Status Codes and Messages (v11)

1 ~ 199

MicroKernel Database エンジンのステータス コード

このセクションでは、MicroKernel が返すステータス コードについて説明します。

1:オペレーション パラメーターが不正です。

指定されたオペレーションは存在しないか、有効ではありません。

プレリリース版の V8 データベース エンジンに対して一般リリース版の V8 クライアント ソフトウェアを実行していると、このエラーを受け取る場合があります。このような場合には、データベース エンジンをアンインストールし、一般リリース版をインストールする必要があります。

2:アプリケーションで I/O エラーが発生しました。

このステータス コードは、通常ファイルが破損していることを示し、ディスクの読み取りまたは書き込みでエラーが起こります。発生したエラーは次のいずれかです。

3:ファイルが開いていません。

ファイルが開かれていないためオペレーションを実行できません。MicroKernel が何らかのオペレーションを処理する前に、アプリケーションは Open オペレーションを正常に実行しておく必要があります。また、アプリケーションがファイルの無効なポジション ブロックを渡した場合や、ファイルを開くのに使用したクライアント ID 以外のクライアント ID でアプリケーションがポジション ブロックを渡した場合にも、MicroKernel はこのステータス コードを返します。

4:アプリケーションがキー値を見つけられません。

MicroKernel は、指定されたキー値をインデックス パス内で見つけることができません。

5:レコードのキー フィールドに重複するキー値があります。

重複値を許可しないインデックスに対して、重複したキー値を含んだキー フィールドがレコードに存在するため、MicroKernel はこのレコードの追加または更新を行うことができません。また、重複したキー値が既に存在するために、キーの重複が認められないインデックスを作成できない場合にも、MicroKernel はこのステータス コードを返します。

6:キー番号パラメーターが不正です。

キー番号パラメーターに格納されている値は、アクセスしているファイルに対して有効ではありません。キー番号は、そのファイルに対して定義されているキーのうちのいずれか 1 つと一致している必要があります。有効なキー番号は 0 ~ 118 です。

7:キー番号が変更されました。

Get Next、Get Next Extended、Get Previous、または Get Previous Extended オペレーションを実行する前に、キー番号パラメーターが変更されました。MicroKernel は前のキー番号のポジショニング情報を使用するため、これらのオペレーションでは前のオペレーションと同じキー番号パラメーターが必要です。

関連した状況として、アプリケーションが Get オペレーションの直後に Delete または Update オペレーションを実行した場合にも、MicroKernel はこのステータス コードを返します。アプリケーションが、Delete または Update オペレーションで、キー番号の値を直前の Get オペレーションで使用した値から別の値に変更した場合、MicroKernel はレコードの削除または変更を要求どおりに行いますが、少なくともこの時点でこのステータス コードは返しません。ただし、削除または更新の直後に実行した Get Next、Get Next Extended、Get Previous、または Get Previous Extended のいずれかのオペレーションでこのステータス コードを返します。アプリケーションが Delete オペレーションまたは Update オペレーションに渡したものと同じキー値をその Get オペレーションが使用したとしても、このステータス コードは返されます。

連続した Get Next、Get Next Extended、Get Previous、または Get Previous Extended オペレーション(あるいは、前述した Delete または Update オペレーションで)の途中でキー番号を変更する必要がある場合は、Get Position オペレーション、続いて Get Direct/Record オペレーションを使用して、新しいインデックス パスのポジショニングを再度確立します。

8:現在のポジションが不正です。

レコードの更新または削除を行うには、現在の位置を確立する必要があります。Get オペレーションまたは Step オペレーションを実行して現在の位置を確立してください。アプリケーションがファイルに無効なポジション ブロックを渡した場合にも、MicroKernel がこのステータス コードを返します。

9:オペレーションが EOF(end-of-file)を検出しました。

MicroKernel は、次の状況でこのステータス コードを返します。

10:キー フィールドは変更できません。

Update オペレーション中に、変更不可として定義されているキー フィールドをアプリケーションが変更しようとしました。

11:指定されたファイル名が不正です。

MicroKernel は、次の状況でこのステータス コードを返します。

12:MicroKernel は指定されたファイルを見つけられません。

  1. Pervasive PSQL Control Center を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の Windows での PCC の起動を参照してください)。
  2. プラス(+)記号をクリックして、Pervasive PSQL のノードを展開します。
  3. ローカル クライアント]ノードを展開します。
  4. MicroKernel ルーター]を右クリックして[プロパティー]を選択します。要求があった場合はログインします。
  5. プロパティ ツリーで[アプリケーションの特性]をクリックします。
  6. スペースを含むファイル/ディレクトリ名]をオンにします(チェック マークは当該オプションが有効であることを示します)。

13:MicroKernel は拡張ファイルのエクステンション ファイルを開けませんでした。

MicroKernel は、アプリケーションが開こうとしている拡張ファイルのエクステンション ファイルを開くことができませんでした。拡張ファイルは 1 つのベース ファイルと最大 31 個のエクステンション ファイルで構成されます。エクステンション ファイルは、ベース ファイルと同じボリュームおよびディレクトリ内に存在する必要があります。MicroKernel は、エクステンション ファイルの削除、移動、または名前変更を行った場合に、このステータス コードを返します。

14:MicroKernel はプリイメージ ファイルを作成できないか、または開けません。

MicroKernel は、v6.0 より前のデータ ファイルにのみプリイメージ ファイルを使用します。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

15:プリイメージ中にアプリケーションで I/O エラーが発生しました。

MicroKernel は、v6.0 より前のデータ ファイルにのみプリイメージ ファイルを使用します。

16:アプリケーションで拡張エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

MicroKernel で、拡張ファイルのパーティションを作成する前にディレクトリ構造をディスクに書き込んでいる間にエラーが発生しました。MicroKernel がファイルを閉じることができないか、もしくは新しいページはファイルに追加されたが、MicroKernel がそのファイルを閉じて再び開き、ディレクトリ構造を更新することができません。ディスクにハードウェア障害がないか調べてください。

