Pervasive PSQL Vx Server 11 リリース ノート
一般リリース-2012 年 5 月
目次
Pervasive PSQL Vx Server 11 一般リリース へようこそ。
このファイルには以下の項目が含まれています。
概要
Pervasive PSQL Vx Server 11 一般リリースには以下のものが含まれています。
- Windows 32 ビットおよび 64 ビット
- Linux 32 ビットと 64 ビット
サポートされるプラットフォーム
オペレーティング システム
一般リリースでは、以下のオペレーティング システムの 32 ビットおよび 64 ビット エディションの両方がサポートされます。
- Windows Small Business Server 2011
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Foundation Server
- Windows Small Business Server
- Windows Small Business Server 2008
- Windows 7
- Windows Vista
- Windows Server 2003
- Windows Small Business Server 2003
- Linux Red Hat Enterprise 4、5 および 6
- Linux SUSE Enterprise 10 および 11
最新のサービスパックを適用して、すべてのオペレーティング システムを更新してください。
仮想化プラットフォーム
一般リリース でサポートされる仮想化プラットフォームの最新リストは、エージーテック Web サイト(http://www.agtech.co.jp/products/pervasive/psql/vx11/)を参照してください。 このリリースノートの時点で、Pervasive PSQL Vx Server 11 は以下の仮想化プラットフォームをサポートしています。
製品認証
Pervasive PSQL Vx Server をインストールする物理または仮想マシンはインターネット接続が可能である必要があります。これは、インストール時の製品認証のために必要です。インストール後、製品の定期的な検証にもインターネット接続が必要です。
Web サイトから Pervasive PSQL Vx Server 11 の評価版をダウンロードした場合は、評価キーが提供されます。評価ベースでデータベース エンジンを使用できるように、評価キーは短い期間で製品を認証させます。
Pervasive PSQL Vx Server を長期に使用するには、エージーテックまたはアプリケーション ベンダーによって提供される期限なし製品キーを適用する必要があります。
評価キーまたは期限なし製品キーを適用しないで Pervasive PSQL Vx Server 11 をインストールすることもできます。しかしながらデータベース エンジンはインストールした日の真夜中までしか使用できません。
したがって評価キーまたは期限なし製品キーを持っている場合は、インストール中にそれを適用してください。そのように、製品認証はインストール処理の一部として完了されます。別の方法として、インストール後に License Administrator を使用して製品を認証させます。
注意: Pervasive PSQL Vx Server は Pervasive PSQL Server または Pervasive PSQL Workgroup 用のキーを使用して認証することはできません。
クライアントの互換性
Pervasive PSQL v11 SP2 の Pervasive PSQL クライアントは Pervasive PSQL Vx Server と完全に互換性があり、Pervasive PSQL Vx Server に付属するクライアントと同じです。
Pervasive PSQL v10 のクライアントと Pervasive PSQL v11 SP2 より前のクライアントは Pervasive PSQL Vx Server と完全に互換性があります。ただし次のような 2 つの制限事項があります。
- そのクライアントで提供された License Administrator では Vx Server ライセンスのすべての属性を表示しません。
- 旧バージョンの Pervasive PSQL で使用した同じアプリケーションを使用する場合、そのクライアントの API によって(ライセンス数を超える)より多くのライセンスを消費する可能性があります。
Pervasive PSQL Vx Server とはライセンスが異なるため、Pervasive Software では Pervasive PSQL Vx Server または Pervasive PSQL v11 SP2 に付属のクライアントを使用することをお勧めします。これにより、アプリケーションはライセンスを正確にカウントすることができ、またクライアントによる License Administrator でライセンス準拠を正しく監視できます。
機能
Pervasive PSQL Vx Server 11 の機能については、『Pervasive PSQL Vx Server Product Guide』を参照してください。
Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストール
このセクションでは、Windows と Linux 上で本ソフトウェアのインストールに関するトピックについて説明します。このセクションを読む前に、製品認証セクションの内容を確認してください。
インストールファイルは エージーテック Web サイトからダウンロードで利用できます。
Pervasive PSQL Vx Server 11 の一般リリースをインストールする前に、ベータ版をアンインストールする必要があることに注意してください。
メモ Pervasive PSQL Server または Pervasive PSQL Workgroup がインストール済みの物理または仮想マシンに Pervasive PSQL Vx Server をインストールすることはできません。ほかの Pervasive PSQL データベース エンジン製品をアンインストールする必要があります。Pervasive PSQL Vx Server をインストールした物理または仮想マシンはキーを検証するためにインターネット接続を持っている必要があります。
Windows
完全なインストールの詳細に関しては、 マニュアル ページで(http://www.agtech.co.jp/download/manual/pervasive/)で利用可能な『Pervasive PSQL Vx Server Product Guide』を参照してください。
Windows 上での Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストール
Pervasive PSQL Vx Server 11 インストールのフルセットアップ(setup*.exe)を実行します。
Windows にインストールする場合は以下のトピックが適用されます。
件名
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説明
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Windows ファイア ウォールおよびクライアント/サーバー アプリケーション
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Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストールでは、ファイアウォール アクセス リストにファイルを追加してクライアント/サーバー機能を有効にします。Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストール中にオペレーティング システムのセキュリティで、Pervasive PSQL Vx Server 11 コンポーネントとの通信のブロックを解除または通信を許可するよう促された場合は[OK](はい)を選択します。
インストール後にクライアント/サーバー アプリケーションが正しく動作しないという問題が発生した場合、ファイアウォール アクセス リストまたはポートを確認してください。クライアント/サーバー アプリケーションを有効にするには、セキュリティ設定を調整する必要があるかもしれません。ファイアウォール アクセス リストにファイルを追加する、またはポートを開くことができます。これらの作業を両方とも行う必要はありません。
ファイアウォール アクセス リストに Pervasive PSQL Vx Server 11 コンポーネントを追加する場合は、以下のファイルを追加します。
