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データ定義ステートメントではデータベースの特性を指定できます。これを使ってデータ定義ステートメントを実行すると、Pervasive PSQL によってデータベースの記述がデータ辞書に格納されます。情報の格納や取得を行う前に、辞書内でデータベースを定義する必要があります。
Pervasive PSQL では、データ定義ステートメントを作成して、次のタスクを実行できます。
次のセクションでは、これらのタスクに関連する SQL ステートメントの概要について説明します。データベースの特性の定義に関する一般的な情報については、開発者向けリファレンスの『Pervasive PSQL Programmer's Guide』を参照してください。
データベースのテーブルを作成、変更、および削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。
データベースのビューを作成および削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。
データベースのインデックスを作成および削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。
トリガーを作成および削除するには、次のステートメントを使って SQL を構築します。
Pervasive PSQL は、その他の SQL 制御ステートメントも提供しています。これらのステートメントは、トリガー本体内でのみ使用できます。トリガーでは次のステートメントを使用できます。
BEFORE
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INSERT、UPDATE、または DELETE オペレーションの前に実行するトリガーを定義します。
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AFTER
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INSERT、UPDATE、または DELETE オペレーションの後で実行するトリガーを定義します。
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ストアド プロシージャは、あらかじめコンパイルして辞書に保存されている複数のステートメントから成っています。ストアド プロシージャを作成および削除するには、次のステートメントを使用します。
Pervasive PSQL は、その他の SQL 制御ステートメントも提供しています。これらのステートメントは、ストアド プロシージャ本体内でのみ使用できます。ストアド プロシージャでは次のステートメントを使用できます。
IF...THEN...ELSE
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条件の真偽値に基づいたステートメントの実行制御を可能にします。
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ブロックまたはループ ステートメントを抜けて実行を継続します。
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ステートメントのブロックの実行を繰り返します。
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指定した条件が True である間、ステートメントのブロックの実行を繰り返します。
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組み込み関数に加えて、Pervasive PSQL では独自にユーザー定義関数(UDF)を作成し、それを Pervasive PSQL ステートメントで使用することができます。
ユーザー定義関数は一種のデータベース オブジェクトで、再使用できる 1 つ以上の Pervasive PSQL ステートメントをカプセル化したものです。ユーザー定義関数は 0 個以上の入力引数を取り、そこから 1 つの戻り値を求めます。これがスカラー値です。
ユーザー定義関数は常に、データベースのコンテキスト内に定義されます。このステートメントの実行が成功すると、特定のデータベースに UDF 定義が格納されます。格納された UDF は変更したり、呼び出したり、また削除したりできます。
Pervasive PSQL はスカラー ユーザー定義関数をサポートしています。
スカラー ユーザー定義関数は、Pervasive PSQL ステートメントの RETURNS 句で指定されたデータ型の単一値を返します。スカラー UDF には複数の Pervasive PSQL ステートメントを含むことができます。戻り値のデータには、text 型、ntext 型、image 型、cursor 型、または timestamp 型以外であれば、どのデータ型の値でも指定できます。
ユーザー定義関数を作成および削除するには、次のステートメントを使用します。
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