Direct Access Components (PDAC) Guide (v11)

PDAC セキュリティ

PDAC では次の 2 つのセキュリティ タイプをサポートします。

以下にこれら 2 つのセキュリティ モデルの詳細を説明します。

オーナー ネーム セキュリティ

このセキュリティ モデルを使用する場合は、テーブルのオーナー ネームを提供します。詳細については、『Btrieve API Guide』の Btrieve オペレーション 29 の「Set Owner」を参照してください。

TPvTable には Owner: string プロパティと次のメソッドがあります。

SetOwnerOnTable(AOwner: string; AccessMode: integer)  

Owner プロパティを使用すれば、オーナー ネームを設定することができます。SetOwnerOnTable メソッドを使用すれば、テーブルのオーナー ネームを設定したりクリアしたりすることができます。

表 1 PDAC アクセス モード
コード
説明
0
すべてのアクセス モードでオーナー ネームが必要(データ暗号化なし)
1
読み取り専用アクセスにはオーナー ネームは必要なし(データ暗号化なし)
2
すべてのアクセス モードでオーナー ネームが必要(データ暗号化あり)
3
読み取り専用アクセスにはオーナー ネームは必要なし(データ暗号化あり)

Btrieve テーブルにアクセスするには、有効なオーナー ネームを提供する必要があります。

SQL セキュリティ

SQL/ODBC セキュリティは DDF レベル上のデータベース セキュリティです。PDAC には SQL セキュリティをセットアップする特別な方法はありません。Pervasive Control Center または ODBC ツールなどの外部プログラムを使用する必要があります。Pervasive Control Center の詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。データベースがセキュリティで保護されている場合は、テーブルを開くとき、または TpvDatabase コンポーネントにアクセスするときに、毎回ユーザー名とパスワードを入力するダイアログが表示されます。データベースにセキュリティが設定されているかどうかを調べるには、パブリック プロパティの TPvDatabase.IsSecured で確認することができます。


メモ

データベースで SQL セキュリティが有効な場合、Btrieve/オーナー ネーム セキュリティは無視されます。



PDAC に基づくアプリケーションの配布

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