ActiveX Controls Guide (v11)

SetOwner (ActiveX メソッド)

適用対象

VAccess

説明

SetOwner メソッドは、Pervasive PSQL テーブルへのアクセスを制限するために、そのテーブルのオーナー ネームを指定する場合に使用されます。

構文

object.SetOwner(OwnerName, SecurityLevel) 

SetOwner メソッドの構文は次のような要素で構成されます。

要素
説明
object
必須。object プレースホルダーは、[適用対象]のオブジェクトを評価するオブジェクト式を表します。
OwnerName
テーブルに割り当てるオーナー ネームです。
SecurityLevel
セキュリティ レベルを表す整数です。

備考

次のセキュリティ レベル コードを SetOwnerSecurityLevel パラメーターに渡すことができます。

コード
グローバル定数
説明
0
EXCLUSIVE
正しいオーナー ネームを指定しないとファイルを開くことができません。
1
READONLY
オーナー ネームを指定しないユーザーに対し、テーブルの表示は許可しますが、変更は許可しません。
2
EXCLUSIVE_ENCRYPT
正しいオーナー ネームを指定しないとファイルを開くことができません。データはファイル内で暗号化されます。
3
READONLY_ENCRYPT
オーナー ネームを指定しないユーザーに対し、テーブルの表示は許可しますが、変更は許可しません。データはファイル内で暗号化されます。

定数宣言は、GLOBAL.BAS ファイル(16 ビット Visual Basic の場合)、GLOBAL.BAS ファイル(Visual Basic の場合)、GLOBAL.PAS ファイル(Delphi の場合)および GLOBAL.H ファイル(Visual C++ の場合)に含まれます。アプリケーションでセキュリティ レベル定数を使用するには、これらのファイルのうち 1 つ、開発環境に適したファイルをプロジェクトに含めます。

Pervasive PSQL テーブルからオーナー ネームを削除するには、まずそのオーナー ネームでテーブルを開き、次に Btrv メソッドに BTO_ClearOwner オペレーションを発行します。

この値は辞書ファイルにアクセスする際に使用するオーナー ネームには影響しません。一連の辞書ファイルのオーナー ネームを変更する場合は、DdfSetOwner を使用します。

関連項目

OwnerName、DdfSetOwner、DdfTestOwnerName


SetFileFlag(ActiveX メソッド)

ShowSelectedFieldsDlg (ActiveX メソッド)