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Status Codes and Messages (v11) |
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3100 ~ 3199
ネットワーク サービス レイヤーのステータス コード
Pervasive ネットワーク サービス レイヤー(PNSL)では以下のステータス コードが生成されます。
3103:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーでサーバー名が見つかりませんでした。
ターゲット サーバー名の検索時に、NDS、バインダリ、名前付きパイプ、および DNS を検索した後、アドレスを解決できませんでした。考えられる原因は次のとおりです。
- サーバーとクライアントとの間で使用できる共通の通信プロトコルがありません。クライアントとサーバーについて、[通信プロトコル]オプションの[サポート プロトコル]設定を確認してください。サーバーとリクエスターとの間に共通のプロトコル(SPX または TCP/IP)があるか確認してください。
- Windows 32 ビット プラットフォームの場合
- MicroKernel エンジンが実行されていません。
- サーバーのみの場合:名前付きパイプは、このオペレーティング システムでサーバー名の解決に使用されます。オペレーティング システム レベルのネットワークがターゲットの名前付きパイプを見つけられませんでした。
3104:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーでアクセス権のエラーが発生しました。
Windows NT プラットフォームのみ:ターゲットの名前付きパイプにアクセスする権限は拒否されました。このステータス コードを受け取った場合は、次のように対処します。
- プロセス間通信メカニズムにアクセスできるか確認してください。
- 2 つのシステムで同じユーザー名を使用している場合は、パスワードが同一であるか確認してください。
3105:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーで利用可能な転送プロトコルがありません。
ターゲット サーバー エンジンとクライアントの両方で使用できる共通の転送プロトコルがありません。たとえば、サーバー エンジンが TCP/IP しか使用できない場合にクライアントが SPX を使用していると、このステータス コードが返されます。クライアントとサーバーについて、[通信プロトコル]オプションの[サポート プロトコル]設定を確認してください。通信プロトコルの詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。
3106:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーで接続エラーが発生しました。
Pervasive ネットワーク サービス レイヤーは、クライアント側ではトランスポート接続を確立できましたが、ターゲット側で接続に失敗しました。考えられる原因は次のとおりです。
- MicroKernel がサーバー上で起動していません。
- ネットワークの負荷が大きくなっています。
- 接続パスが無効です。
- 同じサーバーにマップしたドライブが複数あります。
- Windows 32 ビット サーバー上のサーバー エンジンにアクセスしようとしていますが、サーバー エンジンの[リモート リクエストの受付]設定がオフになっています。この設定をオンにする必要があります。『Advanced Operations Guide』の PCC でローカル クライアントの設定にアクセスするにはを参照してください。プロパティ ツリーで[アクセス]カテゴリをクリックします。
このステータス コードを受け取った場合、詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。
3107:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーでメモリ不足になりました。
メモリ不足のため、Pervasive ネットワーク サービス レイヤーを続行できません。メモリが不足していないか確認してください。
3108:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーが不正なセッションを検出しました。
アプリケーションは、Pervasive ネットワーク サービス レイヤーで認識されなかったネットワーク セッションを使用しようとしました。エラーが続く場合は、弊社テクニカル サポートまでお問い合わせください。
3110:ネットワーク レイヤーが接続されていません。
アプリケーションは、アクティブではないネットワーク接続を使用しようとしました。この問題は、Pervasive ネットワーク サービス レイヤーを含むセッションが有効でも、そのセッションがネットワークから既に削除されている場合に発生します。アプリケーションを停止し、再起動してください。
3111:ターゲット サーバーへの送信中にエラーが発生しました。
Pervasive ネットワーク サービス レイヤーは、ターゲット サーバーにアプリケーションからのリクエストを送信しようとしましたが、ターゲット サーバー側でネットワーク固有のエラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。
メモ
AutoReconnect で問題がある場合、さらにステータス コード 3131 が発行されます。
3112:ターゲット サーバーからの受信中にエラーが発生しました。
Pervasive ネットワーク サービス レイヤーは、ターゲット サーバーからデータを受信しようとしましたが、ターゲット サーバー側でネットワーク固有のエラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。
メモ
AutoReconnect で問題がある場合、さらにステータス コード 3131 が発行されます。
