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以下の 3 つの方法のいずれかを使用することで、インストールに対して簡単なカスタマイズが行えます。
ここでは、Windows インストーラーに含まれているオプションとパラメーターを使用した、インストールのカスタマイズについて説明します。
この quiet オプションを使用すると、ユーザーが介入することなくインストールが実行できます。サイレント インストールではそれ以外の別のインストールを自動的に起動することはできません。サイレント インストールの場合は、製品が完全な最新版になるよう別のインストールを実行する必要がある場合もあります。サイレント インストールで特に考慮すべき点を参照してください。
以下の手順では、コマンド ラインから、quiet オプションを指定して Pervasive PSQL をインストールする方法について説明します。
メモ
インストール先のシステムに Microsoft Windows Installer(MSI)3.1 以上がインストールされている場合は、下記の MSIEXEC プログラム用の手順を使用します。インストール先のシステムに MSI 3.1 以上があるかどうかが不明な場合は、セットアップ実行可能ファイルを使用してインストールしてください。セットアップ実行可能ファイルを使用したサイレント インストールの例を参照してください。
quiet(サイレント)オプションを使用して Pervasive PSQL をインストールするには
メモ
コマンド ライン構文の詳しいドキュメントについては Windows Installer SDK を参照してください。
quiet(サイレント)オプションを使用して Pervasive PSQL をアップグレードするには
サイレント インストールではそれ以外の別のインストールを自動的に起動することはできません。サイレント インストールの場合は、製品が完全な最新版になるよう別のインストールを実行する必要がある場合もあります。そのような独立したインストールの例には次のようなものがあります。
アップグレードとは旧バージョンのリリースから現在のリリースに移行することです。現在のリリースにアップグレードする前に、パッチを適用しておく必要がある場合があります。現在のリリース用の readme ファイルを参照してください。これには必要なアップグレード パッチが挙げられています。アップグレード パッチが使用可能であれば、最初にそれをインストールします。
ヒント
このガイドの例では、実行をより高速にするために、"eom" ログ フラグを使用します。このオプションは、エラー情報のみを含むログ ファイルを生成します。エラーが発生した場合は、サポートへ問い合わせる前に、"/l*v" ログ オプションを使ってコマンドを再実行し、詳細なログ ファイルを生成してください。
コマンド プロンプトから以下のコマンドを使用してパッチをインストールします。
この場合、
Product は製品を示し、type および platform は製品の種類と製品を実行するプラットフォームを示します。たとえば、PSQLversionPatch_Client_x86.msp は、32 ビット プラットフォームの Pervasive PSQL クライアントを参照します。
現在のリリース用のパッチは「製品アップデート」と呼ばれます。製品の現在のリリースによっては、サイレント インストールの後に製品アップデートを適用する必要がある場合もあります。製品アップデートが必要な場合、インストール メディアの ~¥Redist¥PVSW¥PSQL¥Patches¥ フォルダーにそのアップデートがあります。
そのフォルダーのパッチをインストールすると現在のリリースが確実に最新版になります。たとえば、以下のコマンドは 32 ビット版の Pervasive PSQL Server 用の製品アップデートをインストールします。
path_to_installation_media¥Redist¥PVSW¥PSQL¥Patches¥ PSQLversionPatch_Server_x86.msp /qn /leom "%temp%¥ PSQLversion_post-InstallPatch.log"
サイレント インストールが終了したかどうかを判断するために次のいずれかの方法を使用できます。
@echo off
set TS_FILE=%windir%
¥
system32
¥
change.exe
set PSQL_EXE=%cd%
¥
Server
¥
SetupServer_x64.exe
set PSQL_LOG=%temp%
¥
SetupServer_x64.log"
set MODE=REALLYSUPPRESS
set PSQL_EXE_CLI=/S /v"/leom %PSQL_LOG% /qn REBOOT=%MODE%
set PSQL_MSP_PATH=%cd%
¥
Server
¥
Redist
¥
PVSW
¥
PSQL
¥
patches
set PSQL_MSP=%PSQL_MSP_PATH%
¥
PSQL
versionPatch_Server_x64.msp
set PSQL_MSP_LOG=%temp%
¥
PSQL
versionPatch_Server_x64.log
set PSQL_MSP_CLI=/leom %PSQL_MSP_LOG% /qn REBOOT=%MODE%
echo Pervasive PSQL Install
echo ...changing to 'install' mode
echo for terminal services systems
if EXIST "%TS_FILE%" change user /install
echo run main PSQL MSI Installer
"%PSQL_EXE%" %PSQL_EXE_CLI%
if NOT exist "%PSQL_MSP%" goto RESUME
echo run PSQL Patch Installer