18:ディスクがいっぱいです。

MicroKernel は、次の状況でこのステータス コードを返します。

19:アプリケーションで修復不能なエラーが発生しました。

ファイルの整合性を確実にするには、『Pervasive PSQL User's Guide』の説明に従ってファイルを修復してください。

20:MicroKernel または Btrieve リクエスターが非アクティブです。

21:キー バッファー パラメーターが短すぎます。

キー バッファー パラメーターは、リクエストされたインデックス パスのキー フィールドを収容するのに必要な長さがありません。キー バッファー長が、キー番号パラメーターで定義されているキーの長さと等しいことを確認してください。

22:データ バッファー パラメーターが短すぎます。

23:ポジション ブロック パラメーターの長さが 128 バイトではありません。

このステータス コードは、バージョン 6.0 以降の Btrieve 言語インターフェイスでは使用されていません。

ポジション ブロック パラメーターの長さは、正確に 128 バイトである必要があります。

24:ページ サイズまたはデータ バッファー サイズが不正です。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

25:アプリケーションが指定されたファイルを作成できません。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

1 つの解決策はウィルス対策ソフトウェアを無効にすることです。特定のデータ ファイルのスキャンを省くための、ウィルス対策ソフトウェアの設定の詳細については、サード パーティ ベンダーに問い合わせてください。

26:指定されたキーの数が不正です。

ページ サイズに対して指定されたキーの数が無効です。キー の数は、すべてのファイル バージョンにおいて最大 119 個までです。

キー セグメントの数は、ファイル バージョンによって異なりますが、次の表に示す制限値の範囲内でなければなりません。

ページ サイズ(バイト数)
ファイル バージョンによる最大キー セグメント数
8.x 以前
9.0
9.5
512
  8
  8
切り上げ2
1,024
 23
 23
97
1,536
 24
 24
切り上げ2
2,048
 54
 54
97
2,560
 54
 54
切り上げ2
3,072
 54
 54
切り上げ2
3,584
 54
 54
切り上げ2
4,096
119
119
119 または 2043
8,192
N/A1
119
119 または 4203
16,384
N/A1
N/A1
119 または 4203
1 N/A は「適用外」を意味します。
2 「切り上げ」は、ページ サイズを、ファイル バージョンでサポートされる次のサイズへ切り上げることを意味します。たとえば、512 は 1,024 に切り上げられ、2,560 は 4,096 に切り上げるということです。
3 リレーショナル インターフェイスで使用できるインデックス セグメントの最大数は 119 です。トランザクショナル インターフェイスの場合、最大数は、ページ サイズ 4,096 では 204、ページ サイズ 8,192 および 16,384 では 420 です。

ステータス コード 26 が返される条件

以下の条件は Btrieve Create API オペレーションに対して適用されます。『Btrieve API Guide』の Create(14)を参照してください。このマニュアルは、Pervasive PSQL 開発者用ドキュメントに含まれています。

以下の条件は Btrieve Create Index API オペレーションに対して適用されます。『Btrieve API Guide』の Create Index(31)を参照してください。このマニュアルは、Pervasive PSQL 開発者用ドキュメントに含まれています。

ヌル値を許可する列

ヌル値を許可する列には考慮も必要です。たとえば、ページ サイズが 4096 バイトのデータ ファイルでは、1 ファイル当たりのインデックス セグメント数は 119 に制限されます。真のヌルがサポートされるインデックス付きのヌル値を許可する列には 2 つのセグメントから成るインデックスが必要なため、1 つのテーブルではインデックス付きのヌル値を許可する列(Btrieve ファイルでは、インデックス付きでヌル値を許可する真のヌル フィールド)は 59 個までしか持てません。ページ サイズが小さくなると、この制限も小さくなります。

ファイル バージョンを 7.x 以降に設定し、TRUENULLCREATE をデフォルト値のオンに設定して作成されたファイルはすべて、真のヌルをサポートします。以前のファイル形式で作成されたファイル、あるいは Pervasive.SQL 7 を使用するか TRUENULLCREATE をオフに設定して作成されたファイルは、真のヌルをサポートせず、この制限を受けません。

27:キー ポジションが不正です。

指定されたキー フィールドの位置が 1 未満であるか、またはファイルに定義されたレコード長を超えています。キー ポジションがレコード長の値より大きいか、キー ポジションとキー長の合計値がレコード長を超えているかのいずれかです。

28:レコード長が不正です。

物理レコード長(ファイルの作成時に指定された論理レコード長に、重複キー、予約済みの重複ポインター、可変長レコード ポインターおよびブランク トランケーション情報のオーバーヘッドを加算した長さ)は、ページ サイズから 10 バイト(バージョン 5 ファイル形式でファイルが作成された場合は 8 バイト)を引いた値以下で、かつ 4 バイト以上である必要があります。

キー オンリー ファイルの場合、最大レコード長は 253 バイト(v5.0 ファイルでファイルを作成した場合は 255 バイト)です。

物理レコード長の計算に関する詳細については、『Pervasive PSQL Programmer's Guide』を参照してください。

29:キー長が不正です。

MicroKernel は、Btrieve の Create また Create Index API オペレーションに関して以下の条件の場合にこのステータス コードを返しますCreate(14)および Create Index(31)については、Pervasive PSQL 開発者用ドキュメントに含まれる『Btrieve API Guide』を参照してください。

30:指定されたファイルは MicroKernel ファイルではありません。

このステータス コードは次のいずれかの状況で返されます。

31:ファイルは既に拡張されています。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

アプリケーションは既に拡張されているファイルを拡張しようとしました。ファイルの拡張を行えるのは 1 回だけです。

32:ファイルを拡張できません。

MicroKernel は、オペレーティング システムのファイル サイズ制限を超えようとしているファイルを収容するための、エクステンション ファイルを作成する必要があります。しかし、新しいエクステンション ファイルを作成して開こうとすると、オペレーティング システムからエラーが出されます。このステータス コードの原因として、ディレクトリがいっぱいである、ディスクがいっぱいである、または MicroKernel がオペレーティング システムから十分な権限を与えられていない、などが考えられます。

