Pervasive PSQL v11 SP1 リリース ノート
一般リリース 2011 年 7 月
目次
Pervasive PSQL v11 SP1 一般リリースへようこそ。
このファイルには以下の項目が含まれています。
概要
一般リリースには以下のものが含まれています。
- Pervasive PSQL Server for Windows(32 ビットおよび 64 ビット)
- Pervasive PSQL Client for Windows(32 ビットおよび 64 ビット)
- Pervasive PSQL Server for Linux(32 ビットおよび 64 ビット)
- Pervasive PSQL Client for Linux(32 ビットおよび 64 ビット)
- Pervasive PSQL Workgroup (32 ビット)
サポートするプラットフォーム
一般リリースでは、以下のオペレーティング システムの 32 ビットおよび 64 ビット エディションの両方がサポートされます。
- Windows Small Business Server 2011
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Foundation Server 2008 R2
- Windows Small Business Server 2008
- Windows Small Business Server 2003
- Windows 7
- Windows Vista
- Windows Server 2003
- Windows XP
- Linux Red Hat Enterprise 4、5 および 6
- Linux SUSE Enterprise 10 および 11
- Citrix XenApp 6
- Citrix XenServer 5.6
上記のオペレーティング システムにはすべて最新のサービス パックを適用してください。
第三者認証
Pervasive PSQL v11 SP1 の第三者認証に関する詳細については、Pervasive Software の Web サイトを参照してください。
製品の認証
Pervasive PSQL v11 SP1 版は製品認証のために使用する一時キーが含まれます。
クライアントの互換性
Pervasive PSQL v11 SP1 サーバーおよびワークグループ版は Pervasive PSQL v10 以降のクライアントをサポートします。
新機能と拡張機能
新機能と拡張機能に関する詳細については、『Whats New in Pervasive PSQL』の「Pervasive PSQL v11 SP1 の新機能」および「以前の Pervasive PSQL v11 の新機能」を参照してください。
Pervasive PSQL のインストール
このセクションは Windows と Linux 上での製品インストールに関する説明を記載します。このセクションを読む前に前のセクションの製品の認証の内容を確認してください。
インストール ファイルはエージーテックのダウンロード ページ http://www.agtech.co.jp/download/trial/pervasive/psqlv11.html からダウンロードできます。
Windows
製品をインストールしないで製品のインストールについての情報をご覧になりたい場合は、製品メディアまたは Web サイトから『Getting Started with Pervasive PSQL』PDF マニュアルをご覧ください。
Windows での Pervasive PSQL のインストール
Pervasive PSQL v11 SP1 のフルセットアップ(setup*.exe)を実行してください。
Windows にインストールする場合は以下の項目をお読みください。
主題
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解説
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Windows ファイアウォールとクライアント/サーバー アプリケーション
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Pervasive PSQL サーバーとワークグループのインストールはクライアント/サーバー機能を有効にするためにファイアウォール アクセス一覧にファイルを追加します。Pervasive PSQL のインストール中にオペレーティング システムの[セキュリティの重要な警告]が 表示された場合は、Pervasive PSQL コンポーネントとの通信のために、ブロックを解除する や アクセスを許可する をクリックしてください。
インストール後にクライアント/サーバー アプリケーションが正しく動作しない場合は、ファイアウォール アクセス一覧またはポートを確認してください。クライアント/サーバー アプリケーションを有効にするために若干のセキュリティー設定の調整が必要となることがあるかもしれません。アクセス一覧にファイルを追加するか、ポートを開くことができます。両方を行う必要はありません。
ファイアウォール アクセス一覧に Pervasive PSQL コンポーネントを追加する場合は、次のファイルを追加します。
- Pervasive PSQL 32-ビット サーバーの場合:ntdbsmgr.exe。
- Pervasive PSQL ワークグループの場合:w3dbsmgr.exe。
- Pervasive PSQL 64-ビット サーバーの場合:ntdbsmgr64.exe。
ポートを開く場合、Pervasive PSQL は次のポート経由で通信します。 トランザクショナル インターフェイスの場合は 3351、リレーショナル インターフェイスの場合は 1583、 名前付きパイプの場合は 139 です。ポートを開くことは、Pervasive PSQL だけでなくすべてのアクセスを対象に開くことになるので、注意してください。
セキュリティ、ファイアウォール設定およびポートに関してはオペレーティング システムのドキュメントを参照してください。
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復元ポイント停止 オプション
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Windows Vista 以降のシステムでは Windows システムの復元を無効にすることでインストール全体の時間を削減することができます。Windows 7 と Windows Server 2008 R2 システムではコマンドラインで MSIFASTINSTALL=1 プロパティを設定することによって Windows システムの復元を実際に無効にしないでシステム復元ポイントの作成をスキップさせることができます。
例:
Setup<InstallType>_x<Platform>.exe /s /v"/qn /lveom \"%temp%\PSQLv11_InstallLogFileName.log\" MSIFASTINSTALL=1"
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インストール パスで使用できない文字
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Pervasive PSQL Control Center または DDF Builder を使用する予定であれば、ポンド記号 (#)文字およびパーセント記号 (%) 文字は Pervasive PSQL 製品のインストール パスで使用しないでください。これら 2 つのユーティリティでは、インストール パスにポンド記号文字やパーセント記号文字が含まれていると実行できません。
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ワークグループ エンジンをサービスとして実行するためのアップグレード方法
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ワークグループ エンジンまたはクライアント キャッシュ エンジンをアプリケーションとしてインストールした後、これをサービスとして実行することにした場合は、エンジンをアンインストールしてから、サービスとしてインストールし直してください。
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認証とセキュリティ
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Pervasive PSQL をインストールするには管理者権限が必要です。
