JDBC Driver Guide (v11)

環境設定の方法

このセクションでは、JDBC インターフェイスを使用する場合の適切な設定について説明します。

CLASSPATH の設定

Java アプリケーションおよびアプレットが Pervasive PSQL JDBC ドライバーを認識できるように、CLASSPATH 環境変数に pvjdbc2.jar、pvjdbc2x.jar、および jpscs.jar ファイルを含めるように設定してください。Windows プラットフォームでは、デフォルトでこれらのファイルは Program Files フォルダー下の インストールディレクトリ¥bin に存在します。Linux では、このファイルはデフォルトで /usr/local/psql/bin にインストールされます。

Windows の場合:

set CLASSPATH=%CLASSPATH%;<pvjdbc2.jar ディレクトのパス>/
pvjdbc2.jar 
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;<pvjdbc2x.jar ディレクトのパス>
/pvjdbc2x.jar 
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;<jpscs.jar ディレクトのパス>     
/jpscs.jar 

Linux の場合:

export CLASSPATH=$CLASSPATH:<pvjdbc2.jar ディレクトリのパ
ス>/pvjdbc2.jar 
export CLASSPATH=$CLASSPATH:<pvjdbc2x.jar ディレクトリのパ
ス>/pvjdbc2x.jar 
export CLASSPATH=$CLASSPATH:<jpscs.jar ディレクトリのパス>
/jpscs.jar 

システム PATH の設定

共有メモリまたは IPX を使用してデータベース エンジンに接続する場合、JDBC ドライバーは pvjdbc2.dll を見つける必要があります。PATH 環境変数に DLL の場所を含めてください。

set PATH=%PATH%;<pvjdbc2.jar ディレクトリのパス> 

ソケットを使用してデータベースに接続する場合、DLL は必要とされません。

Pervasive JDBC ドライバーの Java 環境への読み込み

CLASSPATH 変数を設定すると、Java アプリケーションから Pervasive JDBC ドライバーを参照することができます。これは、次の java.lang.Class クラスを使用して行います。

Class.forName("com.pervasive.jdbc.v2.Driver"); 

データ ソースの指定

Java 環境に PervasiveDriver クラスを読み込んだ後、Pervasive PSQL データベースに接続するために URL 形式の文字列を java.sql.DriverManager クラスに渡す必要があります。Pervasive JDBC ドライバーの URL の構文は次のとおりです。

jdbc:pervasive://<マシン名>:<ポート番号>/<データ ソース>
<マシン名>
Pervasive データベース サーバーを実行するマシンのホスト名または IP アドレス。
<ポート番号>
Pervasive データベース サーバーが受信を行うポート。このポートのデフォルト値は 1583です。
<データソース>
アプリケーションが使用する予定の Pervasive データベース サーバー上の ODBC DSN の名前。
 

たとえば、Pervasive PSQL エンジンが DBSERV というマシン上にあって、DEMODATA データベースに接続したい場合の URL は次のようになります(サーバーがデフォルトのポートを使用するように設定されているものとします)。

jdbc:pervasive://DBSERV/DEMODATA 

したがって、DriverManager クラスを使用してデータベースに接続するには、次の構文を使用します。

Connection conn =           
DriverManager.getConnection("jdbc:pervasive://
DBSERV:1583/DEMODATA", loginString, passwordString); 

"loginString" はユーザーのログイン名を表す文字列で、"passwordString" はユーザーのパスワードを表す文字列です。


メモ

JDBC アプレットおよびアプリケーションがデータにアクセスするためには、指定したホスト マシンで Pervasive PSQL エンジンが実行されている必要があります。


JDBC アプレットの開発

JDBC を使用して Web ベース アプリケーションを開発するには、アプレット クラスを含むコードベース ディレクトリに JDBC jar ファイルを置いておく必要があります。

たとえば、MyFirstJDBCapplet と呼ぶアプリケーションを開発する場合は、MyFirstJDBCapplet クラスを含むディレクトリに pvjdbc2.jar ファイルを置く必要があります。たとえば、C:¥inetpub¥wwwroot¥myjdbc¥ となります。

これにより、クライアント Web ブラウザーはネットワークから JDBC ドライバーをダウンロードし、データベースに接続できます。

また、<APPLET> タグ内に archive パラメーターを指定する必要があります。たとえば、次のようになります。

<applet CODE="MyFirstJDBCapplet.class" 
        ARCHIVE="pvjdbc2.jar" WIDTH=641 HEIGHT=554> 

メモ:アプレットのホストとなる Web サーバーで Pervasive PSQL エンジンが実行されている必要があります。


Pervasive JDBC 2 ドライバーを使用したプログラミング

JDBC プログラミング作業