Tutorials and Guide to Samples (v11)

レッスン 2:ADO データ コントロール(ADODC)を使用する (Visual Basic チュートリアル)

Microsoft ADO データ コントロール(ADODC)は、アプリケーションの作成を非常に簡単にする方法で、コードを記述することなく多くのデータ アクセスや操作を行うことができます。データ コントロールを既存のデータベースにバインドすることにより、プログラミング作業が大幅に軽減されます。

このレッスンでは、ADO データ コントロールをバウンド DataGrid コントロールにバインドして、サンプル データベースの Course テーブルのデータを表示させます。

Pervasive の OLE DB プロバイダーを使用してバウンド DataGrid コントロールを作成するには

  1. ツール ボックスの ADO データ コントロールをクリックします。



  2. Form1 ウィンドウでカーソルをドラッグして ADO データ コントロールを作成します。



    ADO データ コントロールは、データへのアクセスを可能にします。ここでは、OLE DB から Pervasive データにアクセスします。この設定は、次の手順で[プロパティ]ウィンドウを使用して指定します。
  3. Form1 ウィンドウで ADODC コントロールを右クリックします。[ADODC のプロパティ]を選択します。[作成]ボタンをクリックします。



  4. "Pervasive OLE DB Provider" を選択します。[次へ>>]ボタンをクリックします。



  5. "MyDemodata"(またはデータベースに付けた名前)を入力します。[OK]をクリックします。



  6. [レコード ソース]タブをクリックします。[コマンド タイプ]を "2 - adCmdTable " に変更します。[テーブル名またはストアド プロシージャ名]コンボ ボックスで "Room" を選択または入力します。[OK]をクリックします。



  7. ツール ボックスの[DataGrid]コントロールをクリックします。



  8. Form1 ウィンドウでカーソルをドラッグして DataGrid コントロールを作成します。



    DataGrid コントロールには、ADO データ コントロールからアクセスしたデータを表示させることができます。ここでは、手順 2 で作成した Adodc1 コントロールにアクセスします。この設定は、次の手順で[プロパティ]ウィンドウを使用して指定します。
  9. [プロパティ]ウィンドウの[DataSource]フィールドで、"Adodc1" を選択します。



  10. ツール バーの[開始]をクリックします。



  11. Visual Basic がアプリケーションを起動してRoom テーブル内のすべてのレコードが表示されます。スクロール バー、または Adodc1 コントロールの矢印を使用することにより、行を移動できます。



  12. レコード全体をスクロールした後、アプリケーションを終了してフォーム デザイン ビューに戻ります。

Microsoft の OLE DB for ODBC Driver プロバイダーを使用してバウンド DataGrid コントロールを作成するには

  1. Form1 ウィンドウで ADODC コントロールを右クリックします。[ADODC のプロパティ]を選択します。[作成]ボタンをクリックします。



  2. [プロバイダー]タブをクリックします。"Microsoft OLE DB Provider" を選択します。[次へ>>]ボタンをクリックします。



  3. [データ ソース名を使用する]コンボ ボックスで "MyDemodata"(またはデータベースに付けた名前)を選択します。[OK]をクリックします。



  4. [レコード ソース]タブをクリックします。[テーブル名またはストアド プロシージャ名]コンボ ボックスで、テーブル名 "Room" を削除します。[コマンド タイプ]を "1 - adCmdText" に変更します。[コマンド テキスト(SQL)]ボックスに "SELECT * FROM Room" と入力します。[OK]をクリックします。




レッスン 1:環境を設定する (Visual Basic チュートリアル)

レッスン 3:ActiveX Data Object でコードを記述する (Visual Basic チュートリアル)