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アカウントによっては、Vista と Server 2008 プラットフォームでローカル セキュリティ ポリシーの[ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル]が、ネットワーク ログインに悪影響を与えることがあります。[ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル]が "クラシック"(ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する)に設定されていることを確認してください。
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PATH の場所
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Pervasive PSQL のダウンロード版をインストールする場合は、PATH 環境変数に挙げられている場所にセットアップ ファイルを置かないでください。そのような場所にファイルを置くと、インストール中にファイルのコピーで問題が発生します。セットアップ ファイルは Windows TEMP フォルダーのような場所に置いてください。
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Windows Installer のバージョン
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Pervasive PSQL v11 SP1 でサポートされる Windows バージョンの一部は、最低限必要な Windows インストーラーのバージョンがインストールされていないことがあります。Pervasive PSQL v11 SP1 では、PSQL のインストールを実行するために Windows インストーラー v3.1 がインストールされている必要があります。 お使いのシステムに Windows インストーラーのどのバージョンが入っているかを調べるには、コマンド プロンプトで MSIExec /? と入力します。
お使いの Windows バージョンに Windows インストーラー v3.1 がインストールされてない場合は、Windows インストーラーをアップグレードするか、もしくは Setup 実行可能ファイルを使用して Pervasive PSQL v11 SP1 をインストールします。Setup は Pervasive PSQL v11 SP1 インストールを実行する前に、インストールされている Windows インストーラーを v3.1 へ自動的にアップグレードします。
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Windows Server 2008 Server Core のインストール
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Pervasive PSQL Server を Windows Server 2008 Server Core にインストールする場合、オプションのインストール機能はデフォルトで無効になります。
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バーチャル マシンでの XIO のインストール
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Pervasive Software はバーチャル マシン イメージ上での XIO の実行をサポートしません。
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サイレント インストール
Pervasive PSQL v11 SP1 のサイレント インストールを行うには次の手順を実行します。
1. サイレント コマンドライン オプションを使用して PSQL のインストールを実行します。インストール中に PSQL の認証を行うには、ptksetup.ini インストール構成ファイルの認証キー (PVSW_PSQL_LICENSE_KEY=<key>) を設定してください。インストールの完了後にコマンドラインから PSQL の認証を行う場合は手順 2 をご覧ください。
Setup<InstallType>_x<Platform>.exe /s /v"/qn /lveom \"%temp%\PSQLv11_InstallLogFileName.log\""
次の例では Windows の一時フォルダーにインストール ログファイルを作成します。
2. [オプション] インストールの完了後に PSQL の認証を行うには、License Administrator コマンド ライン インターフェイス ユーティリティを使用します。
"<PSQL_install_path>\bin\clilcadm.exe" -a <key>
Linux
Linux での Pervasive PSQL のインストール
Pervasive PSQL v11 SP1 は Kernel 2.6.0 以上で実行する Linux ディストリビューションをサポートします。 Linux での Pervasive PSQL v11 のインストールに関する情報は『Getting Started with Pervasive PSQL』の「Pervasive PSQL(Linux 版)のインストール」を参照してください。Linux 上で以前のバージョンの Pervasive PSQL からアップグレードを行う場合は、アンインストールを行ってから Pervasive PSQL v11 SP1 をインストールする必要があります。 Linux での Pervasive PSQL v11 SP1 へのアップグレードに関する情報は『Getting Started with Pervasive PSQL』の「Pervasive PSQL(Linux 版)のインストール」を参照してください。
メモ Linux でのインストールは Pervasive PSQL の以前のバージョンがインストールされていないシステムで行う必要があります。
Linux インストール パッケージ
Linux では、フル インストール パッケージが用意されています。フル インストールには、必要なエンジンとクライアント ファイル、使用可能なすべてのユーティリティ、およびユーザー マニュアル一式が含まれています。
次の表に、利用可能なインストール パッケージの概要を示します。
Pervasive PSQL 製品
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インストールの種類
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内容
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パッケージ名の例
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サーバー 64ビット
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フル
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エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、およびドキュメント
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Pervasive.SQL.jajp-x.yy-zzz.zzz.x86_64.[rpm | tar]
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サーバー 32ビット
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フル
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エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、およびドキュメント
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Pervasive.SQL.jajp-x.yy-zzz.zzz.i486.[rpm | tar]
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クライアント 64-ビット
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クライアント
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クライアント ファイル、ユーティリティ、およびドキュメント