33:MicroKernel をアンロードできません。

DOS 環境の場合、MicroKernel は、以下の原因でこのステータス コードを返します。

34:指定された拡張名が不正です。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

アプリケーションが拡張パーティションに無効なファイル名を指定しました。ファイル名が有効かどうか確認してください。

35:アプリケーションでディレクトリ エラーが発生しました。

Get Directory オペレーションが存在しないドライブを指定したか、Set Directory オペレーションが無効なパス名を指定したかのいずれかです。ドライブとパス名が有効かどうか確認してください。

37:別のトランザクションが実行中です。

同じユーザーまたはタスクによって別のトランザクションが実行されているときに、アプリケーションが Begin Transaction(19 または 1019)オペレーションを発行しました。アクティブなトランザクションがネストされているかどうかは問題になりません。このステータス コードは、アプリケーション内でネストされたトランザクションに問題があることを示している場合もあります。

38:MicroKernel で、トランザクション制御ファイルの I/O エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

MicroKernel がトランザクション制御ファイルに書き込みを行おうとしました。このステータス コードを受け取った原因として、ディスクがいっぱいである、ディスクの書き込みが禁止されている、MicroKernel のロード時に作成されるトランザクション制御ファイル(BTRIEVE.TRN)が削除されている、トランザクション制御ファイルに読み取り専用フラグが設定されている、トランザクション制御ファイルが破損している、などが考えられます。

39:End Transaction または Abort Transaction オペレーションを実行する前に、Begin Transaction オペレーションを実行する必要があります。

アプリケーションは End Transaction(20)または Abort Transaction(21)オペレーションを発行しましたが、対応する Begin Transaction(19 または 1019)オペレーションが実行されていません。プログラム内の End Transaction オペレーションまたは Abort Transaction オペレーションは、Begin Transaction オペレーションの完了後に実行するようにしてください。

40:ファイル アクセス要求が許容されるファイルの最大数を超えました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

アプリケーションは、トランザクション内で許可される最大数を超えるファイルにアクセスしようとしました。MicroKernel の構成時に、論理トランザクション中にアクセスできるファイルの最大数を設定します。

41:実行しようとした操作は MicroKernel では許可されていません。

アプリケーションが、これらの操作状況では許可されていないオペレーションを実行しようとしました。たとえば、次のような例です。

42:以前にアクセラレイティド モードで開いたファイルが閉じられていませんでした。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

43:指定されたレコード アドレスが不正です。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

44:指定されたキー パスが不正です。

アプリケーションは、Get Direct/Record オペレーションを使用して、対応するレコード内で値がヌルになっているキーのインデックス パスに位置を設定しようとしました。MicroKernel は、ヌル キー値に基づいて位置を設定することはできません。

45:指定されたキー フラグが不正です。

Create オペレーションでのキー フラグの指定に矛盾があります。キーに複数のセグメントがある場合、キー内の各セグメントの重複属性、変更可能属性、ヌル属性は同じである必要があります。また、キー オンリー ファイルでヌル キー属性またはマニュアル キー属性を使用することはできません。アプリケーションが、セグメント キーの 2 つ以上のセグメントに対して異なるオルタネート コレーティング シーケンス(ACS)を指定しようとした場合も、MicroKernel はこのステータス コードを返します。

46:要求したファイルへのアクセスは拒否されました。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

47:開いているファイルの数が許容される最大数を超えています。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

48:オルタネート コレーティング シーケンスの定義が不正です。

MicroKernel は、次の理由によりこのステータス コードを返します。

49:拡張キー タイプが不正です。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

[作成ファイルのバージョン]の設定を変更するには

  1. Pervasive PSQL Control Center を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の Windows での PCC の起動を参照してください)。
  2. エンジン]ノードを展開し、目的のエンジン名を探します。
  3. エンジン名を右クリックして[プロパティー]を選択します。
  4. ファイル互換性]をクリックします。
  5. 右側のフレーム内で、[作成ファイルのバージョン]を調整します。

50:ファイルのオーナーは既に設定されています。

アプリケーションは、既にオーナーを持つファイルに Set Owner オペレーションを実行しようとしました。Clear Owner オペレーションを使用して、前のオーナーを削除してから新しいオーナーを指定してください。

51:オーナー ネームが不正です。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

52:キャッシュへの書き込み中にエラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

キャッシュ バッファーを使用可能にしようとしたときに、MicroKernel は以前にアクセラレイティド モードで開かれたファイルのデータをディスクに書き込もうとしました。書き込み中にオペレーティング システムが I/O エラーを返しました。通常、このステータス コードはハードウェア メモリの障害を示しています。Btrieve をいったんアンロードし、再ロードしてから操作を継続してください。

53:言語インターフェイスのバージョンが不正です。

アプリケーションは、Btrieve v3.15 以前の言語インターフェイスで可変長レコードを含むファイルにアクセスしようとしました。

54:レコードの可変長部分が破損しています。

Get オペレーションまたは Step オペレーション中に、MicroKernel がレコードの可変長部分の全体または一部を読み込むことができませんでした。MicroKernel は可能な限り多くのデータをアプリケーションに返します。通常、このステータス コードは、可変長レコードを格納するのに使用される 1 つまたは複数のページが破損していることを示します。MicroKernel が返すデータ バッファー長を調べ、返されたレコードの量を確認してください。破損ファイルの回復については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。

55:アプリケーションが AUTOINCREMENT キーに不正な属性を設定しました。

AUTOINCREMENT キーによってインデックス設定されたデータ フィールドは、AUTOINCREMENT キーのキー番号が新しいセグメント キーのキー番号より小さく、フィールドを参照している新しいデータ型フラグが AUTOINCREMENT でない場合に限り、異なるセグメントキーに属することができます。

56:インデックスが不完全です。

Create Index オペレーション(31)または Drop Index オペレーション(32)の実行が完了する前に中断された場合は、インデックスが破損している可能性があります。Drop Index オペレーションを実行して、破損したインデックスをファイルから完全に削除し、必要な場合は Create Index オペレーションでインデックスを作成し直します。

57:拡張メモリ エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

Btrieve for DOS は、拡張メモリ マネージャーからエラーを受け取った場合に、このステータス コードを返します。通常、このステータス コードは、MicroKernel がメモリ マッピング レジスタ コンテキストを保存または回復することができなかったことを示しています。これは、拡張メモリを使用する他のアプリケーションと互換性がないことを意味します。

