Pervasive PSQL Glossary (v11)

か行

階層型データ モデル

データベースにアクセスする方法の 1 つ。このモデルでは、データはツリー構造のセット(階層)で表されます。また、このような構造を操作するためツリーを上下に移動して階層パスを辿るオペレーションが用意されています。リレーショナル データ モデルナビゲーショナル データ モデルも参照してください。

概念設計

データベースの要件を決定してモデル化するデータベース設計の第 1 段階。

開発レベル

SQL レベル関数を参照してください。

外部キー

主キーを参照する列または列のグループ。外部キーは、主キーと同じテーブルに存在することも、異なるテーブルに存在することもあります。外部キーは列の値としてヌルをとることはできません。また、外部キーとなる列のデータ型、長さ、およびソート順序は、主キー列と一致している必要があります。主キーおよび参照整合性(RI)も参照してください。

外部クエリ

サブクエリを含む SQL ステートメントのメイン クエリ。 相関サブクエリおよびサブクエリも参照してください。

外部結合

結合を参照してください。

拡張ファイル

MicroKernel は、ファイルへのレコード挿入などのオペレーションを処理するとき、拡張ファイルを作成します。この方法で、ファイルにページを追加し、オペレーティング システムの制限を超えてファイル サイズを拡張します。

カスケード

削除規則の形式の 1 つ。カスケード規則を適用すると、親行を削除した場合、それに従属する行も同時に削除されます。削除規則も参照してください。

仮想テーブル

結合、集計、計算フィールドなどにより、行と列がベース テーブルの行および列と 1 対 1 に対応していないビュー、またはそうした関係。

仮想列

計算列を参照してください。

カーソル

Pervasive PSQL 関数呼び出しによって取得される ID。実行する特定のデータベース オペレーションを識別します。

DECLARE CURSOR ステートメントによって定義される名前付き仮想テーブル。このテーブルを使用することで、SQL によるデータの読み込みと書き込みの制御が可能になります。

カーソル IDおよびビューも参照してください。

カーソル ID

カーソルを参照する整数値。カーソルおよびビューも参照してください。

カーソル安定性

Pervasive PSQL で、トランザクション中にデータ ファイル全体をロックするのではなく、ファイルの一部(行またはページ)だけをロックする分離レベル。これにより、ファイルの同時更新ができるようになります。カーソル安定性は、MicroKernel Database エンジンの並行トランザクション機能を使用して実装されます。並行制御並行トランザクションエクスクルーシブ暗黙ロックおよびトランザクションも参照してください。

カーソル トランザクション

ネストされたトランザクションのタイプ。カーソル トランザクションを使用すると、目的のファイルだけを選択してトランザクションの対象にし、他のファイルをトランザクション制御から除外することができます。カーソル トランザクションでは、ビューを分岐させて、同じファイルの異なるステージを同時に参照することができます。カーソル トランザクションは、エクスクルーシブ モードまたは並行モードで使用できます。

可変長データ型

テーブル内の行によって異なるサイズを持つデータ型。固定長データ型も参照してください。

可変長部割り当てテーブル(VAT)

Btrieve レコードの可変長部分へのポインターの配列。VAT はリンク リストとして実装されます。

可変長レコード

データ ファイルに含まれるレコードのうち、可変長部分と固定長部分を含むもの。固定長部分のサイズは対象となるファイル内のすべてのレコードで共通している必要がありますが、可変長部分のサイズはレコードごとに異なります。その結果、可変長レコード全体のサイズもレコードごとに異なります。固定長レコードも参照してください。

可変ページ

ページを参照してください。

カルテシアン結合

結合を参照してください。

カレンシー

データ ストアによって暗黙に設定されるカーソルのポジショニング。「コンカレンシー(並行性)」、「コンカレント(並行)」、またはデータ型の「CURRENCY」(4 つの暗黙の小数点位置を持つ 8 バイトの整数)と混同しないようにしてください。これは使用しないでください。カレンシーの概念を話題にしているのでない限り、必ず「現在の行」を参照してください。

カレンシー ディレクティブ

RSI_NEXT などの定義済み定数で、指定されたオペレーションに対して現在のレコードを確立または変更します。

環境変数

ドライブ、パス、またはファイル名などの環境情報で構成される文字列で、オペレーショング システムで使用できるシンボリック名と関連付けられます。

関係(リレーション)

テーブルを参照してください。

関係演算子

条件演算子の 1 つで、ある列の値を別の列の値または定数と比較します。関係演算子には、より小さい(<)、より大きい(>)、等しい(=)、以下(<=)、以上(>=)、等しくない(!= または <>)の 6 つがあります。条件条件演算子およびも参照してください。

キー

テーブルの参照整合性(RI)制約が定義されている列または列のグループ。キーのタイプには、主キーと外部キーがあります。主キーとは、テーブル内の各行を一意に識別する列または列のグループのことです。外部キーとは、主キーを参照する列または列のグループのことです。外部キー主キーおよび参照整合性(RI)も参照してください。

