Advanced Operations Guide (v11)

障害回復

障害回復にはデータの回復やサイトの回復が含まれています。データの回復はデータを保護および復元する方法です。サイトの回復は、データを含むサイト全体を保護および復元する方法です。

データの回復は、ハイパーバイザーの共有記憶域および Pervasive PSQL のトランザクション ログとトランザクション一貫性保守によって容易に行うことができます。トランザクション ログおよびトランザクション一貫性保守を参照してください。Pervasive PSQL Server および Server Vx ではトランザクション ログとトランザクション一貫性保守を使用できます。

サイトの回復は Pervasive PSQL Server と Server Vx のどちらでも実行できます。Pervasive PSQL Server の場合は、物理マシン用に単独の製品キーが必要です。この回復に元のサイトの仮想マシンが含まれる場合、その仮想マシンの起動時には Pervasive PSQL 製品キーの状態が「検証失敗」に変わります。データベース エンジンは、一定期間(検証失敗期間)は検証失敗状態のキーで実行することができます。検証失敗期間が終わる前に元のホストへ移行し直すということであれば、データベース エンジンは正常に動作します。ただし、サイトの回復で元のホストが失われる可能性があります。

仮想 MAC アドレスとホスト名が、回復されたサイト仮想マシンと元の仮想マシンとで同じままであれば、PSQL Vx Server は正常に動作します。製品キーの状態は "アクティブ" のままです。

障害回復環境で Pervasive PSQL をインストールまたは構成する際、特別な手順は必要ありません。ハイパーバイザーのドキュメントを参照してください。


フォールト トレランス

ワークグループ エンジンの詳細