58:圧縮バッファー長が短すぎます。

このステータス コードは Pervasive.SQL 2000i 以降のバージョンでは使用されていません。

59:指定されたファイルは既に存在します。

Create オペレーション実行時に、アプリケーションがキー番号パラメーターに -1 を指定し、キー バッファー パラメーターに既存のファイル名を指定しました。既存のファイルを上書きする場合は、キー番号パラメーターから -1 は取り除いてください。既存のファイルをそのまま残す場合は、キー バッファー パラメーターに指定されているファイル名を変更します。

60:指定されたリジェクト カウントに達しました。

Get Next Extended、Get Previous Extended、Step Next Extended、Step Previous Extended のいずれかのオペレーションが、フィルター条件を満たすレコードを要求された数だけ検出する前に、MicroKernel がリジェクト カウントとして指定されたレコード数を拒否しました。データ バッファーに返された最初の 2 バイトを調べて、取得されたレコード数を確認してください。

61:作業領域が小さすぎます。

Get Next Extended、Get Previous Extended、Step Next Extended、Step Previous Extended オペレーションは、バッファーを作業領域として使用します。このステータス コードは、作業領域(デフォルト設定は 16 KB)のサイズが十分でないため、フィルターされるデータ バッファー構造と取得された最長のレコードを格納できないことを示しています。作業領域がフィルター条件または抽出指定を格納するのに十分なサイズで、選択または抽出されるすべてのフィールドを格納するのに十分なサイズであれば、ステータス コード 0 が返されます。

62:ディスクリプターが不正です。

このステータス コードは以下の状況で返されます。

63:Insert Extended オペレーションで指定されたデータ バッファー パラメーターが不正です。

Insert Extended オペレーションで不正なバッファーが指定されました。バッファー長が 5 バイト未満であるか、指定されたレコード数が 0 であるかのいずれかです。バッファー長またはレコード数を修正してください。

64:フィルター制限に達しました。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

65:フィールド オフセットが不正です。

Get Next Extended、Get Previous Extended、Step Next Extended、Step Previous Extended オペレーションのエクストラクタのフィールド オフセットが、取得されたレコードの長さに対して無効です。フィールド オフセットを正しい値にしてください(0 ~ レコード長から 1 を引いた値)。

66:オープンできるデータベースの最大数を超えました。

このステータス コードは Pervasive.SQL 2000i 以降のバージョンでは使用されていません。

MicroKernel が開こうとしたファイルにバインドされている MicroKernel データベースが多すぎます。このステータス コードを受け取らないようにするには、MicroKernel がオープンできるデータベース数により大きな値を設定する必要があります。

バウンド ファイルの詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

67:MicroKernel が、SQL データ辞書ファイルを開けません。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

データ ファイルに RI 定義がある場合、DBNAMES.CFG ファイルは、サーバー設定の[DBNames 設定ファイルのディレクトリ]オプションで指定されたロケーションにある必要があります。また、FILE.DDF と RELATE.DDF(ファイルに RI 定義がある場合)が、サーバー設定の[作業ディレクトリ]オプションで指定されたロケーションにあることを確認してください。

68:MicroKernel は、RI のカスケード削除オペレーションを実行できません。

アプリケーションが削除しようとしたレコードは 16 を超える階層レベルを持つため、MicroKernel は RI 制御が実行されているファイルに対してカスケードの削除規則を実施することができません。下位レベルからレコードを削除し、それからアプリケーションが最初に削除しようとしたレコードをもう一度削除してください。RI の詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

69:Delete オペレーションが、破損したファイルに対して指定されました。

MicroKernel が Delete オペレーションに応答してカスケードの削除規則を実施しようとしたときに、アプリケーションでエラーが発生しました。このステータス コードは、関連ファイルが破損しており、そのファイルを再作成する必要があることを示しています。RI およびカスケードの削除規則については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

71:RI 定義に違反があります。

72:MicroKernel は、RI 参照ファイルを開けません。

FILE.DDF および DBNAMES.CFG が指定するロケーションに参照ファイルがありません。DBNAMES.CFG ファイルが名前付きデータベースに対して指定しているデータ ファイルのロケーションのうちのいずれかに参照ファイルがあることを確認してください。

RI の詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

73:RI 定義は同期が取れていません。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

データベースの RI 制約を調べてください。RI 制約のチェック方法については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。

76:参照ファイルに矛盾があります。

アプリケーションは、他のファイルを参照する RI 制御のファイルに対して Update、Insert、Delete のいずれかのオペレーションを実行しようとしました。この参照ファイルは既にエクスクルーシブ モードでオープンされているため、アプリケーションでは RI チェックのためにこのファイルを開くことができません。参照ファイルが閉じられるか、エクスクルーシブ以外のモードで開かれてから、もう一度オペレーションを実行してください。RI の詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

77:アプリケーションでウェイト エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

これは、情報を提供するステータス コードです。オペレーションをもう一度実行してください。MicroKernel はオペレーションを自動的に再試行しません。クライアント/サーバー MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

Btrieve リクエスターを使用して MicroKernel にアクセスしている場合は、リクエストしたリソースがロックされていると、Btrieve リクエスターはしばらく待機した後、オペレーションを再試行します。サーバー ベースのアプリケーションが MicroKernel にアクセスして、リクエストしたリソースがロックされている場合は、ウェイトが必要です。この場合、MicroKernel がウェイトを実行することになります。しかし、このウェイトは MicroKernel を占有し、要求したリソースを解放しようとする他のユーザーを排除するため、MicroKernel はウェイトを実行しません。代わりに、MicroKernel はこのステータス コードを返します。サーバーベース アプリケーションは後で再試行する必要があります。

78:MicroKernel がデッドロック状態を検出しました。

アプリケーションは処理を継続する前に、トランザクションを中止または終了したり、すべてのレコード ロックを解除したりすることによって、すべてのリソースをクリアする必要があります。これによりデッドロックが解消され、他のアプリケーションでは待機しているリソースへのアクセスが可能になります。