3114:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーのルーティング テーブルがいっぱいです。
Pervasive ネットワーク サービス レイヤーのサーバー ルーティング テーブルがいっぱいです。このテーブルは、通常、必要に応じて動的に拡張されます。メモリが不足していないか確認してください。
3115:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーで転送エラーが発生しました。
クライアント側でローカル転送のエンドポイントを作成中に、Pervasive ネットワーク サービス レイヤーでソケット エラーが発生しました。詳細については、Pervasive イベント ログ(PVSW.LOG)を参照してください。
3119:使用可能な認証コンテキストがありません。
NSL は、提供されたオブジェクトについて指定されたセッションのアクセス コンテキストを返せませんでした。NSL がコンテキストを取得できなかった理由はいくつかあり、転送のタイプによって異なります。
- NamePipe - NSL は DNS を介してサーバーの特定はできた可能性がありますが、名前付きパイプの呼び出しを行ってクライアントの認証を要求しようとしたときに、名前付きパイプ通信で障害が発生しました。名前付きパイプが、クライアントおよびサーバーのネットワーク用に正しく設定されていることを確認してください。名前付きパイプの設定については、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
- Windows - 保管されているクライアント資格情報を使用してサーバーへの認証を行いますが、保管されている資格情報がなく、[クライアント資格情報の入力要求]設定の値がオフです。
- この問題を解決するには、設定プロパティを使用して[クライアント資格情報の入力要求]設定の値をオンに変更するか、あるいは
pvnetpass
ユーティリティを使ってサーバーに対する有効なクライアント資格情報セットを登録します。セキュリティに関する詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。pvnetpass
ユーティリティに関する詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。
- Linux - リモート サーバーのデータへアクセスするためのユーザー名とパスワードを設定する必要があります。この問題を解決するには、
pvnetpass
ユーティリティを使用して、特定のサーバーに対するユーザー名とパスワードを指定するか、そのサーバーのデフォルトのユーザー名とパスワードを作成してください。セキュリティに関する詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。pvnetpass
ユーティリティに関する詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。
3124:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーのタスク テーブルがいっぱいです。
ネットワーク サービス レイヤーの各ユーザーについて、タスク エントリが作成されます。タスクの最大数に既に達している場合(512 で設定不可能)、このエラーが返されます。Pervasive PSQL を使用しているアプリケーションで不要なものを終了してください。
3126:Pervasive ネットワーク サービス レイヤーが、指定されたファイル名を有効なパスに変換できませんでした。
指定したファイル名が有効なファイル形式とパスであるか確認してください。
3131:再接続中に Pervasive ネットワーク サービス レイヤーでエラーが発生しました。
このステータス コードは、AutoReconnect に失敗したことを示します。PVSW.LOG に次のメッセージが書き込まれます。
- "3131:再接続は失敗しました。クライアントおよびサーバーのメッセージ ID の同期がとれていません。"-クライアントおよびサーバーは現在のコンテキストに適合しませんでした。最後のリクエストの整合性が検証できないため、接続は終了されました。
- "3131:再接続は試行されませんでした。AutoReconnect はクライアントでもサーバーでも有効ではありません。"-この場合、クライアントとサーバーのいずれかまたは両方で AutoReconnect が無効になっているか、サーバーのバージョンが AutoReconnect をサポートしていません。再接続は試行されません。
- "3131:再接続の試行がタイムアウトになりました。"-これは、クライアントが AutoReconnect のタイムアウト時間内にサーバーへの新しい接続を取得できなかったことを示します。
- "3131:ネットワーク接続の再確立後に再接続のネゴシエーションに失敗しました。"-クライアントはサーバーへの新しいネットワーク接続に成功しましたが、Pervasive AutoReconnect ネゴシエーション中に通信に失敗したことを示します。
メモ
PVSW.log のエントリ "0:送信/受信障害後の再接続に成功しました。" は、接続に成功したことを示します。
3132:サポートされていない機能です。
このエラーは、Scalable SQL インターフェイスが Pervasive.SQL V8 ネットワーク サービス レイヤー(NSL)と通信しようとするときに返されます。
古い Scalable SQL エンジンと Pervasive.SQL V8 コンポーネントの組み合わせは、一切サポートされていません。このエラーが返された場合は、Scalable SQL(または Pervasive.SQL V7)および、コンポーネントがある場合はそれらすべてを検索し、アンインストールしてください。
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 4000 ~ 4099 |
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