Data Provider for .NET Guide (v11)

接続フェイルオーバーの設定

接続フェイルオーバーによって、ハードウェア障害やトラフィックの過負荷などが原因でプライマリ データベース サーバーが利用できなくなった場合でも、アプリケーションは代替またはバックアップ データベース サーバーに接続することができます。

接続フェイルオーバーに関する詳細については、接続フェイルオーバーの使用を参照してください。

接続フェイルオーバーを別のサーバーに構成するには、プライマリ サーバーが接続を受け入れない場合に接続を試行する代替データベース サーバーのリストを指定する必要があります。これを行うには Alternate Servers 接続文字列オプションを使用します。接続の確立に成功するまで、あるいはリストにエントリされるすべての代替データベースへの接続を 1 回ずつ試行(デフォルト)するまで、接続の試行が続けられます。

任意で、以下の接続フェイルオーバー機能も指定することができます。

接続文字列を使用して、データ プロバイダーに対し接続フェイルオーバーを使用するよう指示します。接続文字列の使用を参照してください。

次の C# コードには、データ プロバイダーで接続フェイルオーバー機能と、その接続オプションであるロード バランス、接続の再試行、および接続の再試行の間隔をすべて使用するように設定する接続文字列が含まれています。

Conn = new PsqlConnection Conn = new PsqlConnection(); 
Conn = new PsqlConnection("Host=myServer; 
  User ID=test; 
  Password=secret; 
  Server DSN=SERVERDEMO; 
  Alternate Servers="Host=AcctServer, Host=AcctServer2"; 
  Connection Retry Count=4; 
  Connection Retry Delay=5; 
  Load Balancing=true; 
  Connection Timeout=60") 

具体的に説明すると、この接続文字列の設定は、データ プロバイダーで 2 つの代替サーバーを接続フェイルオーバー サーバーとして使用すること、最初の接続の試行に失敗した場合はさらに 4 回接続を再試行すること、試行間隔は 5 秒間とし、プライマリ サーバーと代替サーバーへの接続の試行順序はランダムとすることを示しています。接続の試行は 1 回当り 60 秒間持続し、試行する順序は最初に行ったランダム順序がそのまま最後まで使用されます。


接続の再試行機能の使用

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