SQL Engine Reference (v11)

CREATE USER

CREATE USER ステートメントにより、データベースに新しいユーザー アカウントが作成します。

この関数は、パスワード付き、パスワードなし、また、グループのメンバーとしてのユーザー アカウントをデータベースに作成するのに使用できます。

構文

CREATE USER ユーザー名 [WITH PASSWORD ユーザー パスワード]  
   [IN GROUP 参照エイリアス] 

備考

この機能は、『Microsoft ODBC Programmer's Reference』に述べられているように、SQL 文法の拡張です。


メモ

このステートメントは、Pervasive PSQL Control Center(PCC)を使用して作成したユーザーと同じ権限を持つユーザーを作成します。たとえば、作成されたユーザーは、そのユーザーが Master としてログインしていない場合でも、デフォルトでデータベースを作成することを制限されません。


Master ユーザーのみがこのステートメントを実行できます。

このステートメントを実行するには、セキュリティ設定が有効になっている必要があります。

ユーザー名およびユーザー パスワードは Pervasive PSQL データベースのみを対象としたもので、オペレーティング システム レベルで設定されているユーザー名とパスワードには無関係です。Pervasive PSQL のユーザー名、グループおよびパスワードは、PCC(Pervasive Control Center)でも設定することができます。

ユーザー名は辞書内で重複しない名前でなければなりません。

ユーザー名とパスワードに空白またはその他の非英数文字が含まれる場合は、ユーザー名とパスワードを二重引用符で囲む必要があります。

ユーザーをグループのメンバーとして作成する場合は、ユーザーを作成する前にグループを設定する必要があります。

ユーザーとグループの詳細については、『Advanced Operations Guide』の Master ユーザーおよびユーザーとグループを参照してください。

以下の例では、ログイン権限を持たず、どのグループのメンバーでもない新規ユーザー アカウントを作成する方法を示します。

CREATE USER pgranger 

新しいユーザーの名前は pgranger です。このユーザーのパスワードは NULL で、このユーザー アカウントはどのグループのメンバーでもありません。

CREATE USER "polly granger" 

新しいユーザーの名前は polly granger で、非英数文字を含んでいます。このユーザーのパスワードは NULL で、このユーザー アカウントはどのグループのメンバーでもありません。

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以下の例では、ログイン権限を持ち、どのグループのメンバーでもない新規ユーザー アカウントを作成する方法を示します。

CREATE USER pgranger WITH PASSWORD Prvsve1 

新しいユーザーの名前は pgranger です。このユーザーのパスワードは Prsve1(大文字と小文字を区別)です。

CREATE USER pgranger WITH PASSWORD "Nonalfa$" 

新しいユーザーの名前は pgranger です。このユーザーのパスワードは Nonalfa$(大文字と小文字を区別)で、非英数文字を含んでいます。

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以下の例では、グループのメンバーで、ログイン権限を持たない新規ユーザーを作成する方法を示します。

CREATE USER pgranger IN GROUP developers 

新しいユーザーの名前は pgranger です。新しいユーザー アカウントは、グループ developers に割り当てられます。

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以下の例では、グループのメンバーで、ログイン権限を持つ新規ユーザーを作成する方法を示します。

CREATE USER pgranger WITH PASSWORD Prvsve1 IN GROUP developers 

新しいユーザーの名前は pgranger です。新しいユーザー アカウントは、グループ developers に割り当てられ、大文字小文字を区別するパスワード Prvsve1 を持ちます。この構文の順序(CREATE USER...WITH PASSWORD...IN GROUP)は非常に重要です。

関連項目

ALTER USER

DROP USER

GRANT


CREATE TRIGGER

CREATE VIEW