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データ操作ステートメントを使用すると、データベースの内容にアクセスして変更を加えることができます。Pervasive PSQL ではデータ操作ステートメントを構築して、次のタスクを実行できます。
次のセクションでは、これらのタスクに関連する SQL ステートメントの概要について説明します。
データベースから情報を取得するために使用するステートメントはすべて SELECT ステートメントに基づきます。
SELECT ステートメントを作成する場合、さまざまな句を使って異なるオプションを指定できます(それぞれの句の詳細については、「ODBC エンジン リファレンス」の SELECT ステートメントの項を参照)。SELECT ステートメントで使用する句の種類は次のとおりです。
また、UNION キーワードを使って、複数の SELECT クエリから 1 つの結果テーブルを取得することもできます。
テーブルやビューのデータを追加、変更、または削除するには、以下の各ステートメントを使用します。
1 つ以上のテーブルまたは 1 つのビューに行を追加します。
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テーブルまたはビューのデータを変更します。
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テーブルまたはビューから行を削除します。
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DELETE または UPDATE ステートメントを作成する場合、WHERE 句を使って、目的のデータを制限する検索条件を定義することもできます。
データベース内のデータを更新するには、個別に SQL ステートメントを発行するか、「トランザクション」(関連するステートメントの論理的な単位)を定義します。トランザクションを定義すると、作業単位に含まれるすべてのステートメントが正常に実行されるか、すべてのステ ートメントが実行されないことになります。トランザクションを使用すると、複数のステートメントをグループ化して、データベースの論理的な整合性を確実にできます。
Pervasive PSQL は ODBC API SQLTransact をサポートしています。詳細については、『Microsoft ODBC Programmer's Reference』を参照してください。
ビューを作成および削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。
ストアド プロシージャは、あらかじめコンパイルして辞書に保存されている複数のステートメントから成っています。ストアド プロシージャを実行するには、次のステートメントを使用します。
CALL または EXEC[UTE]
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あらかじめコンパイルされたプロシージャを呼び出して実行します。
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システム ストアド プロシージャは、データ定義言語(DDL)では取り扱われない管理タスクや情報タスクの遂行に利用できます。システム ストアド プロシージャには psp_ プレフィックスが付きます。ストアド プロシージャを実行するには、次のステートメントを使用します。
CALL または EXEC[UTE]
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システム ストアド プロシージャを呼び出して実行します。
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詳細については、システム ストアド プロシージャを参照してください。
トリガーは、あらかじめコンパイルして辞書に保存されている複数のステートメントから成っています。トリガーは、指定した条件になると、エンジンにより自動的に実行されます。
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