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Btrieve は、ファイルのキーを追加および削除するための操作を 2 つ用意しています。Create Index(31)と Drop Index(32)です。Create Index オペレーションは、ファイルが作成された後にファイルにキーを追加する場合に有効です。Drop Index オペレーションは、インデックス ページが損傷しているキーを削除する場合に有効です。キーを削除した後に、そのキーを再度追加することができますが、そうすると、MicroKernel によってインデックスが再構築されます。
キーを削除すると、特に他の指定をしない限り、MicroKernel はそのキーよりも大きな番号を持つすべてのキーの番号を付け替えます。MicroKernel は、より大きな番号を持つすべてのキーから 1 を引くことによって、キー番号の付け替えを行います。たとえば、キー番号 1、4、および 7 を持つファイルがあるとしましょう。キー 4 を削除すると、MicroKernel はキーの番号を 1 および 6 と付け直します。
MicroKernel によってキー番号を自動的に付け替えられたくない場合は、バイアス値 0x80 をキー番号パラメーターに設定する値に加算します。これにより、キー番号に空きを残しておくことができ、その結果、ファイル内のほかのキー番号に影響を及ぼすことなく、損傷したキーを削除し、そのキーを再構築することができます。インデックスを再構築するには、Create Index オペレーション(31)を使います。このオペレーションではキー番号を指定できます。
メモ
番号の付け替えを指示しないでキーを削除した場合、その後でユーザーが具体的なキー番号を割り当てずに影響を受けたファイルを複製すると、複製したファイルには元のファイルとは異なるキー番号が割り当てられます。
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