79:プログラミング エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

MicroKernel が明確に特定できない誤動作または MicroKernel が回復できない誤動作が発生しました。操作を再試行してもエラーが再現する場合は、システムの破損が考えられます。再起動してシステムをクリアしてから、もう一度オペレーションを実行してください。

80:MicroKernel でレコード レベルの矛盾が発生しました。

レコード レベルの矛盾があるため、MicroKernel は Update オペレーションまたは Delete オペレーションを実行しませんでした。たとえば、ステーション A がレコードを読み込んでいるときに、ステーション B が同じレコードを読み込んでそれを更新し、その後にステーション A がそのレコードを更新しようとしています。アプリケーションは、Update オペレーションまたは Delete オペレーションを再実行する前に、レコードを再度読み込む必要があります。また、矛盾を防止するため、アプリケーションはレコード ロックを使用することができます。

キー オンリー ファイルでは、レコードの読み込みの後、あるいは更新または削除を行う前に、レコードがファイルの B ツリー内で移動されると、このステータス コードが返されます。他のレコードを挿入、更新、または削除した結果、レコードが移動することもあります。

81:MicroKernel でロック エラーが発生しました。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

82:MicroKernel がポジショニングを失いました。

重複属性のキーで Get Next オペレーションまたは Get Previous オペレーションを実行しているときに、アプリケーションが、削除されたレコードまたは他のアプリケーションによってキー値が変更されたレコードを取得しようとしました。Get Equal オペレーション、または Get Direct/Record オペレーションを使用して位置を再確立してください(関連するポジション エラーについては、ステータス コード 44:指定されたキー パスが不正です。を参照してください)。

83:MicroKernel は、トランザクション外で読み込まれたレコードを更新または削除しようとしました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

アプリケーションが、トランザクション内で読み込んでいないレコードを更新または削除しようとしました。アプリケーションは、データを変更する前にトランザクション内でそのレコードを読み込んでおく必要があります。

84:レコードまたはページはロックされています。

85:ファイルはロックされています。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

86:ファイル テーブルがいっぱいです。

データベース エンジンが Btrieve データ ファイルを示すメモリを割り当てられなかった場合、アプリケーションでこのステータス コードを受け取る可能性があります。また、このデータベース エンジンは、同時に処理できるファイル数が 65,535 個までという制限もあります。その制限に達した場合にもこのステータス コードが返ります。

このステータス コードが返る 1 つの要因として考えられるのは、既に開いたデータ ファイルを閉じないまま、ファイルをさらに開き続けるアプリケーションです。Monitor ユーティリティでアクティブなファイルを見て、この現象が発生していないかどうかを調べてください。『Advanced Operations Guide』のアクティブ ファイルの表示を参照してください。

また、ステータス コード 87:ハンドル テーブルがいっぱいです。 についても考慮してください。ステータス コード 86 はファイル用で、ステータス コード 87 はハンドル用です。1 個の指定ファイルに対して複数のハンドルを開くことができます。データベース エンジンが Btrieve ハンドル用のメモリを割り当てることができない場合、アプリケーションはステータス 87 を受け取ります。クライアント アプリケーションに割り当てられるハンドル数はメモリによって制限されます(DOS リクエスターを使用して DOS アプリケーションへ割り当てるような古いタイプのハンドルは、65,535 個の制限があります)。

87:ハンドル テーブルがいっぱいです。

このステータス コードは Pervasive.SQL 2000i 以降のバージョンでは使用されていません。ハンドル テーブルはエンジンが動的に管理します。

MicroKernel に設定されている数を超えるハンドルを開こうとしたか、オペレーティング システムが許可する数を超えるファイルを MicroKernel が開こうとしたかのいずれかです。

なお、次に説明する、MicroKernel がオペレーティング システムからハンドルを取得するときのプロセスを理解しておくと役に立ちます。同じファイルを何度も開いても、MicroKernel はオペレーティング システム のハンドルを 1 つしか使用しません。ただし、そのファイルが v6.x 以降の形式で、MEFS モードで共有されている場合、MicroKernel は関連する .LCK ファイルのためにもう 1 つのハンドルを開きます。

ファイルが v5.x 形式の場合、MicroKernel は .PRE ファイルのためにもう 1 つハンドルを要求します。また、形式に関わらずファイルが Continuous オペレーション モードにある場合も、MicroKernel はデルタ ファイル用にもう 1 つのハンドルを要求します。ファイルが拡張されている場合、MicroKernel は各エクステンション ファイルのためにオペレーティング システム ハンドルを要求します。

88:アプリケーションでモードの不一致エラーが発生しました。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

上記の最後のケースでは、一度サーバーがダウンすると、Btrieve エンジンはファイルが Continuous オペレーションに置かれていたかどうかがわからなくなります。このような状況から、ステータス コード 88 が返されます。

ファイルを Continuous オペレーションから削除するには、Continuous オペレーション モードを終了する前にファイルを開く必要があります。ファイルが再度開かれると、Btrieve エンジンは Continuous オペレーション フラグが設定されていることを検出し、デルタ ファイルを探します。その時点で、デルタ ファイルのロール インが発生します。

既存のデルタ ファイルのロール インを開始するには、関連するデータ ファイルを開いておく必要があります。ファイルは、Function Executor などのユーティリティや、そのファイルを使用するアプリケーションによって開くことができます。ファイルを繰り返し開いたり閉じたりして使用するようなアプリケーションの場合は、Function Executor を使ってファイルを開くことをお勧めします。これをお勧めするのは、デルタのロール インは優先順位の低いタスクだからです。ロール インがこのように設計されたのは、ロール インが発生している間でもファイルを使用できるようにするためです。ロール インが完了していないのにアプリケーションがファイルを閉じた場合は、そのファイルが再オープンされたときに再度ロール インが開始されます。優先順位の低いタスクなので、ロール イン処理にはかなり時間がかかることがあります。エンジンはロール インを完了すると、デルタ ファイルを削除します。

89:名前エラーが発生しました。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 5.0 以降では使用されていません。

デバイスのリダイレクト先のショート ネームを指定する前に BSERVER がロードされました。BSERVER を起動する前に、共有するすべてのショート ネームを NET SHARE コマンドを使って指定する必要があります。

