SQL Engine Reference (v11)

データ制御ステートメント

データ制御ステートメントではデータベースのセキュリティを定義できます。辞書を作成する場合、その辞書のセキュリティを明示的に有効にするまで、その辞書のセキュリティは定義されません。Pervasive PSQL では、データ制御ステートメントを作成して、次のタスクを実行できます。

次のセクションでは、これらのタスクに関連する SQL ステートメントの概要について説明します。

セキュリティの有効化と無効化

データベースのセキュリティを有効または無効にするには、次のステートメントを使用します。

表 16 データ制御ステートメント - セキュリティ
データベースのセキュリティを有効または無効にし、Master パスワードを設定します。

ユーザーとグループの作成と削除

データベースのユーザーとユーザー グループを作成または削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。

表 17 データ制御ステートメント - ユーザーとグループ
ALTER USER
ユーザーの名前またはパスワードを変更します。
CREATE USER
パスワードまたはメンバーシップを持つかまたは持たない新規ユーザーをグループに作成します。
DROP USER
ユーザーを削除します。
ALTER GROUP
ユーザーをグループに追加します。グループからユーザーを削除します。
CREATE GROUP
新しいユーザーのグループを作成します。
DROP GROUP
ユーザーのグループを削除します。
GRANT LOGIN TO
ユーザーとパスワードを作成するか、ユーザーをグループに追加します。
REVOKE LOGIN FROM
辞書からユーザーを削除します。

アクセス権の付与と取り消し

ユーザーやグループにアクセス権を付与または取り消すには、次のステートメントを使用します。

表 18 データ制御ステートメント - アクセス権
GRANT(アクセス権)
指定した種類のアクセス権をユーザーまたはグループに付与します。GRANT(アクセス権)ステートメントで付与できるアクセス権は、All、Insert、Delete、Alter、Select、Update、および References です。
GRANT CREATETAB TO
テーブルを作成するためのアクセス権をユーザーまたはグループに付与します。
REVOKE(アクセス権)
アクセス権をユーザーまたはグループから取り消します。
REVOKE CREATETAB FROM
テーブルを作成するためのアクセス権をユーザーまたはグループから取り消します。


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