オフセットと長さによって(つまり、レコード内での物理的な位置によって)記述されるバイトのグループ(または複数のグループ)で、データ値へのダイレクト アクセスを可能にします。また、キーを使用すると、データ ファイル内でレコードのダイナミック ソートを行うこともできます。インデックスおよびセグメント キーも参照してください。

キー オンリー ファイル

データ ページが存在しないデータ ファイル。つまり、すべてのレコードがインデックス ページに格納されています。

キー セグメント

セグメント キーに含まれるバイトのグループの 1 つ。 キーおよびセグメント キーも参照してください。

キー属性

キーに割り当てられている属性。キー属性には次のようなものがあります。オルタネート コレーティング シーケンス、大小文字区別、降順、重複可能、マニュアル、変更可能、ヌル、繰り返し重複、セグメント、および補足など。大文字と小文字の区別も参照してください。

キー タイプ

データ型を参照してください。

キーの値

特定のレコードに対するキー(列または列セグメントのセット)の値。「キー」と混同しないでください。

キー パス

インデックスに含まれるキーの値についての順序。キー パスは、レコードがデータ記憶装置に表示される方法とはまったく異なる順序でレコードを配置することがあります。

キー バッファー

通常、キー番号パラメーターによって識別されるキーの値を含む Btrieve 関数のパラメーター。

キー番号

データ ファイルに含まれる特定のキーに関連付けられている識別子。

キーワード

SQL 言語の一部である単語。マニュアルの中のキーワードはすべて大文字で表記されていますが、実際に入力するときは大文字と小文字の区別はありません。SQL コマンドおよび SQL ステートメントも参照してください。

キャッシュ

物理ディスク ページ(またはデータのブロック)のイメージを格納するメモリ内の領域。キャッシュを使用すると、物理的なディスク I/O リクエストの回数が少なくなり、MicroKernel のパフォーマンスが向上します。

ビューに含まれる論理的に関連付けられた列のセット。たとえば、行には 1 つのテーブルの一部の列またはすべての列が含まれる場合があります。また、ビューを作成するために結合された複数のテーブルの列が含まれる場合もあります。

行セット

リレーショナル結合式によって定義されたベース テーブル、データベース ファイル、またはテンポラリ テーブルです。行セットによって、テーブル全体またはテーブルの指定されたサブセットのうちのあるサブセットを表示することができます。アプリケーションによって、列および行またはそのいずれかによって制限されたサブセットを作成することができます。

行セット インターフェイス

移植可能な、プラットフォーム独立型インターフェイス。行セット アーキテクチャによるリレーショナル アクセスおよび トランザクショナル アクセスを提供します。

兄弟ネットワーク

インターネットワーク内の同じノードから分岐した複数の同等なネットワーク。

行の制限

特定の列に対する条件を設定し、作業対象となる行の数を制限すること。たとえば、メーリング リストの行を制限して、特定のステータスの行だけを取得することができます。

キーワード、値、従属節、および条件など、関連する項目のグループを含む SQL ステートメントの下位構造。たとえば、次の SQL ステートメントでは、FROM 句に FROM というキーワードと、関連するテーブルまたはビュー名に対応する値(Person)があります。

SELECT * FROM Person

SQL ステートメントには句が必要な場合と必要でない場合があります。たとえば、SELECT ステートメントには FROM 句が必要です。

通常、句は SQL のコマンド名ではないキーワードから始まります。ただし、SELECT ステートメント全体が、INSERT など他の SQL ステートメント内で句になることもあります。また、制限句はキーワードで始まることはなく、SQL ステートメントの対象となるデータの検索条件を定義する条件式が含まれます。

キーワード制限句SQL コマンドおよび SQL ステートメントも参照してください。

空白の埋め込み

文字列の末尾に一連のブランクを追加し、文字列を目的の長さにすること。

クエリ

データベースに格納されている情報を要求すること。SQL では、SELECT ステートメントを使ってクエリを指定します。

を参照してください。

組み込み OS

Windows CE や PalmOS のような ハンドヘルド コンピューター用の OS。一般に、不揮発性のメモリ(フラッシュ メモリ、ROM など)にプログラムされたソフトウェアを指し、汎用コンピューターとは異なり、制御用コンピューターやハンドヘルド コンピューターなどのデバイスに組み込まれる組み込みソフトウェアです。

クライアント

他のコンピューター プロセスのサービスおよびリソースにアクセスするタスクまたはコンピューター プロセス。クライアントは、通常サーバーベースのアプリケーションにアクセスするアプリケーションです。また、サーバーベースのアプリケーションにアクセスする別のサーバーベースのアプリケーションがクライアントになる場合もあります。リクエスターも参照してください。

クライアント/サーバー構成

広く使用されているコンピューター システムのアーキテクチャの 1 つで、サーバーとして設計された複数のコンピューターがクライアントとして設計された多数のコンピューターから受信したリクエストを処理します。この構成では、クライアント側にリクエスター モジュールが必要になります。このモジュールは、サーバー上にある対応するモジュールとデータのやり取りを行います。データを集中管理して共有するときには、クライアント/サーバー構成にする必要があります。

