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DDF Builder ではグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)が利用できます。この GUI には、オブジェクトの表示や作業に使用するさまざまなエディター、ビューおよびウィザードがあります。
編集中のオブジェクトは、エディター上部にタブによって示されます。タブにはオブジェクトの名前が表示されます。エディター内で変更したデータは明示的に保存する必要があります。
ビューは、一度に 1 つのみ開くことができます。ビュー内で実行された操作は直ちに適用されます。明示的に保存する必要はありません。
ウィザードでは 1 つまたは複数のダイアログによって特定の結果を得るための作業手順を導きます。
以下の表に DDF Builder で提供されるエディター、ビューおよびウィザードを示します。
GUI コンポーネント
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エディター
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ビュー
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ウィザード
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説明
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データ ソース エクスプローラー
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Btrieve ファイル エディター
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テーブル定義エディター
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SQL Editor
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『Pervasive PSQL User's Guide』のSQL Editor の章1
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グリッド ウィンドウ ビュー
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『Pervasive PSQL User's Guide』のグリッドウィンドウ ビューセクション1
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テキスト ウィンドウ ビュー
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『Pervasive PSQL User's Guide』のテキスト ウィンドウ ビューセクション1
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アウトライン
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『Pervasive PSQL User's Guide』のアウトライン ウィンドウ ビューセクション1
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データベースの追加
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テーブルの一貫性のチェック(データベースの確認およびテーブルの確認)
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SQL 定義のコピー
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Btrieve スキーマのエクスポート
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Btrieve スキーマのインポート
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関連するデータファイルの変更
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Btrieve 型
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定義エラー
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元の定義
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1DDF Builder と PCC では同じコンポーネントを共有しています。このため、共有するエディター、ビューおよびウィザードについてはほかの Pervasive PSQL マニュアルで説明しており、この『DDF Builder User's Guide 』では説明していません。
2データベース チェックやテーブルの一貫性チェック アクションはデータ ソース エクスプローラーで選択を行うことを除けば、ダイアログではなくウィザードのようなものです。ただし、一貫性のチェックの結果はビューのような様式で表示されます。
