 |
Data Provider for .NET Guide (v11) |
 |
|
接続文字列の使用
接続の動作は、接続文字列や PsqlConnection オブジェクトのプロパティを使って定義することができます。
しかし、接続文字列内の値の設定を接続プロパティによって変更することはできません。
接続文字列の基本形式は、セミコロンで区切られた一連の「キーワード/値」のペアを含んでいます。次に、Pervasive PSQL データ プロバイダー用の単純な接続文字列のキーワードと値の例を示します。
"Server DSN=SERVERDEMO;Host=localhost"
ガイドライン
接続文字列を指定する際には、次のガイドラインを用います。
- 接続文字列オプション名内のスペースは必須です。
- 接続文字列オプションでは大文字と小文字が区別されません。たとえば、Password と password は同じです。ただし、User ID や Password などのオプションの値には大小文字が区別されるものもあります。
- セミコロン、一重引用符、または二重引用符の入った値を含めるには、その値を二重引用符で囲みます。値にセミコロンと二重引用符の両方が入っている場合は、一重引用符を使って値を囲みます。
- 値が二重引用符で始まる場合も一重引用符を使用できます。逆に、値が一重引用符で始まる場合は二重引用符を使用します。値に一重引用符と二重引用符のどちらも入っている場合は、値を囲むのに使用する文字が値の中に現れるたびに、その文字を 2 つ重ねる必要があります。
- 先頭または末尾のスペースを文字列値に含めるには、その値を一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。整数値や、ブール値、列挙値を一重引用符または二重引用符で囲んでも、値の前後のスペースは無視されます。ただし、文字列リテラルのキーワード内あるいは値内のスペースは維持されます。接続文字列内で一重引用符または二重引用符を使用する場合、それが値内の先頭または末尾の文字でなければ、区切り文字なしで使用できます(たとえば、
Data Source= my'Server
または Data Source= my"Server
)。
- 接続文字列オプションの値で特殊文字を使用することができます。特殊文字をエスケープするには、その値を一重引用符または二重引用符で囲みます。
- また、等号文字(=)の繰り返しを接続文字列で使用することもできます。たとえば、次のようにします。
Initialization String=update mytable set col1 == 'foo'"
- 接続文字列に無効な接続文字列オプションが含まれている場合には、接続はエラーを返そうとします。たとえば、Alternate Servers を定義していないのに Load Balancing の値を指定すると、エラーが返されます。
- 接続文字列に接続文字列オプションが重複して含まれている場合には、データ プロバイダーは接続文字列内で最後に現れる接続文字列オプションを使用します。たとえば、次に示す接続文字列では、Connection Timeout が異なる値で 2 回現れます。データ プロバイダーは 2 番目の値を使用するので、試行した接続を終了するまでに 35 秒待ちます。
"Server DSN=SERVERDEMO;Host=localhost;Connection
Timeout=15;Min Pool Size=50;Connection Timeout=35"
サポートされる接続文字列オプションの一覧については、表 26 を参照してください。
Pervasive Performance Tuning Wizard の使用
Performance Wizard を使用して、ADO.NET データ プロバイダーと ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーに最適な接続文字列オプションを選択することができます。
詳細については、Pervasive Performance Tuning Wizard の使用を参照してください。
 データ プロバイダーについて |
 ストアド プロシージャ |
|