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ADO.NET Entity Framework は接続文字列に含まれている情報を使用して、基となる Entity Framework をサポートする ADO.NET データ プロバイダーに接続します。接続文字列には、必要なモデルおよびマッピング ファイルに関する情報も含まれています。
データ プロバイダーは、モデルにアクセスしたり、メタデータをマップしたり、データ ソースに接続したりする場合に接続文字列を使用します。
Entity Framework ウィザードで既存の接続を指定するか、または新しい接続を定義することができます。接続文字列オプションは、接続文字列で直接定義できますが、Visual Studio の[詳細プロパティ]ダイアログ ボックスでも設定できます(サーバー エクスプローラーでの接続の追加を参照してください)。
PsqlConnectionStringBuilder プロパティの名前は、接続文字列オプションの名前と同じです。ただし、接続文字列オプションの名前は、語と語の間に必要なスペースを入れて、複数の語で構成することができます。たとえば、Min Pool Size 接続文字列オプションは MinPoolSize プロパティに相当します。表 26 では、接続文字列オプションを挙げ、各プロパティについて説明します。
接続文字列オプションは次のような形式です。
接続文字列オプション値の各ペアはセミコロンで区切ります。次に、Entity Framework データ プロバイダー用の単純な接続文字列のキーワードと値の例を示します。
Visual Studio を使って接続を追加、変更する方法については、サーバー エクスプローラーでの接続の追加を参照してください。
サポートされる接続文字列オプションの説明については、表 26 を参照してください。
ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーで使用される接続文字列オプションのデフォルト値の多くは、Pervasive PSQL ADO.NET データ プロバイダーで使用されるデフォルト値と同じです(詳細については、表 26 を参照してください)。表 10 は、接続文字列オプションを ADO.NET Entity Framework アプリケーションで使用する場合には、違うデフォルト値になるオプションを示しています。
接続文字列オプション
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ADO.NET Entity Framework アプリケーションでのデフォルト値
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Parameter Mode
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サポートされません。
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Statement Cache Mode
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ExplicitOnly 値のみサポートされます。
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