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このセクションでは、Pervasive PSQL の組み込みインストールに対して高度なカスタマイズを行う方法について詳しく説明します。 Pervasive PSQL はインストールの高度なカスタマイズ方法として以下をサポートします。
Pervasive PSQL インストールにはキャビネット(CAB)ファイルが含まれています。このファイルはご自身のインストール パッケージから削除することによってインストール パッケージの全体のサイズを削減したり、不要なファイルを使用しないようにすることができます。これらのファイルを削除すると、カスタム セットアップ時にグラフィカル ユーザー インターフェイスで使用可能な機能のリストから該当する機能を自動的に削除します。
CAB ファイルは、MSI 実行可能ファイルやセットアップ実行可能ファイルがある同じディレクトリにあります。先頭にアンダースコア(_)が付く CAB ファイルがそのインストール タイプに必要なものです。インストール タイプごとに必要なファイルのリストについては、必要なファイルを参照してください。
CAB ファイルのコア セットは変わりません。ただし、Pervasive PSQL へのアップデートには、新たに追加されたコンポーネントや機能を担うために、Pervasive PSQL v11 でリリースされているオリジナル セットから追加された CAB ファイルが含まれます。新しい CAB ファイルが存在する場合、Pervasive PSQL へのアップデートでは追加の CAB ファイルの生成が必要となる可能性があります。インストール タイプ用のファイルの最新セットと、インストールしようとするオプション機能を確認して入手してください。
必要な CAB ファイルはアンダースコアで指定されます。次の表は、各インストール タイプに必要なキャビネット ファイルの一覧を示します。
次の表は、インストール タイプ別に適用されるオプション機能の一覧を示します。
一部のオプション機能では、その機能を有効にするために別のコンポーネントが必要な場合があります。以下の表には、別のコンポーネントを必要とするオプション機能を一覧表示します。
CAB ファイルを使用したインストールのカスタマイズの例を以下に示します。この例は、ワークグループ エンジンのインストールに、唯一のオプション機能としてドキュメントを加えます。
メモ
ドキュメントには、Eclipse フレームワークと Pervasive PSQL Control Center をインストールする必要があります。
ワークグループ エンジンとドキュメントをパッケージするには
Pervasive PSQL インストールをご自分のアプリケーションに組み込むもう 1 つの方法は、カスタム ファイル選択を使用することです。これは、「チェリー ピッキング(良いもののみを選ぶこと)」と呼ばれることもあります。この方法を使用すれば、個々のファイル レベルで Pervasive PSQL コンポーネントを選択することができます。
組み込みインストールをカスタマイズするもう 1 つの高度な方法は、Windows インストーラーによる変換ファイル(MST)を作成することです。インストールをカスタマイズするために変換ファイルを作成する手法は、カスタマイズされたインストール用にカスタム ファイル選択を使用する方法と異なり、インストール時により柔軟に機能が選択でき、MSI テクノロジに関連する機能を保持し、またアップグレードやパッチを簡単に適用することができます。
MSI 変換を生成するには、インストール データベースを操作する必要があります。変換ファイルを生成に使用できるツールがいくつかあります。これらのツールとは Windows プラットフォーム SDK の InstallShield、Microsoft Orca または MSI ユーティリティ です。
カスタマイズされたインストールに変換ファイルを使用する例は、ショートカットをインストールしない Pervasive PSQL のインストールが挙げられます。このタイプの手法を実践する手順を以下に説明します。
次の例は、ユーザーの一時フォルダーにログ ファイルを作成します。
SetupWorkgroup_x86.exe /s /v"/qn REBOOT=ReallySuppress /leom ¥"%TEMP%¥ PSQL_version_Install.log¥" TRANSFORMS=MyTransform.MST"
次の例は、ユーザーの一時フォルダーにログ ファイルを作成し、ライセンス キーとサービス インストール オプションを指定します。
SetupWorkgroup_x86.exe /s /v"/qn REBOOT=ReallySuppress PVSW_PSQL_LICENSE_KEY={キー 値} PVSW_RUN_WGE_AS_SVC=Y TRANSFORMS=MyTransform.MST /leom ¥"%TEMP%¥ PSQL_version_Install.log¥""
次の例は、ユーザーの一時フォルダーにログ ファイルを作成し、ライセンス キーとサービス インストール オプションを指定します。
msiexec.exe /i {パス}¥ PervasivePSQLversionWGE_x86.msi /qn REBOOT=ReallySuppress PVSW_PSQL_LICENSE_KEY={キー 値} PVSW_RUN_WGE_AS_SVC=Y TRANSFORMS=MyTransform.MST /leom "%TEMP%¥ PSQL_version_Install.log"
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