- Pervasive PSQL Vx Server 11 32 ビット場合:ntdbsmgr.exe
- Pervasive PSQL Vx Server 11 64 ビット場合:ntdbsmgr64.exe
ポートを開く場合、Pervasive PSQL Vx Server 11 は次のポート経由で通信します。トランザクショナル インターフェイスのために 3351、リレーショナル インターフェイスのために 1583、そして名前付きパイプのために 139。1 つのポートを開くと、そのポートは Pervasive PSQL Vx Server 11 に対してだけでなくすべてのアクセスに対して開くことに注意してください。
セキュリティ、ファイアウォール設定およびポートについては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
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復元ポイント停止 オプション
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Windows Vista 以降のシステムでは Windows システムの復元を無効にすることでインストール全体の時間を削減することができます。Windows 7 と Windows Server 2008 R2 システムではコマンドラインで "MSIFASTINSTALL=1" プロパティを設定することによって Windows システムの復元を実際に無効にしないでシステム復元ポイントの作成をスキップさせることができます。 たとえば、次のように指定します。
Setup<InstallType>_x<Platform>.exe /s /v" /l*v \"%temp%\PSQLVx11_InstallLogFileName.log\" MSIFASTINSTALL=1"
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インストール パスで使用できない文字
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Pervasive PSQL Control Center または DDF Builder を使用する予定であれば、ポンド記号(#)文字およびパーセント記号(%)文字は Pervasive PSQL Vx Server 11 製品のインストール パスで使用しないでください。これら 2 つのユーティリティは、インストール パスにポンド記号やパーセント記号が含まれていると実行しません。
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認証とセキュリティ
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Pervasive PSQL Vx Server 11 をインストールするには管理者権限を持っている必要があります。
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アカウントによっては、Vista と Server 2008 プラットフォームでローカル セキュリティ ポリシーの[ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル]が、ネットワーク ログインに悪影響を与えることがあります。[ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル]が "クラシック"(ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する)に設定されていることを確認してください。
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PATH の場所
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Pervasive PSQL Vx Server 11 のダウンロード版をインストールする場合は、PATH 環境変数に挙げられている場所にセットアップ ファイルを置かないでください。そうしないと、インストール中にファイルのコピーで問題が発生します。このようなセットアップ ファイルは Windows の TEMP ディレクトリなどに置くようにしてください。
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Windows Installer のバージョン
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Pervasive PSQL Vx Server 11 でサポートされる Windows バージョンの一部は、最低限必要な Windows インストーラーのバージョンがインストールされていないことがあります。Pervasive PSQL Vx Server 11 では、PSQL のインストールを実行するために Windows インストーラー v3.1 がインストールされている必要があります。お使いのシステムに Windows インストーラーのどのバージョンが入っているかを調べるには、コマンド プロンプトで「MSIExec /?」と入力します。
お使いの Windows バージョンに Windows インストーラー v3.1 がインストールされてない場合は、Windows インストーラーをアップグレードするか、もしくは Setup 実行可能ファイルを使用して Pervasive PSQL Vx Server 11 をインストールします。Setup は Pervasive PSQL Vx Server 11 インストールを実行する前に、インストールされている Windows インストーラーを v3.1 へ自動的にアップグレードします。
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Windows Server 2008 Core のインストール
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Pervasive PSQL Vx Server 11 を Windows Server 2008 Core にインストールする場合、オプションのインストール機能はデフォルトで無効になります。
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サイレント インストール
Pervasive PSQL Vx Server 11 のサイレント インストールを行うには次の手順を実行します。
インストール中に Pervasive PSQL Vx Server の認証を行うには、ptksetup.ini インストール構成ファイルの認証キー (PVSW_PSQL_LICENSE_KEY=<key>) を設定してください。
インストールの完了後にコマンドラインから Pervasive PSQL Vx Server の認証を行う場合は、License Administrator コマンドライン インターフェイス (CLI) ユーティリティを使用します。
Linux
Linux での Pervasive PSQL のインストール
Pervasive PSQL Vx Server 11 は Kernel 2.6.0 以上で実行する Linux ディストリビューションをサポートします。Linux での Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストールについては、『Pervasive PSQL Vx Server Product Guide』を参照してください。Linux では Pervasive PSQL の以前のバージョンからのアップグレードはサポートしていません。以前のバージョンのアンインストールを行ってから Pervasive PSQL Vx Server 11 をインストールしてください。
Linux インストール パッケージ
Linux では、フル インストール パッケージが用意されています。フル インストールには、必要なエンジンとクライアント ファイル、利用可能なすべてのユーティリティとユーザー マニュアル一式が含まれています。
次の表に、インストール パッケージの概要を示します。
Pervasive PSQL Vx Server 11 製品
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インストール タイプ
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含まれるもの
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パッケージ名の例1
