PSQL Vx Server Product Guide (v11)

Pervasive PSQL Vx Serverのインストール

このセクションでは、Pervasive PSQL Vx Server を Windows および Linux 上にインストールする方法について説明します。

なんらかの理由でインストールが失敗した場合は、Windows %Temp% ディレクトリにある Windows プラットフォーム用のインストール ログ ファイルを参照することができます。Linux ディストリビューションの場合、メッセージ用に Linux の標準ログ システムが使用されます(これは /etc/syslog.conf で設定されます)。

Windows

以下の手順では、デフォルトの対話式インストールを使用して、Pervasive PSQL Vx Server をインストール メディアからインストールする方法を説明します。

Windows で Pervasive PSQL Vx Server をインストールするには

  1. Windows コンピューターからインストール プログラムを実行します。
    1. CD-ROM ドライブに Pervasive PSQL Vx Server の CD を挿入します。
    2. インストールが自動的に開始しない場合は、[スタート]をクリックして[ファイル名を指定して実行]を選択し、「drive:¥autorun¥autorun」と入力します。"drive" には、ご使用の CD - ROM デバイスのドライブ レターを指定してください。
      インストール選択ダイアログが表示されます。
  2. インストール対象のビット アーキテクチャ(32 ビットまたは 64 ビット)用の Pervasive PSQL Vx Server インストール オプションをクリックします。
    インストール プログラムによってインストールの準備が開始します。準備が完了すると、初期画面が表示されます。
  3. 実行中のアプリケーションが Pervasive PSQL のインストールに支障をきたす可能性がある場合は、それらのアプリケーションを終了またはアンインストールしておく必要があります。

    メモ

    インストールの妨げとなる可能性がある実行中のアプリケーションのうちいくつかのアプリケーションを実行させたままにしておきたい場合は、[無視]をクリックして続行してください。ただし、アプリケーションを終了しないまま処理を続行すると、Pervasive PSQL のインストール中に予期しない結果が生じる可能性があります。


  4. 初期画面で[次へ]をクリックします。
  5. 使用許諾契約]ページで使用許諾契約書を読み、同意するオプションを選択したら[次へ]をクリックします。
  6. セットアップ タイプ:[すべて](デフォルト)または[カスタム]を選択します。
    すべて]セットアップ タイプ(通常はこのセットアップ タイプを使用してください)ではデフォルトのオプションや場所を使用して Pervasive PSQL Vx Server コンポーネントをインストールします。
  7. インストール先に別の場所を指定するには、表示されているフォルダーに対応する[変更]をクリックして別のフォルダーを入力するか参照します。[OK]をクリックしてロケーションを受け入れます。
  8. 次へ]ボタンをクリックして処理を続行します。
  9. このインストールから除外するオプション機能や関連するサブ機能を選択して[次へ]をクリックします。デフォルトでは、すべての Pervasive PSQL オプション機能とサブ機能がインストールされるようになっています。
  10. インストール]ボタンをクリックしてインストール処理を開始します。
  11. インストール ウィザードが完了すると、完了を通知するダイアログが表示されます。製品は評価版キーでインストールされ、評価期間を過ぎると失効します。
    この時点で、引き続き、期限なしライセンス キーを使用して製品を認証する処理を行うか、またはインストールを終了するか、2 つの選択肢があります。
  12. キーを入力し、認証ボタンをクリックしてキーを認証します(インターネット接続が必要です)。
  13. 認証操作の状態を示すメッセージ ボックスが表示されます。その状態に応じて以下のいずれかの操作を実行します。

各種ユーティリティ

Pervasive PSQL Vx Server では手動認証およびオフライン認証用のユーティリティはインストールしません。Pervasive PSQL Vx Server では必ずインターネット接続が必要であるため、これらのユーティリティは不要です。

Linux

Linux では RPM または TAR 形式を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールできます。

RPM を使用したインストール

Linux ディストリビューションに RPM(Red Hat Package Manager)が含まれている場合は、その RPM 形式を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールすることができます。RPM のバージョンは 4 以上であることが必要です。

次の表や配布メディアを使用してインストール対象のパッケージ名を確認してください。

表 6 Linux 用 Pervasive PSQL Vx Server パッケージ名 - RPM
インストール タイプ
パッケージ名
64 ビット
Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
32 ビット
Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.rpm

すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。

パッケージ マネージャーが必要なファイルをすべてディスクにコピーし(デフォルトのロケーションは、/usr/local/psql)、以下のタスクを実行するインストール後処理スクリプトを実行します。

RPM を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールするには

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. RPM パッケージが現在のディレクトリにあることを確認し、以下のコマンドを入力します。
    rpm -ivh <Linux_Pervasive PSQL Vx Server_パッケージ名>

    メモ

    使用するパッケージ名については、Linux 用 Pervasive PSQL Vx Server パッケージ名 - RPMを参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。


    RPM パッケージが別のディレクトリにある場合、パッケージ名の前にパスを付けてください。
  3. コマンド ライン バージョンの License Administrator ユーティリティを実行してキーを適用します。『Pervasive PSQL User's Guide』のLicense Administrator のコマンド ライン インターフェイスを参照してください。弊社 Web サイトからダウンロードした評価版をインストールしている場合は、物理マシンまたは仮想マシンの 2 つの異なるマシンに対し同じキーを用いて製品を認証することができます。

TAR を使用したインストール

Linux ディストリビューションが RPM をサポートしていない、あるいは RPM を使用したくない場合は、TAR 形式を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールすることができます。このセクションでは、TAR を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールする手順について説明します。

Pervasive PSQL Vx Server のインストール パッケージの名前は以下の規則に従います。

表 7 Linux 用 Pervasive PSQL Vx Server パッケージ名 - TAR
インストール タイプ
パッケージ名
64 ビット
Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
32 ビット
Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.tar.gz

すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、 zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。

TAR を使用して Pervasive PSQL Vx Server をインストールするには

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. /usr/local ディレクトリに変更します。
    cd /usr/local
  3. 次のコマンドを入力して tar を /usr/local にコピーします。
    cp <tar へのパス>/<Linux_Pervasive PSQL Vx Server_パッケージ名> .

    メモ

    使用するパッケージ名については、Linux 用 Pervasive PSQL Vx Server パッケージ名 - TARを参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。


    たとえば、インストール パッケージを /home/bholly ディレクトリにダウンロードする場合は以下のようにします。
    cp /home/bholly/<Linux_Pervasive PSQL Vx Server_パッケージ名> . 
    
  4. 次のコマンドを使用して tar をアンパックします。
    tar -xzf <Linux_Pervasive PSQL Vx Server_パッケージ名>
  5. ディレクトリをインストール スクリプトがある /usr/local/psql/etc フォルダーに変更します。
    cd psql/etc
  6. インストール前のスクリプトを実行します。
    sh preinstall.sh
  7. インストール後のスクリプトを実行します。
    sh postinstall.sh
  8. コマンド ライン バージョンの License Administrator ユーティリティを実行してキーを適用します。『Pervasive PSQL User's Guide』のLicense Administrator のコマンド ライン インターフェイスを参照してください。弊社 Web サイトからダウンロードした評価版をインストールしている場合は、物理マシンまたは仮想マシンの 2 つの異なるマシンに対し同じキーを用いて製品を認証することができます。

各種ユーティリティ

Pervasive PSQL Vx Server では手動認証およびオフライン認証用のユーティリティはインストールしません。Pervasive PSQL Vx Server では必ずインターネット接続が必要であるため、これらのユーティリティは不要です。

Pervasive PSQL Client および Pervasive Backup Agent

Pervasive PSQL Client および Pervasive Backup Agent のインストール方法については、次の表を参照してください。Pervasive Backup Agent は Pervasive PSQL Vx Server に付属しているオプション ユーティリティであり、デフォルトではインストールされません。

製品
Windows でのインストール
Linux でのインストール
Pervasive PSQL Client
カスタム インストールを実行します。『Getting Started with Pervasive PSQL』のWindows での Pervasive PSQL Client のインストールを参照してください。
Getting Started with Pervasive PSQL』で以下の API を参照してください。
Pervasive Backup Agent
Pervasive PSQL Vx Server のインストール後、Pervasive PSQL Vx Server CD メディアからインストールします。インストール選択ダイアログで Pervasive Backup Agent を選択してください。Pervasive PSQL Vx Server がインストールされている同じマシンに Pervasive Backup Agent をインストールする場合、別個のライセンスは必要ありません。
 


Pervasive PSQL Vx Server へのアップグレード

Pervasive PSQL Vx Server のインストール後