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Pervasive.SQL-Client-x.yy-zzz.zzz.i486_64.[rpm | tar]
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クライアント 32ビット
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クライアント
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クライアント ファイル、ユーティリティ、およびドキュメント
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Pervasive.SQL.jajp-Client-x.yy-zzz.zzz.i486.[rpm | tar]
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1 x.yy-zzz.zzz は、製品のリリースおよびビルド番号を示す、ファイル名内の実際の数字を表します。
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エコ システム製品
このセクションでは Pervasive Software エコ システム製品と Pervasive PSQL v11 SP1 との互換性に関する情報を説明します。
Backup Agent 1.x/2.x または DataExchange 2.x/3.x がインストールされている場合、 Pervasive PSQL v11 SP1 をインストールするとそれらが動作しなくなります。エコ製品をアンインストールするか、Pervasive PSQL v11 SP1 と互換性があるエコ製品にアップグレードする必要があります。
Backup Agent(32-ビット)
Backup Agent 2.x 32-ビットがインストールされている場合、Backup Agent 2.x 32-ビットをアンインストールするまで Pervasive PSQL v11 SP1 をインストールすることはできません。これは Backup Agent 2.x 32-ビットの現在の制限です。
インストールに含められた JRE コンポーネント
Java Runtime Environment(JRE)は、Pervasive PSQL のインストールで独立したインストールとして呼び出されることはなくなりました。システムに JRE (1.6.1 以上) がインストールされていない場合、以下の機能で必要とされる JRE のコンポーネントが Pervasive PSQL の一部としてインストールされます。
- PCC およびドキュメント
- DDF Builder
- コア ユーティリティ
Windows 32 ビット オペレーティング システムで JRE(1.6.0_01 以上)の適切なバージョンが既に存在している場合は、Pervasive PSQL のインストールで JRE コンポーネントをインストールしません。 Windows 64 ビット オペレーティング システムおよび Linux の場合、JRE コンポーネントは常にインストールされます。
既知の問題
Pervasive PSQL v11 SP1 のすべての既知の問題は Web サイトで公開されています。最新の既知の問題は http://www.agtech.co.jp/download/update/pervasive/psqlv11.html をご覧ください。
注意事項
このセクションでは、インストール後に本製品を使用していて遭遇する可能性がある状況について説明します。
Windows
件名
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解説
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Pervasive PSQL インストール ログの復元ポイント エラー
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復元ポイントに関するエラーは無視できます。Windows オペレーティング システムは、新しいアプリケーションのインストールに先立って行う、現在のディスクのスナップショット(復元ポイントと呼ばれます)の作成に失敗することがあります。Pervasive PSQL のアンインストールは Pervasive PSQL 製品を完全に削除するため、Windows の復元機能を使用した場合と同じ結果になります。そのため、復元ポイントは必要ありません。
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Windows Server 2008 および Windows 7/Vista における、[管理者として実行]への右クリック ショートカット
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Windows の[スタート]メニューのアプリケーション ユーティリティで右クリックしても、[管理者として実行]オプションは提供されません。これは Windows Installer 3.1 の制限です。
何らかの理由で、Pervasive PSQL ユーティリティを管理者権限モードで実行したい場合は、以下の方法があります。
- 管理者特権でのコマンド プロンプトからユーティリティを実行する
- ユーティリティの実行可能ファイルへのショートカットをデスクトップに独自に作成する
- Windows エクスプローラーでユーティリティの実行可能ファイルへ移動する
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Windows Server 2003 および Windows XP オペレーティング システムにおけ る IPv6 の使用
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Windows Server 2003 および Windows XP オペレーティング システム上の Pervasive PSQL では IPv6 の使用がサポートされません。Windows 環境の Pervasive PSQL で IPv6 を使用できるようにするには、 Windows Vista 以降のオペレーティング システムを利用してください。
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Linux
件名
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解説
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Linux でのインターネット プロトコル
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Pervasive PSQL は Linux 上でインターネット プロトコル(IP)v6 をサポートしません。オペレーティング システムのデフォルトが IPv6 を使用する場合は、デフォルトの設定を IPv4 に変更することを検討してください。 デフォルトで IPv4 を使用するとデータベースエンジンが IPv6 の使用を試みてから IPv4 を使用することによる遅延を防ぐことができます。IP のデフォルト設定に関してはオペレーティング システムのドキュメントを参照してください。
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ODBC および Linux
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Unix ODBC は Red Hat Enterprise 5.4 ではインストールされません。ODBC アプリケーションが Unix ODBC カーソル ライブラリを使用するように設定されている場合は、Unix ODBC パッケージをインストールするか、Pervasive ODBC ドライバを使用するように ODBC アプリケーションを変更する必要があります。
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有用なリンク
- Pervasive 製品の包括的な情報
- Pervasive 製品に関してよくお問い合わせのある質問
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- 製品マニュアルのオンライン表示
- 弊社サポート サービスに関する情報
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