Getting Started with Pervasive PSQL (v11)

Pervasive PSQL エンジンについて

このセクションでは、Pervasive PSQL のサーバー エンジンとワークグループ エンジンについて基本的な情報を説明します。Pervasive PSQL のアーキテクチャについては、『Advanced Operations Guide』の Pervasive コンポーネントのアーキテクチャについてを参照してください。

Pervasive PSQL サーバー

この Pervasive PSQL サーバー データベース エンジンは、要件を満たすハードウェアにインストールした場合、多数の同時ネットワーク ユーザーをサポートするよう設計されています。信頼性やパフォーマンスが重要な Web、企業、部門およびその他のクライアント/サーバーや Web ベースのアプリケーションをサポートする機能があります。

Pervasive PSQL サーバー エンジンは、ご購入されたユーザー ライセンス数に応じて、ユーザー数が 6、10、20、50、100、250、500 または 無制限のライセンス単位でインストールされます。サーバー エンジンは、追加ライセンスを購入することによって何百もの同時ユーザーに拡張できます。

Pervasive PSQL ワークグループ

Pervasive PSQL ワークグループ データベース エンジンはシングル ユーザーや小規模のワークグループ インストールをサポートするように設計されています。

Pervasive PSQL ワークグループではサーバー エンジンと同じレベルの信頼性や機能を提供します。中規模、大規模環境におけるネットワーク化およびパフォーマンスに違いがあるだけです。

Pervasive PSQL ワークグループでは、リモート サーバー上のデータへのアクセスを柔軟に行うことができ、小規模のネットワークにおけるさまざまな設定が可能です。データベース エンジンがないリモート ファイル システム上にデータ ファイルがある場合、Pervasive PSQL ワークグループを構成することによって、特定のエンジンを常にリモート データのアクセスに使用するよう設定することができます。あるいはそのデータ ファイルに最初にアクセスするエンジンがデータへのリクエストがなくなるまでそれらのファイルを「供給」するよう設定することもできます。この場合、リクエストの終了後に再度そのファイルにアクセスした最初のエンジンが、リクエストがある間そのファイルを所有します。

1 つの Pervasive PSQL エンジンを複数のマシンにインストールすることはできません。ユーザー カウント ライセンスとは、Pervasive PSQL エンジンをインストールできるマシンの台数ではなく、そのエンジンへ接続可能なクライアント数を指します。ワークグループ環境では、Pervasive PSQL データにアクセスするすべてのマシンにそれぞれワークグループ エンジンをインストールする必要があります。

エンジンの機能の比較

どちらの Pervasive データベース エンジンも、同一の強力な機能のセットを備え、プログラミング インターフェイスで完全に機能するようサポートします。次の表では、本製品の 2 つのパッケージの主な違いを示します。

表 1 サーバー版とワークグループ版の機能の比較
機能
サーバー
ワークグループ
Btrieve、ODBC、OLE DB、Java、JDBC、PDAC および ActiveX インターフェイスのサポート

リレーショナル機能の完全なサポート(オンライン バックアップ、セキュリティ、参照整合性、管理ツールなど)

すべてのプラットフォームおよびエンジンのバージョンにわたるバイナリ互換データ ファイル

簡単なプラグ アンド プレイ アップグレード、エンジンの変更によるアプリケーション変更の必要なし

オンライン ドキュメントの付属

データベース エンジンがインストールされていないファイル サーバー上のデータ アクセス
 

リモート ODBC クライアント接続のサポート

リモート データにアクセスする可能性のあるすべてのコンピューター上でのワークグループ エンジンの必要性
適用外

Windows 上でのエンジンの起動

Linux 上でのエンジンの起動

 
小規模グループ用のマルチ ユーザー

数千ユーザーへの拡張

 
エクストラネット ライセンスの使用

 
オペレーティング システムのセキュリティの実行

 


Pervasive PSQL リレーショナル インターフェイス

Pervasive PSQL SDK