PSQL Programmer's Guide (v11)

インターフェイス ライブラリの概要

Windows アプリケーションからトランザクショナル インターフェイスにアクセスする適切な方法は、コンパイル時に Btrieve Glue DLL を参照するライブラリにリンクすることです。Glue DLL は、インターフェイス DLL にアプリケーションを接着する役目を果たします。接着剤のように、Glue DLL はアプリケーションとインターフェイス DLL の間に介在する薄い層です。Glue DLL は、以下のアクションを正常に実行する役割を担っています。

  1. インターフェイス DLL をロードする。
  2. インターフェイス DLL にバインドする、つまり、インターフェイス DLL からシンボルをインポートする。

どの段階でも、Glue DLL で障害状態が発生した場合は、アプリケーションが障害をユーザーに伝えるための適切なステータス コードを Glue DLL が発行します。

30 には、アプリケーションがリンクできるライブラリ、およびロードする DLL を示します。

表 30 トランザクショナル インターフェイス プログラミング ライブラリ
オペレーティング システムとコンパイラ1
Glue DLL
リンク ライブラリ
Windows 32 ビット(Microsoft Visual C++、Watcom、Embarcadero)
W3BTRV7.DLL
W3BTRV7.LIB
Windows 64 ビット
W64BTRV.DLL
W64BTRV.LIB
1 コンパイラ対応ライブラリは、さまざまなサブディレクトリ内にあります。Win32 アプリケーションをリンクするには、Microsoft コンパイラを使用する場合に ¥Win32 ディレクトリを使用し、Embarcadero または Watcom コンパイラを使用する場合に ¥Win32x ディレクトリを使用します。

Linux

Linux には glue コンポーネントがありません。アプリケーションはインターフェイスを実装する共有ライブラリに対して直接リンクします。Linux 32 ビットおよび 64 ビット アプリケーション用のトランザクショナル インターフェイス リンク ライブラリはいずれも libpsqlmif.so です。


インターフェイス ライブラリ

Pervasive PSQL アプリケーションの配布