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DDF Builder の起動時には[ようこそ]ページが表示されます。このページから迅速にさまざまな情報へアクセスしたり、共通のタスクを実行することができます。
このページから実行できる共通のタスクはサーバーの新規作成やデータベースの新規作成です。
また、このページからはさまざまな情報も得ることができます。各種情報に素早くアクセスできるリンクもいくつかあります。[ようこそ]ページで提供される情報は、以下のとおりです。
DDF Builder の[ようこそ]ページは、一度閉じてしまってもいつでも開くことができます。DDF Builder のメニュー バーで[ヘルプ| ようこそ]をクリックすると[ようこそ]ページが表示されます。
DDF Builder では データ ソース エクスプローラーと呼ばれるオブジェクト ツリー形式のファイル エクスプローラーを使用します。オブジェクトには、データベース、データ パス、Btrieve ファイルおよび SQL テーブルなどがあります。ツリー オブジェクトはノードと呼ばれます。
ノードは展開したり折りたたんだりして、下位ノードの表示/非表示を切り替えることができます。ノードに下位ノードがある場合は、そのノードの左側に展開/折りたたみ用アイコンが表示されます。
Btrieve ファイル エディターでは新しい Btrieve ファイル用のファイル仕様およびキー仕様を作成します。DDF は新しい Btrieve ファイルに対して自動的に作成されません。DDF が必要な場合は別途追加する必要があります(SQL テーブルを参照)。
ヒント
Btrieve ファイルおよびその DDF を作成するには、Pervasive PSQL Control Center の SQL Editor を使用します。
データ ソース エクスプローラーで、[データ パス]ノードの直下にある作業対象のデータ パス ノードを右クリックし、[Btrieve ファイルの作成]をクリックします。
Btrieve ファイルは物理ストレージに置く必要があります。これは Btrieve ファイル エディターがデータ パスから起動されるからです。
Btrieve ファイル エディターには、ファイルの特性を指定するタブとキーの特性を指定するタブがあります。各タブにある[適用]ボタンをクリックすると、そのタブで指定した仕様が保存されます。[ファイル|保管]をクリックすると両方のタブで行った変更を一括保存します。
Btrieve ファイルを作成するためには、少なくともファイル名とレコード長を指定する必要があります。これは[ファイル スペック]タブで指定します。
必要な知識でも述べているように、このマニュアルは、トランザクショナル アクセス方法とリレーショナルの概念について十分に理解していることを前提として説明しています。このセクションでは Btrieve ファイル エディターのタブにあるコントロールについては説明しません。Btrieve ファイルについてさらに理解を深める必要がある場合は、次の表で提供する関連ドキュメントを参照してください。
一度に作成できる Btrieve ファイルは 1 つだけです。[キー スペック]タブで、セグメント キーのセグメントを追加または変更したら[適用]をクリックします。これにより、各セグメントへの変更が保存され、次のセグメントを新たに作成または編集することができます。
テーブル定義エディターでは SQL メタデータ用のスキーマを新規作成したり既存のスキーマを変更します。テーブル定義エディターの概念は Pervasive PSQL Control Center(PCC)の Table Editor と同様であることに注意してください。『Pervasive PSQL User's Guide』の「Table Editor」の章を参照してください。
データ ソース エクスプローラーで以下の操作のいずれかを実行します。
テーブル定義エディターは、Pervasive PSQL Control Center(PCC)の Table Editor と同様に、タブまたはページを使用してテーブル定義情報のさまざまなビューを表示します。読み取り専用の情報ページもあれば、テーブル定義を作成したり編集したりする作業領域を持つページもあります。
列が Btrieve ファイルのキーとして使用されている場合、その列のサイズ、オフセットおよびデータ型を変更することはできません。DDF Builder は既存の Btrieve ファイルのレイアウト構造を変更しませんし、また変更を許可していません。
テーブル定義エディターの[テーブル]ページでは、メタデータの未加工データ ビューとグリッド データ ビューという 2 種類の主要なビューを提供します。これら 2 種類のビューはそれぞれ Btrieve ファイルおよび SQL テーブルにおけるテーブル定義情報を表示します。
[テーブル]ページはテーブル定義エディターの下部にある[テーブル]タブをクリックして開きます。
未加工データ ビューではデータ レコードの 16 進値と ASCII 値を同時に表示します。また、このビューではレコード長のほか、オフセットや選択したバイト数も表示します。このオフセットやサイズの値は、ビュー内で選択したバイト位置やバイト数に応じて変わります。
未加工データ ビューの上部にはフィールド、列、ヌルおよび不明であることを示すインジケーターが表示されます。フィールド インジケーターは、レコード内で各フィールドの開始位置を示します。ヌル インジケーターはヌル インジケーター バイトが置かれる場所を示します。不明なフィールドやバイトも未加工データ ビューで示されます。
次に未加工データ ビューで表示される属性を挙げます。
