ActiveX Controls Guide (v11)

DdfCreateTable (ActiveX メソッド)

適用対象

VAccess

説明

辞書にテーブル定義を追加し、Location プロパティに指定されているパスとファイル情報、および FieldListIndexList によって定義されている属性を使用して、空のデータ ファイルを作成します。

構文

object.DdfCreateTable bOverwrite 

DdfCreateTable メソッドの構文は次のような要素で構成されます。

要素
説明
object
必須。有効な VAccess コントロールの名前です。
bOverwrite
必須。既存のテーブル定義およびテーブルが存在する場合に、VAccess コントロールがそれらを上書きするかどうかを指定するブール値です。

戻り値

DdfCreateTable は、VAccess コントロールのステータスを保持する 2 バイトの整数を返します。この値がゼロの場合、オペレーションは正常に終了しています。

備考

このメソッドは最初に DdfAddTable を呼び出し、テーブル定義を辞書に追加します。もし、この呼び出しが何らかの理由で失敗した場合、たとえば、テーブル定義が既に存在していて bOverwriteFalse の場合は、DdfCreateTable も失敗します。DdfAddTable が正常に実行されると、このメソッドは Location を使って新たに空のデータ ファイルを作成します。また bOverwrite パラメーターによって、Location に存在するデータ ファイルを上書きするかどうかを制御します。

ほかの多くの辞書メソッドやプロパティと異なり、DdfCreateTable RefreshLocations をチェックしません。これは VAccess メモリ イメージに影響しないので、DDF に直接書き込むことを想定しています。この動作は、VAccess メモリ イメージを使用して、一度のパスで DDF への変更を保管し、それらの変更を DDF へ書き込み、テーブルを作成するつもりならば、RefreshLocations を切り替える必要がないということです(『Pervasive PSQL Programmer's Guide』を参照)。

'フィールド、インデックス、テーブル名、および場所は 
'既に設定されているものと仮定 
VAEngine.RefreshLocations = False 
VAEngine.FieldList = fields 
VAEngine.IndexList = indexes 
VAEngine.TableName = tableName 
VAEngine.Location = location 
status = VAEngine.DDFCreateTable(True) 

関連項目

DdfAddTable


DdfCreateDictionary (ActiveX メソッド)

DdfDropIndex (ActiveX メソッド)