Data Provider for .NET Guide (v11)

Entity Framework データ プロバイダーでの接続文字列の使用

ADO.NET Entity Framework は接続文字列に含まれている情報を使用して、基となる Entity Framework をサポートする ADO.NET データ プロバイダーに接続します。接続文字列には、必要なモデルおよびマッピング ファイルに関する情報も含まれています。

データ プロバイダーは、モデルにアクセスしたり、メタデータをマップしたり、データ ソースに接続したりする場合に接続文字列を使用します。

Entity Framework ウィザードで既存の接続を指定するか、または新しい接続を定義することができます。接続文字列オプションは、接続文字列で直接定義できますが、Visual Studio の[詳細プロパティ]ダイアログ ボックスでも設定できます(サーバー エクスプローラーでの接続の追加を参照してください)。

接続文字列の構築

PsqlConnectionStringBuilder プロパティの名前は、接続文字列オプションの名前と同じです。ただし、接続文字列オプションの名前は、語と語の間に必要なスペースを入れて、複数の語で構成することができます。たとえば、Min Pool Size 接続文字列オプションは MinPoolSize プロパティに相当します。表 26 では、接続文字列オプションを挙げ、各プロパティについて説明します。

接続文字列オプションは次のような形式です。

オプション名= 

接続文字列オプション値の各ペアはセミコロンで区切ります。次に、Entity Framework データ プロバイダー用の単純な接続文字列のキーワードと値の例を示します。

"Server DSN=SERVERDEMO;Host=localhost" 

サーバー エクスプローラーでの接続文字列の定義

Visual Studio を使って接続を追加、変更する方法については、サーバー エクスプローラーでの接続の追加を参照してください。

サポートされる接続文字列オプションの説明については、表 26 を参照してください。

接続文字列オプションのデフォルト値の変更

ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーで使用される接続文字列オプションのデフォルト値の多くは、Pervasive PSQL ADO.NET データ プロバイダーで使用されるデフォルト値と同じです(詳細については、表 26 を参照してください)。表 10 は、接続文字列オプションを ADO.NET Entity Framework アプリケーションで使用する場合には、違うデフォルト値になるオプションを示しています。

表 10 アプリケーションで使用される接続文字列オプションのデフォルト値
接続文字列オプション
ADO.NET Entity Framework アプリケーションでのデフォルト値
Parameter Mode
サポートされません。
Statement Cache Mode
ExplicitOnly 値のみサポートされます。


ADO.NET Entity Framework データ プロバイダーについて

パフォーマンスに関する考慮点