グリッド データ ビューでは、表のようなグリッドにフィールドのスキーマ構造を表示します。各フィールドはグリッド上で行として表されます。各行には各フィールドの属性を示すセルが含まれます。
次にグリッド データ ビューで表示される属性を挙げます。
グリッド データ ビューでセルを選択すると、未加工データ ビューではそのセルのフィールドに該当するバイト部分が示されます。同様に、未加工データ ビューで任意のバイト部分を選択すると、グリッド データ ビューではそれに該当するフィールド行が選択されます。
1 つのフィールドの定義範囲を越えて次のフィールド定義まで選択しようとすると、エラー メッセージが表示され、グリッド データ ビューではその両方の行が選択されます。エラー メッセージと警告メッセージは共に未加工データ ビューで表示されます。
[インデックス]ページの内容は、SQL インデックス名を除き読み取り専用です。このページで、インデックスの構造を変更することはできません。インデックスの追加や SQL テーブルへの変更は Pervasive PSQL Control Center で行う必要があります。『Pervasive PSQL User's Guide』の「Table Editor」の章を参照してください。
[インデックス]ページはテーブル定義エディターの下部にある[インデックス]タブをクリックして開きます。
[テーブル]ページで、インデックスとして指定されているフィールド名を変更すると、その変更はすぐに[インデックス]ページにも反映されます。
[インデックス]ページでは SQL インデックス名のみが変更できます。
オルタネート コレーティング シーケンス(ACS)ファイルを使用する Btrieve ファイルで作業する場合、その ACS ファイルは作業対象の Btrieve ファイルと同じディレクトリにあり、拡張子は .ALT(UPPER.ALT
など)である必要があります。
[プレビュー]ページは、ファイルのデータを読みやすいレイアウトで表示します。
[プレビュー]ページはテーブル定義エディターの下部にある[プレビュー]タブをクリックして開きます。
ページの下部中央にあるボタンを使用するとデータ レコード間を移動できます。このボタンの右側にはファイルの位置が表示されます。ファイル位置は、総レコード数のうち表示されているレコード範囲を示します。たとえば、"100-199/1314" と表示されている場合、総レコード数 1,314 件のうち、100 番目から 199 番目までのレコードが表示されていることを示します。
[テーブル]ページで列定義を変更すると、その変更はすぐに[プレビュー]ページにも反映されます。
このページの情報は読み取り専用で、変更できません。
[統計情報]ページには Btrieve ファイルのファイル仕様とキーの仕様が表示されます。この情報は読み取り専用で、このビュー内では変更できません。
[統計情報]ページはテーブル定義エディターの下部にある[統計情報]タブをクリックして開きます。
統計情報は、Btrieve ファイルの構造上の特性を見るための便利な手段です。これは、ファイルのスキーマをエクスポートしようと考えているがファイルやキーの仕様がよくわからないときには大いに役立ちます。
Btrieve スキーマのエクスポートも参照してください。
メモ
統計情報は、単に物理的な Btrieve ファイルの情報を基にしています。メタデータの情報を示すわけではありません。
[SQL ビュー]ページでは、現在のテーブル定義を作成するために必要なSQL(構造化問い合わせ言語)ステートメントの内容を表示します。
[SQL ビュー]ページはテーブル定義エディターの下部にある[SQL ビュー]タブをクリックして開きます。
DDF Builder で作成される SQL ステートメントに基づいて新しいスキーマを作成するために、ここで作成されている大部分の SQL ステートメントをコピーして Pervasive PSQL Control Center で再利用することができます。Pervasive PSQL Control Center で使用する SQL ステートメントは将来使用するため保存しておくこともできます。
ここで作成される SQL ステートメントはコピーして再利用することができますが、保存はされません。また、現在 DDF Builder で提供されている SQL ステートメントを自動的に保存する手段もありません。SQL ステートメントを保存するには、このウィンドウからそのステートメントをコピーしてテキスト エディターに貼り付けて保存する必要があります。
注意
Pervasive 辞書システム オブジェクトへの参照が含まれるステートメントは再利用しないでください。これらのオブジェクトは X$<テーブル名> という書式で簡単に特定され、所有者から再利用を禁止するコメントが記述されています。
これはデータベースを新規作成します。このダイアログは Pervasive PSQL Control Center(PCC)と共有になっています。『Pervasive PSQL User's Guide』のデータベースおよびデータベースの新規作成 GUI リファレンスを参照してください。
DDF Builder ではテーブルの一貫性をチェックするアクションを提供します。一貫性のチェックでは一連の検証ルールを使用して、物理データ ファイルとそのメタデータ(テーブルとデータ辞書ファイル)とを比較対照します。
一貫性のチェックでは以下のような条件を検証します。
一貫性のチェックは、一度にすべてのテーブルを対象に行ったり、テーブルを個別に選択して行うこともできます。このチェックでは、オブジェクトによる検証メッセージ、エラーおよび警告のカウントを報告します。オブジェクトとはデータベース、テーブルまたはデータ辞書ファイル(DDF)です。
