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Tutorials and Guide to Samples (v11) |
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レッスン 1:環境を設定する (Visual Basic チュートリアル)
このセクションでは、ODBC 対応アプリケーション(Microsoft Visual Basic など)で Pervasive のデータに接続するために必要な作業について説明します。作業項目は以下のとおりです。
必要なソフトウェアをインストールする
以下のソフトウェアをあらかじめインストールしておく必要があります。
- Pervasive PSQL データベース エンジンまたはリクエスター。ローカル エンジン、またはクライアント リクエスターとサーバー エンジンとの組み合わせです。
これらのコンポーネントのインストール方法については、『Getting Started with Pervasive PSQL』を参照してください。
サンプル データベースをコピーする
このチュートリアルでは、Pervasive PSQL と一緒にインストールされるサンプル データベースを使用します。以下の手順に従うことにより、サンプル データベースの個人用コピーを作成できるため、デフォルトでインストールされたデータベースを保持したまま自由に変更を加えることができます。
サンプル データベースをコピーするには
- Pervasive PSQL と一緒にインストールされたサンプル データベースを検索します。通常、このサンプル データベースは、Pervasive PSQL サーバーの Application Data(または ProgramData)フォルダー下にある ¥PSQL¥Demodata ディレクトリにあります。
- Demodata ディレクトリに新しいフォルダーを作成してネットワークで使用するユーザー名を付けます。
- Demodata フォルダー内のファイルをすべて選択し、個人用フォルダーにコピーします。このチュートリアルでは、以降この個人用フォルダーを使用します。
新規データベース名および DSN を作成する
データ ソースは、アクセスするデータベースや、使用する ODBC ドライバーをはじめ、その他接続に関連する情報を指定します。データ ソースは、アクセスする各データベースごとに、ODBC アドミニストレーターを使用して定義する必要があります。
データ ソースとデータベース名を定義するには
- [スタート]メニューから Pervasive プログラム グループにアクセスし、Pervasive PSQL Control Center を起動します。
- "エンジン" ノードを展開して、PCC に登録されているデータベース エンジンを表示します。
- 希望するデータベース エンジンが見つからない場合は、"エンジン" ノードを右クリックして[新規作成|サーバー]の順にクリックし、ネットワーク上にあるデータベース サーバーを選択します。そうでない場合は、次の手順に進みます。
- 作業対象のデータベース エンジンのアイコンを右クリックして、[新規作成|データベース]の順にクリックします。
- メモ: 別のマシンにあるサーバー エンジンを使用している場合、新規データベースを作成するためには、そのサーバーのオペレーティング システムでの管理者権限が必要です。
- ウィザードの指示に従って、データベース名を作成します。DSN 名には、既に使用されていなければ、どのような名前でも付けることができます。
データ辞書ファイルを作成する
.ddf ファイルがない、または .ddf ファイルが空の Btrieve データを使用している場合は、このセクションを参照してください。
データ辞書は、テーブル、列、インデックス(Btrieve では、ファイル、フィールド、キーという用語を用います)を使用してBtrieve データを説明する .ddf ファイルの集まりです。Btrieve データベースには、そのデータベース内のデータの形式や意味を説明する情報はありませんが、この情報は Btrieve アプリケーションに定義されます。
データ辞書は、データベースのコンポーネントを定義して、ODBC、Pervasive PSQL v11 をはじめ、その他の各種ツールおよびアプリケーションから Btrieve データベースにアクセスすることを可能にします。最低限必要な .ddf ファイルは、File.ddf、Field.ddf、Index.ddf で、これらのファイルにより、Visual Basic からデータベースに接続することが可能になります。
DDF ファイルは、Visual Basic で使用するために、データベースを正確に記述する必要があります。このため、Pervasive には、データベースのテーブル、列、インデックスを定義するツールとして Pervasive PSQL Control Center が用意されています。詳細については、Pervasive PSQL User's Guideを参照してください。
チュートリアル用のプロジェクトを作成する
ここでは、以降のレッスンで使用するための新しいプロジェクトを Visual Basic で作成する手順を紹介します。
Visual Basic でチュートリアル用のプロジェクトを作成するには
- Microsoft Visual Basic を起動します。Visual Basic が、開始時に[新しいプロジェクト]ダイアログを表示するように設定されている場合は、手順 3 に進みます。
- [ファイル]メニューの[新しいプロジェクト]をクリックします。
- Visual Basic 3 または 4 をお使いの場合は、以上で終了です。次のレッスンに進んでください。Visual Basic 5 をお使いの場合は、次の手順に進みます。
- [新しいプロジェクト]ダイアログ ボックスで、[標準 EXE]を選択して[OK]をクリックします。

- [ツールボックス]ウィンドウを右クリックして[コンポーネント]を選択します。
- [コンポーネント]ダイアログ ボックスで、"Microsoft ADO Data Control 6.0(OLEDB)" と "Microsoft DataGrid Control 6.0(OLEDB)" を選択して[OK]をクリックします。
- 必要に応じてツール ボックスのサイズを変更し、追加したデータ バウンド コントロールを表示させます。


 Microsoft Visual Basic での Pervasive データの使用 |
 レッスン 2:ADO データ コントロール(ADODC)を使用する (Visual Basic チュートリアル) |
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