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Pervasive PSQL およびそのコンポーネントが使用する情報は、システム テーブルと呼ばれる特殊なテーブルに保管されます。
注意
DELETE、UPDATE や INSERT ステートメント、またはユーザー定義トリガーを使って、システム テーブルの変更を試みないでください。システム テーブルを直接変更してはいけません。
システム テーブルを直接照会するアプリケーションを記述しないでください。システム テーブルの一部の列が記録されない可能性があります。次のいずれかの方法を使用すれば、システム テーブルに保管されている情報をアプリケーションで取得できます。
Pervasive PSQL API は Pervasive PSQL 開発者リファレンスに含まれています。開発者向けコンポーネントは、リリース間でデータベース エンジンと互換性があります。システム テーブルの形式は、Pervasive PSQL データベース エンジンの内部アーキテクチャ次第です。リリースごとにアーキテクチャが変わることもあります。公開されていないシステム テーブルの列に直接アクセスしているアプリケーションでは、Pervasive PSQL の内部アーキテクチャが変更されたときにアプリケーションの修正が必要になる場合があります。
次の表は、各システム テーブルの関連ファイルの名前と、システム テーブルの内容を概説したものです。
メモ
システム テーブルに含まれる一部のデータは表示できません。たとえば、ユーザー パスワードは暗号化形式で表示されます。
システム テーブル
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辞書ファイル
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内容
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---|---|---|---|
V11
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V22
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||
X$Attrib
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ATTRIB.DDF
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PVATTRIB.DDF
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列属性の定義
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X$Depend
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DEPEND.DDF
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PVDEPEND.DDF
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テーブル、ビュー、プロシージャとトリガーとの依存関係
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X$Field
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FIELD.DDF
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PVFIELD.DDF
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列と名前付きインデックスの定義
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X$File
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FILE.DDF
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PVFILE.DDF
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データベース内のテーブルの名前と場所
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X$Index
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INDEX.DDF
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PVINDEX.DDF
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インデックスの定義
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X$Proc
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PROC.DDF
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PVPROC.DDF
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ストアド プロシージャの定義
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X$Relate
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RELATE.DDF
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PVRELATE.DDF
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参照整合性(RI)の情報
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X$Rights
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RIGHTS.DDF
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PVRIGHTS.DDF
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ユーザーとグループのアクセス権の定義
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X$Trigger
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TRIGGER.DDF
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PVTRIG.DDF
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トリガーの情報
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X$User
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USER.DDF
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PVUSER.DDF
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ユーザー名、グループ名、およびパスワード
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X$View
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VIEW.DDF
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PVVIEW.DDF
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ビューの定義
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1バージョン 1(V1)メタデータに適用。「メタデータのバージョン」を参照してください。
2 バージョン 2(V2)メタデータに適用。「メタデータのバージョン」を参照してください。
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データベースを作成すると、Pervasive PSQL によりすべてのシステム テーブルが作成されます。
これら以外に遭遇する可能性のあるシステム テーブルが 2 つあります。VARIANT.DDF と OCCURS.DDF(V1 データベースの場合)または PVVARIANT.DDF と PVOCCURS.DDF(V2 データベースの場合)です。これら 2 つのシステム ファイルは COBOL サポート用に使われるため、ユーザーの直接介入は一切必要としません。COBOL 用ユーティリティの将来のバージョンは、これらのシステム テーブルが必要でなくなった場合には、異なるアーキテクチャを実装するかもしれません。COBOL アプリケーションの SQL アクセスも参照してください。
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