90:リダイレクト デバイス テーブルがいっぱいです。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.0 以降では使用されていません。

91:アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

受信パケット サイズを調整するには

  1. PCC でサーバーのプロパティにアクセスします(『Advanced Operations Guide』の PCC でローカル クライアントの設定にアクセスするにはを参照してください)。
  2. プロパティ ツリーで[通信バッファー サイズ]をクリックします。
  3. 受信パケット サイズ]の値が環境に適していることを確認してください。

92:トランザクション テーブルがいっぱいです。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 7.0 以降では使用されていません。

アプリケーションがアクティブなトランザクションの最大数を超えました。設定プロパティを使用して、[トランザクション数]環境設定オプションの値を増やしてください。

93:レコードのロック タイプが一致していません。

アプリケーションは、単一レコード ロック(+100/+200)と複数レコード ロック(+300/+400)を同時に同じファイル内に設定しようとしました。一方のタイプのロックをすべて解除しなければ、もう一方のタイプのロックは実行できません。

94:アプリケーションでアクセス権のエラーが発生しました。

MicroKernel は、次の状況でこのステータス コードを返します。

95:セッションは既に無効になっています。

サーバー MicroKernel は次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

SPX プロトコルを使用している場合:

受信パケット サイズを調整するには

  1. PCC でサーバーのプロパティにアクセスします(『Advanced Operations Guide』の PCC でローカル クライアントの設定にアクセスするにはを参照してください)。
  2. プロパティ ツリーで[通信バッファー サイズ]をクリックします。
  3. 受信パケット サイズ]の値が環境に適していることを確認してください。

  1. スタートファイル名を指定して実行]を選択します。
  2. 「Regedit」と入力して[OK]をクリックします。レジストリ エディターが開きます。
  3. Regedit を使ってサーバーのレジストリに次の変更を行います。
    HKEY_Local_Machine|System|CurrentControlSet|Services|NwLnkIpx|<Network Card>|MaxPktSize = 240 Hex
    HKEY_Local_Machine|System|CurrentControlSet|Services|NwLnkIpx|<Network Card>|NetworkNumber = <ゼロでない値>
  4. 次のレジストリ エントリを追加します。
    HKEY_Local_Machine|System|CurrentControlSet|Services|LanManServer|Parameters|MinClientBufferSize regdword = 500

96:通信環境エラーが発生しました。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

97:データ バッファーが小さすぎます。

アプリケーションは、MicroKernel または Btrieve リクエスターの現在の許容値より長いレコードを読み込みまたは書き込みしようとしました。次のような場合があります。

100:使用可能なキャッシュ バッファーがありません。

これは、MicroKernel がロード時に割り当てたキャッシュ バッファーをすべて使用してしまったことを示しています。

アプリケーションがユーザー トランザクション内で大量の書き込み操作(Insert、Update、および Delete)を使用する場合に、このステータス コードが返されることがあります。現在実装されている MKDE では、トランザクションが完了するまで、変更ページはすべてキャッシュ内に存在する必要があります。

メモ:使用可能なメモリが制限されているマシンでは、数千もの書き込み操作を含む非常に大きなトランザクションは正常に終了できない可能性があります。

開発者の方は、もっと頻繁にトランザクションをコミットするようにアプリケーションを修正することで、キャッシュ内にとどまる変更ページを少なくすることができます。この問題を解決するもっと一般的な方法は、設定オプションの[キャッシュ割当サイズ]を増やして MicroKernel を再ロードすることです。

Windows では、データベースを初めて起動したときに、物理メモリ量の 20% をキャッシュ割当サイズとして設定し、その値を Windows レジストリに書き込みます。その後は、エンジンが起動するたびにレジストリからその値を読み取ります。この設定値は再計算されません。システムにメモリを追加したり取り除いたりした場合には、新しく使用可能になったメモリを最大限活かせるようにこのキャッシュ割当サイズの設定を変更する必要があります。

キャッシュ割り当てを増やすには次のようにします。

  1. Pervasive PSQL Control Center を起動します(『Pervasive PSQL User's Guide』の Windows での PCC の起動を参照してください)。
  2. エンジン]ノードを展開し、目的のエンジン名を探します。
  3. エンジン名を右クリックして[プロパティー]を選択します。
  4. パフォーマンス チューニング]をクリックします。
  5. 右側のフレーム内で、[キャッシュ割当サイズ]にキャッシュに割り当てるメモリ量を入力して、値を調整します。『Advanced Operations Guide』のキャッシュ割当サイズを参照してください。
  6. 新しい設定を有効にするためエンジンを再起動します。

101:オペレーティング システムのメモリが不十分です。

これは、使用可能なオペレーティング システム メモリが足りないため、要求されたオペレーションを実行できないことを示しています。この問題を解決するには次のいずれかを実行します。

102:スタック領域が不十分です。

これは、MicroKernel のスタック領域が不足していることを示しています。アプリケーションで使用できるスタック領域を大きくするには、アプリケーションをリンクし直して、スタック サイズの値を大きくします。MicroKernel は、WBTRCALL.DLL を呼び出す Windows ベースのアプリケーションか、ローカル サーバー上の Btrieve インターフェイスを呼び出すアプリケーションに対してのみこのステータス コードを返します。

103:チャンク オフセットが大きすぎます。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

104:MicroKernel がロケールを認識しません。

Create オペレーションまたは Create Index オペレーションの実行中、オペレーティング システムは、指定されたカントリ ID とコード ページのコレーション テーブルを返せませんでした。アプリケーションがロケールのカントリ ID とコード ページを正しく指定していること、またオペレーティング システムがそのカントリ ID とコード ページをサポートするように設定されていることを確認してください。

105:このファイルは、可変長部割り当てテーブル(VAT)付きで作成することはできません。

アプリケーションが、可変長部割り当てテーブル(VAT)を使用してファイルを作成しようとしましたが、可変長レコード(ファイルが VAT を使用するための前提条件)が含まれていません。このステータス コードは、通常のデータ ファイルのほかに、キー オンリー ファイルにも適用されます。

