PSQL Programmer's Guide (v11)

データ辞書の作成 (リレーショナル インターフェイス)

Pervasive PSQL は、辞書を使用してデータベースに関する情報を格納します。辞書は、データベースのテーブルとビューを記述するいくつかのシステム テーブルから構成されています。

システム テーブルには、インデックス定義、例の特性、保全性とセキュリティ情報などの数種類のデータベース情報が含まれています。表 40 は Pervasive PSQL が作成するシステム テーブルを示しています。

表 40 Pervasive PSQL システム テーブル
操作
結果テーブル
データ辞書の作成
X$File、X$Field、X$Index
列の属性の指定
X$Attrib
ストアド SQL プロシージャの作成
X$Proc
データベース セキュリティの定義
X$User、X$Rights
参照制約の定義
X$Relate
ビューの定義
X$View
トリガーの定義
X$Trigger、X$Depend

システム テーブルはデータベースの一部であるため、システム テーブルに照会してそれらの内容を決定できます。適切な権利があれば、システム テーブルを作成したり、それらの内容を変更することもできます。


メモ

Pervasive PSQL は、システム テーブル内のいくつかのデータを表示しません。たとえば、ストアド ビューおよびストアド プロシージャの名前以外の情報は、Pervasive PSQL でしか使用できません。また、ユーザー パスワードなどのいくつかのデータは暗号化された形式で表示されます。


各システム テーブルの内容をすべて参照する場合は、『SQL Engine Reference』を参照してください。

辞書を作成すると、データベースにテーブル、列およびインデックスを追加できます。

名前付きデータベースの作成は、以下の手順で行います。


メモ

参照整合性やトリガーなどのいくつかの機能を使用するには、名前付きデータベースが必要です。


  1. 新しい辞書テーブルを格納するためのディレクトリを作成します。
  2. 名前付きデータベースを追加するには、Pervasive PSQL Control Center を使用します。詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。

名前なしデータベースの辞書の作成は、以下の手順で行います。

  1. Pervasive PSQL Control Center を実行します。
  2. 新しいエンジン データ ソース ファイルと辞書ファイルを作成する場合は、『Pervasive PSQL User's Guide』に示している手順に従ってください。

名前付け規則 (リレーショナル インターフェイス)

テーブルの作成 (リレーショナル インターフェイス)