OLE DB Provider Guide (v11)

ADO オブジェクトの使用 (OLE DB プロバイダー)

ADO ではオブジェクトを使ってデータにアクセスし、そのデータをユーザーに提供します。Microsoft ADO Data Control を使用している場合は、接続とレコードセット オブジェクトのインスタンスを作成する必要はありません。ただし、接続とレコードセットの作成と破棄を直ちに行うようにする場合は、インスタンスを作成してから、後でオブジェクトを破棄する必要があります。さらに、現在出荷されているバージョンの ADO Data Control では、コードからレコードセットを作成し、コード内でこのレコードセットに ADO Data Control の Recordset プロパティを設定する場合にのみ ADO 2.1 の機能(インデックス サポートなど)を使用します(また、これはデフォルトの ADO 2.0 ではなく、ADO 2.1 を含めるプロジェクト参照の変更も必要です)。

オブジェクトのインスタンスを作成する場合は、New キーワードを使用します。オブジェクトの宣言で次のように記述します。

Dim cn as New ADODB.Connection 
Dim rs as New ADODB.Recordset 

使用する直前で次のように記述します。

Dim cn as ADODB.Connection 
Dim rs as ADODB.Recordset 
Set cn = New ADODB.Connection 
Set rs = New ADODB.Connection 

これらのオブジェクトを破棄するには、次のように記述します。

Set rs = Nothing 
Set cn = Nothing 

バッチ更新または即時更新の選択 (OLE DB プロバイダー)

ブックマークの使用 (OLE DB プロバイダー)