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VAccess
CacheRows プロパティは一度の Pervasive PSQL Extended Fetch オペレーションで返される最大行数を決定します。
このプロパティに設定し得る最大値は返される行のバイト長によって決まりますが、この行の長さは、SelectedFields プロパティがある場合にはその値によって、ない場合はデータ ファイルの定義済みのデータ バッファー長によって決まります。このプロパティは、Extended Get オペレーション構造体のデータ抽出の固定部分の「取得するレコード数」と対応しています(『Pervasive PSQL Programmer's Guide』の「Get Next Extended」の説明を参照してください)。
このプロパティをゼロに設定すると、返される行の長さと MaxBufferSize プロパティの値に基づいて可能な最大値が自動的に計算され、それが使用されます。このプロパティに低い値を設定すると、所定クエリの読み取り時間を最適化することができます。
この値を高く設定しすぎると、ステータス 97 になります。つまり Pervasive PSQL は要求された行数を保持するのに十分な大きさのバッファーを処理するような構成になっていないということです。この問題を解決するには、CacheRows プロパティの値の設定を低くし、(可能であれば)Pervasive PSQL バッファー サイズを増やすか、あるいは SelectedFields プロパティを用いて返されるフィールド数を減らします。
VAccess コントロールの Extended オペレーション機能を有効にするには、ExtendedOps プロパティを True に設定する必要があります。
影響先:Rows
影響元:ExtendedOps、MaxBufferSize、SelectedFields、Init
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