What's New in Pervasive PSQL (v11)

製品認証

製品の認証とは、特定のハードウェア構成アイテムを製品のライセンスに関連付けるキーの検証処理です(このキーは「製品キー」と呼びます)。この関連付けの結果、インストール ID が固有なものとなります。これにより、ソフトウェアが正当なものであること、また適切なハードウェアおよびソフトウェア プラットフォームに存在することを保証します。

製品キーを認証すると、その固有のインストール ID が Pervasive へ送られます。Pervasive ではキーの信頼性を検証し、そのキーが複数のインストールに使用されていないことを確認します。

認証の方法

デフォルトでは、評価版キーが Pervasive PSQL と一緒にインストールされ、このキーは一定期間を過ぎると失効します。データベース エンジンを使用し続けるためには、評価期間が終わる前に期限なしキーを用いて製品を認証しておく必要があります。製品の認証には、以下の 3 種類の方法があります。

オンライン

Pervasive PSQL データベース エンジンをインストールしているマシンがインターネットへ直接アクセスできる場合は、オンライン 認証が利用できます。

これは最も一般的な認証方法で、インストール処理の一部として透過的に行うことができます。インストール時に適切な時点でキーを入力すると製品の認証が処理されます。

インストール後でも、License Administrator を使用することで製品の認証が行えます。『Pervasive PSQL User's Guide』の キーを適用するにはを参照してください。製品を認証した後に、データベース エンジンを再起動する必要はありません。

インターネットへ直接アクセスできない場合は、リモート認証またはオフライン認証を使用できます。

リモート

データベース エンジンがあるマシンはインターネット接続できないが、そのマシンがインターネット接続可能な別のマシンとネットワーク接続している場合は、リモート認証が使用できます。PSQL クライアントは、インターネット アクセスが可能なマシンにあることが必要です。

インターネットへ接続できないマシンにデータベース エンジンをインストールする場合は、インストール時にキーを提供することができません。この場合は一時ライセンスを使って製品をインストールします。

製品のインストール後、クライアント マシンで PSQL のライセンス ユーティリティを使用して、インターネット接続不可のマシンで製品を認証します。リモート認証は、PSQL クライアントがデータベース エンジンとインターネット アクセスとの間を仲介する役目を果たすことを除けば、オンライン認証と同様です。

Pervasive PSQL User's Guide』の キーをリモートで適用するにはを参照してください。製品を認証した後に、データベース エンジンを再起動する必要はありません。

オフライン

データベース エンジンがインストールされているマシンが、ネットワークへもインターネットへも接続できない場合は、オフライン認証を使用します。

オフライン認証には 2 つのマシンを必要とします。どちらかのマシンにインターネット アクセスおよび PSQL クライアントが必要です。もう一方のマシンは孤立しており(クライアント マシンまたはインターネットへ接続できない)、データベース エンジンがあります。

オフライン認証に使用するユーティリティおよびその使用手順については、『Pervasive PSQL User's Guide』のキーをオフラインで適用するにはを参照してください。製品を認証した後に、データベース エンジンを再起動する必要はありません。

認証解除方法

状況によっては、製品の認証を何度も行う必要があるかもしれません。たとえば、サーバー マシンを新しいものにリプレースする場合、その新しいマシンで Pervasive PSQL を認証したいと思われるでしょう。1 つの製品キーを初めて認証解除した場合は、その後、最大 5回まで認証することができます。

認証解除は、製品キーと特定のマシンのハードウェア構成との関連付けを切り離します。これにより、別のマシンで製品を認証することができ、新しいハードウェア構成と関連付けし直すことができます。

Pervasive PSQL で提供しているライセンス ユーティリティを使用すれば、オンラインまたはリモートによる認証解除を使用してキーを認証解除することができます。オンラインで認証解除する場合は、キー削除するにはを参照してください。リモートで認証解除する場合は、キーをオフラインで削除するにはを参照してください。これらのタスクについては、『Pervasive PSQL User's Guide』を参照してください。

オフラインの認証解除については、弊社サポート部門へのご連絡が必要です。

製品キーを認証解除すると、そのキーに関連付けられているすべての追加ユーザー カウントも認証が解除されるので注意してください。一時ライセンスを認証解除することはできません。これは、認証の有効期限が過ぎると無効になります。


ヒント

マシン上の Pervasive PSQL を認証した後に、そのマシンのある特定のハードウェア構成アイテムが変更されると、キーが無効になることを覚えておいてください(ハード ドライブのシリアル番号、NIC カードの MAC アドレス、BIOS ファームウェア、CPU のタイプ、およびそのハードウェアで実行しているオペレーティング システムなどの構成の変更)。ハードウェア構成の変更を行う必要がある場合は、まずキーを認証解除しておいてください。認証解除は、製品キーとハードウェア構成との関連付けを切り離します。ハードウェア構成の変更が完了したら、再び製品キーを認証することができます。


仮想マシン

Pervasive PSQL v11 では、製品を仮想マシン内で認証することができます。Pervasive PSQL は物理マシンで直接使用しようと、仮想マシン内で実行しようと、同じライセンス要件が適用されます。各製品キーに関連付けられるソフトウェアは 1 つだけなので、仮想イメージ(クローンやコピーも含む)ごとに個別の製品キーが必要です。

仮想マシン用の認証および認証解除は、このセクションの前で説明した同じ方法で動作します。


ヒント

仮想マシンの構成を変更すると、物理マシンでの変更と同様に マシン ID が変わります。仮想イメージの構成(メモリ割り当ての変更を除く)をコピー、移動または変更する場合は事前に、製品キーを認証解除しておきます。仮想イメージへの操作が完了したら、製品キーを再び認証します。


クラスター環境

仮想イメージと同様に、1 つのクラスター ノードで製品キーと関連付けられる Pervasive PSQL は 1 つだけです。クラスター環境内のノードごとにも、それぞれキーが必要です。

障害復旧

サーバーのハードウェアに障害が生じた場合、そのサーバー上の Pervasive PSQL 製品に関連付けられた製品キーはまだ認証されている状態です。これは、本製品を別のシステムで使用することができないことを意味します。製品キーを再認証できる状態にするには、弊社サポート部門までお問い合わせください。

直ちにシステムを作動させる必要がある場合は、製品 CD-ROM またはダウンロードしたインストール イメージを使用して、Pervasive PSQL v11 を 30 日間評価版として代替機にインストールします。

OEM 向け製品認証

Pervasive PSQL v11 では、製品の認証テクノロジを弊社の OEM パートナーにも拡張します。OEM パートナーである場合、以下のリソースを参照してください。


その他の SDK アクセス方法の機能拡張

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