Btrieve API Guide (v11)

Btrieve API オペレーションの要約

Btrieve API には、アプリケーション プログラムから呼び出せる 40 以上のオペレーションが用意されています。以下の表に、これらのオペレーションの要約を示します。Btrieve API オペレーションの詳細については、第 2「Btrieve API オペレーション」を参照してください。オペレーション コードで指示する Btrieve API オペレーションの要約については、付録 A Btrieve オペレーションのクィック リファレンスを参照してください。

セッション固有のオペレーション

次のオペレーションを使用すると、現在のディレクトリの設定と取得、ワークステーション トランザクショナル インターフェイスのシャットダウン、トランザクショナル インターフェイス バージョン番号の取得、サーバー トランザクショナル インターフェイスに接続されているクライアントの終了、トランザクションの開始、終了または中止といった処理を実行できます。複数のクライアントを処理するアプリケーションでは、これらのオペレーションは呼び出し元のクライアントに固有のものとなります。

表 3 セッション固有のオペレーション
オペレーション
コード
説明
Set Directory
17
現在のディレクトリを指定されたパス名に設定します。
Get Directory
18
指定された論理ディスク ドライブの現在のディレクトリを返します。
Stop
25
ワークステーション トランザクショナル インターフェイスを終了します(サーバー ベースのトランザクショナル インターフェイスでは使用できません)。
Version
26
トランザクショナル インターフェイスのバージョン番号を返します。
Reset
28
クライアントによって保持されているすべてのリソースを解放します。
Begin Transaction
19
1019
論理的に関連している一連のオペレーションの開始を指定します。オペレーション 19 は排他トランザクションを開始します。オペレーション 1019 は並行トランザクションを開始します。
End Transaction
20
論理的に関連している一連のオペレーションの終了を指定します。
Abort Transaction
21
完了しなかったトランザクション中に実行されたオペレーションを取り消します。

ファイル固有のオペレーション

次のオペレーションは特定のファイルを取り扱います。このため、操作対象となるファイルを識別するためにポジション ブロック パラメーターが使用されます。ファイル固有のオペレーションは次の 3 つのタイプに分類されます。

サポートされないオペレーション

トランザクショナル インターフェイス トレースや SDK ヘッダー ファイルを見たときに Btrieve API オペレーションのリファレンスに記載されていないオペレーションがあるかもしれません。これらは Pervasive PSQL が内部的に使用するもので、アプリケーションで使用する必要はありません。以下に示すオペレーションはサポートされません。

表 7 サポートされないオペレーション
オペレーション
コード
説明
B_MISC_DATA
41
トランザクショナル インターフェイスが使用するために予約されています。
B_EXTEND
16
SQL エンジンが使用するために予約されています。
Btrieve による(ネストされた)Begin Transaction
2019
トランザクショナル インターフェイスが使用するために予約されています。


Btrieve API 関数のパラメーター

Btrieve API オペレーションの実行における一連のイベント