"%PSQL_MSP%" %PSQL_MSP_CLI%
:RESUME
echo -- Reset install mode, if needed
if EXIST "%TS_FILE%" change user /execute
echo PSQL Install Complete
メモ
この例は 64 ビット版のサーバー用です。その他の製品の場合は、インストーラー名やログ ファイルを各製品に応じた適切な名前に変更してください。また、特定のオペレーティング システムの場合は、Administrator(管理者)としてバッチ スクリプトを実行する必要があります。お使いのオペレーティング システムに応じた、バッチ スクリプトを実行するための適切な権限を必ず持っている必要あります。
このセクションでは、PTKSetup.ini 設定を使用するカスタム インストールをコマンド ラインから実行する作業例を示します。PTKSetup.ini 設定を使用するインストール方法には、この INI ファイルで設定を指定し、コマンド ラインからオプションを指定しないでインストールを実行するというもう 1 つの方法もあります。
PTKSetup.ini ファイルで値を設定することはできますが、INI キーや値をこのファイルに追加することはできないので注意してください。このファイルに INI キーや値を追加しても、それらが Pervasive Software で定義されていなければインストール処理で無視されます。
Pervasive PSQL v11 より前のバージョンの Pervasive PSQL で、Pervasive PSQL キーは PTKSetup.ini ファイルで属性として指定できました。そのため、複数のインストールで同じキーを使用できました。本バージョンではインストールごとに独自の一意キーが必要となります。従来どおり、PTKSetup.ini にキーを指定することはできますが、そのキーはインストールが実行されるマシンごとに一意でなければなりません。
キーの配布にはさまざまな手段が用いられます。たとえば、パッケージの箱の上にキーを印刷する、箱の中に同梱する、エンド ユーザーへの電子メールに記載するなどの手段があります。キーの配布にどのような方法を用いたとしても、PTKSetup.ini におけるキーの一意性を保証する 1 つの方法は、アプリケーションのインストールでエンド ユーザーにキーの入力を促すことです。 その後、アプリケーションのインストールで PTKSetup.ini のローカル コピーにそのキーを書き込むことができ、PTKSetup.ini を使用するインストール処理を続行します。 PTKSetup.ini に有効なキーが指定されている場合、Pervasive PSQL インストール処理によってそのキーが自動的に認証されます。 キーが有効であるということは、インストールが実行されるマシンに対してキーが一意であるということです。
次の手順では、コマンド ラインからオプション機能を使用して Pervasive PSQL をインストールする方法について説明します。
Pervasive PSQL をマニュアルなしでインストールするには
キーの認証を含む Pervasive PSQL のインストール
MSIEXEC.EXE /i "<PervasiveProductName>.msi" PVSW_PSQL_LICENSE_KEY=NG2ZE-ZKS3C-D2CFK-9IR6K-G2C3X TRANSFORMS=1041.mst
PTKSetup.ini ファイルの設定に加えて MSI オプションとパラメーターも使用して、Pervasive PSQL インストールをカスタマイズすることができます。この方法を使用すれば、PTKSetup.ini 内のプロパティを無効にし、コマンド ラインから追加オプションを使ってインストールを実行できます。
このセクションでは、これらの両方のオプションを使用してカスタマイズされたインストールの作業例を提供します。ここで提供する例は、前述の例で使用した、PTKSetup.ini ファイルで値を設定する方法とコマンド ラインでオプションを指定する方法を組み合わせたものです。
Pervasive PSQL をマニュアルなしで quiet オプションを使ってインストールするには
Pervasive PSQL をキーの認証付きで Quiet オプションを使ってインストールするには
PVSW_PSQL_LICENSE_KEY=NG2ZE-ZKS3C-D2CFK-9IR6K-G2C3X
MSI のパブリック プロパティである PVSW_CFG_FILE を設定して完全に修飾されたファイル パス名を渡すことによって、別の設定ファイルを使用することができます。このプロパティは、コマンド ラインで Windows のプロセス(msiexec)に渡す必要があります。
このプロパティを渡す前に、プロパティにスペースが含まれているかどうかを確認します。このプロパティにスペースが含まれていない場合は、次の例のように指定します。
SetupName.exe /V"PVSW_CFG_FILE=c:
¥
temp
¥
ConfigFile.ini"
メモ
/V コマンド ライン オプションの後にスペースを入れないでください。
プロパティにスペースが含まれている場合は、次の例に示すように、そのプロパティの値を二重引用符で囲み、先頭に円記号(¥")を付ける必要があります。
上記の例を組み合わせて使用すれば、MSI の複数のプロパティ設定を渡すこともできます。
対象とするターゲット システムに、現在サポートされている Windows インストーラーのバージョンがある場合は、MSI 実行可能ファイルを使用するだけです。MSDN のサポート技術情報(Knowledge Base)で Windows インストーラーのコマンド ラインオプションに関するトピック「Command-Line Options」(英語)に記載されている MSI パブリック プロパティを指定する手順に従います。
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