Java Class Library Guide (v11)

Pervasive Java インターフェイスのクラス階層

ここでは、新しい Pervasive Java インターフェイスのクラスについて説明します。

「ファクトリ」パターンを適用することにより、Driver、Timestamp、FieldDef および PsqlException を除く、ほとんどすべてのクラスは(単一または複数の)ほかのクラスのメソッドを通してのみ作成できます。クラスの説明で、パブリック コンストラクターが使用できない場合、ラベル Constructors の下にコンストラクターのリストは表示されません。

Pervasive Java インターフェイスには、API のメソッドを呼び出すときに発生するエラー状態を処理する特別なクラス PsqlException があります。PsqlException は、java.lang.Exception を拡張します。Pervasive Java クラスの個々のメソッドは PsqlException を返しますが、簡略のために以下の節はメソッド定義から省略されています。

throws PsqlException 

2 に、すべてのクラスとクラス間の関係を示します。

図 2 Java API のクラス階層

Pervasive Java インターフェイスのクラスは、以下の 3 つのグループに分類できます。

一般クラス

以下のクラスは、一般クラスのグループに属します。

これらのクラスは、密結合型データベースと疎結合型データベースの両方に使用できます。

Rowset ファミリ クラス

以下のクラスは、Rowset ファミリ クラス グループに属します。

これらのクラスは Pervasive PSQL データベースの辞書に見られるメタ データを使用するので、密結合型データベースにのみ適用できます。

Cursor ファミリ クラス

これは、Pervasive Java インターフェイスの低レベル部分です。このインターフェイス部分を使用する場合、ポジション ブロック、データ バッファーやその他 Btrieve API 特有のプログラミング要素を処理する必要があります。


メモ

Btrieve ファイルに DDF がない場合は、Java インターフェイスのこれらのクラスを使用しなければなりません。データ用の DDF ファイルは、Pervasive Control Center ユーティリティを使用して作成できます。詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。


以下のクラスは、Cursor ファミリ クラス グループに属します。

これらのクラスはメタ データを使用せず、従来の Btrieve オペレーション(BTRV メッセージなど)を直接サポートします。したがって、これらのクラスは一般に疎結合型データベースに適用されます。ただし、これらのクラスを使用して、DDF とデータとの密結合型データベースのテーブルを格納するデータ ファイルにアクセスすることもできます。(しかし、後者では「Rowset ファミリ」を使用するほうが便利です。)


Java クラス ライブラリを使ったプログラミング

主要なクラスとメソッドの概要