Status Codes and Messages (v11)

1000 ~ 1999

Windows および DOS ワークステーション用の MicroKernel ステータス コード

ワークステーションの MicroKernel エンジンは Windows および DOS 環境で以下のようなステータス コードを返します。

1001:ロック パラメーターが範囲外です。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

ロック数]オプションに指定された値が範囲外だった場合は、v6.x の MicroKernel からこのステータス コードが返されます。[複数ロック]オプションに指定された値が範囲外だった場合は、v6.0 より前の MicroKernel からこのステータス コードが返されます。

1002:メモリ割り当てエラーが発生しました。

ワークステーションには、必要なプログラムすべてをロードできるだけの十分なメモリを確保してください。ワークグループ版の MicroKernel またはクライアント リクエスターの場合、コンベンショナル メモリ、拡張メモリ、あるいはその両方に適用されるメモリが不足します。

1003:不正なメモリ サイズ パラメーターが指定されました。

キャッシュ割当サイズ]オプションの値が不正な場合は、このステータス コードが返されます。

キャッシュ割当サイズを調整するには

  1. Pervasive PSQL Control Center を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の Windows での PCC の起動を参照してください)。
  2. エンジン]ノードを展開し、目的のエンジン名を探します。
  3. エンジン名を右クリックして[プロパティー]を選択します。
  4. パフォーマンス チューニング]をクリックします。
  5. 右側のフレーム内で、[キャッシュ割当サイズ]にキャッシュに割り当てるメモリ量を入力して、値を調整します。『Advanced Operations Guide』のキャッシュ割当サイズを参照してください。
  6. 新しい設定を有効にするためエンジンを再起動します。

1006:プリイメージ バッファー パラメーターが範囲外です。

Pervasive.SQL 2000i 以降のバージョンでは[拡張オペレーション バッファー サイズ]オプションは使用されていません。このリソースは MicroKernel が動的に管理します。

拡張オペレーション バッファー サイズ]設定オプションに指定できるのは 0 から 64,000 までの値です。

プリイメージ バッファー サイズ設定オプションに指定できるのは 1 から 64 までの値です。プリイメージ ファイルは v6.0 より前の MicroKernel で使用されていました。その後の MicroKernel では、[6.x より前の形式でファイルを作成]設定オプションを[Yes]にしてロードされた場合に使用されてきました。MicroKernel v7.8 以降では無効です。

1007:ファイル パラメーターが範囲外です。

Pervasive.SQL 7 以降のバージョンでは[オープン ファイル数]設定オプションは使用されていません。このリソースは MicroKernel が動的に管理します。

v6.0 より前のエンジンの場合、[オープン ファイル数]設定オプションに指定できるのは 1 から 250 までの値です。v6.0 以降のエンジンでこの値の有効な範囲については、そのバージョンのドキュメントを参照してください。

1008:初期化パラメーターが不正です。

指定された設定オプションの値が不正または識別できません。

1009:トランザクション ファイル名パラメーターが不正です。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

トランザクション ファイル名]設定オプションに指定したファイル名が不正です。正しいトランザクション ファイル名にしてください。

1010:トランザクション制御ファイルにアクセス中、エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

MicroKernel は BTRIEVE.TRN や MicroKernel.TRN の作成、またこれらのファイルに対するオープン、読み込み、書き込みを行うことができません。BTI.INI ファイルにある TRNFILE 設定を C:¥ に設定してください。

1011:圧縮バッファー パラメーターが範囲外です。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

圧縮バッファー サイズ]オプションに設定されている値が有効範囲内であること確認してください。ターゲット サーバーの設定を確認してください。有効な範囲については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

1012:/n: オプションが不正です。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

トランザクション内の最大ファイル数設定オプションの値が不正です。有効な値は 0 から 18 で、デフォルトは 12 です。

1013:タスク リストがいっぱいです。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

Windows 環境で、タスク エントリ テーブルがいっぱいになるとこのステータス コードが返されます。Setup ユーティリティを使用してこの[タスク数]オプションの値を変更することができます。

DOS 環境では、アプリケーションで BTRVID 呼び出しがあったときに、BREQNT リクエスターが /t パラメーターなしで使用された場合、このステータス コードが返されます。/t パラメーターには 0 以外の値を使ってリクエスターを再ロードしてください。DOS リクエスター パラメーターの詳細については、『Getting Started with Pervasive PSQL』を参照してください。

1015:MicroKernel に渡されたポインター パラメーターのいずれかが不正です。

MicroKernel に渡されたポインター パラメーターのいずれかが不正です。MicroKernel が無効なポインターに対するチェックを行うのは、初期化ファイル内の [BTRIEVE] ヘッダーで CHKPARMS=YES という行を指定した場合のみです。それ以外の場合、MicroKernel ではポインターのチェックを行わないので、このステータス コードが返されることはありません。

1016:MicroKernel は既に初期化されています。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

既に初期化されている MicroKernel を初期化しようとしました。MicroKernel を再度初期化する場合は、初期化関数を呼び出す前に BTRV インターフェイスを使用して、全ファイルを閉じ、全トランザクションを終了/停止し、Btrieve オペレーション 25 を実行してください。

1017:Btrieve リクエスターがリソース ファイル WBTRVRES.DLL を見つけられません。

WBTRCALL.DLL は、リソース ファイル WBTRVRES.DLL を見つけることができなかったときにこのステータス コードを返します。WBTRVRES.DLL ファイルは WBTRCALL.DLL ファイルと同じディレクトリに置くようにしてください。

1018:アプリケーションが Btrieve コールバック関数から MicroKernel を呼び出そうとしました。

Windows MicroKernel では Btrieve コールバック関数から MicroKernel を呼び出すようなタスクを実行することはできません。Btrieve for Windows でのみコールバック関数を使用することが可能です。

1019:アプリケーションの Btrieve コールバック関数の要求で、MicroKernel が現在の Btrieve オペレーションをキャンセルしました。

アプリケーションの MicroKernel コールバック関数でゼロ以外の値が返されました。これはそのアプリケーションが現在のオペレーションを直ちに終了することを示しています。MicroKernel はこのようなキャンセル要求を受け取ると、現在実行中のオペレーションの終了を試み、そのオペレーション実行中のコールバック関数の呼び出しを中止しようとします。MicroKernel はオペレーションをキャンセルすることができないかもしれません。しかし、オペレーションのキャンセルに成功した場合 MicroKernel はこのステータス コードを返します。

1020:Btrieve リクエスター インターフェイスの通信エラーです。

MicroKernel ローダーおよびリクエスター インターフェイスが MicroKernel にメッセージを送信することができなかった場合、このステータス コードが返されます。これは、Ctrl+Alt+Delete キーを使用して Windows をシャットダウンした、または MicroKernel を終了した場合に発生します。これは、単に情報を通知するステータス コードです。特に何らかの対処を行う必要はありません。アプリケーションはシャットダウン処理を続行します。このステータス コードは、Windows によるメッセージ処理を妨げるようなアプリケーションの実行時にも返されます。

1021:MicroKernel が初期化に失敗しました。

コンソール メッセージあるいはエラー ログで示された問題を解決してから、初期化を再試行してください。

1022:MicroKernel がシャットダウンされています。

MicroKernel がシャットダウンされているため、この操作を完了することができません。この問題を解決するには、エンジンが完全にシャットダウンされてから再起動してください。


1 ~ 199

2000 ~ 2099