What's New in Pervasive PSQL (v11)

設定

Pervasive PSQL v11 では以下の設定が変更されています。

通信スレッド数

通信スレッドの設定範囲およびデフォルト値が変更されました。

前のバージョンでこの範囲は 1 ~ 1,024 で、デフォルトは 16 でした。

通信スレッドの設定は、ある特定の状況下における改善に役立ちます。たとえば、1 つのファイルに対して多くのクライアントが操作(主に書き込み)を行うような場合、より低い値を設定すればスケーラビリティが向上するはずです。スレッド数の値をより低くすると、システム リソースでコンテキスト スイッチを行わないようにします。このほか、大量のワーカー スレッド間でスラッシングによって速度低下が発生する状況も、この通信スレッドの設定によって改善する可能性があります。Pervasive PSQL v11 で、ワーカー スレッドは、既存の全スレッドがレコードまたはファイルのロックで待機している場合にのみ動的に作成されます。

Advanced Operations Guide』の通信スレッド数を参照してください。

リッスン IP アドレス

[リッスン IP アドレス]設定では、複数の IP アドレスを受け付けるようになりました。各アドレスはカンマで区切って指定できます。このアドレス文字列は IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの組み合わせも可能です。IPv6 アドレスにサポートされるすべての形式が使用できます。IPv6 アドレスの形式を参照してください。

[TCP/IP マルチホーム]設定がオフ(チェックボックスがオフ)の場合、データベース エンジンが受信待ちする(単一または複数の)IP アドレスを[リッスン IP アドレス]設定に指定します。『Advanced Operations Guide』のリッスン IP アドレスおよび TCP/IP マルチホームを参照してください。


製品認証

ユーティリティの変更点