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64 ビット
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フル
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エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
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Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.[rpm | tar.gz]
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32 ビット
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フル
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エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
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Pervasive.SQL-Vx.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.[rpm | tar.gz]
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1x.yy-zzz.zzz は、製品のリリースおよびビルド番号を示す、ファイル名内の実際の数字を表します。
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インストールに含められた JRE コンポーネント
JRE は Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストールで独立したインストールとして呼び出されることはなくなりました。システムに JRE(1.6.0_01 以上)がインストールされていない場合、以下の機能で必要とされる JRE コンポーネントが Pervasive PSQL Vx Server 11 の一部としてインストールされます。
- PCC およびドキュメント
- DDF Builder
- コア ユーティリティ
Windows 32 ビット オペレーティング システムで JRE(1.6.0_01 以上)の適切なバージョンが既に存在している場合は、Pervasive PSQL Vx Server 11 のインストールで JRE コンポーネントをインストールしません。Windows 64 ビット オペレーティング システムおよび Linux の場合、JRE コンポーネントは常にインストールされます。
既知の問題
Pervasive PSQL Vx Server 11 の一般リリースでの既知の問題はダウンロードページ上で公開されています。
http://www.agtech.co.jp/download/update/pervasive/psqlvx11.html
使用に関する注意
このセクションでは、インストール後に本製品を使用していて起こりうる状況について説明します。
Windows
件名
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説明
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Pervasive PSQL Vx Server 11 インストール ログの復元ポイント エラー
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復元ポイントに関するエラーは無視できます。Windows オペレーティング システムは、新しいアプリケーションのインストールに先立って行う、現在のディスクのスナップショット(復元ポイントと呼ばれます)の作成に失敗することがあります。復元ポイントは必要ありません。Pervasive PSQL Vx Server 11 のアンインストールは Pervasive PSQL Vx Server 11 製品をシステムから完全に削除します。
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Windows Vista 以降における、"管理者として実行" への右クリック ショートカット
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Windows の[スタート]メニューのアプリケーション ユーティリティで右クリックしても、"管理者として実行" オプションは提供されません。これは Windows Installer 3.1 の制限です。
何らかの理由で、Pervasive PSQL Vx Server 11 ユーティリティを管理者特権モードで実行したい場合は、以下の方法があります。
- 管理者特権でのコマンド プロンプトからユーティリティを実行する
- ユーティリティの実行可能ファイルへのショートカットをデスクトップに独自に作成する
- Windows エクスプローラーでユーティリティの実行可能ファイルへ移動する
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Linux
件名
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説明
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Linux でのインターネット プロトコル
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Pervasive PSQL Vx Server 11 は Linux 上でインターネット プロトコル(IP)v6 をサポートしません。オペレーティング システムがデフォルトで IPv6 を使用するようになっている場合は、そのデフォルトの設定を IPv4 に変更することをご検討ください。IP v4 をデフォルトとして使用すると、IP v6 を使用しようとして、その後 IP v4 に戻す必要があるためにデータベース エンジンで発生する待ち時間をなくすことができます。IP のデフォルト設定については、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
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ODBC および Linux
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unixODBC は Red Hat Enterprise 5.4 以降ではインストールされません。ODBC アプリケーションが unixODBC カーソル ライブラリを使用するように設定されている場合は、unixODBC パッケージをインストールするか、Pervasive PSQL ODBC ドライバーを使用するように ODBC アプリケーションを変更する必要があります。
もしアプリケーションが Pervasive PSQL によって提供されたものの代わりに明示的に unixODBC カーソル ライブラリを要求する場合は、Pervasive PSQL は unixODBC インストレーションから libodbccr.so.1 ライブラリにリンクしようと試みます。Red Hat 5.4 以降では libodbccr.so.1 ライブラリから libodbccr.so.2 に改名されたためリンクは失敗します。
可能な回避策
- libodbccr.so.2 の代わりに libodbccr.so.1 を含む unixODBC のバージョンをインストールしてください。
- /usr/local/psql/lib で libodbccr.so.1 から libodbccr.so.2 向けるためにシンボリックリンクを作成してください。
ln -sf libodbccr.so.2 libodbccr.so.1 libodbccr.so.1 -->libodbccr.so.2
この解決は libodbccr.so.2 が libodbccr.so.1 と下位互換があると想定することに注意してください。
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有用なリンク
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