106:MicroKernel は Get Next Chunk オペレーションを実行できません。

アプリケーションが Get Direct/Chunk オペレーションを呼び出してレコードからチャンクを取得するとき、ディスクリプターのサブファンクションにネクストインレコード バイアスを使用しました。しかし、アプリケーションがレコード内にその位置を確立した後で(この呼び出しの前に)ターゲット レコードが削除されました。

107:アプリケーションが、v6.0 より前のファイルで Chunk オペレーションを実行しようとしました。

アプリケーションが v6.0 より前の形式のファイルに対して Get Direct/ Chunk または Update Chunk オペレーションを実行しようとしました。

109:セマフォの作成時またはアクセス時に不明なエラーが発生しました。

Windows プラットフォームのワークグループ MicroKernel が、互換性のないバージョンの DLL を使用してオペレーションを実行しようとしました。MicroKernel をシャットダウンして、最新バージョンの DLL を使用するようにしてください。

110:アーカイブ ログ設定ファイルにアクセスできません。

アーカイブ ログ設定ファイル(BLOG.CFG)には、アーカイブ ログを実行するドライブ上のデータ ファイルのエントリが含まれています。MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

111:指定されたファイル名は、アーカイブ ログ設定ファイル内に見つかりませんでした。

MicroKernel は指定されたファイルを BLOG.CFG ファイル内で見つけることができません。ファイルは、同じ物理ドライブ上にある BLOG.CFG ファイル内に指定する必要があります。デフォルトでは、MicroKernel は、アーカイブ ログ ファイルに、ログ対象のファイルと同じ名前に拡張子.LOG を付けた名前を付けます。ただし、BLOG.CFG ファイルで、別のファイル名をアーカイブ ログ ファイルに指定することもできます。BLOG.CFG ファイルがアーカイブ ログ ファイルの正しいファイル名を指定していることと、アーカイブ ログ ファイルが存在することを確認してください。

112:指定されたファイルはほかのクライアントが使用しています。

ファイルが最後にバックアップしたときと同じ状態になければ、MicroKernel はロール フォワードを実行することはできません。他のクライアントがファイルを変更した場合は、ファイルを再度復元してからロール フォワードを実行する必要があります。

113:MicroKernel は、指定されたファイルのアーカイブ ログ ファイルを開けません。

このステータス コードはさまざまな状況が原因で返される可能性があります。一例を挙げると、データベース エンジンは、指定されたファイルに関連付けられたアーカイブ ログ ファイルを見つけることができません。デフォルトでは、MicroKernel は、アーカイブ ログ ファイルに、ログ対象のファイルと同じ名前に拡張子.LOG を付けた名前を付けます。ただし、BLOG.CFG ファイルで、別のファイル名をアーカイブ ログ ファイルに指定することもできます。BLOG.CFG ファイルがアーカイブ ログ ファイルの正しいファイル名を指定していることと、アーカイブ ログ ファイルが存在することを確認してください。

もう 1 つの原因としては、ファイルに対してアーカイブ ロギングを行っている状態で、そのアーカイブ ログと同じ名前のログ ファイルをロール フォワードしようとしました。データベース エンジンはログ ファイルにロギングを行っている状態であるため、それを使用してロール フォワードすることはできません。

114:指定されたファイルのアーカイブ ログが不正です。

指定されたファイルに関連付けられているアーカイブ ログは有効なアーカイブ ログ ファイルではありません。デフォルトでは、MicroKernel は、アーカイブ ログ ファイルに、ログ対象のファイルと同じ名前に拡張子.LOG を付けた名前を付けます。ただし、BLOG.CFG ファイルで、別のファイル名をアーカイブ ログ ファイルに指定することもできます。BLOG.CFG ファイルがアーカイブ ログ ファイルの正しいファイル名を指定していることと、アーカイブ ログ ファイルが存在することを確認してください。

115:アーカイブ ログ ダンプ ファイルにアクセスできません。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でアーカイブ ログ ダンプ ファイルにアクセスできません。

116:このファイルは、ゲートウェイとして機能している別の MicroKernel エンジンが所有しています。

MicroKernel は、ロケーター ファイルを読み込むことができても、ゲートウェイ コンピューター上で実行しているエンジンと通信できません。これは次のような理由が原因で起こります。

120:B-Tree インデックス レベルの最大数に達しました。

このステータス コードは、インデックスに大きなキー サイズを指定し、小さなページ サイズを使用する場合に生じます。B ツリーが完全にいっぱいでなくても、インデックス キーが B ツリーの許容する深さを満たしてしまうことがあります。

このステータス コードを回避するには、以下のいずれかまたは両方を試してください。

130:使用可能なシステム ロックがありません。

このステータス コードは MicroKernel バージョン 6.15 以降では使用されていません。

このステータス コードは、現在使用可能なシステム ロックがないという一時的な状態を表しています。たとえば、次のような場合があります。

クライアントはトランザクションの実行に関係なくこのステータス コードを受け取る可能性があります。このため場合によっては、クライアントは正常に終了しなかったオペレーションを単純に再試行することができます。その間に他のクライアントがシステム ロックを解除していれば、再試行したオペレーションが正常に実行されることもあります。トランザクション中のクライアントにこのステータス コードが返された場合、トランザクションを終了または中断してください。トランザクションが非常に大きい場合は、複数の小さいトランザクションに分割することも検討してください。設定ユーティリティを使用して、明示的なロックとして機能するシステム ロック数を減らすこともできます。システム ロック数を減らすには、[ロック数]オプションおよび[セッション数]オプションのいずれか、または両方に割り当てられている値をより小さい値に変更します。

132:ファイルがサイズの制限に達しました。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

MicroKernel は、次のいずれかの状況でこのステータス コードを返します。

4,096 バイトより小さいページ サイズを使用しているファイルの場合は、Rebuild ユーティリティを使ってページ サイズを 4,096 バイトに設定してファイルを再構築し、より大きなファイル サイズ制限を利用するようにできます。

