コンポーネントは、このバージョンの MicroKernel ルーターと互換性がありません。通常は、ネットワーク サービス DLL が古いバージョンに置き換えられたことが原因です。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3004:MicroKernel が MicroKernel ルーターに応答していません。

MicroKernel が MicroKernel ルーターからのリクエストに応答していません。MicroKernel が実行されているか確認してください。

3005:MicroKernel ルーターでオペレーティング システム エラーが発生しました。

MicroKernel ルーターは、共有メモリ エラーなど、オペレーティング システムの予期しないエラーを検出しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3006:MicroKernel ルーターが不正なセッションを検出しました。

ポジション ブロックに含まれているセッション情報が不正です。このステータス コードは、次のいずれかの理由で返されます。

3008:MicroKernel ルーターに対して無効な設定です。

このステータス コードは、無効な環境設定が原因で返されます。たとえば、クライアント設定オプションの[アクセスローカル MicroKernel エンジンの使用]と[アクセスリモート MicroKernel エンジンの使用]の両方の設定がオフに設定されていると、ルーターが使用できる有効なパスがなくなります。この場合は、使用しているエンジンがローカル エンジンか、リモート サーバー エンジンか、それとも両方かに応じて、これらのオプションのうち少なくとも 1 つをオンに設定してください。

3009:NETinterface.DLL がロードされていません。

MicroKernel ルーターは NETAPI.DLL を見つけられませんでした。

3012:MicroKernel ルーターがローカル エンジンにアクセスできません。

ローカル エンジンがロードされていないか、または起動できないため、アクセスできません。このステータス コードは、ワークグループ エンジンをインストールせずにクライアント上のローカル ファイルにアクセスしようとした場合や、サーバー エンジンを実行せずにサーバー上のローカル ファイルにアクセスしようとした場合に返される可能性があります。

サーバー エンジンのみをインストールしているときに、[Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)]にステータス コード 3012 の警告エントリが含まれている場合は、次の手順で操作を行います。

ローカル エンジン サポートをオフにするには(クライアントおよびワークグループのみ)

  1. Pervasive PSQL Control Center を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の Windows での PCC の起動を参照してください)。
  2. ローカル クライアント]ノードを展開します。[MicroKernel ルーター]を右クリックして[プロパティー]を選択します。要求があった場合はログインします。
  3. アクセス]をクリックします。
  4. 右側のフレーム内で、[ローカル MicroKernel エンジンの使用]の設定をオフに変更します。
  5. 右側のフレーム内で、[リモート MicroKernel エンジンの使用]の値をオンに変更します。[OK]をクリックします。
  6. 新しい設定を有効にするためエンジンを再起動します。

3013:ネットワーク コンポーネントがロードされていないため、MicroKernel ルーターはリモート エンジンにアクセスできません。

MicroKernel ルーターがネットワーク コンポーネントを初期化できないため、リモート エンジンにアクセスできません。考えられる原因は、次のとおりです。

3014:MicroKernel ルーターがエンジンを見つけられません。

オペレーションを処理するエンジン(ローカルまたはリモート)が見つからなかったため、MicroKernel ルーターはオペレーションを完了できませんでした。考えられる原因は、次のとおりです。

3015:MicroKernel ルーターで初期化エラーが発生しました。

MicroKernel ルーターの初期化中に予期しないエラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3016:MicroKernel ルーターで内部エラーが発生しました。

MicroKernel ルーターで内部エラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3017:ローカル エンジンのデータ バッファーが小さすぎます。

リクエスターが MicroKernel に対して送信するデータの量が、MicroKernel バッファーが処理できる量を超えています。このステータス コードは、ローカルで実行されているエンジンのみに関係しています。クライアント/サーバー環境には該当しません。

このエラーを回避するには、データ バッファ サイズが 63 KB または 64,512 バイト以下になるように減らしてください。

3018:ファイルは既に閉じています。

MicroKernel ルーターがシャットダウンしているため、これ以上のリクエストを受け入れません。

3019:MicroKernel ルーターでセマフォ エラーが発生しました。

ローカル エンジンとの接続を確立中にセマフォ エラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3020:MicroKernel のロード中にエラーが発生しました。

MicroKernel のロード中にエラーが発生した場合、またはサーバーおよびクライアント マシンの共有メモリ オブジェクトにアクセスできない場合に、このステータス コードが返されます。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3021:MicroKernel ルーターは不正にフォーマットされたデータ パケットを受信しました。

不正なフォーマットであるため、MicroKernel ルーターはエンジンからの応答を拒否しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)をチェックしてください。

3022:指定されたデータ バッファー長はデータ パケットとしては長すぎるため、MicroKernel ルーターはリモート エンジンにリクエストを送信できませんでした。

MicroKernel ルーターへの要求に指定したデータ バッファー長によって、データ パケットのサイズが最大の 64 KB を超えました。MicroKernel ルーターは、パケット オーバーヘッドを追加してデータ パケットを形成するため、リクエストに対するデータ バッファー長が 64 KB より小さい場合でも、この問題が発生することがあります。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。

3030:リモート アクセスは使用できません。

このステータス コードは、パスがリモートであり、クライアント設定の[ローカル MicroKernel エンジンの使用]がオフに設定されているとき、次のいずれかの場合に返されます。

3031:Linux リクエスターがサーバーに接続できません。

Pervasive PSQL Linux リクエスターが Pervasive.SQL 2000 サーバー(Service Pack 2a 以前)、あるいは Service Pack 1 が適用されていない Pervasive.SQL V8 サーバーに接続しようした場合に、このステータス コードが返されます。

3032:ローカル エンジンの共有メモリを初期化できませんでした。

2 番目のユーザーがトランザクショナル インターフェイスを通じて別のユーザーのデータベース エンジンにアクセスしようとすると、このステータス コードが返されます。このアプリケーションはローカル エンジンに接続できません。マシン上の別のユーザーが管理者特権モード以外のモードでデータベースを起動している可能性があります。この場合、ほかのユーザーはそのエンジンに接続することはできません。

このステータス コードが返される可能性がある状況の 1 つは、ターミナル サービス セッションで、またはユーザーの簡易切り替えを使用したユーザー切り替えによって、ユーザーがワークグループ エンジンやキャッシュ エンジンを起動した場合です。システム上のほかのユーザーはそのエンジンにアクセスすることも、また自身のエンジンのコピーを起動することもできません。ターミナル サービス セッションで、またはユーザーの簡易切り替えを使用して、複数のユーザーがワークグループ エンジンまたはキャッシュ エンジンへアクセスできるようにするには、そのエンジンを実行ファイルではなくサービスとして開始するようにしてください。


2300 ~ 2399

3100 ~ 3199