検証メッセージは "正常終了" という見出しによって分類されます。これらは一貫性をパスしたチェックについてリストアップされるためです。エラーは "エラー" という見出しによって分類され、警告は "警告" という見出しによって分類されます。
エラー メッセージがある場合は必ず表示されます。オブジェクトにエラーと警告の両方がある場合、警告は "エラー" グループにもリストされます。
検証メッセージや警告は、任意で表示したり非表示にしたりすることができます。
結果ビューのアイコンによってメッセージのさまざまなタイプが識別されます。
エラーはテーブル定義における問題を示すもので、多くの場合、データ ファイルがアクセスされたときにエラーや不正なデータが返される原因になります。たとえば、DDF に定義されているインデックスがデータ ファイルにはないとエラーになります。そのようなインデックスは実際にはデータ ファイルにないため、エンジンがその特定のインデックスで最適化するような SQL クエリではエラーが発生します。
警告は起こり得る問題を暗示するものですが、その問題がエラーを引き起こすとは限りません。たとえば、あるインデックスがデータ ファイルに定義されているが、対応する DDF エントリがない場合は警告になります。SQL アクセスはインデックスについて知らないので、それを使用しようとはしません。そのため時間のかかるクエリになるかもしれませんが、このクエリは最終的には正しい結果を返します。
データ ソース エクスプローラーで、データベース名を右クリックして[データベースの確認]をクリックするか、[データ パス]または[SQL テーブル]ノードの下にある SQL テーブル名を右クリックして[テーブルの確認]をクリックします(Shift キーまたは Ctrl キーを押したまま対象のテーブル名をクリックすると、複数のテーブルを選択することができます)。
DBCheck ペインは移動可能で DDF Builder ウィンドウ内のどこにでも移動できます。このペインは最小化および最大化することができます。
さらに、このペインでは一貫性チェックの結果をテキストファイルに保存したり、検証チェックのメッセージや警告をフィルター(非表示)できるアイコンを提供します。
エラー メッセージ上でクリックするとヒントが表示されます。このヒントではメッセージに関するコメントを提供し、場合によっては修正アクションが提案されることもあります。DBCheck の結果をファイルに保存する場合は、このヒントもそのファイルに書き込まれます。
SQL 定義のコピー ウィザードでは、既存のスキーマ、あるいはソース、SQL テーブルに基づいて新たに SQL テーブルを作成します。また、このウィザードでは新しい SQL テーブルが関連付けられる Btrieve ファイルも作成されます。
データ ソース エクスプローラーで SQL ファイル名を右クリックし、[SQL 定義のコピー]をクリックします。
ソース テーブルにデータが含まれていても、ウィザードは新たに作成されるテーブルにそのデータを含めません。新たに作成されたテーブルにデータを含めたい場合は、ソース テーブルからデータをエクスポートし、その新しいテーブルにインポートすることができます。『Pervasive PSQL User's Guide』のデータ インポート ウィザードを使ったデータのインポートおよびデータ エクスポート ウィザードを使ったデータのエクスポートを参照してください。
このウィザードでは以下の項目について指定が必要です。
Btrieve スキーマのエクスポート ウィザードでは、ソースとなる Btrieve ファイルのスキーマの仕様を定める XML ファイルを作成します。その XML ファイルを使用することによって、既存の Btrieve ファイルの構造に基づいた Btrieve ファイルを新たに作成することができます。Btrieve スキーマのインポートを参照してください。
ソース ファイルのデータはエクスポートされません。データをエクスポートする場合は、『Pervasive PSQL User's Guide』のデータ エクスポート ウィザードを使ったデータのエクスポートを参照してください。
データ ソース エクスプローラーで、[データ パス]ノードの下位にある Btrieve ファイル名を右クリックし、[Btrieve スキーマのエクスポート]をクリックします。
デフォルトで、このウィザードではエクスポートされる XML ファイル名にソース ファイル名を使用します。この XML 出力ファイルは xml というファイル拡張子が付けられ、ソース ファイルと同じディレクトリに置かれます。XML 出力ファイルの名前と保存場所は変更することもできます。
また、エクスポートする前に XML の内容をプレビューすることもできます。
Btrieve スキーマのインポート ウィザードでは、別の Btrieve ファイルの構造を基にして Btrieve ファイルを作成します。この構造は XML フォーマットによるソース ファイルのスキーマである必要があります。
ソース ファイルのデータはインポートされません。データをインポートする場合は、『Pervasive PSQL User's Guide』のデータ インポート ウィザードを使ったデータのインポートを参照してください。
データ ソース エクスプローラーで、[データ パス]ノードの直下にある作業対象のデータ パス ノードを右クリックし、[Btrieve スキーマのインポート]をクリックします。
Btrieve ファイルは物理ストレージに置く必要があります。これはこのウィザードがデータ パスから起動されるからです。
