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Getting Started with Pervasive PSQL (v11) |
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複数のクライアント アプリケーション
2 つ以上のクライアント/サーバー アプリケーションが同じデータベース エンジンを使用する場合があります。アプリケーションを同時に使用するかどうかによって、データベース エンジンの構成を変更する必要があります。
ベンダーがエンジン用の設定プロパティへの設定ガイドラインを提供している場合は、そのガイドラインに基づいて設定を調整する必要があります。
アプリケーションを同時に実行する場合(2 つ以上のアプリケーションが同時にデータベース サーバーを使用している)
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各プロパティに推奨されるすべての値の合計値を使用してサーバーを構成する必要があります。たとえば、[パフォーマンス チューニング|I/O スレッド数]の設定プロパティで、あるアプリケーション ベンダーが 4、また別のアプリケーション ベンダーが 8 に設定することを推奨した場合、このプロパティには 12 を設定する必要があります。
デフォルトの値が、推奨された設定値の合計よりも大きい場合はそのデフォルトの値を変更する必要はありません。
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バッファー サイズの設定またはログ ファイルのサイズの設定では、推奨される値を加算して設定しないでください。推奨される設定値のなかで最も大きな値を使用してください。これらのデフォルトの値が推奨される設定値よりも大きい場合は変更する必要はありません。
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アプリケーションを同時に実行しない場合(ある時点で、1 つのアプリケーションのみが実行している)
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各プロパティに推奨される最大の値を使用してサーバーを構成する必要があります。たとえば、[パフォーマンス チューニング|I/O スレッド数]の設定プロパティで、あるアプリケーション ベンダーが 4、また別のアプリケーション ベンダーが 8 に設定することを推奨した場合、このプロパティには 8 を設定する必要があります。
デフォルトの値が、推奨された最大の設定値よりも大きい場合はそのデフォルトの値を変更する必要はありません。
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複数のアプリケーションによって影響を受ける設定
複数のアプリケーションを実行している場合、ほとんどのエンジン設定には影響がありません。このセクションでは、複数のアプリケーションを実行する場合に調整する必要のある設定について説明します。
ファイル互換性|作成ファイルのバージョン
新しいファイルを バージョン 6.x 、7.x または 8.x のファイル形式で作成する必要があるアプリケーションもあれば、バージョン 9.x のファイル形式(デフォルト)で作成する必要があるアプリケーションもあるでしょう。
これらのアプリケーションは、実行中に新しいファイルを作成しない場合のみ同時に実行することができます。DTI(Distributed Tuning Objects)を使用してプログラムを作成する以外、アプリケーションごとにこの設定を切り替える方法はありません。
アプリケーションが実行中に新しいファイルを作成しないのであれば、この設定は複数のアプリケーションの場合でも影響がありません。
データの整合性|トランザクション一貫性保守
アプリケーションによっては、トランザクションの保守が必要な場合と必要でない場合があります。アプリケーション ベンダーがこのプロパティに対して異なる値を推奨した場合は、この設定をオンにします。通常、トランザクションの保守を有効にしても、トランザクションを使用しないアプリケーションに影響することはありませんが、パフォーマンスは低下します。
 Active Directory サービス |
 ローカルおよびリモート アプリケーションからの同時接続 |
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