Advanced Operations Guide (v11)

Rebuild ユーティリティ の GUI のリファレンス

このセクションでは、Rebuild ユーティリティ のグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)のオブジェクトについて説明します。

ファイル オプションの画面

この画面を使用すると、リビルドのリストにファイルを追加することができます。

図 45 Rebuild ユーティリティのファイル選択

GUI オブジェクト
説明
関連情報
選択ファイル
リビルドするためにリストされたデータ ファイルおよび辞書ファイル。[追加]ボタンを使用して選択したものです。
[追加]ボタン
リビルドするファイルのリストにデータ ファイルまたは辞書ファイルを追加します。
[削除]ボタン
選択したデータ ファイルまたは辞書ファイルをリストから削除します。
[クリア]ボタン
選択されたデータ ファイルおよび辞書ファイルのリスト全体をクリアします。

Rebuild オプションの画面

この画面を使用すると、ファイルのリビルドに関するオプションを選択することができます。

図 46 Rebuild ユーティリティのファイル オプション

GUI オブジェクト
説明
関連情報
システム データ
Rebuild 時にファイルにシステム データ キーを作成するかどうかを指定します。
システム データはトランザクション一貫性保守とトランザクション ログでは必須です。
システム データおよびキー データを使用してファイルをリビルドするかどうかを指定します。MicroKernel は、ユーザー定義のユニークなキーが存在しないとき、システム データを含まないファイルのロギングを行うことができません。
ページ圧縮
ファイルにページ圧縮を使用するかどうかを指定します。選択肢は、"オン"、"オフ"、および "既存を保持" です。"既存を保持" を選択すると、ファイルにページ圧縮が設定されている場合は、それを維持します。
ページ圧縮には 9.5 以上のファイル形式であることが必要です。
レコード圧縮
ファイルにレコード圧縮を使用するかどうかを指定します。選択肢は、"オン"、"オフ"、および "既存を保持" です。"既存を保持" を選択すると、ファイルにレコード圧縮が設定されている場合は、それを維持します。
エラー時続行
リビルド処理中にエラーが発生した場合に、Rebuild ユーティリティの処理を続行するかどうかを決定します。このオプションを選択すると、エラーが発生した場合でも、ユーティリティは次のファイルの処理を続行します。ユーティリティにより、MicroKernel データ ファイル以外のファイルであることやその他のエラーが発生したことが通知されますが、データ ファイルのリビルドは続行されます。このオプションを選択しない場合、エラーが検出された場合、リビルド処理が停止します。

このオプションは、リビルド ファイルにワイルド カード文字を指定した場合に効果的です。
終了時に設定を保存
このダイアログ ボックスの現在の設定を保存して、次回のリビルドのセッションでもこの設定を使用できるようにします。
キー番号
ファイルのリビルド処理を行う際にユーティリティが読み込むキーを指定します。このオプションで[NONE]を選択した場合、ファイルの複製、インデックスの削除、新しいファイルへのレコードのコピーが行われた後、インデックスがリビルドされます。この方法は、キー番号を指定するよりも短時間でリビルドでき、ファイルのサイズも小さくなるため、できる限りこの方法を使用するようにしてください。

この方法では、元のファイルとは異なる物理順序のレコードを含む新規ファイルが作成されることがあります。

キー番号を指定した場合には、インデックスの削除と置き換えは行われず、ファイルの複製とコピーが行われます。この方法は、[NONE]を指定するよりもリビルドに時間がかかりますが、インデックスをリビルドしたくない場合には、この方法を使用します。
ファイル フォーマット
これまでは、Rebuild ユーティリティは[作成ファイルのバージョン]設定パラメーターに基づいてファイル バージョンを決定していました。
この Rebuild ユーティリティを使用すると、その設定とは無関係にファイル バージョンを指定することができます。
ページ サイズ
新しいファイルのページ サイズをバイト単位で指定します。"EXISTING"、"最適化(ディスク スペース)"、"最適化(データ アクセス)"のいずれかを選択するか、サイズをバイト単位で指定します。"EXISTING" を選択した場合は現在のページ サイズが使用されます。何らかの理由で元のサイズが使用できない場合は、ユーティリティにより、ほかのページ サイズに変更されます。
たとえば、ページ サイズが 1024 で、24 個のキーを持つ v5.x ファイルがあるとします。Btrieve v6.0 以降のバージョンでは、ページ サイズが 1024 の場合、23 個までのキーのみをサポートするため、ファイルには、ユーティリティによって新しいページ サイズが自動的に割り当てられ、ログ ファイルに通知メッセージが記述されます。
出力パス
リビルドされたファイルの保存先となる別のロケーションを指定します(デフォルトのロケーションは現在のディレクトリです)。必ず既存のディレクトリを指定してください。

このオプションを使用すれば、サイズの大きいファイルを別のサーバーでリビルドすることができます。MicroKernel とその通信コンポーネントが、リビルドされたファイルを格納するサーバーでロードされている必要があります。パスには、ワイルドカード文字を使用しないでください

出力ディレクトリのロケーションが元のファイルのロケーションと異なる場合、元のファイルはリビルド中に削除されません。出力ディレクトリが元のファイルと同じディレクトリである場合には、リビルドの完了時に元のファイルは削除されます。
DefaultDB w/ DB security:[名前付きデータベースの管理]で指定したデータベースのファイル ロケーション以外ではリビルドできません。
ログ ファイル
リビルド ログ ファイルのロケーションを指定します(デフォルトのロケーションは現在の作業ディレクトリです)。パスには、ワイルドカード文字を使用しないでください

Rebuild 進行状況画面

この画面を使用すると、リビルドの進行状況を知ることができます。また、リビルド処理完了後にログ ファイルを表示することができます。

図 47 Rebuild ユーティリティの進行状況

GUI オブジェクト
説明
関連情報
メッセージ領域
リビルド中のファイルについての情報が表示されます。リビルドが完了した場合には操作の要約が表示されます。
ログ ファイルの表示
各ファイルのリビルド処理に関する情報を表示することができます。[ログ ファイルの表示]をクリックすると、デフォルトのテキスト ビューアーを使用してリビルド ログを表示します。


Rebuild ユーティリティの概念

Rebuild ユーティリティの作業