このウィザードは、既知のデータ パスのコンテキストから起動するため、ターゲット ファイルのパスを指定する必要はありません。ファイル名を指定するだけです。ファイル名の長さは 255 文字以下で指定してください。[スペースを含むファイル/ディレクトリ名]クライアント設定オプションが有効になっていない場合、ファイル名にスペースを含めることはできません。デフォルトでこのオプションは有効になっています。『Advanced Operations Guide』の「設定リファレンス」の章で「埋め込みスペースを含むファイル名」セクションを参照してください。
データ パスは、データ ソース エクスプローラーで[データ パスの追加]コマンドを使用して追加します。データ パスとは、Btrieve ファイルが存在する物理ストレージ上の場所を指します。各 Pervasive PSQL データベースには識別されるデータ パスが最低 1 つあります。
Btrieve ファイル用に作成される DDF は、そのデータベース用の元のデータ パスに置かれます。これはそのデータベース全体の SQL テーブルがすべて同じ DDF のセットに定義されるためです。
データ ソース エクスプローラーで、[データ パス]ノードを右クリックし、[データ パスの追加]をクリックします。
既存のディレクトリは、空の場合と既にファイルが含まれている場合があります。
[削除]コマンドを使用すると、データ ソース エクスプローラーからデータ パスが削除されます(削除対象のデータ パスまたはデータベース名を右クリックし、[削除]をクリックします)。ディレクトリは物理ストレージから削除されません。
DDF Builder では、選択したテーブル定義(SQL テーブル)に関連付けられるデータ ファイルを変更することができます。
データ ソース エクスプローラーで、関連付けされているデータ ファイルを変更する SQL テーブルを右クリックし、[関連するデータファイルの変更]をクリックします。関連付けるデータ ファイルの完全なパス名を入力するか、参照して選択します。
特定の SQL テーブルに関連付けられているデータ ファイルを変更する場合、ファイル名を入力するか、[参照]ボタンを使用してファイルの場所を参照し選択します。
DDF Builder では、Btrieve データ型とサイズ、およびそれに対応する SQL データ型を表示する単独のビュー(Btrieve ビュー)を提供しています。
この Btrieve 型ビューはデータの分析に使用することができます。未加工データ ビューで任意のバイトを選択すると、Btrieve 型ビューではそのサイズに対応可能なデータ型でデータがどのように見えるかを表示します。テーブル定義エディターで特定の列を選択した場合にも、Btrieve 型ビューでは書式設定されたデータのプレビューを表示します。
[Btrieve 型]タブは DDF Builder ウィンドウの左側のペインのデータ ソース エクスプローラーで[データ ソース]タブの隣にあります。[Btrieve 型]タブをクリックすると、Btrieve 型ビューが表示されます。
Btrieve 型ビューのペインは移動可能で DDF Builder ウィンドウ内のどこにでも移動できます。Btrieve 型ビューのペインを移動してデータ型とサイズの不一致が見やすいよう適当な位置に置くことができます。
[プレビュー]列も提供され、選択したデータがその特定のデータ型に対してどのように表示されるかを示します。また、この列ごとのプレビューはデータ型のサイズを決定する場合にも利用できます。Btrieve 型ビューでデータを比較したりプレビューすることは、不正なデータ型やサイズの問題を解決しようとする際に大いに役立ちます。
DDF Builder では、既存のテーブル定義で問題を検出して変更するときは自動的に定義エラー ビューが表示されます。この定義エラー ビューは閉じることができます。また、後でエラーを再調査するために再びこのビューを開くこともできます。
DDF Builder のメニュー バーで[ウィンドウ|定義エラーの表示]をクリックします。
定義エラー ビューに挙げられているエラーには DDF Builder で解決される問題に関する具体的な情報が含まれています。元のテーブル定義も読み取り専用モードで元の定義ビューに提供されます。このビューは、更新されたテーブル定義と比較しやすいよう移動することができます。
次の表では、DDF Builder が既存の定義で検出する可能性のあるテーブル定義エラーを示します。発生したエラーの一般的な説明と、それを受けて DDF Builder がどのようにテーブル定義を修正するかについても示します。
DDF Builder が問題を検出して既存のテーブル定義を変更する場合、その変更を保存するまでは元のテーブル定義が保持されます。ユーザーが既存のテーブルに変更を加える場合も、その変更を保存するまでは元の定義が保持されます。変更が保存されるまでは、元の定義ビューで元のテーブル定義をいつでも見ることができます。
DDF Builder のメニュー バーで[ウィンドウ|元の定義の表示]をクリックします。
元のテーブル定義は読み取り専用モードでこのビューに提供されます。このビューは、更新されたテーブル定義と比較しやすいよう移動することができます。
変更した定義または元の定義のどちらかを別名で保存すれば、元のテーブル定義をずっと保持することができます。これを行うには、[ファイル|別名保管]をクリックして別の名前を入力します。
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