繰り返し重複

重複するキー値をインデックスに格納するように MicroKernel に命令するキー属性。キー属性およびリンク重複も参照してください。

グループ

ユーザー グループを参照してください。

グループ集計関数

SQL 関数のグループの 1 つ。指定した列の値のセットに対して 1 つの計算結果を返すために使用します。グループ集計関数には、AVG、COUNT、MIN、MAX、および SUM があります。グループ集計関数は、選択リストや HAVING 句の中で使用できます。

計算列

ベース テーブル定義にはないが、ビューで作成される列。計算列になるのは、定数、ビュー内の他の列やスカラー関数の計算結果などです。計算列は選択リストの中で使用できます。制限句の中で計算列を使用する場合、計算列はと呼ばれます。も参照してください。

結果セット

クエリにより、1 つまたは複数のテーブルまたはビューから取得された行のセット。

結果テーブル

結果セットを参照してください。

結合

2 つまたはそれ以上のテーブル間で実行される基本的な関連付け操作の 1 つ。対象となるテーブルの指定した列の値を比較して、テーブルに含まれるデータが結合されます。結合には次のような種類があります。

等結合。2 つの結合列が等しいときに実行される結合。

非等価結合。2 つの結合列を対象とした非等価比較に基づく結合。非等価比較には、より小さい、より大きい、以下、および以上の 4 種類があります。

ヌル結合。結合するテーブル(式の右辺)に対応する行が存在するかどうかに関係なく、もう一方のテーブル(式の左辺)からすべての行を取得できるようにする結合。

カルテシアン結合。一方のテーブルの各行をもう一方のテーブルの各行に対してすべて組み合わせる結合。

自己結合。複数回にわたって FROM 句に同一テーブルの名前を指定する結合。

テーブルおよびビューも参照してください。

結合条件

2 つの異なるテーブルに含まれる列を比較する式。制限句および制限条件も参照してください。

現在の行

直前のフェッチ オペレーションに対して Pervasive PSQL が返した最後の行。先頭行最終行次の行および前の行も参照してください。

行セット インターフェイスでは、特定のレコードまたはレコード セットが指定されていなければ、次のオペレーションで実行される物理データ ストアにおけるレコードを指します。

検証

データベースに追加したデータの妥当性をチェックする条件を指定する列属性。Pervasive PSQL では、入力したデータが一定の最小値と最大値の間に入っているかどうか(範囲のチェック)、指定されている文字で構成されているかどうか(文字の検証)、または指定されている値のセットと一致するかどうか(値の検証)をチェックします。列属性も参照してください。

降順

SQL に対して降順でインデックスを照合するように指定するインデックス属性。この属性は、CREATE TABLE および CREATE INDEX ステートメント、SELECT ステートメントの ORDER BY 句で使用します。インデックス属性も参照してください。

MicroKernel に対して降順でキー値を並べるように指定するキー属性。キー属性も参照してください。

更新規則

従属テーブルに更新を加える方法を指定する参照制約。更新規則は常に制限として働き、従属テーブルの行に対する外部キー値が適切な親テーブルに含まれる主キー値と等しくない場合に、MicroKernel がその行を更新できないようにします。

構造化問い合わせ言語(SQL)

データベースに格納されている情報を管理するために使用できるステートメントの標準的なセット。たとえば、これらのステートメントにより、データの取得、挿入、更新、または削除を行うことができます。SQL ステートメントは次のグループに分類できます。

データ管理ステートメントデータ制御ステートメントデータ定義ステートメントおよびデータ処理ステートメントも参照してください。

候補キー

テーブル内の各行を一意に識別する列値(または列値の集合)を含む列または列のグループ。RI 定義を含む表には、1 つまたは複数の候補キーがあります。Pervasive PSQL の場合、すべての候補キーは重複がなく、非ヌル インデックスでなければなりません。主キーオルタネート キー参照整合性(RI)も参照してください。

固定長データ型

テーブル内のすべての行に、一定の格納データ長があらかじめ指定されているデータ型。可変長データ型も参照してください。

固定長レコード

可変長部分を含まないレコード。可変長レコードも参照してください。

コマンド

SQL コマンドを参照してください。

コマンド ファイル

一般的なオペレーションを実行する一連のコマンドが記述されたユーザー定義のファイル。

コミット

トランザクション中にデータベースに加えたすべての変更を保存すること。ロール バックおよびトランザクションも参照してください。

孤立行

従属テーブルの中で、対応する親キー値を持たない外部キー値を含む行。

コールバック関数

プログラムのコード セグメント外部から呼び出される関数。Windows 3.x 環境で他のタスクを実行する時間が得られるように、Pervasive PSQL または Btrieve のタスクは、それぞれのエンジンを使用してコールバック関数の定義と登録を行う必要があります。チェーン コールバックも参照してください。

コレーション テーブル

オルタネート コレーティング シーケンスに文字セットをマップし、文字列のソート順序を変更するテーブル。オルタネート コレーティング シーケンスおよび文字セットも参照してください。


あ行

さ行