133:同じデータ ファイルに 6 人以上のユーザーが同時にアクセスしようとしました。

このステータス コードは Pervasive.SQL 7 以降のバージョンでは使用されていません。

134:MicroKernel がインターナショナル ソート規則(ISR)を読み取れません。

MicroKernel は、次のいずれかの理由でこのステータス コードを返します。

135:指定されたインターナショナル ソート規則(ISR)テーブルは破損しているか、または不正です。

MicroKernel は、読み込み可能な COLLATE.CFG ファイルを見つけましたが、指定されたインターナショナル ソート規則(ISR)テーブルが無効です。

136:MicroKernel は、指定されたオルタネート コレーティング シーケンスをファイル内に見つけられません。

MicroKernel は、次の状況でこのステータス コードを返します。

138:ヌル インジケーターの位置が不正です。

139:MicroKernel が、キー番号で受け付けられない値を検出しました。

オペレーションの中には、オペレーションに使うファイルのインデックスを指定するためではなく、サブファンクション番号としてキー番号のパラメーターを使用するものがあります。(メモ:これは Get Equal オペレーションでも行われます。)アプリケーションがこれらのオペレーションのいずれかに有効なサブファンクション番号(キー番号パラメーターを介して)を指定しない場合に、このステータス コードが返されます。

143:MicroKernel は、セキュリティ設定された MicroKernel データベース内のファイルに権限なしでアクセスすることを許可しません。

146:重複システム キー。

システム キーを生成する 2 つの異なるスレッドによって同じキー番号が生成されました。

147:ログ セグメントが見つかりません。

MicroKernel は、少なくとも 1 つのファイルをロール フォワードするのに必要なログ セグメントを見つけられません。

148:ロール フォワード エラーが発生しました。

MicroKernel は、ファイルをロール フォワード中にエラーを検出しました。レポートされるエラー メッセージは、オペレーティング システムによって異なります。

149:SQL トリガー。

Btrieve API を使用してデータベース テーブルまたはエントリを変更しているとき、SQL レイヤーによってデータベース上に設定された SQL 制約を検出しました。

151:チャンク オフセットが小さすぎます。

レコードの固定部分に対してチャンクを挿入したり削除したりすることはできません。

160:MicroKernel に不正なパラメーターが渡されました。

MicroKernel は、SRB(Service Reply Block)が次のいずれかが原因で破損したパラメーターを使用していることを検出しました。

この問題を解決するには、インストールされているコンポーネント間の矛盾を修復するために、Pervasive PSQL を再インストールします。再インストールして再起動した後もこの問題が発生する場合は、テクニカル サポートまでご連絡ください。

161:ユーザー カウント ライセンスの最大数に達したか、または、マシン構成の変更により適用済みのキーが無効にされました。

既にユーザー カウント ライセンス数が制限に達しているときに、別のセッションを開こうとしました。セッションを終了するか、ユーザー カウントを増やしてください。

このステータス コードは、試用ライセンス、つまり一時ライセンスの有効期限が切れた後にも返されます。すべてのユーザーがこのエラーを受け取り、誰もデータベース エンジンにアクセスできなくなった場合は、おそらく一時ライセンス キーを使用しているので、直ちに正規のライセンス キーを適用する必要があります。販売店または株式会社エージーテックにお問い合わせの上、正規のライセンスをご購入ください。

ユーザー カウントの追加購入およびインストールについては、『Getting Started with Pervasive PSQL』を参照してください。Monitor ユーティリティを使用して、Pervasive PSQL に現在接続しているユーザーを調べることができます。Monitor の詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。

Pervasive PSQL を認証した後でマシン構成を変更した場合にも、このステータス コードを受け取ります。キーがー無効になった場合は、マシン構成を前の状態に戻してキーを削除し、マシン構成の変更を行った後にキーを再度適用します。これを行うことができない場合は、株式会社エージーテックのサポート サービス部門までお問い合わせください。

162:クライアント テーブルがいっぱいです。

このステータス コードは Pervasive.SQL 2000i 以降のバージョンでは使用されていません。関連する設定はエンジンが動的に管理します。

このステータス コードは次のいずれかの状況で返されます。

163:ヌル インジケーターを最終セグメントにすることはできません。

ヌル インジケーター セグメント(NIS)をキー ディスクリプターの最後のセグメントにすることはできません。

169:クライアント キャッシュとリモート エンジンのプロトコルが一致しません。

このステータス コードは、クライアント ソフトウェアが、お使いのリモート データベース エンジンに付属する最新のものではないことを示します。V8 の一般リリース版のリモート エンジンに対して V8 のプレリリース版のクライアント ソフトウェアを実行している場合にのみ、このステータス コードを受け取ります。

この問題を解決するには、クライアント ソフトウェアをアンインストールし、最新の V8 クライアントをインストールします。

170:データベース ログインが必要です。

ユーザー名が不正であるか見つからないため、データベースへの認証に失敗しました。

171:データベース ログインに失敗しました。

パスワードが不正であるか見つからないため、データベースへの認証に失敗しました。

172:データベース名が見つかりません。

マシンの有効なデータベース名を指定してください。

173:既にログインしています。

Btrieve のログイン要求は、クライアントが指定されたデータベースに既にログインしているため失敗しました。

174:ログアウトに失敗しました。

データベースにログインしていない場合、あるいはログアウトしようとした際に開いたままのデータベースのファイル ハンドルがある場合は、ログアウトが失敗することがあります。

175:データベース URI の形式が間違っています。

URI 接続文字列が正しく構成されていませんでした。最初の 5 バイトは "btrv:" である必要があります。

176:ファイルまたはテーブルが URI に指定されていません。

Open または Create オペレーションの発行に使用した URI 接続文字列には、ファイル名もテーブル名も含まれていませんでした。

177:データベースに存在しないテーブルです。

Open オペレーションの発行に使用した URI 接続文字列には、ファイル名が含まれておらず、FILE.DDF に存在しないテーブル名が含まれていました。

178:データベースに存在しないディレクトリです。

Open オペレーションの発行に使用した URI 接続文字列にはフル パスのファイル名が含まれていましたが、これは、データベースのデータ ディレクトリの 1 つとして存在していないディレクトリを参照していました。

Pervasive PSQL Control Center のデータベース プロパティ ダイアログ ボックス(Windows)または dbmaint ユーティリティ(Linux)を使って、データベースにディレクトリを追加してください。


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1000 ~ 1999